Traffic&Environment、E-Fuelは化石燃料よりもクリーンで無い・・と発表 | 欧米気分を味わう方法 Ver.アメブロ

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ブロガー&フリーモータージャーナリスト&考察屋のブログです。

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みなさん こんにちわ。

 

さて、世界は電動化に向かっていっていますが、日本はスロースターター。

そんなところに寒波襲来。

雪がすごいみたいですね。

 

今回もトラックが動けなくなったことを起因とする立ち往生がおきているみたいですが、

結局多くの原因ってのは大型車両のそれらなんでしょうね。

 

立ち往生となれば電気自動車は〜・・みたいな話がありますが、

この冬でそういうのがあるか? 興味津々です。

 

この話は論理が飛躍する人もいて、BEVは雪に弱い→立ち往生する→それが原因で大渋滞→だからBEVはダメなんだ!・・みたいな話をする著名人もいるんですよ。

 

ネジぶっ飛んでんなぁ。。と思うわけですが、そういう思考のほうがよほどそういう環境では危ないと思ったり。

 

原因、履き違えてますからね。

とてもサバイバルできるとは・・

 

 

そんな感じですが、BEVはそんなのだからe-Fuelに期待!・・みたいな方もいますよね。

そのe-Fuelってのはバイオ燃料とは違うタイプで再エネで水素作って合成したもの・・となります。

 

よく海外でe-Fuelがガソリンより安く〜・・みたいなのはバイオ燃料の話がほとんどなんですが、

わりと混同しがちですよね。

 

ポルシェがわりと熱心ですが、これが普通に供給できるようになっても200円/Lオーバーと試算されていますので、

それのハードルが高いと思うんですが、それよか電気分解の電気をそのままBEVに充電したほうがエコ・・という話もありますよね。

 

いろんな話題がつきませんが、今日はそのe-Fuelの話題。

 

 

Traffic&Environmentが実験を行い、e-Fuelは化石燃料と同等のNoxと、よりも多くの一酸化炭素(CO)を放出することがわかったと発表しました。

 

つまり、e-Fuelの車で立ち往生して車の周りが雪で埋まると、現在の内燃機よりも早く一酸化炭素中毒になるということですね。

 

ええ、極論です(笑

 

 

この試験はフランスの研究機関IFPÉnergiesnouvelles(IFPEN)で行われました。

 

 

使われた車両はメルセデスのA180。

IPFENは実験室でWLTPサイクルとRDE(Real Driving Emissions)ラップの2つで測定した・・ということです。

 

結果は・・

 

 

 

 

この通り。

 

NOxは変わらないという結果に。

 

そしてレポートには

ガソリンと比較して、心臓と脳から酸素を奪う一酸化炭素がほぼ3倍の量」

「e-Fuelは最大2倍のアンモニアを放出」

とあります。

 

 

でも良い点も

 

排出する粒子状物質は40%ほど少なく、これが唯一の利点だったらしい。

 

 

結論は「e-Fuelはガソリン車よりも粒子は少ないが、窒素酸化物は変わらず、そして一酸化炭素とアンモニアは増」、

つまり、化石燃料よりもクリーンではない・・と結論づけられています。

 

 

ちなみにT&Eの調査では5年での比較でe-Fuel車はBEVよりも10000€(130万円程度)多くコストがかかる・・と。

 

大気汚染なども合わせて勘案すると、これは厳しいですよね。

 

 

オチは「裕福な人のための燃料」と言われてたり(笑

 

 

そんな感じですが、大気汚染軽減などから考えると現実的じゃないですよね。

 

 

ちなみにヨーロッパではこれらは自動車ではなく飛行機などに使うべきだ・・と言われているらしい。

自動車はBEV化できます、飛行機の電動化は難しいから・・らしい。

 

たしかに。

 

であればその資源はメリットが大きい方に回す方が良い・・といえますもんね。

 

 

そんな感じですが、この話どうなっていくんでしょうね?

 

少なくとも立ち往生が考えられる日本では一酸化炭素中毒が増えそうなので、よくなさげですが・・

ええ、極論です(笑

 

 

 

 

 

今日はここまで。

 

 

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時節柄、厚労省サイトのリンクを貼っておきます。

新型コロナについてはなによりもここを確認するのが間違いないと思われます。

 

 

 

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