さて、世は電気自動車シフトが進んでいくわけで、その中で今後BEVに完全移行すると言っているメーカーも。
その一つがボルボ。
あ、日本ではBEVに否定的な方が多く(ネットでは)見られ、そして揃ってトヨタが正しい・・みたいな話があるわけですが、
それって大谷選手は全く関係していないというのを「大谷選手は正しいんだ!」と盲信するのと同義だと思うんですよね。
その理由は理屈でなく「あの人がそういうなら」というなんやら教祖的な話になってしまうわけですが、実際のところ世界は電気自動車シフトが始まったばかりで増加傾向は続いています。
その盲信する方達はトヨタ潰しが目的なんだ!・・みたいな根も葉もない話を出すわけですが、こういうのって本当市場を理解していないんですよね。
日本の市場をそのまま世界に当てはめるので頓珍漢な話になるんですが、仮にパリ協定に合意する国々がトヨタを本気で潰そうと思っているなら本気で潰せると思いますよ。
国対自動車メーカーで自動車メーカーが勝てるわけないですし。
そうでないのは自由経済が保たれているということで、それはすなわちトヨタ潰しという話はないとなります。
そもそもトヨタ潰しは誰が何の目的で?・・という話になったときに具体的に首謀者が出てこないんですよ。
ほんとふわっふわなぼやっとした話になるんですが、ほんとそういう人たちってビジネスでも政治的な話だったり
生産管理という概念がないんだなぁ・・とも思ったり。
おっと話がそれました。
で、そのボルボ、ついにディーゼルエンジンの生産を終了させました。
このXC90は博物館向けですが、これが最後のディーゼルエンジン搭載車となったみたいです。
そんなボルボ、2010年代の欧州販売のほとんどがディーゼルだったわけで。
世界的に見ても半分がそれ。
それが見事に廃止となったわけです。
日本でもV40やV60がヒットしてディーゼルが売れまくり。
その後、いろいろトラブルが出ましたが非常に印象が強かったわけですが、
それがなくなり今後は電気自動車のみのメーカーになろうとしているわけです。
もちろんディーゼルエンジンの開発も中止。
ちょっと前まで主流だったユニットが見事になくなったわけで。
この変化、ほんとにすごいですよね。
ボルボは吉利汽車傘下ではありますが、グローバルブランドのままでもあります。
その戦略で大きく方向転換したわけですが、実際にディーゼルが終了したとなるとその本気度が伺えますよね。
今後、遅かれ早かれそのようなメーカーがパラパラ出てくると思いますが、
それらは電気自動車シフトが止まっていないことを示しているとも言えるわけで。
日本ではホンダがそれを宣言していますが、どのようになっていくか?
非常に興味深いですよね。
ちなみに世界の電気自動車シフトが遅れた大きな理由は消費者心理というよりは、
ウクライナの戦争+半導体不足+新型コロナの影響が非常に強いと言えましょう。
こんな影響度が大きいことが起きれば、そりゃ計画狂いますわな。
ということで、本日はここまで。