皆さま、こんにちは！
年明け３日目の今日、
またまた正月らしいことが何も出来ずに
焦りが恐怖に変わりつつある中、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
本当は今頃、青春18きっぷを使って旅に出ていたはずなのに、
急遽、明日の初売りでクルマを買うことになったのですよ。
自分のではなくチビ（23歳♂）のクルマ。
そのために相当な資金を貯め込んでたみたいです。
景品がいっぱい貰えるように加担してきますぜ☆
話は変わりまして駅のこと。
訪れた駅に過去、移転をした歴史があれば
「昔はどこに駅があったのか？」「なぜ移転したのか？」
「旧駅跡は現在どのような姿なのか？」
ということを調べずにはいられない性分の自分でした。
あくまでも対象が「駅」の話だけですからね。
この対象が「付き合ってる彼女」で、
「昔の彼氏」や「別れた理由」なんて聞いたら
間違いなく絶交されますから。
だから駅巡りの際は、訪れる駅の歴史を念入りに調べるのですけど、
今回は、移転歴があるのにも関わらず旧駅跡を見ずに帰ってきてしまい
悔しい思いをしていた駅の訪問記です。
よく見りゃ気づくはずなのにね…
弘南鉄道大鰐線・宿川原（しゅくがわら）駅の訪問記です。
電車に揺られながら宿川原駅に着いた自分。
辺り一面がほんのり甘い香りに包まれていたのですが、
その理由がホームに立ってわかりましたよ。
目の前がリンゴ畑だったのですね。
これぞ青森って感じの景色に出会え、
宿川原駅で下車したことに対して嬉しさが倍増しました。
これだから駅巡りは止められないのよね～
宿川原駅は大鰐線が開通した昭和27年に開設された駅。
線内でもっとも古い駅の一員で、
本来なら松木平駅のようなレトロな仕様であっていいはずなのに、
なぜか、平成14年に開業した石川プール前駅と同一の
真新しい仕様でした。
本当ならこの時点で、駅の移転を疑わなきゃいけなかったモノを
景色に見とれてその気が飛んじゃってたのですよ。
本当にアホな自分。
この外観を見れば、ひと目で古い駅ではないことがわかるのに。
一応、宿川原駅の駅施設をひと通り眺めてきましたよ。
緩やかなスロープが設置されてるバリアフリー対応タイプです。
こちらが宿川原駅のホーム。
ホームや待合所の支柱が鉄骨で出来た、
弘南鉄道の無人駅のスタンダード仕様でした。
こうして、長い歴史がある宿川原駅なのに
最新の仕様であることに対し、何も疑わずに帰ってきたのですが
帰宅後にネットで調べてみたらビックリ！
平成14年に駅の位置を200メートルほど動かしてたんですって！
それ以前は現在地よりも大鰐駅寄りにあったそうです。
まさかこの奥に旧駅があったとはね…
これだけでは悔しいので、
古い航空写真で旧駅の位置を確認してみましたよ。
下は国土地理院のサイトに掲載の昭和50年に撮影された写真ですが、
小さな単式ホームが見えますでしょうか？
小栗山駅と同仕様の小さな待合所を持つ駅だったようです。
そしてグーグルマップで見た現在の様子。
大鰐線と並行して流れる平川に架かる橋の手前側に
旧駅があったはずなのですが…
あれ？ 橋が消えてる？
宿川原駅が移転した理由はこれだったみたいですね。
平川に架かる橋が移設されたために
旧駅まで繋がっていた通りは行き止まりになってしまったため、
新設した橋に近い場所に駅も移転した…で間違いないでしょう。
ちなみにこちらがかつて旧駅に繋がっていた通り。
ストリートビューでチェックしてみました。
この奥（右側の道の奥）に駅があったとか、信じられないのですけど。
たぶん、この通りで間違いないと思うのですが…
現在の宿川原駅から平川を眺める。
中央に、対岸側に伸びてる奥羽本線の架線柱が見えますが、
その辺りに橋が架けられてたみたいですよ。
そんなことで、今回も下調べをせずに駅巡りを楽しんだため、
移転歴を知らずに旧駅跡を見ぬまま帰ってきてしまいました。
今年も何回もやらかすのだろうな。
最後は駅のすぐそばで見つけたマンホール蓋の写真で〆ます。
ピースサインがカッコいい「ワニ」がデザインされたマンホール蓋。
これを見てると江口寿史先生の「白いワニ」を思い出します。
最後はどうでもいい話ですね。
宿川原駅（平成28年８月11日）
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