皆さま、おはようございます!
駅の構内にすっごいモノがあるのに、
見落としてしまって気づかずに帰ってくるのが日常茶飯事な自分。
今回もやっちゃいましたよ。
これをリベンジするためにも北陸を再訪したいと思った次第です。
富山県黒部市の玄関口であるこちらの駅でした。
北陸本線・黒部(くろべ)駅です!
黒部駅は平成27年3月の北陸新幹線開通に合わせて第三セクター化され、
現在はあいの風とやま鉄道線の駅に変わりましたが、
自分がここを訪れたのは4年前の話なので
「北陸本線」ってことにしておきますね。
駅の様子が現在と変わってる箇所があるかと思いますけど
ご留意くださいませ。
この駅にどんなスゴイものが残っているのか?
それについては最後に触れることにしまして…
見逃してますので写真はありませんから、ふんだ!
皆さまは「黒部」と聞いて何を思い浮かべますか?
「黒部ダム」やそれを題材にした映画「黒部の太陽」、
あとは「黒部峡谷鉄道」とか…
ちなみに映画「黒部の太陽」は主演の石原裕次郎さんの意向で
長らくソフト販売されなかったのは有名な話です。
知り合いが「すごいビデオを持ってきた」と言ってきて、
ヤバめのエロビデオを期待してたらコレだったことがありましたっけ。
あの時のガッカリ感は今でも忘れません。
自分は黒部駅にどこか埃っぽいイメージを持ってましたが、
実際は全然違う、洗練された駅舎を持つ都会の駅でした。
そもそも黒部駅と黒部ダムは
直線距離で50キロ以上も離れていたみたいですね。
黒部駅は明治43年に開設された駅で、
国鉄ちっくな現在の駅舎は
昭和42年に竣工した2代目のモノだそうですよ。
それでは駅舎に入ります。
先にも書きました通り、
自分がここを訪れたのはJR西日本が管理していた時代。
黒部駅はJRが管理する直営駅で「みどりの窓口」も営業してました。
なお、「みどりの窓口」は第三セクターに移管後も
引き続き営業を行ってとのこと。
賑やかさは変わってないようで本当に良かった。
待合室の奥にシャッターで閉ざされたエリアがありますけど、
昔はここに売店があったみたいですね。
この日は北陸新幹線が開業する前です。
このパネルを見ると、新幹線が開通するワクワク感以上に
「JRに切り離される在来線はどうなっちゃうのだろう?」
駅の話題から逸れますけど、
毎回見るたびに「西日本に来たな~」と感じさせるのが
構内に貼られたUSJのポスターでした。
東日本なら、ここは絶対にTDRのポスターですよね。
九州はハウステンボス率が高かった記憶が。
続いてはホームです。
黒部駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造でした。
ここで驚いたのは、ホームにこんな表記が残ってたこと。
平成23年に「サンダーバード」に改称されて消滅した
特急「雷鳥」はわかるとしても、
平成9年に廃止された特急「白山」の停車位置案内が残されてたのです。
コレ、ファンが見たら興奮しちゃうのではないでしょうかね?
探せば他にもありそうな予感…。
北陸新幹線が開通したことによって、
黒部駅に停車する特急列車はすべて消滅してしまいました。
第三セクターに移管後はまだ黒部駅を訪れてませんが、
行き交う列車は相当寂しくなったのでは?
地元の東北本線も新幹線が開通した後はそうでしたから。
この日は雪が被って見えませんでしたが、
黒部駅の構内には数多くの側線が敷かれてました。
その理由ですけど、黒部市はかつて「鉱業の街」だったそうで、
駅のすぐ隣にある三日市精錬所まで線路が伸びていたんですって。
主力産業の亜鉛精錬は平成11年に終了してしまいましたが、
工場はリサイクル業者のJX金属三日市リサイクルに
引き継がれているそうです。
奥に見えるこの工場ですね。
こちらは精錬事業が現役だった頃の昭和50年に撮影された航空写真です。
大好きな貨車がいっぱい写ってるじゃないの。
今さら言ってもしかたがない話なのですが、
こんな時代にここを訪れたかったです。
いや、高校生の頃(35年前)にここを旅していたはずなのに
その魅力にまったく気づいてませんでした。
将来、今を懐かしむ時代がやってくるのかしら?
構内に除雪モーターカーが留置されてました。
さすが雪国の駅って感じです。
さて、冒頭に書いた「黒部駅のスゴイもの」ですけど、
黒部駅からはかつて私鉄線が伸びていた時代がありました。
大正11年に開通した黒部鉄道線で、
昭和18年に富山地方鉄道に統合後、同鉄道の黒部支線に変ったのち、
昭和44年に廃止された路線です。
国鉄の黒部駅は昭和31年まで「三日市駅」を名乗っており、
黒部支線の駅も同様に「三日市駅→黒部駅」と称されてたようで。
下は黒部支線が現役だった頃の昭和28年に撮影された写真ですが、
国鉄駅のすぐ脇に「のりば」があったみたいですね。
昭和44年に廃止されてから間もなく50年目を迎えようとしている
黒部支線(旧・黒部鉄道線)ですけど…
当時の電車ホームが今でも残っているんですって!!!
場所はココらしい。
雪で埋もれていたのでまったくノーマークでしたよ。
そして駅前には、ここに黒部鉄道の駅があったことを記す
モニュメントが設置されてるとのこと。
そんな大切なモノを見落としてただなんて…
悲しさを通り越して、自分を腹立たしく思ってましたよ。
めっちゃ悔しいわぁ。
そんなことで、ここは絶対に再訪しますので。
こんな後悔をブログで100回以上書いた気がするのですが、
きっとまた繰り返すのですよね、こんな過ちを。
それがこのブログの仕様ですから。
☆追 記☆ (令和2年6月24日)
黒部駅の北側にある黒部鉄道・三日市駅跡のホームを見てきました。
その様子もブログにUPしましたのでチェックくださいませ。
訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)
あいの風とやま鉄道線
↑(倶利伽羅駅方面)
高岡駅
越中大門駅
小杉駅
富山駅
東富山駅
水橋駅
滑川駅
魚津駅
黒部駅(平成26年12月30日)
↓(市振駅)
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