皆さま、おはようございます!
ごくごく普通の無人駅が多い(地元の皆様こめんなさい)
豊橋鉄道渥美線ですけど、
鉄道ファンが見た場合に、それらとは明らかに違う駅があるのです。
豊橋市の南西部・老津町にある老津(おいつ)駅でした。
こちらの駅ですけど、相対式ホーム2面2線の駅構造で、
駅舎がないスタイルは 渥美線でよく見かける仕様でしたが…
新豊橋駅側にある踏切付近で側線が分岐しており、
明らかに昔は貨物ホームだったと思われるホームが存在するのですよ。
「そんなの、どこの駅にもあるじゃない?」
と思われるかもしれませんけど、
単調な線路配置の渥美線の中では得意な存在なのです。
ネットの情報によると、
平成3年までは駅員配置駅で駅舎も存在していたらしい。
老津駅の様子を、個人的な推測も交えながら挙げちゃいます。
まずは昨年12月に訪れた時に撮影した老津駅の様子から。
駅舎はなく、2本のホームには
こちらの構内踏切を渡って進入することが出来ます。
構内踏切から見た老津駅のホームでした。
老津駅は渥美線が開通した大正13年に開設された駅。
渥美線内では開通時に開業した他の駅を含め、
もっとも長い歴史を持つ駅みたいですね。
構内の全景はご覧の通りです。
駅名標の裏側に線路が見えますけど、これが気になっていた側線。
ここに貨物ホームがあるのですよ。
先にも書きましたけど、
老津駅は元々は駅員配置駅で駅舎が存在していた模様。
ひと昔前の老津駅はどのような風景だったのかが気になり
昭和52年に撮影された航空写真をチェックしてみました。
多分、駅舎はこの位置にあったのではないかと思うのですが…
デキ(電気機関車)が牽引する貨物列車が写ってますけど、
こんな景色を一度でいいから見たかったです。
貨物列車はセメント専用タキ×2+ガソリン専用タキ×2かな?
構内踏切はこの頃が現在の場所ではなく、
駅舎近くの三河田原駅寄りにあったみたいですね。
老津駅は、貨物ホームのほかに
三河田原駅方向に伸びる長めの側線がありました。
ずっと奥に保線車両が停まっている線路です。
こんな線路に駅ファンは萌えちゃうのですよ。
この側線はどんな用途で設けられたのか?
あくまでも推測ですけど、
豊橋市の三河港寄りにある明海地区では昭和48年に
水面に木材を浮かべて貯蔵する貯木場が整備されました。
これがその当時のの写真。
水面に浮かぶ大量の木材が見えますよね。
よく見ると、貯木場から老津駅の例の側線付近まで
国道よりも幅が広い道路が整備されてますので、
木材輸送のために設けられたモノだったのではないでしょうか?
昭和40年代後半は全国各地でモーダルシフトが進んだ時期ですので、
このような側線や貨物専用線は各地で見ることが出来たはず。
この側線もその中の1本かと思いますけど…
あくまでも推測ですので。
…などと妄想しながら駅で過ごすのが至福の時なのです。
そんな自分を他所目に、新豊橋駅行き電車が発車してゆきました。
…以上が渥美線・老津駅の訪問記です。
先週に鉄道旅を楽しんできたばかりだというのに、
ブログをUPしてたら、また旅に出たくなってきました。
ところが今年の9月~11月は仕事の繁忙期で
なかなか遠出が出来ない事情がありまして…
なのに心がうずき落ち着きなくなってました。
旅に出たい病が発症してしまった自分、
この病は一生治らないのだろうなぁ。
新豊橋駅
柳生橋駅
小池駅
高師駅
向ヶ原駅
老津駅(平成29年12月30日)
三河田原駅
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