皆さま、おばんです!

豊橋から先ほど帰ってきました。

 

今回も豊橋鉄道渥美線からのネタですが、

その駅名を聞いて、絶対に訪れたいと思ってた駅があったのですよ。

ずーん!

豊橋鉄道渥美線・神戸駅

わかりますかね?

 

見づらいかも知れないので、入り口にある駅名標をズームアップ!

豊橋鉄道渥美線・神戸駅

こうべ駅?

違います。

普通はそのように読みますが、ここはソレではありませんの。

ごうど駅?

もっと違う。

その読みを知ってるのは群馬県民とコアな鉄道ファンだけですって。

 

ここではこのように読みますのよ。

豊橋鉄道渥美線・神戸駅

豊橋鉄道渥美線・神戸(かんべ)駅です!

同じ字なのに読み方が違う駅名の代表みたいな感じで、

この話題になるとしょっちゅう挙げられる駅ですよね。

ちなみに神戸(ごうど)駅わたらせ渓谷鐡道の駅でした。

 

神戸駅は平成元年に開業した、渥美線ではもっとも新しい駅です。

豊橋鉄道渥美線・神戸駅

 

列車交換が可能な相対式ホーム2面2線構造の駅で、

15分ヘッドで列車が運行される日中の時間帯は

ここで列車の行き違いが行われているようですね。

豊橋鉄道渥美線・神戸駅

渥美線の電車は編成ごとに異なる塗装・名称が与えられていて、

見てるだけで本当に楽しめちゃいます。

細かく見ると、編成により仕様が異なる箇所も多くあるみたいですし。

 

自分が渥美線の駅に興味を惹かれたことのひとつに

時期によりスクラップ&ビルドが盛んに行われている点があります。

渥美線には一旦休止になった後に復活した駅や、

そのまま廃止された駅などが数多く存在するのでした。

神戸駅もそんな駅のひとつでして、

小野田セメント田原工場専用線(貨物線)を分岐させるために

昭和5年に開業した神戸信号場の跡地に開設された駅でしたの。

専用線は総延長2,0キロ(三河田原駅起点)、

新豊橋駅側からやってきた貨車を

三河田原駅で方向転換して工場に押し込んでたみたいですね。

昭和36年撮影の航空写真をチェックしてみました。

豊橋鉄道渥美線・神戸駅

専用線が分岐する地点に現在は神戸駅がありますよ。

 

当時の小野田セメント田原工場の様子。

うひょ!貨車がいっぱい留置されてるじゃないの!

豊橋鉄道渥美線・神戸駅

 

…ここでひとつ疑問が。

神戸信号場とは別に、かつて初代・神戸駅が存在していたそうです。

初代駅は昭和19年に休止、昭和52年に正式廃止されたらしい。

実は自分、信号場の写真にホームらしきモノが写っていたので

これが初代駅の遺構だと思ってたのですけど…

豊橋鉄道渥美線・神戸駅

Wikipediaによれば初代駅は現在地より

500メートル西側(三河田原駅寄り)にあったそうで。

現在の神戸駅とは違う位置にあった初代・神戸駅。

時間をかけてもっと様子を確かめてくるべきでした。

 

神戸駅のホームです。

平成元年に新設されただけあって、

鉄骨組(支柱はレール!)の近代的な造りですね。

豊橋鉄道渥美線・神戸駅

 

専用線はこんな感じで伸びていたのでしょう。

豊橋鉄道渥美線・神戸駅

 

最後は三河田原駅方面の景色で〆ます。

豊橋鉄道渥美線・神戸駅

この周辺は木製架線柱が多いのに、ここだけコンクリート柱なのは、

かつて本線の右側に専用線があり、

それを撤去した際に架線柱も単線用に替えたからだと思いますが…

実態は如何に!

 

以上、駅を調べるほど面白さが湧いてくる豊橋鉄道渥美線でした。

 

 

訪問駅リスト(私鉄線 第三セクター線 ほか)

豊橋鉄道渥美線

 

新豊橋駅

柳生橋駅

小池駅(平成29年12月30日)

愛知大学前駅(平成29年12月30日)

南栄駅(平成29年12月30日)

高師駅

芦原駅(平成29年12月30日)

植田駅(平成29年12月30日)

向ヶ丘駅(平成29年12月30日)

大清水駅(平成29年12月30日)

老津駅(平成29年12月30日)

杉山駅(平成29年12月30日)

やぐま台駅(平成29年12月30日)

豊島駅(平成29年12月30日)

神戸駅(平成29年12月30日)

三河田原駅

 

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