皆さま、こんにちは!
今日も豊橋鉄道渥美線の駅の訪問記です。
渥美線には16の駅が存在しますが、
たった1駅だけ、商店で切符を販売する
昔ながらの委託駅スタイルを持った駅があるのですよ。
渥美線で旅情を求めるならこの駅で間違いなし!
豊橋鉄道渥美線・杉山(すぎやま)駅です!
渥美線には…
ホームに上屋があるだけの無人駅(杉山駅は委託駅ですが)を見る
↓
ネットでその駅の歴史を調べる
↓
実は昔は駅員配置駅で駅舎があったことを知る
↓
驚き!
このパターンの駅が数多く存在しますが、
杉山駅もそんな駅のひとつでしたの。
杉山駅は大正13年に開業した駅。
かつて存在した木造駅舎の様子が知りたくて、
昭和52年に撮影された航空写真を見てみましたよ。
あるある!木造駅舎がありましたよ!
航空写真から推測するに、
自転車が並んでいるこの位置に駅舎があったようです。
駅舎の真ん前にお店が見えますけど、
こちらが切符を委託販売しているお店さんでした。
普段は駄菓子などを売ってるお店みたいですね。
興味本位で切符を買おうと思ってたのですが、
残念なことにこの日(12月30日 年末だから?)はお休み。
ひと昔前までは、このような委託駅は全国各地で見られましたが、
最近はワンマン運転の列車が増え、車内清算が定着したために
ほとんど姿を消してしまいました。
杉山駅、ここで切符を買うだけでも価値がある駅だと思いません?
お店のおばちゃんと話がしたかったなぁ。
駅舎は消えちゃいましたが、
有人駅時代から使われていた駅便(駅の便所)は健在なり~
駅そのものの様子はというと、
駅舎が消え、改札口が無くなったために
こちらから直接ホームに入ることが出来ます。
杉山駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造でした。
駅が無人化されたことによって、
駅舎と反対側のホームにも新たに出入口が設置されたみたいですね。
こちら側は田んぼに面しているのですけど、
この面も宅地化が進んでいるらしく、
多くのお客様がこの出入口を利用されてたのに驚きましたわ。
上下線の列車が到着しました。
15分ヘッドで列車が運行される日中は
ここで列車交換が行われている模様。
列車を見送りました。
樹々の間を列車がすり抜けてゆくこの景色が堪らなく良いのよね。
後から気づいたのですけど、
この商店で売られている切符は常備券ってことは…
全国的にも珍しくなった硬券の乗車券が売られているってこと!?
お店が閉店している年末に来た代償があまりにも大きいのですけど。
…ってことで、次回豊橋に来る際には、
絶対にここで駄菓子を食べて
コーラを飲みながら乗車券をゲットしたいと思います!
新豊橋駅
柳生橋駅
高師駅
杉山駅(平成29年12月30日)
三河田原駅
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れる読者登録をお願いします!