皆さま、おはようございます!
3月3日、東日本大震災による津波で被災した志津川の
南三陸さんさん商店街が高台に移転し、リニューアルオープンしました。
昨日、さっそく行ってきたのですけど、
県内外から大勢のお客さんが来られて、
駐車場入場の待ち時間は30分以上ときた!
皆さん、両手いっぱいにお買い物をされていて
幸先良いスタートだったのではないでしょうかね?
気仙沼線BRTも道路渋滞により最大で30分近く遅れていたみたいです。
そんな日、久しぶりにこちらの駅に立ち寄りました。
木造駅舎が残る素敵な駅ですよ。
石巻線・前谷地(まえやち)駅です!
大正元年に開業、現在は気仙沼線の起点にもなってる駅でした。
前谷地駅は何度も来たことがある駅ですけど、
BRTの乗り場が出来てからの訪問は初めてです。
いつの間にか、こんな立派なバス停が出来ていたのですね。
気仙沼線の柳津駅-気仙沼駅間で運行されてるBRTですが、
鉄道線の終点・柳津駅での乗り換えの利便性を向上するために
一部のバスが前谷地駅まで延伸されることになり、
平成27年6月にバス停が完成しました。
鉄道駅が現役の前谷地駅-柳津駅間はノンストップで運行、
いつかこちらも乗りに行かねば。
前谷地駅は、石巻線が国有化される以前の、
仙北軽便鉄道の手によって大正元年に開業した駅です。
駅舎は国鉄時代に建て直しされたモノかな?
造りを見ると、大正末期~昭和初期のモノかと思いますが。
前谷地駅は駅員さんがいる業務委託駅です。
自分が訪れた時は、列車が到着する時間帯ではなかったので
窓口は閉まってましたけど、
来られたお客さんが寒がらないよう、首振りヒーターが動いてましたよ。
駅員さんのこういう気遣いが本当にありがたいです。
無人駅じゃ、こうはいきませんよね。
ホームに出ました。
前谷地駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造です。
前谷地駅と言えば気仙沼線の起点駅。
石巻線内は貨物列車も運行されてますので、
列車が行違うシーンが数多く見れる駅でした。
この写真を撮ってから、もう10年近く経過しているのね。
前谷地駅ホームの遠景はこんな感じですよ。
現在の石巻線・気仙沼線の主力はキハ110系。
趣味的にはちょっと物足りないかな?
気仙沼線の区間列車(前谷地駅発着)は
3番線ホームで休んでることが多いみたいですね。
こちらの3番線ホームですが、
昭和43年に気仙沼線(当時は柳津線)が開通した際に設けられたもので、
それ以前の前谷地駅は、涌谷駅と同じ線路配置の
相対式ホーム2面2線構造でした。
下は昭和36年に撮影された航空写真ですが…
貨物ホームに留置されてる4両の貨車の姿だけで、飯3杯はイケちゃいそう。
こちらが、貨車が留置されていた場所の現在の姿なり。
保線車両の留置線に変ったようです。
なお、柳津線の開通によって相対式から島式に改装されたホームですが…
ホームの中央にアスファルトの切れ目が見えますので、
おそらくこれが、改装した跡ではないでしょうか?
軽便鉄道時代の遺構も探してみたのですけど、
駅舎同様にホームも国鉄時代に改装されていたようで、
それらしきモノは見つけることは出来ませんでした。
保線車両が留置されてる元貨物ホームは、開業当時のままと思いますが…
復活した南三陸さんさん商店街にもまた行きたいですし、
週末は再び、前谷地駅にちいたびしてきましょうかね?
ちなみにちいたびとは、
JR東日本仙台支社で販売中の週末フリーきっぷ
「小さな旅フリーきっぷ(現・小さな旅ホリデーパス)」で
旅をすることの略称です。
仙台支社はきっぷの販売開始当時、
「ちいたび」という言葉を
本気で流行らせようと意気込んでた気がするのですが…
今でもこの言葉が目に出来るの、
ひょっとしたら前谷地駅だけじゃないかな?
↑(小牛田駅方面)
涌谷駅(平成24年10月1日) ・新駅舎(平成25年5月10日)
前谷地駅(平成29年3月5日)
女川駅(平成21年10月10日) ・新駅(平成27年3月31日)
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