ジーン・ピーターズ名作劇場/推薦映画

ジーン・ピーターズ(1926年10月15日～2000年10月13日:73歳)は大好きな女優。

ミス・オハイオになり、それがきっかけでハリウッドに移った。

だが出演作はさほど多くはない。これが残念。

三回結婚しており、二回目の相手がハワード・ヒューズ。ヒューズはずいぶんといろいろな女性にちょっかいを出したようだが、ジーンとは実際に結婚した。この時に結婚引退した。それが出演作が少ない理由。

■ (1951)女海賊アン/Anne of the Indies

共演はルイ・ジュールダン、デブラ・パジェットなど。

アン(ジーン・ピーターズ)は海賊船「シバの女王」号の船長。イギリス船を襲撃して捕らえられていたフランス人のピエール(ルイ・ジュールダン)を助けた。ピエールを航海士として雇った。

アンはピエールを好きになった。だが師匠のリヴェンジ号のティーチ船長(トーマス・ゴメス)はピエールを疑い、アンとティーチは仲違いした。

実はピエールはフランス人ではあるが、イギリスのスパイをしていた。そして妻モリー(デブラ・パジェット)もいた。

裏切られたアンは、支離滅裂の考え・行動になっていく。

アンはモリーを捕らえてマラカイボで売ろうとしたが拒否された。

そこにピエールが自らの船に乗って現れたが、モリーが捕虜になっているのでピエールも捕らえられた。

アンは二人を無人島に置き去りにする。

ここでリヴェンジ号が現れた。二つの船の武装を比較するとリヴェンジ号が有利であるが、アンはリヴェンジ号と対決する道を選ぶ。

■ (1953)拾った女/南通りのスリ/Pickup on South street

共演はリチャード・ウィドマーク。本作ではキャンディのキャラクターが素晴らしい。

キャンディ(ジーン・ピーターズ)にはジョーイ(リチャード・カイリー)という恋人がいる。ジョーイは実はスパイの手下だが、キャンディはそれを知らない。

ある日ジョーイに言われてマイクロフィルムをあるところに届けに行く。フィルムを財布に入れ、財布をバッグに入れて地下鉄に乗る。

だが地下鉄の中で財布をスリ取られた。それを知らずに地下鉄を下りて、さらに乗り換えようとした時に、財布がなくなっているのに気が付いた。

戻ってジョーイに報告すると、ジョーイは怒って「何が何でも取り戻せ」と言う。費用として500ドルを貰った。

さて財布をスリ取ったのはスキップ(リチャード・ウィドマーク)。フィルムを見つけて、それを図書館で見た。中身は分からないが、何やら重要なものであることが分かった。

キャンディは苦労して港に住んでいるスキップに辿り着いた。スキップは横柄な態度で応対するが、フィルムが怪しいものであることを明かした。

キャンディはジョーイを追求し、彼がスパイであることを認識した。

ここからキャンディとスキップが協力してスパイ組織と対決するストーリーが展開する。

キャンディはフィルムを持って警察に行くが「ジョーイのところに戻れ」と言われる。

ジョーイは今度は自分がフィルムを持って私に行く。それを警察とキャンディとスキップがつける。

キャンディはジョーイに殴られてケガをしたが、スキップが来て助ける。

■ (1954)アパッチ・最後の戦い

共演はバート・ランカスター。

ジェロニモがついに降伏した。だがマサイ(バート・ランカスター)はまだ戦おうとした。

恋人のナリンリ(ジーン・ピーターズ)は「降伏すれば命は助かる」と説得したがマサイは応じない。するとナリンリは持ってきたライフル弾を手渡した。

マサイは捕らえられてフロリダ行きの列車に乗せられたが、脱出して戻ってきた。

また捕らえられたがまた脱出した。ナリンリはマサイについて行って二人でゲリラ闘争をした。

■ (1953)ナイアガラ/Niagara

共演はジョゼフ・コットン、マリリン・モンローなど。

ポリー・カトラー(ジーン・ピーターズ)は新婚旅行でナイアガラに来た。予約していた宿に行ったが、まだ前泊のジョージ＆ローズ・ルーミス夫妻(ジョゼフ・コットン＆マリリン・モンロー)が残っていた。

ポリーはローズがパトリックという男性と浮気しているのを目撃した。

ローズとパトリックはジョージを殺すつもりであったが、逆にパトリックが殺されてしまった。

さらにジョージはローズを殺してアメリカ側に逃げようとボートに乗った。

そのボートはポリー夫妻のボートでちょうどポリーが乗っていた。

ジョージはボートを強引に動かした。だがエンジンが故障して漂流し、滝の方に流された。

二人はボートの上で争った。滝の直前でポリーは岩に飛び降りて、救助隊に助けられた。