■ The Senator Was Indiscreet
アシュトンは党の大統領候補しようとしているが、頭の回転が悪く、みんなは止めるように説得している。
しかし彼は30年間にわたる党の秘密を記録したノートを持っている。


製作年:1947、監督:George S. Kaufman、脚本:Charles MacArthur、原作:Edwin Lanham


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 メルヴィンG.アシュトン(ウィリアム・パウエル) 上院議員
 ルー・ギブソン(ピーター・リンド・ヘイズ) 宣伝担当
 フレッド・フーリハン(レイ・コリンズ) 党の有力者
 ポピー・マクノートン(エラ・レインズ) 記者、ルーの恋人
 ヴァレリー・シェパード(アーリーン・ウィーラン)
 カール(ハンス・コンリード) ルームサーヴィス係、共産主義者?
 オークス(ウィット・ビッセル) アシュトンの前秘書
 


■ あらすじ

◆ 大統領候補をめざして

メルヴィンG.アシュトン上院議員は(所属する党の)大統領候補になりたいと考えている。

しかしアシュトンは、誰もが認識しているように、頭の回転が遅くて話にならない。

アシュトンのハブリスト(宣伝担当)のルー・ギブソンは、アシュトンに注意を与えて励ましている。

しかしルーの恋人の地方紙の記者ポピー・マクノートンは、アシュトンに失望している。

◆ 立候補するのかしないのか?

党のボスのフレッド・フーリハンはアシュトンに対して、候補の運動を止めるように言っている。しかしアシュトンは応じない。

アシュトンは長~い長~い演説をするが、しかしその内容は立候補を否定するようなものであった。

◆ ヴァレリーとポピー

突然ヴァレリー・シェパードという女性が現れて、アシュトンに協力するという。ルーはヴァレリーに惹かれてしまう。

一方ポピーは、アシュトンに呆れかえった。そしてルーと絶縁した。

◆ アシュトンは秘密兵器を持っている

アシュトンの演説が新聞記事になった。これを読んだフーリハンは、再度アシュトンに立候補を諦めるように詰め寄った。

しかしアシュトンは逆にフーリハンを脅した。「党の30年間にわたる不正義を記録したノートを持っている」。

アシュトンは全国を遊説し、最後はニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで締めくくった。

◆ 秘密のノードがなくなった

しかしアシュトンは大事なノートがなくなっていることに気が付いた。

アシュトンはルームサーヴィスのカールが犯人と考える。アシュトンは彼が共産主義者と思っている。

ルーは犯人はポピーと考える。しかしボビーはヴァレリーが犯人と主張する。

◆ 撤退の条件

ここにいたってフーリハンは、再度アシュトンに候補から退くように要請する。

アシュトンはフーリハンに対して「別の仕事を見つけてくれるならば止めてもよい」と告げた。

フーリハンは他と調整してプロスポーツリーグのコミッショナーの職を提案した。

◆ ノートは見つかったが、

結局、ポピーはヴァレリーが日記を隠していたことを突き止めた。

フーリハンは今度はアシュトンにレースに戻るように言う。ノートの内容がばれるとまずいからである。

しかし、この提案にはアシュトンが躊躇する。

そしてノートの内容が出版された。

アシュトンとフーリハンは南の島に逃げ出した。二人は南の島でダンスをした。補足。アシュトンが逃げ出す必然性はないように思うが。
 


■ 出演作

エラ・レインズ
(1944)容疑者/The Suspect
(1944)拳銃の町/Tall in the Saddle
(1944)幻の女/Phantom Lady
(1945)ハリーおじさんの悪夢/The Strange Affair of Uncle Harry
(1949)ウォーキング・ヒルズの黄金伝説/The Walking Hills
(1949)殺しのミッション/危険な職業/A Dangerous Profession
(1949)狂った殺人計画/Impact
(1950)峡谷の銃声/Singing Guns
(1952)ハチェット牧場の対決/Ride the Man Down
(1956)道路の男/The Man in the Road