☆十干・その10☆
 
癸(きすい)=雨、雪、霧、霞(あめかんむりのもの)、地下水
 
 
水性・陰
動形=暗流
 
 
水性の陰干
癸(きすい、みずのと)
雨、雪、霧など
あめかんむりのつくもの。
 
そして
目には見えない地下水。
 
 
一滴一滴
静かに降り積もり
 
人目に触れない地中で
少しずつ溜まっていきます。
 
 
いつの日か
その溜まった水は
 
大河、大海という
壬(じんすい)の形になり
勢いよく流れ出します。
 
 
形になって
流れ出すまでには
長い時間がかかります。
 
なので
癸(きすい)さんは
 
若いうちは
雨粒を一滴一滴集めるように
何かをコレクションしたり
 
それを整理、整頓、
選別しながら
 
経験や知識を
積み重ねる時間が必要です。
 
それらが貯まって
形になるまでは
あちこち動かず
 
一つところに
じっとしている方が良いとされます。
 
 
気が強いけれど
「気」を発しないので
 
十干の中で一番
特色を掴みづらいとされるのが
癸(きすい)さんです。
 
 
若い頃は
カラーが薄く、
特色があまり見えないのですが
 
中年期以降、
水が溜まって形になってくると
独自のカラーが出てきます。
 
 
そんな癸(きすい)さんは
一所懸命に頑張っていても
全力を出していないように見られがち。
 
決して
怠けているのでは無いけれど
表面に必至さが出にくいので
周りにはわかりにくいのでしょうね。
 
 
時間をかけて
ゆっくりと
 
納得がいくまで
選び、
集め、
 
好きなものを
だいじに積み重ねて
 
自分の世界を
創り上げてくださいね☆
 
 
 
自分の性質に合った
生き方ができる環境に身をおき、
スムーズに生きられますように☆
 
愛川 結
 
 
星 星 星
 
 
 
☆十干について☆
 
十干(甲乙丙丁戊己庚申壬癸)は
五行(木火土金水)×陽・陰
です。
 
木性の陽→甲(こうぼく)、木の兄(きのえ)
木性の陰→乙(おつぼく)、木の弟(きのと)
 
火性の陽→丙(へいか)、火の兄(ひのえ)
火性の陰→丁(ていか)、火の弟(ひのと)
 
土性の陽→戊(ぼど)、土の兄(つちのえ)
土性の陰→己(きど)、土の弟(つちのと)
 
金性の陽→庚(こうきん)、金の兄(つちのえ)
金性の陰→辛(しんきん)、金の弟(つちのと)
 
水性の陽→壬(じんすい)、水の兄(みずのえ)
水性の陰→癸(きすい)、水の弟(みずのと)
 
 
陽は単純明快。
スケールが大きく単独で動きます。
 
陰は複雑。
かよわく見えて実は芯が強いです。
 
 
星 星 星
 
 
(過去記事リンク)
☆イラストで覚える「算命学のきほん」
 
1、陰陽五行説

 

2、甲(こうぼく)

 

 3、乙(おつぼく)

 

  4、丙(へいか)

 

5、丁(ていか)

 

6、戊(ぼど)

 

 

 
 
 
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