☆十干・その2☆
 
乙(おつぼく)=草花、低木、苔
 
 
木性・陰
動形=曲
 
 
木性の陰干
乙(おつぼく、きのと)
草花や低木、苔(こけ)など
柔らかく寄り添いながら育つ植物。
 
仲間を大切にする「情」を持っています。
 
木性は
陰陽どちらも「情」がありますが、
 
甲(こうぼく)は
「隣の木よりも大きくなりたい!」
と、人には言わず黙々と
「一人で努力」する
頑固さ、生真面目さが特徴。
 
乙(おつぼく)は
寄り添い、集まり、
相談や根回しをして
柔軟に対応しつつ
「集団の力」で勢力を伸ばしていく。
 
そういう違いがあります。
 
 
一見、
すぐに抜かれたり切られたりしそうな
儚げ(はかなげ)な風情がありますが
 
実は
見えないところで
大地に
深くしっかりと根を張り
 
表面上、茎や葉を切られても
しばらくしたら、また伸びてきます。
 
そんなふうに
挫折にも強いのが乙(おつぼく)さんです。
 
 
苔(こけ)や蔓草(つるくさ)が
石や建物を覆い隠すように
本心を隠す性質もあります。
 
外に向けての
自己主張はしないけれど
 
決して
自分の信念は曲げない!諦めない!
という強さがあります。
 
もしかしたら、一番強いのは
乙(おつぼく)さんかもしれませんね。
 
 
陽干の甲(こうぼく)は
真っ直ぐで真面目な努力家で
ギリギリまで人に相談せず
一人で決めるのですが、
 
陰干の乙(おつぼく)は
みんなに根回しして
賛同者を見つけ、
一緒にやっていこうとします。
 
 
ですが、
自分のペースを崩さないのは
甲(こうぼく)さんも
乙(おつぼく)さんも同じです。
 
 
乙(おつぼく)さんも、
やはり
お日さまとお水によって育ちます。
 
お日さまを浴び、お水を飲んで
仲間と一緒に
遊んだり学んだりしながら
すくすくと大きくなっていきます。
 
 
自分の性質に合った
生き方ができる環境に身をおき、
スムーズに生きられますように☆
 
愛川 結
 
 
星星星
 
 
☆十干について☆
 
十干(甲乙丙丁戊己庚申壬癸)は
五行(木火土金水)× 陽・陰
です。
 
木性の陽→甲(こうぼく)、木の兄(きのえ)
木性の陰→乙(おつぼく)、木の弟(きのと)
 
火性の陽→丙(へいか)、火の兄(ひのえ)
火性の陰→丁(ていか)、火の弟(ひのと)
 
土性の陽→戊(ぼど)、土の兄(つちのえ)
土性の陰→己(きど)、土の弟(つちのと)
 
金性の陽→庚(こうきん)、金の兄(つちのえ)
金性の陰→辛(しんきん)、金の弟(つちのと)
 
水性の陽→壬(じんすい)、水の兄(みずのえ)
水性の陰→癸(きすい)、水の弟(みずのと)
 
 
陽は単純明快。
スケールが大きく単独で動きます。
 
陰は複雑。
かよわく見えて実は芯が強いです。
 
 
星星星
 
 
(過去記事リンク)
☆イラストで覚える「算命学のきほん」
 
 
星星星
 
ゆるゆると更新します☆
 
次回は丙(へいか)です。
 
お楽しみにラブラブ