☆十干・その7☆
 
庚(こうきん)=鉄、鉄鉱石、岩石、武器
 
 
金性・陽
動形=鋭剛(えいごう)
 
 
金性の陽干
庚(こうきん、かのえ)
固い鉄鋼石、岩石、
そして攻撃に使う鉄製の武器。
 
物事に真っすぐ突進し、
全力でぶつかり、戦う
武人の星。
 
岩石、玉鋼(たまはがね)は
そのままでは実用には耐えない
ただの石ころ。
 
炉で溶かされ、叩かれ、磨かれて
はじめて人の役に立つ道具になります。
 
同じように
庚(こうきん)の人は
 
自分が溶かされて
形がなくなるぐらいの苦労や
辛い体験をすることで
人格が磨かれると考えられます。
 
子ども時代に
どれだけ苦労したか、
何かに情熱を燃やしてきたか、
ということが
 
その後の人生を左右する
カギとなります。
 
磨かれ、鍛えられた刀剣は
王様を守って戦うことで
役に立ちたい、と思います。
 
鉄鉱石は土の中から掘り出され
はじめて役に立つための一歩を
あゆみ出します。
 
庚(こうきん)の人も同じ様に
最初は
土の中でぬくぬくと眠っています。
 
いつまでもお家で眠っていたい
庚(こうきん)さんですが、
 
掘り出してもらいさえすれば
あとは自分で転がっていき、
試練に遭い、磨かれていきます。
 
その心のうちには
高いプライドと
名誉を求める気持ち、
 
自分を磨いて
人の役に立ちたい気持ちが
あるのですから。
 
親御さんはどうか心を鬼にして
掘り出して、
外に出してあげてくださいね。
 
そんな庚(こうきん)さんにとって
火、特に丁(ていか)さんの灯は
自分を溶かし、鍛えてくれる大事な存在。
 
その固い塊を溶かして
強く美しい刀剣に変えてゆくために
なくてはならない「火」。
 
相剋の関係が必要な例が
ここにも見られますね。
 
 
辛い経験を通して
研磨され、鍛え抜かれた刀は
 
この世の鬼を滅するために
心を燃やし、
武闘派の美意識で闘い続けるのです。
(※鬼滅の刃、大好きです♪)
 
自分の性質に合った
生き方ができる環境に身をおき、
スムーズに生きられますように☆
 
愛川結
 
 
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☆十干について☆
 
十干(甲乙丙丁戊己庚申壬癸)は
五行(木火土金水)×陽・陰
です。
 
木性の陽→甲(こうぼく)、木の兄(きのえ)
木性の陰→乙(おつぼく)、木の弟(きのと)
 
火性の陽→丙(へいか)、火の兄(ひのえ)
火性の陰→丁(ていか)、火の弟(ひのと)
 
土性の陽→戊(ぼど)、土の兄(つちのえ)
土性の陰→己(きど)、土の弟(つちのと)
 
金性の陽→庚(こうきん)、金の兄(つちのえ)
金性の陰→辛(しんきん)、金の弟(つちのと)
 
水性の陽→壬(じんすい)、水の兄(みずのえ)
水性の陰→癸(きすい)、水の弟(みずのと)
 
 
陽は単純明快。
スケールが大きく単独で動きます。
 
陰は複雑。
かよわく見えて実は芯が強いです。
 
 
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(過去記事リンク)
☆イラストで覚える「算命学のきほん」
 
1、陰陽五行説

 

2、甲(こうぼく)

 

 3、乙(おつぼく)

 

  4、丙(へいか)

 

5、丁(ていか)

 

6、戊(ぼど)

 

 

 
 
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ゆるゆると更新します☆
 
次回は辛(しんきん)です。
 
お楽しみに ラブラブ