☆十干・その9☆
 
壬(じんすい)=大河、大海、海流
 
 
水性・陽
動形=流動
 
 
水性の陽干
壬(じんすい、みずのえ)
大きな川、大きな海、
ダイナミックに動く水。
 
水はその形を変化させながら
どんどん先へと進んでいきます。
 
そんな風に
変化するのを苦にしない
大人の知恵を持った
世渡り上手な
壬(じんすい)さん。
 
好奇心が強く
楽しみながら生きる人です。
 
次々と習い事をしたり
あちこちに出かけるその姿に
「一体どこに行くのを
目指しているんだろう?」
と周りの人は思うかもしれません。
 
壬(じんすい)さんにとって
大事なのは
外見でも
中身の充実でもなく、
 
その「途中経過」である
「動き」そのもの。
 
好きなものに向かって
エネルギーを燃焼させている
その時、
その瞬間にこそ
一番の価値を見出すのです。

 
一つのところに
じっとしているのは苦手。
 
普段からあちこち散歩して
景色の移り変わりを楽しんだり
ウインドウショッピングを楽しんだり。
 
旅行やドライブが好きな人、
放浪癖のある人もいるようです。
 
 
水は入れ物に沿って形を変えますが、
その本質である「水」そのものは
どんな形になろうとも、変わりません。
 
 
集まって流れ出すときの
エネルギーはとても強いけれど
そっと流れているときは
「気」を感じないくらい静かです。
 
はっきりとした理由は言わないけれど
本能的に「いや」なものからは
距離を置きます。
 
算命学で、水は「知恵」を意味します。
 
命式の中に
水以外に土があれば
濁水(だくすい)。
現実の中で
あの手、この手を使うように
大人の知恵を使える人でしょう。
 
土が無い場合は
澄み切った清水(しみず)。
純粋な「学問の知恵」
「教育者の知恵」の人。
 
木(甲、乙)があると
水は浄化されると考えられます。
 
 
水は
止まってしまったら
よどんでしまいます。
 
動きの中にこそ
壬(じんすい)さんの良さがあります。
 
止まらずに、どんどん
変化しながら進みましょう☆
 
 
自分の性質に合った
生き方ができる環境に身をおき、
スムーズに生きられますように☆
 
愛川 結
 
 
星 星 星
 
 
 
☆十干について☆
 
十干(甲乙丙丁戊己庚申壬癸)は
五行(木火土金水)×陽・陰
です。
 
木性の陽→甲(こうぼく)、木の兄(きのえ)
木性の陰→乙(おつぼく)、木の弟(きのと)
 
火性の陽→丙(へいか)、火の兄(ひのえ)
火性の陰→丁(ていか)、火の弟(ひのと)
 
土性の陽→戊(ぼど)、土の兄(つちのえ)
土性の陰→己(きど)、土の弟(つちのと)
 
金性の陽→庚(こうきん)、金の兄(つちのえ)
金性の陰→辛(しんきん)、金の弟(つちのと)
 
水性の陽→壬(じんすい)、水の兄(みずのえ)
水性の陰→癸(きすい)、水の弟(みずのと)
 
 
陽は単純明快。
スケールが大きく単独で動きます。
 
陰は複雑。
かよわく見えて実は芯が強いです。
 
 
星 星 星
 
 
(過去記事リンク)
☆イラストで覚える「算命学のきほん」
 
1、陰陽五行説

 

2、甲(こうぼく)

 

 3、乙(おつぼく)

 

  4、丙(へいか)

 

5、丁(ていか)

 

6、戊(ぼど)

 

 

ゆるゆると更新します☆
 
次回は癸(きすい)です。
 
お楽しみに ラブラブ