アナスタシア7巻を振り返っています。

 
 
 
アナスタシアシリーズ監修岩砂さんのYouTube
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今日の章のタイトルの長さといったら。

 

そして、これほど具体的にはっきりと

書いていくメグレさんの覚悟といったら。

 

 

もちろん、

あっさり覚悟が決まった

わけではないご様子で

 

わたしの良識は

ユダヤ教徒とキリスト教徒の話に

触れるべきではないと耳元で

ささやいていた。

 

しかし、たとえその情報が

一部の人たちにとって非常に

不愉快に映る可能性があるとしても、

一定の情報を持っている私が、

それを隠す権利はないはずだ。

 

私が今このような話題に触れるのは、

いくつかの国で一斉に起こる

大規模なユダヤ人虐殺を防ぎたい

と思う、ただその一心なのだ。

 

 

 

 

7巻が日本で発売されたのは2018年

メグレさんがロシアで書いたのは

さらにもっと前です。

 

それでもこの章には今も続く

以下の内容が書かれています。

 

 

イスラエルとパレスチナのあいだでは、

衝突が続いている。

イスラエルは高い軍事技術と

アメリカの支援を利用して

パレスチナを占領し

パレスチナ人たちに自分たちの要求を

のむよう強要できるが、これでは

隣り合って暮らす二つの民族のあいだで、

互いへの敬意が生まれるはずがない。

むしろその反対で、ユダヤ人への

攻撃的なエネルギーの量が、

イスラム世界全体で急激に

増大してしまうのだ。

 

 

まさに2024年にも

このエネルギーの爆発が起こっています。

 

第二次大戦が終わった2年後に

国連で決議されたパレスチナ自治区と

その翌年に建国されたイスラエル。

 

 

その後、たびたび武力衝突が起こり

虐殺が起こり現在に至っている

そのニュースをわたしも

今日までに何度も目にして

耳にしてきたはずなのですが

 

いったいどうしてそういうことに

なっているのか、どうしても

理解できない時期がつい最近まで

続いていました。

 

 

 

 

 

アナスタシアを読み始めて

宗教のことに触れてある部分が

あまりに多いので

読まなきゃ理解できないと思い

 

児童向けの旧約聖書を読み

自分が知っている新約聖書と

あまりにも違う内容に愕然として

 

 

「旧約」「新約」をまるで

「上巻」「下巻」みたいに

考えてたのとんでもなかったわ

と焦りながらまたアナスタシアを

読み直して、

 

とやっているうちにようやく

パレスチナとイスラエルの関係性が

うっすら理解できるようになった、

という感じです。

 

 

 

 

 

中高生の頃、新聞大好きだったので

わりと読んでいたつもりだったのに

まったく理解できなかったのは

 

歴史にまで触れた記事がなかったのか

歴史には触れていても

宗教観に触れた記事がなかったのか

 

それとも当時のわたしに興味がなく

読み飛ばしていたのか

 

高校では日本史と地理しか

選択していなかったし

圧倒的知識不足だったんですよね。

 

 

 

 

どんな理由があっても

人が人を殺してはいけないのは

当たり前だろうということすら、

 

宗教観によってあっさりと

ひっくり返されるから

戦争が起きるということは

10代の頃から知っていても

 

具体的に旧約聖書の神が

どう言っているのかを知った時の

衝撃はいまだに強く残っています。

 

 

 

というわけで今日は

ガザでの虐殺に心を痛めて

発信を続けている

すばる新人文学賞を受賞された

大田ステファニー歓人さんのインタビューと

 

めっちゃ読みやすかった

児童向け旧約聖書をご紹介して終わります。

 

 

メグレさんがこの章に書かれていることは

これらの内容や現状を踏まえたうえで

読んで初めてわたしは理解できたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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