アナスタシア7巻を振り返っています。

 
 
 
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はぁ、、

また辛辣なタイトル、

辛辣な内容の章が来ましたよ。

 

 

 

 

コロナ禍ではっきりと

分かったことがあって

 

 

 

自分の位置から見ると

これは正しい

これは間違ってる

と火を見るよりも明らかな

ことだとしても

 

それを

「なぜこれが分からないのか」

「頭おかしいんじゃないのか」

という疑問形で投げつけても

 

絶対に

絶対に

違う立ち位置にいる人は

そうは見えないし

「そっちこそ頭おかしい」で

終わってしまうということ。

 

 

2人の人がそれぞれ

違う位置から見ている

1つのものがあって

 

どちらかが自分の位置からも

見て欲しいなと思うのならば

 

自分の場所から見えてる証拠を

ずらずら並べるのじゃなくて

 

相手が見てる場所へ移動して

一緒に満足いくまで見て

感じて共感してから

じゃないと難しいし

 

 

場合によっては自分の見方を

相手の見方に変える覚悟、

あるいは柔軟性も持っていないと

表面上の共感になってしまって

それは必ず相手に伝わるし

 

がっつり互いに伝え合うためには

それぞれがその位置に立つまでに

かけてきた人生の長い時間や

そこへ来る影響を与えた人や出来事を

凌駕するほどの強いエネルギーが

必要になるから

 

出会いがしらの議論なんかじゃ

到底無理だということ。

 

 

 

 

メグレさんはそれを知らないから

こんな風に辛辣に

現代社会の食生活を

頭ごなしに否定しちゃうんだ

と思うような章です。

 

(実際はご存じだったとしても

わたしの中の古傷がそう思ってしまう)

 

 

今のわたしは

この章を読んでも

何の抵抗もないし

 

それでいて毎日毎日

近所のスーパーマーケットで

「狂った」食品を購入して

家族に提供し、なおかつ

心の底から食事を楽しめているけど

 

ここに至るまで

一体どのくらいの期間、

 

「えー!!!

そんなこと知ってしまったら

食べられるものなんて

何もないじゃん!!!」

 

という絶望を

味わい続けてきたか

もう覚えていないくらいです。

 

 

 

 

 

この章でメグレさんが

言っていることは

 

・文明国と名乗りながら

そこに暮らす人々の食生活は

アナスタシア祖父の話してくれた

人間が本来食べるべきものと比較して

どれほどアホらしいことになっているか

 

・人間が皆、自分の園を持ち

家を出たらそこに今まさに

食べ頃に実っているりんごを

木からもいですぐに食べるのが

本来の食事

 

・現代のわたしたちは

スーパーマーケットでりんごを

購入するために

一旦家を出て電車に乗って

会社に行き一日中働いて

一か月後にもらう紙のお札を持って

お店に行き

どこかで誰かによって栽培され

箱に詰められトラックで運ばれ

店に並べて売られているりんごを

買ってようやく食べられる

 

・人々は質の悪い食べ物を食べ

病気になり始める

 

・病気になった人は「医療制度」

という名のシステムの手に落ちる

 

・そのシステムは膨大な数の

薬、病院、研究センターを並べ

有料で待っている

 

・そのようなシステムの中で

肉体のみならず、精神も

危険にさらされている

 

・人々は少しづつこのような

不条理な状況に誘導されたが

もしも急激に変えていたら

いかに頭の弱い人でも

行われていることの

馬鹿さ加減に気付いただろう

 

 

 

 

いや、もう辛辣すぎて、

メグレさんよ。

 

いちいちごもっともでは

ありますけども。

 

それこそ急激には

変えられないんですよ

人の習慣というものは。

 

 

 

 

 

 

章の後半では

この時点でのメグレさんが考える

健康的な生活の為の明白な条件を

箇条書きにしています。

 

 

そして、それをアナスタシア祖父に

読み聞かせて不足はないか、と

質問した時の祖父の答えが

忘れがちだけど重要なことなんです。

 

 

「隣人たちについても

必ず書かなければならないよ」

 

 

 

そう、隣人たち。

 

 

マイホームを買う時、

賃貸住宅に住む時、

家を決める時に

 

間取りや家賃、利便性だけで

絶対に決めてはいけないんです。

 

 

 

逆に、周囲に住んでいるのが

穏やかで親切で理性的な

良い人たちばかりだったら

少々住まいに不満があろうとも

そこに住み続けたほうが良い

ということは往々にしてあります。

 

 

 

健康的な生活の為に

一族の土地を創って

たくさんの実のなる木を植え

そこで採れるものを食べて

暮らし始めたとしても

 

 

すぐ隣に

産業廃棄物処理場が出来たら

 

高速道路を建設する工事が始まったら

 

農薬、香料入り柔軟剤、

ありとあらゆる化学物質を含む

日用品を大量に使用し

周辺水路に、土中に、空中に、

それらを常に拡散させる

「普通の」一家が引越して来たら

 

 

本当にその一族の土地で採れる

果物は安全といえるのか

そこでの暮らしは

健康的な生活といえるのか。

 

 

 

 

 

 

メグレさんは健康的な生活の為の

明白な条件を最後に追加しています。

 

 

「一族の土地は生態環境のよい

地域にあること。

 

一族の楽園のオアシスを創造する

という同じ考えを持った人々に

囲まれているべきである。

 

風があなたの土地から生きた花粉を

隣人たちへ運び、そしてまた別の風が

隣人たちの土地から生きた空気を

あなたに運ぶように」

 

 

 

この最後の条件は素敵です。

 

 

 

我が家の庭の空気を

お隣さんにプレゼントしていて

お隣からも今咲いている

バラの花粉を頂いている、なんて。

 

 

庭から庭へ飛び回る

ちょうちょを見るのが幸せなのは

そのやり取りが可視化されている

ような気がするからなんですね。

 

 

 

 

 

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