アナスタシア7巻を振り返っています。
 
 
 
アナスタシアシリーズ監修岩砂さんのYouTube
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前章の終わりにアナスタシア祖父が

メグレさんに語ったセリフ

 

君たちの世界の学校では

意識と思考の速さを高める目的をもった、

最も重要な科目が欠けているんだ。

この重要な科目が、すでに持っている

意識の速さを低下させる目的をもった

他の多くの科目に

取って代えられてしまったのだよ。

 

 

 

これ、ショックですよ。

 

学校で頭の良い、成績の良い人たち、

難関校、難関大学を出て

国家や世界のトップの機関で

バリバリ仕事をしている人たちは

 

やっぱり頭の回転も速いし

意識も思考もスピードがすごい

と思いますけど

 

それは学んだ知識の中から

正解を組み立てて取り出すスピード

であって

 

自分の意識と思考でもって

地球や人類の百年先、千年先を見通し

なおかつ自らの力でより良い創造をし

今目の前で選択すべき行動が分かる力

ではない、

みたいなことだと思うんです。

 

 

 

それとは逆に

そもそも実用書ではない

精神世界の本を書いたり

翻訳しているようなかたは

 

難関大学を出て

国家や世界の機関で働いていたり

物理科学や医療の分野が専門だったり

するかたが多い印象もあります。

 

そういったかたがよく

本の中で書いていらっしゃるのは

「今まで自分が学んできたことと

まったく相容れない

正反対の出来事が起きて

それを受け入れるのに

相当な時間が必要だった」

というようなことです。

 

 

 

学んできたこと

というのはそれこそ

幼少期から始まる「教育」で

覚えてきた知識もあるけど

 

それ以外に

どのように思考を組み立てていくのか

言語や数式で表されたものを

どう咀嚼して意味をくみ取るのか

という訓練も人並み外れて

してきている方々だからこそ

 

そこまで高等教育を受けていない

わたしたち一般人にも分かるように

ご自身の経験や

そこから汲み取った宇宙の真意を

 

かみくだいて分かり易く

伝えてくださっているのだなと

そのことがまずありがたいし

 

現在の教育の科目そのものは

アナスタシア祖父のいうように

意識スピードを人為的に

遅くするためのものかもしれないけど

 

それにも屈しないで

どんな経験からでも

なんとか芽吹こうとする

人間の本質みたいなものは

変わらずあるように感じられて

 

それってすごいじゃないですか。

 

めちゃくちゃ希望ですよ。

 

本当に人間て強いんだなと

毎日色んなところで感じます。

 

 

 

 

 

 

今日の章ではメグレさんが

アナスタシア祖父の言葉を聞いて

 

そういえばアナスタシアが

息子にやっていた教育というのか

運動方法、身体の使い方を教えている

のだと思ってみていたけど

 

あれも意識を早くするための

訓練だったのか、と思い出した

エピソードを書いてあります。

 

 

 

5歳のヴォロージャくんと

アナスタシアが森の中で

狼たちと追いかけっこして

遊んでいるのをメグレさんが見ていた時。

 

 

アナスタシアは狼に絶対に

追いつかれない。

 

追いつかれそうになっても

木の幹を蹴ってジャンプして

着地すると同時に逆転して

今来たほうへ猛スピードで走り去り

 

狼はそのままのスピードで

木を通り過ぎてしまう。

 

ヴォロージャ君もそれを

真似しようとするのだけど

ジャンプは出来ても

逆転が出来ない。

 

 

どうやったら出来るの?

と質問されて、アナスタシアは

 

身体の動かし方を

先に意識の中でイメージして

意識の中で訓練してから

やってごらん、とアドバイスする。

 

 

 

それが成功して

ヴォロージャくんが

ジャンプからの逆走も

出来るようになると

 

今度は狼が

すぐその作戦を覚えて

木のところまでくると

ブレーキをかけて

着地を待つようになってしまう。

 

 

もう狼に勝てない、と

ヴォロージャ君が泣きそうになると

 

アナスタシアは

狼の意識に勝つ方法を

考えるように教えさとし

 

それでも分からない、

というヴォロージャ君と

 

悲しんでいる息子を見ていられない

メグレさんの二人から

まだ方法があるなら教えて

と責め立てられて

 

自分でやってみせます。

 

 

 

 

木のところに来たら

ジャンプして逆走する

というこちらのパターンを学習し

 

木のそばで止まって

着地を待っている狼にたいして

 

ある時は、ジャンプせず

木の横を猛スピードで走り抜ける

 

それを見て驚き

次は木で止まらず駆け抜ける狼に対し

次は再びジャンプして逆走する

というように

 

狼の意識スピードでは

読めないパターンを組み立てるという

意識の訓練だったわけです。

 

 

 

 

そしてこの章の最後にメグレさんは

 

これはただひとつの例であり

このようなことは無数にあった。

 

しかし、重要なのはその数ではなく

克服すべき課題の本質を

理解することなのだ

 

と書いています。

 

 

 

 

上から目線で本当に

失礼を承知で書きますけど

 

メグレさん、めちゃくちゃ

精神的に成長されましたよね・・・

 

 

目の前の現実を

自分の行動でどう変えていくか

という実行力はもともと

桁外れにお持ちでしたけど

 

 

目に見える事象

あるいは課題、問題の

本質は何なのか

というようなことには

とんと興味のなさそうな

前半でいらしたのに

 

こんなに人は変われるという

一番の希望の星です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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