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イギリス、フランス、イタリアからのアンティークをご紹介させて頂きます。定番品からマニアックな物まで時代背景やそれに付随する情報を交えてご紹介させて頂きます。

今日は、前回ご紹介した体温計を発明した医学者、

Santorio Santorio(サントーリオ・サントーリオ)(1561~1636)についてもう少し詳しく書いてみます。


変わってるけど面白い人物なので興味のある方は読んで下さい。



サントーリオは体温計だけでなく、医療で初めて導入されたと言われる機器、脈拍計を発明しました。


しかし、彼の代名詞はそれらの発明品ではなく彼の研究にあります。


彼は↓のように椅子ごと吊り上げ、何と30年もの間、そこで食事を取り自分の体重の変化を測定し続けました。 そして、飲食した物の重さより排泄物の重さの方が少ない事に気付きます。


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サントーリオは、それを目に見えない水分の蒸発によるものと説きました。 この気道や皮膚から水分が蒸発する現象を不感蒸泄(ふかんじょうせつ)と呼びます。


普通は排泄物が関係してくるだけで嫌なのに、 排泄物 < 研究 になってるんだから立派なもんです。



彼のような情熱を持った人達の研究の積み重ねで、現代の医学の進歩に繋がった事は言うまでのありません。 


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こんな風にベッドも吊っていたようです。


それでは。


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こんにちは。 今年に入ってから和の話が続きましたので、路線を変えてみようかと思います。


今日は温度計の始まりについてです。


まず、温度計が発明されるきっかけになった欠かすことのできない人物、


↓誰でも一度は見た事があるんではないでしょうか?
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地動説を唱えたガリレオ・ガリレイ 


ガリレオの発明は、球部を暖める事によって起こる熱膨張による水位の変化により温度の違いが分かるというだけの物で、正確にはThermometer(温度計)ではなくThermoscope(測温器)と位置づけされています。


個人的にはこれに目盛を付けたら温度計だっだんじゃないの?? と思ってしまいますが。。。。。



そしてガリレオの発明を応用して造られたのが、

1612年イタリアの医学者↓Santorio Santorio(サントーリオ・サントーリオ)による体温計です。
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息を吹きかける、ガラス管を口に含む事で暖められた空気による水位の変化で体温を計れるようになりました。


けれども、当時のガラス工の技術ではガラス管を全く同じに作れるわけでもなく、温度計ごとにいい加減に目盛がふってあった為に正確な体温ではなかったようです。


しかし、それまでは手のひらの感覚だけで熱があるかどうか計っていたんですから大きな進歩だったと言えるでしょう。


次回に続く


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軒がんぎ板、張り出し南張り囲いと紹介してきました。 今日は下見板張り簓子(ささらこ)についてです。 


先ず下見板張りとは、外壁の貼り方であり、特徴は上の板の下端が下の板の上端に少し重なるように貼る方法です。

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そして、押縁として下見板に縦に打ち付けた角材を簓子(ささらこ)と呼びます。 簓子の背面には

下見板に合わせたジグザグ状の刻みがあります。



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多雨地方の伊勢では木材が豊富な為、漆喰等の塗り壁よりも木材が多く用いられました。



以前紹介した横浜山手の洋館にも下見板が用いられております。


エリスマン邸宅

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http://ameblo.jp/anticarize/entry-11222382564.html


外交官の家
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http://ameblo.jp/anticarize/entry-11206681163.html


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前回の軒がんぎ板に続いて、今日は張り出し南貼り囲いについて写真でご紹介します。


雨風の強い伊勢地方では雨が下から吹き上がってきます。

張り出す事により屋根と外壁の境目から雨が染み込む事を防ぎます。


↓二階部分が張り出して二段階になっておりますね
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伊勢に訪れる際は、街並みの雰囲気を感じるだけでも素敵な事ですが、細かい箇所のこだわりまで見て頂ければ更に楽しめると思います。


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前々回で切り妻造りについて紹介しました。

読んでない方はここから→http://ameblo.jp/anticarize/entry-11449016048.html?frm_src=thumb_module


今日は、妻入りの建築に見られる軒がんぎ板について紹介します。

軒がんぎ板は雨風や雪を防ぐだけではなく建物に連続性を持たせます。


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↑山形の切妻造のリズム感、そしてがんぎ板が隣の建物との連続性を持たせます。


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祖母の家に眠っていた水玉の湯呑です。 50年位前からあったそうです。

正月休みに帰省した時に貰いました。arigato しかも6客!


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皆さんも記憶にあるんではないでしょうか。


昔はどこにでもありました。 家だけではなく公民館やお寺、とにかくどこでも。。。。。


あの時は巷に溢れすぎて何とも思いませんでしたが、今見ると新鮮じゃないですか?


今年からは一軍として活躍してもらいます。


興味のある方は実家や祖父母の家の食器棚を漁ってみて下さい。


奥の方で再び日の目を浴びる日を待っているかもしれません。 運が良ければ急須もあるかも。。。。


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売り物ではありません。紹介だけです。


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今日は前回、前々回で紹介したおはらい町、おかげ横町に見られる切妻造(きりづまづくり)についてです。


切妻造(きりづまづくり)とは屋根の形状の事で、例えると本を真ん中で開いて棟(むね)(屋根の頂部)に乗っけた様な外観が特徴です。


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妻入り と 平入り

棟に対して入口が垂直にあるのが妻入りと言い

棟に対して入口が平行しているのが平入り言います。

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妻入り                         平入り


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平入りからの妻入り


伊勢の街並みには主に妻入りの建物がならんでおります。

平入りは連続性を持っているのに対し妻入りはリズム感があるのが特徴です。



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↑リズミカルですね


伊勢神宮を参拝した際にはこのリズムを感じて頂ければさらに楽しめると思います。


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今日はおはらい町のなかほどにある、おかげ横丁についてです。


昔からあるような佇まいをしておりますが、実は1992年からと、まだ約20年しか経っておりません。


前回紹介したおはらい町も、同時期にかつての参拝客で賑わっていた時の様に再建されました。


1979年に江戸の街並みを甦らせようと赤福社長の濱田嗣さんが「内宮門前町再開発委員会」発足。それまで入込客数が20万人と落ち込んでいましたが、今では年間300万人も訪れる通りへと完全回復しました。


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こんな洋風な建物もあります


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明けましておめでとうございます。


いつもヨーロッパの歴史ばかりなので、今日は日本的な事を書いてみます。


妻が三重県出身という事もあり、結婚してから5年間、毎年、伊勢神宮に参拝に行っております。


お伊勢参りが本格的に盛んになったのは1700年位からだそうです。


↓おはらい町の様子

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現代の様に交通機関もなく、道も舗装されていないので、人々は幾つも山を越え、森を抜け歩いて伊勢神宮を目指しました。 なんと江戸からは片道15日も掛かったそうです。


宿代、食事代等で相当なお金も必要なので、一般庶民にとっては人生に一度きりの大冒険でした。


どうせ一度きりの大冒険なので、色々な建物や文化を見て回りました。


こんな事や。。。。
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こんな事も。。。。
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今日はお菓子メーカーPascall(パスコール)社の話です。


知らなくても良いマニアックな話なので気になる人だけ読んで下さい。


Pascallはオーストラリア、ニュージーランドのお菓子メーカーのイメージがありますが、実はイギリス発祥のメーカーなのです。


1921年にタスマニアにCadbury(キャドバリー)の合同企業としてオーストラリアに入ってきました。

元々はCadburyの代理店として1866にジェームス・パスコールとアルフレッド・パスコールにより、ロンドンのオックスフォードストリートで始まります。当時は主にキャンディーを販売しておりました。


1964年にCadbury社の傘下になります。 買収、買収のお菓子会社の中で、大手のキャドバリーと共にすることで、何だかんだで生き残ってきたパスコールの話でした。


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パスコールの代名詞的お菓子フルーツボンボンは今でも多くの人を虜にしております。



当店取扱いのパスコールのお菓子の詰め合わせ缶になります
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メアリー女王、ウェールズ王子御用達マーク入りです