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世界の道の曲がり角 The Bend in the Road around the World

山と旅と写真の記録。旅中は生存報告ツールとして。
2019.1~2020.3世界一周
2022.3山を求めて長野県に移住
2025.6-2026.1アメリカ大陸・アジア旅

1月20日(火)


7:45 ダナン

11:26フエ

ベトナム鉄道 シート席

180,000ドン(1084円)


今日はダナンから鉄道に乗って3時間のフエへ向かう。



ベトナム旅の私的ハイライトはベトナム鉄道に乗ることだ。ハノイ-ホーチミンの全区間鉄道移動は長すぎるので中部のダナンまで空路移動したわけだが、南北に長いベトナム鉄道で最も景色が美しいとされている区間はフエ-ダナン間のハイヴァン峠にあった。そしてフエにも空港がある。それを知ったのはダナン行き航空券を手配した後だった。


フエに飛べばよかったぁぁぁ

そしたらフエからホーチミン方面に順当に南下してハイヴァン峠の景色も見られたのに。ミス!


フエは元々行く予定ではなかったが、ハイヴァン峠のことを知ったからにはやはりその景色を一目見たい。ダナン-フエ間はバスもあるけど、それだとトンネルを通ってしまって肝心の景色が見られないらしい。やはり鉄道でここを通るしかないか。


などの経緯があり、今日はダナンからフエへ鉄道移動。明日フエからホーチミン行きに乗るというめっちゃ効率の悪い行程を組むこととなってしまった。まさかのハイヴァン峠往復。

まあ2回も通れば万が一どちらかの天気が悪かったとしてもちゃんと景色を見られる確率も上がるから良しとしよう。


鉄道チケットは公式HPでオンライン予約しておいた。ハイシーズンは満席になることもあるそうなので早め手配すべしだそう。



早朝、ダナン駅へ向かう。私的に程よい宿が駅から徒歩30分の距離にしかなくて止むを得ず歩くつもりだったが、ベトナムに来てみればGrabバイクがわんさか走っている。ザックも大きくないので背負ったままバイクの後ろに乗れる。この距離なら100円程度。もう気軽に使っちゃう。事故らないようにだけは願う。

到着したダナン駅はネオンがチカチカしていて一見パチンコ屋のように見えた。



7:45発の列車で早め早めに7:05頃には到着。しばし待機。



アナウンスがあり乗車。前後幅が広々、キレイなシートだ。

座席はほぼ埋まっていたと思う。私はハイヴァン峠の景色を見やすいように進行方向右側の座席を確保しておいた。(ダナン→フエ方向の場合)


ピッタリ定刻で発車。



用意しておいた電子書籍を取り出す。列車旅といえばやっぱり『深夜特急』だよね〜。

これをちゃんと読んだのは世界一周旅の前だったと思う。今改めて読むと共感できることや旅あるあるが続々と出てきてニヤリとしちゃう。主人公は私には出来ないようなディープな旅も臆することなくやってのける人物だと記憶していたが、序盤では結構びびっていたり不安を抱えたりしているので、ああこの人もそんなふうに普通に臆病な一面があるんだと親近感を感じた。

ああ、夜な夜な『深夜特急』を読み耽りたい。



そのうち風光明媚な景色が流れ始める。おお、これは美しい!海と峠の雄大な光景だ。車窓からこれを見るってのがまた良い。



電線がだいぶジャマだったけど。なんでこんな背の低い電柱なんや。写真撮影のタイミングを逃すべからず。



序盤は工事現場が眼下に広がっていて、うーん惜しい!ってかんじだったが、そのうちただただ緑と海の景色になる。良き。

この波打ち際で釣り糸を垂らす人たちが何人かいた。どうやってそこに行けるん。



お目当てのハイヴァン峠を過ぎた先のPhu Loc駅で結構な人数が下りていった。同車両に乗っていた日本人ツアーグループも下りる。ここからバスに乗り換えるらしい。なるほど、景色がキレイな部分だけ見て次へ行くわけか。ツアーならではの効率良さ。



私は峠を過ぎた後のこういう田園風景もベトナムっぽさがあってめっちゃ良いと思ったけどな。農家の方は暑そうだ…。



車道と並走。



やがてフエの市街地に突入。



定刻15分前にフエ駅に到着した。ベトナム鉄道は1、2時間とか余裕で大遅延すると下調べで見たのでやっぱバス移動にしとくべきだったかと後悔しかけたけど、まさか前倒しで到着するとは。



長ーい列車。ハイヴァン峠あたりは時速20km以下という超のんびり走行だったが、市街地に近づくにつれスピードアップして時速60kmぐらいは出ていたと思う。



フエ駅。観光客やタクシーなどで賑わっている。すぐ前に飲食店やコンビニもあり。


さて、ここでラオスで別れたYとの再会が待っていた。出た、また日本で!と言って別れた旅人と思いの外すぐ会えるやつ。Yはあのあと数日ラオスを楽しみ、同じようにベトナムへやってきた。今日はフエからダナンへ鉄道移動するとのこと。まさかのすれ違い。私が定刻で到着できたのでフエで2時間ぐらいおしゃべりすることができた。あれこれ喋って楽し。こんなことならベトナムも一緒に旅行すればよかったわね。



Yを見送ってからGrabバイクで宿へ。フエも交通量の多い賑やかな町のようだ。



チェックインを済ませたらフエの観光スポットであるフエ王宮へ歩いて行ってみる。川の向こうのあれか。



あの門の向こう側っぽいな。



でもな、その前の大通りもまあ交通量が多いんよ。しかもどうやら赤信号でも場合によっては右折は可らしい。じゃあ歩行者はいつ渡ればええねんと。こっちはちゃんと青信号やのに全然歩行者優先じゃない。


まあそんなわけでね、とにかくものすごい交通量が文字通り私の行手を阻むのでね、



王宮には行きませんでした。

門にすら辿り着かず。私がフエに来たのはハイヴァン峠の景色を見るためだから。まあべつにいっかなって。


ホーチミン行き列車に持ち込む食料を調達して宿へ戻り本日終了。昨日大汗をかいたのに洗濯できなくて服が最悪に臭い。それをザバザバ洗ってすっきり。明日の本命鉄道旅に備える。

1月19日(月)


今日はホイアンからまた空港があるダナンへ移動する。車だと1時間の距離なので昼ごろまでホステルでのんびり。共有スペースに心地よいそよ風が吹き抜ける良き宿だった。



昼食はまたベトナム版サンドイッチ、バインミー。30,000ドン(180円)。やっぱり美味い。


さてそろそろ行くか。

ダナン-ホイアンを結ぶ路線バスの情報はこちらに詳しく書いてくださっている。ホイアンからダナンまで30,000ドン(180円)。


ホイアンから、私はここで乗った。



Googleマップでは「Local Bus Station」と出てくる。クチコミを読むとマップ上の位置から50mほどダナン寄りに進んだところにバス停の印が立っているとのこと。



バインミーのお店から歩いて約20分。バリバリ観光スポットから外れればのどかで落ち着いた雰囲気の町。それにしても暑い。汗がじんわり滲む。


バス停あたりに着くとまさかのバスがそこにいた。乗りまーーーす!!!

ダッシュしてダナン行きと確認し乗車。運賃は先払いで、現金で払ったけどカードもいけたっぽい。

程なくして発車。バスが来るまでしばし待つかと思われたが、あまりにもすぐに乗れてラッキー。



14席ぐらいの小さなバス。空調はあるけど弱冷だったのでダッシュした汗がなかなか引かない。



車内から見るダナンの景色。高層ビルが多くて都会的。



上記のサイトに書いてある通りのルートでダナン市街に到着。宿に近づいてきたタイミングで運転手さんに「降りまーす(日本語)」と意思表示すると次のバス停で止まってくれた。

ブログに特筆するようなおもしろハプニングは何にもなくとてつもなくスムーズに移動できた。私としてはいつでもこうであって欲しいと思っている。



宿にチェックイン後、散策。ホイアンよりはやはり都会的。交通量も多い。中南米旅では強盗とか引ったくりにすごく警戒していたけど、ベトナムでは交通事故に巻き込まれないようにめっちゃ気をつける。あんなにバイクや車が行き交って、よく事故が起こらないものだ。



可愛らしいピンクが特徴のダナン大聖堂。思いっきり逆光。



ハン市場。市場があるならやっぱり見に行っとこうかなって。



お土産屋さんなどがひしめきあっている。どうも値札がないと買い物が億劫になるのでさらりと通り過ぎておく。



カフェでちょっと休憩。塩コーヒー。Lサイズ40,000ドン(240円)。今回はちゃんと塩味を感じた。甘さもあって美味い。

ベトナムスイーツもどれも美味美味なんだけど、そろそろセーブしとかないとまたカロリー過多。



夕食は宿近くにあった食堂にて麺。30,000ドン(180円)。具沢山でうまうま。


と言う感じで今日はすごく淡々とした一日だった。

ひとつ覚書しておくことといえば、ハノイの宿で宿泊費を二重に支払ってしまっていた件。カード払いしたところシステムエラーで、もう一度やったら出来た。それがどうやら1回目も支払い出来ていたよう。デビットカードの記録を見て発覚。


ハノイにいた時点では支払い確定されていなかったのでもしかしたら連絡するかもと伝えていた。その後やはり二重支払い確定しちゃっている。WhatsAppでハノイの宿に連絡。確認してもらって返金してもらえることになったがもうダナンに来てしまっている。

すると、今のダナンの宿の口座に振り込むから、その宿から現金を受け取ってくれということになった。なるほど、そういう手があるのかー。


宿同士でやり取りしてもらって無事返金を受け取れた。めんどくさいことになったーとげんなりしたけど、思いの外すぐに解決してよかったよかった。

1月18日(日)


6:25ハノイ

7:45ダナン

べトラベル航空4530円



ハノイからベトナム中部のダナンへ移動し、そこから車で約1時間のホイアンへ来た。世界遺産に登録された古都だそう。

ベトナムで一番やってみたかったのはベトナム鉄道に乗ることで、当初はハノイからホーチミンまで寝台車で移動しようかと思った。でもそれだとたっぷり二晩かかる。さすがに飽きそう。ということで、真ん中らへんのダナンまでさくっと移動。その周辺も軽く観光することにした。空路もそんなに高くなかったので飛んじゃう。夜行バスだといくらだったんだろう。


最安値の航空券が早朝便だったので昨晩は空港泊。遅くにハロン湾ツアーから帰ってきて空港に落ちついたのは23時近く。寝たんだか寝てないんだか分からない状態で搭乗口へ向かう。


ここでいつも通り機内持ち込みしようと確認するとべトラベル航空は身の回り品と持込荷物合わせて1つだけ、7kgという厳しい条件だった。だいぶ厳しい〜!搭乗口でも量られるとかで、ごまかしはきかないかもしれない。


今は疲れているし受託荷物代も許容範囲。もう受託つけよ…とオンラインチェックインを進めていくと、なぜかカード払いができない。ベトナムのクレジットカード以外弾かれるとかそんなかんじ?分からんがうまくいかないのでまたポケット作戦でやるとする。

結局搭乗口でも量られなかった。ポケットパンパンの格好だったからかな。まあ乗り切れたからなんでもいいわ。


約1時間のフライトでダナンに到着。ダナン空港から直接ホイアンへ向かう。ホステルでGrabより安いというピックアップサービスをやっていたので依頼してある。300,000ドン(1800円)。でもあとで調べたら路線バスあったっぽいな。ミス。事前手配を済ませて楽ではあるが、なんだかこういうちょっとした失敗がすでに色々ある。



ホイアンの宿に荷物を預けて散策に出かける。トゥボン川沿いに広がるホイアンの街。



近くで昼食。麺が続いていたので米にしてみた。30,000ドン(180円)。うまうま。



ホイアンはこの色とりどりの美しい灯籠が特徴。夜はこれが輝く美しい光景になるそうで、それを見るためにホイアンに泊まることにした。昼間見ても映えるね。



メイン通りを歩いてみる。お土産屋さんやカフェなどがずらり。



日本ともゆかりが深いようで日本関連の建物もある。中南米旅では日本はあまり感じられなくて地球の裏側でもがんばる日本車を見ては心を癒していたものだが、さすがにアジアでは至るところで日本を見かける。



メイン通りは観光客がわんさかでこれまたあまり古都の情緒が感じられない。東南アジアのベストシーズンだし北半球は真冬で寒すぎるから、欧米人が全員東南アジアに来ているのかなってぐらい欧米人だらけである。

メイン通りから逸れる細い路地は人も少なく、古き良き雰囲気がある。



古き良きといえば、こういったお供物がもりもりの祭壇をあちこちで見かける。ベトナム版お盆なのか?と思ったが、調べてみれば神棚みたいなもので商売繁盛や家内安全の願いが込められているそう。線香の匂いがあたりに漂っていてこれまた落ち着く。ああ、アジア落ち着く。我らのフィールドってかんじする。アメリカ大陸に疲れすぎやろ。



猫もりもり。



自分の自転車タクシーで休むおじさん。



川沿いのホイアン市場。ここは観光地感薄れててよかった。



お食事処。客引きがすごい。



エッグコーヒーと合わせてあちこちで見かけた塩コーヒー。塩はそんなに感じなかったけどおいしい。


宿のチェックインタイムになり戻る。シャワーや洗濯を済ませてひと休み。移動続き観光続きで休む暇がないじゃないか。スケジュールミス。



夜のホイアンへ繰り出す。ナイトマーケットはこれまたとんでもない人通りだ。あんまり観光地化された場所ってのはどうもなぁ。たぶんひとり旅で来たのが間違っている。こういうお祭りみたいな賑やかな場所は気心知れた人と一緒に楽しむのが正解。



だが夜景に輝く灯籠はたしかに美しい。トゥボン川には灯りの灯ったボートや灯籠流しが数多く漂っている。



地上でも映え。



賑わう通りから少し外れてローカル露店で夕食。昼と同じチキンライスにしてみたが店が変わると味も具も変わってこれまた美味しい。30,000ドン(180円)。



締めにスイーツ。もちもち系が入っているかと思ったらそれはタピオカだけで、メインはほんのりあったかスイーツ豆腐だった。うまうま。25,000ドン(150円)。


本日終了。めちゃくちゃ寝不足。おやすみなさい。

1月17日(日)


本日はハノイから行く一大観光地、ハロン湾を訪れた。

wikipediaによると大小3000もの奇岩、島々が点在する湾で、その昔竜が舞い降りたという伝説もあるらしい。


ハノイの市街地からは車で3時間の距離。手っ取り早くハノイ発着のツアーに参加した。情報を集めているときに見かけた日本人ツアー取扱店EZ STAY Hanoiで、英語ガイドの6時間プランを選択。日本語ガイドのプランもあったが、英語ガイドプランのほうが色んな国籍の人がいて面白いかなと思って。


というのはたった今考えたもっともらしい理由で、本当は英語プランのほうが安かっただけだ。100万ドン(6025円)。日本語プランより3600円ぐらい安い。これまでの現地ツアーも英語ガイドでやるしかなかったわけだし、ハロン湾のことが3割ぐらいしか分からなくても現地に連れて行ってもらって集合時刻が聞き取れればそれでいいかな。


あと、小綺麗な日本人旅行者の中にこんなヨレヨレの格好で混ざるのがいたたまれないのもある。ルアンパバーンで象使いツアーに参加した時はまさにそんな感じだったのが記憶に新しい。



当日朝8時過ぎ、宿でピックアップしてもらってバスに乗り合わせて出発。途中のSAでトイレ休憩。

あいにく小雨。ベストシーズンだから全然雨が降ることを想定していなかった。がびーん。少しでも晴れ間が見えるといいけど。



ハロン湾が近づいてきた。船に乗る前に真珠養殖場へ寄る。アコヤ貝からとれるとか、日本の何かがどーのこーのとか説明があった。



12時前、船着場に到着。ここでチケットが渡され、改札で切られたチケットは船内で回収された。なんだったんだろか、あのチケットは。



港には大小様々な船がずらり。我々が乗るのはこのHARMONY号。EZ STAY Hanoiさんの情報によると2025年末に就航した新しい船だとか。



船内はラグジュアリーな空間になっている。

おひとり様はどのテーブルに座るか悩むところだが、バス乗り場が同じだった一人旅のおばちゃんとなんとなく一緒に座る流れになる。よかった、仲間がいて。おばちゃんはモロッコ出身で今はフランスに住んでいるらしい。

他には韓国人男子2人組と年配の韓国人夫婦、アメリカ人の50代ぐらいの夫婦というメンバーでテーブルを囲んだ。



船が動き出して早速ランチタイムが始まる。テーブルに運ばれた大皿を取り分けるスタイル。ベトナム料理。


共通言語はやはり英語だが、韓国人のおじさまと青年の一人は日本語が少しできるとのことで日本語も交えてくれた。ありがたすぎ。なんでも日本人と仕事をしていたからだとか。だからってそんな喋れるようになるもんだろうか。その人の努力の賜物なんだよなぁ。



気がついたらハロン湾の奇岩が姿を現していた。なるほど奇岩だ。

まぁ…ぶっちゃけ、

全然景色見てなかった。

この景色を見るために行ったツアーだが、テーブルでのコミュニケーションに集中しなければならなかったし、その後もこのメンバーで行動を共にする流れになったので景色どころではなかったのだ。



一応撮った写真。一日中ぐずついた天気で景色も霞んでいる。神秘的と言えば神秘的か。ハロン湾の奇岩についての感想は以上です。



ツアーには3つアクティビティが含まれている。まずはカヤックorボートで湾を散策。

だが天気が悪い。

全然行きたくない。

船で待機する気持ちが9割だったが、試しに外に出てみれば雨が上がっていたのでやっぱり行ってみることにする。


それにしてもわんさかものすごい人。ハロン湾ツアーはたくさん催行されており、そのどれもが同じ行程で巡ると思われる。迷子にならないよう注意。



岩のトンネルを潜り抜けて行く。



奥はピーターパンの人魚の入江みたいになっていた。まあこの景色は良いんだけど、とにかく観光客の数がすごい。お国柄によって大合唱しているボートもある。かと思えば横をカヤックが爆走して行ったり。正直、もっとこの情景に浸る情緒が欲しかった。


そのうち雨が強めに降り始める。あっという間にずぶ濡れ。

テンションも駄々下がり。

あ゛ー、なんでやっぱボート乗ろうとか思ってもたんやろ。船で優雅に読書でもしてればよかったのに。

先ほどの岩のトンネルでしばし雨宿りしてからようやく船に戻れた。次のアクティビティは絶対行かんぞ。


二つ目のアクティビティは洞窟散策だ。やはり雨が降っている。洞窟の中に入ってしまえば雨には濡れないけどそこまで歩いて行くのすら嫌だ。みなさん行ってらっしゃーい。

だがアメリカ人のおっちゃんがそうはさせない。



テーブル全員分のポンチョを買ってくれちゃった。

「さあみんなこれを着て行くんだ!」

アメリカ人強すぎ。てかおっちゃんもさっき行くか迷うな〜とか言っとったやん。どんな心変わりよ。



ポンチョを買い与えられちゃった手前、行かないとはいえない日本人。内心しぶしぶ立ち上がって行ってみれば他のツアーも大集結して長蛇の列。しかも見上げるとやたら高い場所に人がいる。え、あそこまで登るかんじですか?モロッコ人おばちゃんは早々に離脱してこっそり船へ戻って行った。わ、私だって戻りたい…っ!けれどもここまで出てきたし、なんせポンチョも買い与えられちゃったし、行く…か。



登った。わー、高い。



洞窟内は思いの外広く、見事な景観だった。



通路はいったん下っていく。ライトアップと外からの光でこれまた神秘的っぽい。



けどまぁ、ここもやっぱり人が多すぎてなんだかなぁ。あと人工的な部分も目についたかなというのが個人的な感想。



また外に出ると船が大集結して客の帰りを待っている。あんなに密集してぶつからないものかなと思うけど、実は全然ぶつかりまくっている。少しでも隙間ができるとガツンガツン当たりながら強引に食い込んできて桟橋に船をつけるのだ。商売道具の船が壊れないか心配。



船まで戻ってくると韓国人のおじさまが水を下さった。缶入りの水は初めて見たな。



三つ目は島に上陸。短時間コースだとここは含まれていない。ビーチで過ごすか高みまで登るか選べる。自称登山好きの私も今は全然高みになんか登りたくない。



大多数の人がそうなのでビーチ周辺はとんでもない人口密度だった。

ビーチも砂があれなので行かない。韓国人ご夫妻とモロッコ人おばちゃんと、そのへんに座る場所を確保して喋りながら時間を潰す。

韓国人ご夫妻はアメリカのシアトルに住んでおり、10〜1月の雨の季節は鬱々としてしまうので韓国で過ごすそうだ。いいな、そんな季節に応じた二拠点生活。



やっと船に戻って港へ向かう。この頃には雨が上がって、船上ではドリンクと軽食が振る舞われた。



時刻は18時前。船から夕焼けが見える。

なんでこんな長い6時間プランにしたかというと、この夕焼けを船から見たかったからなのだ。ラオスのルアンパバーンで見た夕焼けがとても美しかったので。

だがあいにくの天気。お見事!と言える夕焼けは見られず。じゃあ全然短時間プランでよかったな。


船着場に戻り、バスに乗り換えてハノイ市街地で最初に下車。みなさんに別れを告げる。これにてハロン湾ツアー終了。時刻は21時。


えーっと、

全然楽しんでなかったね?

いや、なんやろ。とりあえず観光客が多すぎるやん。ベトナムの一大観光地なだけあって完全にオーバーツーリズム。ハロン湾の奇岩よりも世界中から来た人たちを見る方が忙しかったっていうか。服装とか文化とかノリの違いとか。


同テーブルの皆さんにはほんとよくしていただいておかげさまでぼっちにならなくて済んだ。まあたまにはぼっちでもいいんだけどなとは?思ったけど?スミマセン。

英語コミュニケーションは大変だったけど、日本人オンリーのツアーにはない出来事が多々あり、色んな話もできたのは面白かった。途中あまりにも眠気がおしよせたので、ひっそりスヤァ…と寝ようとしたら、「眠そうだな!コーラを飲め!」とアメリカ人ご夫婦にコーラを与えられた。アメリカ人強すぎ。

皆さん、この先も良い旅を。



ハノイの片隅でぼっち飯。露店のワンタン麺。うまうま。店のおばちゃんに日本人か?と笑顔で話しかけてもらえて嬉しかったのに、去り際にテーブルに足を引っ掛けて残り汁ごとお椀を落として割るという大失態を犯して最悪に気まずかった。店の人はいいよいいよと言ってくれたけど。本気ですみません。


そんな長い一日が終わり、もう宿で寝落ちたいところだが今晩はここから空港へ向かって空港泊だ。明日は早朝から空路移動。うへぇ、しんど!

1月16日(金)


昨夜、ラオスのルアンパバーンからベトナムの首都ハノイに大遅延の飛行機でやってきた。



南北に細長いベトナムの北の都だ。ベストシーズンな現在は気温26℃/18℃、湿度は87%と高いけど蒸し暑い感覚はなくとても快適。日中は半袖Tシャツでちょうどよい。



シャワーと洗濯を済ませて遅い朝食をとりに出かける。といっても宿のすぐ近くに露店が並ぶ路地があったのでそこで。



これこれ。あったか麺に色々具材乗ってるやつ。フォーなのか何なのかはよく分からん。とっても優しい味がした。朝食にぴったり。40,000ドン(240円)。



早速街を散策。縦横無尽に走る二輪車の喧騒がものすごい。

ザ・東南アジア。

わぁ、急にバックパッカー!ってかんじしてきた。この道を渡るのは躊躇してしまうけども、とにかく歩み出したら迷わず突き進むことが大切。



カフェに入ってみる。こうして路上で座るスタイル。カフェだけでなく露店や普通のお店の前でもみんなプラスチックの椅子を持ち出して座っている。おじさんおばさんからオシャレなお姉さん、お子様も。これまた東南アジア!ってかんじがする。



こちら、エッグコーヒー。

コーヒーに卵黄、砂糖、加糖練乳を混ぜて飲まれるベトナムの伝統的な飲料。(wikipediaより)


ブログ情報で見かけてよく分からないままに飲んでみたけど、ハノイ発祥の名物だった。とっても甘くて、コーヒーというよりはスプーンで食べるスイーツって感じ。おいしい。45,000ドン(271円)。



続いて鉄道線路沿いへ。



しばらく地味な線路に沿って歩いていくと突然にド派手なエリア。



この線路の周りにカフェやお土産屋さんがずらりと並んでいる。ここは実際に列車が通る線路で、通りギリギリに進む様子が迫力あるらしい。何にも調べずに来ちゃったのでただの廃線みたいな線路を歩くに終わった。



ベトナムの景色に馴染むビアードパパ。



ホアンキエム湖。市民の憩いの水辺ってかんじ。



ここでは淡い色合いの美しいベトナムの伝統衣装を纏った美しい女性たちが一心に映え写真やSNS投稿用動画を撮影していた。この湖畔一帯にめちゃくちゃいる。その光景が見事で、思わずその姿の写真を撮ってしまった。そのお衣装はどこで調達できるんだろう。きっと私が纏っても全然映えなポーズや顔を決められないんだろう。あれはなかなか難しい。



歩き進める。振り返り猫。



これまたブログ情報でちらっと見たお店。ベトナム名物のサンドイッチ、バインミーの有名店、バインミー25。全部25,000ドンなのかなと思って行ってみたら全然そんなことはなく私が選んだのは45,000ドン(271円)だった。

めちゃくちゃ観光客がいて、注文してからしばし待つ。



サンドイッチか〜。この形態の食べ物はアメリカ大陸旅で嫌というほど食べたし今は別に欲してないな〜という心持ちで、それでもベトナムに来たからにはという半ば義務感で食べに行った。

大口開けてがぶり。

う、美味いだと…!?

バインミーもめっちゃ美味かった。パクチーの味がするのが東南アジア感あって、アメリカ大陸のとはまた違う。なるほど、国民食になるほどのことはある。



宿で休憩などしていたら小腹が空いてきたので再び宿前の露店路地へ。女子が集う甘味処があったので座ってみる。この色とりどり、様々な具材を少しずつグラスに注いで氷入りで提供された。25,000ドン(150円)。

期待通りの美味しさ。甘いシロップにもちもちのやらぷにぷにのやら色々入っている。あー、うまうま。



夜は昨晩と同じ露店へ。



今日はちゃんと麺と具材のご飯枠を注文できた。45,000ドン(271円)。ベトナム料理はこの麺と具材の組み合わせが定番だが、店や物によって味も具材も様々であり、全部おいしい。


ひとりでハフハフ食べていたらオシャレな女の子2人組に日本語で声をかけられた。一人の子は9年間日本に留学していたらしい。何か困ったことはないかと気にかけてくれる。ベトナムの人はほんと優しい。これまでの旅中にも何名かベトナム人旅人に出会ったが、みんなして一様に優しさが滲み出る人たちだった。そういう国民性なのかな。彼らにとって日本人はどう映っているんだろう。



昨日食べたキャッサバ餅デザートが美味しかったので今日も食べたいと思って来たが、その子がおすすめしてくれたこの豆腐スイーツを食べてみる。15,000ドン(90円)。

日本の豆腐とは別の甘い豆腐。タピオカと一緒に食べるといろんな食感が楽しめておいしい。


女の子たちにお礼を言って目の前の宿に帰り、本日終了。ハノイの定番スポットをざざーっと押さえてみた一日だった。



1月15日(木)

【予定】

16:05 ルアンパバーン(ラオス)

17:15 ハノイ(ベトナム)

タイ・エアアジア

約13,000円


本日移動日。ラオスはマジでルアンパバーンで象に乗るためだけに来た。今回の旅は前もってできるだけ移動、宿の予約をしてきたのでこの航空券も事前に手配済みであった。けどいざルアンパバーンに来てみればもっとゆっくりしたかったなーという気持ち。英語が思いの外通じるし滞在費も安くて、今の季節はカラッとした快適気候。なぁーんにもせずにのんびりするにはうってつけの場所だった。


東南アジアは宿代も高くないし、停滞しながらその都度手配でもよかったかなぁ。でもそれもまた調べるのがしんどいんよなー。物価が安いとは言ってもお金はかかるわけだし。難しい。



ルアンパバーンでの宿はSakura Wood Houseというところ。レセプションのスタッフさんが大変物腰柔らかで親切。



Yと2人旅だったので一人当たりドミトリーと同額で個室に泊まれた。ホットシャワー、トイレつき。



昼まで町を散策してみる。と言っても、ルアンパバーンの町自体は半日で見て回れるほどぎゅっと小さくまとまっている。徒歩で回れる規模なのがありがたい。観光だけなら2日も滞在すれば十分だろう。



カゴに入った小鳥を興味津々に見るわんころ。かわいい。



手持ちのラオスキープ現金を使い切るべく露店でおやつを買ってみる。10,000キープ(74円)。ココナッツパンケーキ的な。しっとりオイリーなベビーカステラってかんじ。ココナッツの味と甘味がめっちゃおいしい。



昼食は初日の夕食と同じところへ。豚肉入り卵焼きのせご飯40,000キープ(294円)。



ところでラオスのお札20,000キープ(147円)。これぱっと見で分かりにくすぎないか。20,000?60,000?どっちなん??ってなる。

ほぼ綺麗に使い切ってすっきり。



さてそろそろ空港に向かうか。ここでYとお別れ。それぞれのアジア旅を楽しむとする。またお互いの旅の報告会をするのが楽しみだ。



空港まで行きと同じ道を約1時間。真昼間なのでさすがに汗が滲む暑さ。



このピンッと整えられた庭木が見事。


ちょっと早め、定刻の2時間半前に空港に到着。オンラインチェックインを済ませておりeチケットでいけると書いてあったのでそのまま突入しようとしたら、カウンターで紙チケットを発行してこいと言われる。えーーー。

そうなるとまた7kgに収めるポケット突っ込みまくり作戦をやらなあかんやないかい。

恥ずかしい出立ち、しかも歩いてきて汗をかいているのにダウンを着こんでいるという状態でカウンターへ。それを見てか、重量測定なしで紙チケットが発行された。なんでやねん。どうせなら量ってくれよ。


出国審査で入国時にもらった出国カードと搭乗券、パスポートを提示。搭乗券に何やらスタンプを押されて返される。

搭乗時刻までしばし待機。空港Wi-Fiは何度も試したが結局繋がらなかった。ネットのない待機はつらい。


やがて定刻搭乗。飛行機が動き出す。ハノイまでサクッと1時間のフライト。



2時間後、ハノイで美味しいベトナムローカル飯を堪能しているはずが、私はまだルアンパバーンにいた。なんやら機材トラブルらしい。長々と機内で待機した上に結局一旦降機。「ここってハノイ?」と笑いながら降りる欧米人。陽気か。

ああ、まさか今日もこの美しい夕日を見られるとはね。



事情もよく分からないままに待たされ続ける。そのうち水が配られた。え、お詫びの品がまさかこの小さな235mLの水だけってことはないですよね?もう18時ですからね、私はお腹が空いてきましたよ?



定刻から3時間後、ようやく再搭乗の案内が出た。下りてきたときに渡されたトランジットカードを渡して進む。



今度こそ離陸。完全に夜やないかい。夜景が美しいやないかい。

もう少しルアンパバーンに滞在したかったとは言ったけどトラブルはいらんのよ。機材トラブルが本当にちゃんと解決したのかも不安。


あー、お腹すいたな。そこにゴロゴロとフードカートがやってくる。LCC通常運転の機内販売。え?お客様の予定を3時間も狂わせておきながらスナックのひとつも配らないかんじですか?温厚な日本人も「どの面下げて売っとんねん?」ぐらいには思った。


20時、ようやくハノイに到着。私の英語リスニング力で聞く限り、エアアジアは「ご協力に感謝します」というばかりで謝罪の言葉はなかった。


ハノイ空港にてベトナムドン現金をATMで入手。都市や観光地ではわりとクレジットカードが浸透しているようだけど、お目当てのローカル飯露店では現金が必要だろう。

いくつかのATMで試すも、なぜか立て続けに引き出せず。到着ロビーの端の方にあったATMでやっと引き出せた。



空港から市内までは路線バス86番で行く。空港市内直通便で約1時間。時間が遅くなってしまったしもう配車サービスGrabで行こうかと思ったが、目の前に86番バスが停まっていたので飛び乗る。運賃45,000ドン(271円)。下調べで現金のみと見たが、空港発の86番はカード可だった。他の路線は分からない。

このバスは普通に使えるWi-Fiがあってびっくり。


宿がある旧市街地付近で下車。ハノイの治安は良い方だと思われるが、初めて訪れる街を夜に歩くのはやっぱり不安。もっとも大都会ハノイなので人通りは多く、ひとりで歩きスマホをしている若い女の子もいる。



それにしてもお腹が空いた。ATMで下ろしたお金を崩すために空港で買ったスニッカーズしか食べていない。途中にあった露店で遅い夕食とする。

メニュー表のベトナム語がさっぱり分からん。この中で一番高い20K(20,000ドン 120円)のやつならお腹が満たせるものが食べられるかな。



出てきたのがこれ。

思てたんとちがーう。(´Д` )

う…私はもっとこう、あったか麺ともりもり具材みたいなお腹いっぱいになるやつが食べたかったんや…こんな小鉢サイズのじゃなくて…。そんでこれは一体何やろか。なんかツルッと丸いのが茶色い汁に浸っていて色々かかっているね。なんか濃いスープと味玉みたいな感じやろか?めっちゃ辛かったらどうしよ。


おそるおそる食べてみたら全然違うくて、甘くてとろっとした汁に浸るもちもち団子だった。3つとも味が違う餡が入っていて、ゴマとか…あとはなんかよく分からんけどとりあえず甘くてもちもちでめっちゃ美味しい。まぶしてある黒い粉はすりごまで、ナッツもトッピングしてある。その食感がまた美味い。


あとでGoogle翻訳で調べてみれば「キャッサバ餅デザート」と出た。どうやらおやつ枠のメニュー表だったらしい。ご飯枠のメニュー表はすぐ横のお客さんの背中のところにあった。腹が減りすぎて全然目に入らんかったわ。あと、これも後に知ったがご飯メニューは少なくとも40,000ドン(240円)はするっぽい。


キャッサバ餅デザートだけじゃ夕食には全然足りないけどとりあえず空腹は落ち着いたしもう疲れたので、そのまま宿にチェックインして本日終了。ドミトリー部屋でドライヤーを使うのも憚られる時間になってしまい、シャワーも浴びずに寝る。


たった1時間の簡単な移動のはずが結局一日がかりになってしまった。やっぱり移動日は油断できないな。

初めてのベトナム、楽しめますように。


1月14日(水)

 

ラオス、ルアンパバーンの朝。宿の朝食をいただく。



朝晩は肌寒い。あったかそうなご当地メニューを選んだら宿のお兄ちゃんが道路向かいのお粥の屋台にもらいに行ってくれるシステムだった。ありがとね〜。

 

さて今日はこちら。



象!

ここルアンパバーンで象使いマホートの免許が取れると聞き、アフリカで象に魅了されてしまった私としてはぜひとも象使いになりたいと思って、ずっとルアンパバーンにいく機会を狙っていた。もう象使いになるためにラオスに来た、いや、このアジア旅に出たと言っても過言ではない。「お前も象使いにならないか?」という誘いに返事ひとつで承諾してくれるY、愉快な友すぎた。

 


ルアンパバーンで象使いになるには、それをやっているツアーに参加することになる。ブログ情報でよく見かけた会社Manifa Travelでやることにした。象と触れ合えるプランは色々ある中で、私たちはたっぷり象を堪能できる一日プランを選んだ。41ユーロ(7563円)。着替え、昼食つき。スムーズにやれるよう日本からネットで予約しておいた。

 

この一日で象使いマホートの免許が取れる。と言っても観光客向けのなんちゃって免許である。まあそうだよね。本物のマホートの免許は履歴書にも書けるちゃんとしたやつだそうだ。免許証欄に「象使い」って書いてある人が面接に来たら私だったら速攻採用しちゃうな。

 

宿でピックアップしてもらって車で約45分のマニファエレファントキャンプへ。



着いて早速案内された先には雄大なメコン川が滔々と流れている。朝靄がまだ残っておりとっても美しい光景。なんか知らんけどラオスってかんじがする。



そこへおもむろに象さんがやってきた。「どうもー」ってかんじで小慣れている。

しかしこっちとしては憧れの象さんだ。

わわわ!もうすぐそこに!象がいる!

動物園やサファリパークで遠巻きに見る象とは全然違う。今すぐにでも触れられる距離にいる。でかーい!



近い近い近い。

我々が持っているバナナを凄い勢いで要求してくる。房で持ってきたバナナを一個ずつ割子そばの要領で差し出される鼻に置いては食べ、置いては食べ。あっという間に手持ちのバナナが尽きる。

固いヘタが残った最後の一個は小さなヘタを器用に鼻でつまんで噛みちぎり、ポイっと捨てた。すげー。



バナナタイムが終わると早速象に乗る。えっ、まだ心の準備が…!

象使いの皆さんに支えられて台からよっこいしょ。鞍とかはなく象の首に直乗り。人が二人も乗って象さんは重くないのかなとも思うが、あとで聞いた話では象は体重の10%ぐらいは軽々乗せられるらしい。体重が4トンぐらいだそうなので、400kgは余裕。へぇ〜。



辺りをお散歩。視線が高ーい。



ふぁ〜!なんて気持ちいいんだー!

念願の象に乗れてご満悦。今わたし、象に乗ってます。象に乗っちゃってますぅー!うはははは。



象さんの頭。硬くて黒い毛がまばらに生えていて……ハゲ頭感すごい。私の足に象の耳がかぶさっていて膝掛け感ある。分厚く硬そうな皮膚だが弾力があって、たしかに象の温もりを感じる。

ゆっくり歩く象の背中はゆっさゆっさ揺れるが馬ほど激しくは揺れない。お尻の下で骨格や筋肉の動きを感じた。

象に乗るの、なかなかいいな!

 

ぐるりと巡っていったん象さんたちとお別れし、朝食に案内される。このあとボートツアーに出かけるとかなんとか……ん?私たちは一日象プランのはずだが。

スタッフさんに確認したら違うツアーに案内されちゃっていたようだ。あらま。どうもおかしいなと思った。ブログ情報では先に着替えたり荷物を置いたりしてから象さんと対面するはずだったから。なんかまずは象に乗ってみましょう!みたいなウェルカムライディングなのかと思って流されてたわ。

 

「ほんとにごめんね〜!」と言われながら本来のツアーに案内された。初っ端から象に触れられたので何の文句もない。



まずは象使いが象に指示を出す際の言葉を学ぶ。リピートアフタミーでみんなで練習する。いっこも覚えられなかった。



象語ができなくても「I am MAHOUT」ユニフォームを着て準備万端。



再び象の元へ。やあ、また会ったね。



さあバナナをお食べ。かわいいやつらめ。いっぱい持ってきたからね。



このマニファキャンプには7頭の象がおり、そのうちオスは1頭だけだそうだ。立派な象牙が生えている。触ってみると一瞬軽い触り心地だったが、コツコツやってみればしっかり固い。

この象牙を狙う乱獲のせいでオスの象は数が少ないそうだ。



先ほどと同じように散歩に出かける。後ろに乗っていた象使いの人は途中で降りてしまった。そんなまさか…

私の象使いとしての素質を見込んで…!?

期待の新人ってか!



ひとりで象に揺られて歩くのはめっちゃ気持ちがよい。いいな、象飼いたいな。象使い免許を取った暁には象で出勤とかしたいな。なお、象は一日300kgぐらい食べるらしい。乗り物にしてはちょっと燃費が悪いかな。でもペットとしてはめっちゃ癒し動物だな。

 

たまに象さんは立ち止まって川を眺める。「川はいいよね〜」と一緒に眺める。草木が気になればまた立ち止まる。「お腹が空いたかね〜」

そのたびに象使いのお兄さんが声を上げて象語で指示を出す。もちろん私はまだ象使いではないので横にプロが歩いているのだ。指示されるとまたすぐ進み始めるんだから偉い。象ってどうやって躾けるんだろか。



最後に象さんはメコン川に突入していく。象使いの指示で頭までザブン。上に乗るニンゲンもザブンザブン。

私ももちろんザブザブするつもりで万全の装備でやってきたが、女子的理由で叶わなかった。カリブ海や南極の海はキャンセルしても象と一緒にメコン川には浸りたかったわ。



他の人と交代して今度は象と一緒に地面を歩く。象のお尻ってなんであんなに魅惑的なのかしら。



午前の部は終了でランチタイム。ビュッフェ方式でビールも飲み放題。ラオスのビールBeerLao、すごく美味しい。なんとなく、フルーティっていうか?



午後の部が始まるまでの間も象さんと交流ができる。バナナではなく竹みたいなのをバリバリ美味しそうに食べている。サトウキビだった。そんなに美味いのかい?と思ってかじってみたら象使いの人が食べやすいように皮を剥いてくれた。なるほど甘々でぼりぼり食べちゃうのも分かる。と言ってもニンゲンにとっては繊維質すぎるが。



象さんの口はこれまた不思議な作りをしている。食べる様子を間近で観察していても歯は見えない。唇みたいな舌みたいなのがもぐもぐしている中にどんどん食べ物が吸い込まれていく。



午後は先ほど歩いてついていった森の中を象に乗って進む。ちょっとしたアップダウンもあってスリリング。人を乗せて坂を上るのはしんどいかなと思うが、象は上り坂も苦ではないらしい。



これでお散歩終了。台も何もないところで下象。象さんがしゃがんでくれてずべべべとずり下りた。



ありがとね象さん!

ちなみにこの象さんは38歳のメスだそう。象の寿命は人間と同じぐらいだっていうから、まさにアタシたち、同世代…ってコト!?いったいどんな38年を歩んできたの?これからも何やかんやがんばってこーね。



時刻は15時前。ここからボートツアー組と合流。



メコン川を遡って観光スポットのパク・ウー洞窟にやってきた。



階段を上っていった先の洞窟に仏像がずらりと並んでいる。ふむふむ、、

なるほどね〜。

この仏像の意味合いもこの場所のことも無知ゆえに感想もそれぐらいしか出てこない。そうなるだろうなと思ってこの洞窟ツアーは組み込んでいなかった。オマケのように来られてただただラッキー。



仏像よりもこの高みから見えるメコン川のほうが見応えあったかな、個人的には。

ここで二つの川が合流しており、茶色く濁った川と青さがある川の2色が見た目にも分かる。



お次はラオスのウイスキーの試飲会。蛇やサソリなどが漬けられた瓶が並んでいる。奥には織物や染め物の布。なんかこの光景どこかでも見たね。メキシコ、オアハカでもメスカル工房と織物工房が組み込まれていたな。ここのウイスキーは米から作られているらしい。



ボートに乗ってルアンパバーンの市街地へ戻る。時刻は17時半。山に沈む夕焼けとグラデーションの空が美しすぎる。



黄昏の空と市街地の夜景がキレイ。



これにてツアーは終了。市街地のマニファトラベルのオフィスへ寄って象使い免許証みたいな紙をもらう。

やったね!

 

これで私も晴れて象使いになれたということで。

メコン川沿いで象に乗るのめっちゃ楽しかったな。象さんは本当に見れば見るほど魅力が増す。これで慢心せずに毎年象使い免許の更新に来ようかな。

象に乗るのはタイとか他の場所でもできるそうだが、ここルアンパバーンで乗るのもすごくオススメ。ルアンパバーンに行くのもそんなに難しくないのでぜひみんなやってほしいと思う。

1月13日(火)


1/12 21:00関空

1/13 1:30 バンコク(タイ)

7:40 

9:05 ルアンパバーン(ラオス)

タイ•エアアジア



バンコクで空港泊からの目覚め。そこらじゅう中国の方のめちゃくちゃ賑やかな声に起こされる。すごいな、なんでこんな早朝からそんなものすごいボリュームで喋れるん…。


バンコクのかすんだ空に昇る太陽を眺めながらルアンパバーン行きの便に搭乗。



1時間半ほどで到着。日本との時差は2時間遅れ。

ルアンパバーンの空港は飛行機を降りると外テラス的な通路を歩くようになっていた。斬新ですごく開放的。東南アジアに行けばむわっと蒸し暑いかと思えば、ルアンパバーンの朝はとっても爽やか気候。半袖Tシャツでは肌寒いぐらいだ。本日の気温は25℃/13℃。湿度65%。



ルアンパバーンは観光地ではあるが、その空港はこぢんまりしている。Wi-FiはYは繋がったが私は繋がらなかった。もう少し待てば繋がったのかな。

入国カードを記入し、イミグレで提出。USドルからラオスキープへ少額両替しておく。ルアンパバーンの宿や飲食店では現金が必要になりそう。SIMカードもここで買える。



市内までは約4km。歩いて1時間ほどなので景色を見ながら歩くとする。なんていうか、

のんびりしてる〜。

なんだろか、上手く言えないけどアジアの片隅って感じでとてものどか。車がビュンビュン行き交う感じでもなく穏やか。すごく心癒される雰囲気。ルアンパバーン、なんだか良い予感がする。



道端の犬。カメラ向けたら吠えられた。

日差しの中を歩いているとやっぱり暑くて喉が渇く。けど汗をだらだらかくことはない。とっても快適気候。さすがベストシーズン。



Nam Khan Riverを橋で渡る。心許ない鉄板の橋。



宿に荷物を置かせてもらって早速町を散策。まずは腹ごしらえ。なんか良さげな大衆食堂に入ってみる。



豚肉を揚げたやつとゆで卵をご飯にのせてなにやら美味しいソースをかけたやつ。間違いなく美味いやつ。40,000キープ(295円)。

ビールは空港からの道すがら、やたら看板を見かけたBeerLao。20,000キープ(148円)。アジアの片隅で昼間っから飲むビールは美味い。



心地よいそよ風に吹かれ、道ゆく車やバイクを眺める。ああ、なんて気持ちいいんだー。

眠い。

夜間フライトと空港泊で睡眠不足。ここにビールのアルコールと満腹とそよ風がきたらもう。ここから一歩も動きたくない。


だが食堂で寝落ちるわけにはいかないので無理やり店を後にする。



のどかな通りを進む。



アジアにありがちな絡まりすぎ電線。



市場を通り過ぎてみる。値段表示があるところもあってありがたい。ラオスキープ、ゼロが多い系で換算が大変。1キープ=0.0074円。ゼロを3つ消して7をかける。



仏教徒が多いラオス。寺は金ピカピンでものすごくゴージャスだ。



壁にぎっしりと細かな絵が描かれている。



シーサー的な。



市場の終わりにフルーツを売るお店。



なんだか見慣れないフルーツがあったので買ってみた。



左はマンゴスチン、右のジャガイモみたいなのはロンコンというらしい。このセットで10,000キープ(74円)だった。



宿で食べてみた。マンゴスチンは厚い皮を手で剥くと白い果汁滴る実が出てきた。甘くて美味。



ロンコンはこの小さい実がブドウみたいに房になっている。こちらも皮を剥くとプルンとした白い実。ニンニクみたいな形態で収まっている。やはり甘く、酸味があるような。

旅先でよく分からない食べ物をよく分からないままに買って食してみるの楽しい。



その果物売りの横にラオコーヒーなるものがあったので休憩がてら飲んでみる。大きなカップで40,000キープ(296円)。甘いシロップが入っているのか美味。物腰やわらかな店員のお兄ちゃんが持ってきてくれる。



ここでも日陰に座っていると心地よいそよ風が吹いてとても気持ちいい。

寝落ちる。

そしてぼーっとする。喋る。

はぁ、ルアンパバーン最高やな。なんか日本の日常に疲れたらルアンパバーン休暇を取ってただダラダラするためだけにルアンパバーンに来るのも良いかもしれない。そんな良さがルアンパバーンにはある。



夜はナイトマーケットへ。18時過ぎ、日没の空がめっちゃきれい。



飲食の露店が所狭しと並び、地元人や観光客で賑わっている。



よりローカル感のある通り。



この通りにある食堂で夕食をいただく。店は賑わっていて調理場の人たちも忙しそう。



来た〜!野菜と麺の炒め物。これまたソースに甘味があって美味美味。もう何食べても正解。


宿に帰って本日終了。

ルアンパバーン、のんびりした空気が流れていてとても落ち着く。何日でものんびりしていたい気持ち。

1月12日(月)

ラオス行きの機内でこれを書いている。正確には関空から乗り継ぎのバンコクへ飛ぶ機内だ。2-4-2列の窓側席。隣の席のお兄さんはどこか空いている席があったのか案内されて行ったので、私は2席を独占して横になっている。ラッキー。

 

ということで、

アジア旅編始まります。

4ヶ月のアメリカ大陸旅を終えてやっと帰ってきたかと思えばまた旅立つんかい。忙しないね。

とはいえ日本のお正月を味わったら引き続きアジア旅に出るというのは最初から計画のうちだった。アジアは近いからいつでも行けると思っていたら案外行けないもんだ。なのでこの機会にアジアも巡っとこうと思って。

 

でもアメリカ大陸旅を終えた時点で私はちょっと疲れていた。もう海外長旅はこれっきりかな……という思いもよぎるほど。こんなモチベーションで旅に出たって意味がないしその後の計画は一旦白紙で帰国。最高すぎる日本に歓喜しながらこの先どうするのかがずっと頭の片隅にある。

試しにちょっと調べてみた。

 

(東南アジアがベストシーズンやな…)

 

東南アジアの私が行きたい場所のベストシーズンは乾季の12〜2月だった。職業柄、この時期は繁忙期なので今後働きながら休みを取るのは難しいかもしれない。行くなら今しかないんじゃない?貯金はだいぶ減ってしまったけど時間は無限にある今まさに行っとくべきなんじゃない?

帰国して2日後には航空券を検索していた。そして今に至る。

 

この2週間ほど、日本を満喫しつつもめっちゃ調べまくっていた。旅疲れの要因のひとつは現地を楽しみながら調べ事もしなければならないことにある。これがけっこうしんどい。優柔不断な私にとって選択の連続はかなりの負担だ。なので今回は全行程のチケット、宿手配を済ませてから出発することにした。

 

まあ間に合わなかったんですけど。

途中からスケジュール帳真っ白なんですけど。あーあ。

 

荷造りも意外に時間がかかった。ついこの前まで旅をしていたんだからすぐ済むはずなのに。

装備を見直したところはこちら。

・2weekコンタクトレンズ→1day

洗浄液持ち歩くの邪魔くさすぎ。

・一眼レフカメラなし

ついにカットされてしまった…。もうアメリカJMTか南極ぐらいの超絶絶景でないとカメラを持ち出さなくなった。

・山ダウン、ウインドブレーカー→ユニクロULダウン、UVカットエアリズムパーカーに変更

お気に入りの山ウエアは無駄に汚れるのが気になるので。

・防寒インナー、水着なし

常夏。でも水着が必要なアクテビティしないわ私。

・日本食なし

ゆかりふりかけとか。アジアなら耐えられるかな。

・トラベルシーツなし

Myシーツを使わないといけないような質の宿には泊まらない。

 

ざっくりこんなかんじか。メインザックは36Lで行けることになった。サイズは機内持込規定内。重量は身の回り品も合わせてトータル12kg。機内持ち込み重量7kgを優に超えている。なんとかするしかない。

 

自宅最寄り駅まで父に送ってもらい、関空まで電車で向かう。

空港でアメリカJMTを一緒に歩いた友Yと合流。Yはあの後ヨーロッパ周辺の旅を経て年末に無事帰国した。そして先日アメリカぶりに再会した際、ラオス行きを決めた話をしたら乗ってきてくれたのだ。フットワーク軽すぎて最高。

 

エアアジアのカウンターに並ぶ。自宅でオンラインチェックインしてチケットも印刷してきたが、何やらカウンターに行くよう書いてあったのでやむを得ず。そうとなると荷物重量が問題。

これまでのアメリカ大陸旅でも普通に機内持込重量を超えていたが、サイズは既定内であり重量を量られることはなかった。しかしエアアジアは過去に厳しく重量、サイズをチェックされたトラウマがある。

 

ということで列に並ぶ前に身支度。重たい電子機器や液体物を上着ポケットにとことん詰め込みまくる。今回は通気性パーカー、薄い防風パーカー、ULダウン、そしてブランケットとしてメンズ4XLサイズULダウンと4つの上着を持参しており、その全ての両ポケットに詰めることができる。どれだけ詰めればいいかは自宅で量って確認してきた。

出来上がった格好は完全に不審者でとっても恥ずかしいけど、そんなことは言ってられないので気にしない。これがアタシのファッションですが?ぐらいの気持ちで堂々とするのが大切。

 

いざカウンターへ。ドキドキ。

まずはラオスの出国券を確認された。そしてやはり重量測定がある。7.5kgだったけど、これ以上荷物を増やさないように念押しされて無事に搭乗券が発行された。ふぃ〜、やれやれ。

 

荷物をまた元通りに戻す。保安検査、出国審査も無事通過して搭乗口に辿り着いた。

 

疲れた〜。

こんなきっちりしてるところ、アメリカ大陸旅ではなかったな。これが日本の空港だからなのかエアアジアだからなのか。

 

搭乗口前でコンビニおにぎりを食べながら待機。搭乗時刻が迫る。



すると、カウンター前にガラガラと荷物サイズ、重量を量れる機械が引っ張り出されてきたではないか。え!まさかここでも量られるのか!?

慌ててまた重量測定仕様の荷造りをする我ら。カウンターの目の前の椅子で。ヤバいやんエアアジア。厳しすぎんか。アメリカ大陸の航空会社を見てくれよ…どこもそんなきっちりしてなかったよ。



せっせとポケットに詰め込みまくってまた恥ずかしい姿を晒すことになったが、カウンターの測定器は誰にも使われる様子がない。結局私たちも元の荷物に戻して普通に通過できた。

なんなんよもーー

ビビらせんといてー

 

出国前からすったもんだありすぎ。一人だったらただただイライラしていたかもしれないが、Yがいてくれたので笑い合えた。ああ、受託荷物料やら荷物重量やら気にせず飛行機に乗れるようになりたい。



バンコクに到着した。今晩はここで空港泊。

改めまして、明けましておめでとうございます。



年越しまでに全力で帰国したかいあって良き年明けを迎えられた。小吉だったけど。

そこから数日がたって、いまだに毎日日本という国の素晴らしさに感動している。どこを見ても綺麗。何食べても美味しい。日本語が通じる。スマホを引ったくられない。ああ、最高。日本最高。旅をすればするほど母国愛は深まるばかり。


それではアメリカ大陸旅をまとめます。


旅期間

2025年8月22日〜12月29日 130日間

お、図らずもキリがいい日数だな。4ヶ月と7日。


行った国

13の国と地域

アメリカ・カナダ

メキシコ・グアテマラ・エルサルバドル・ホンジュラス・ニカラグア・コスタリカ・パナマ

コロンビア・ブラジル・アルゼンチン

南極


中米は島国とベリーズを除いて順当に南下。ホンジュラスは通過しただけなのでリストに入れるかは微妙なところだけど一応出入国印を押したので。



ルート


これが実際に辿ったルート。JMTスルーハイクがきっかけとなって始まった今回の旅。ペース配分の目安となるポイントはいくつかある。


・9月までのカナダ、イエローナイフの夏のオーロラ

・11月1、2日のメキシコ、オアハカの死者の日

・12月からの夏の南極

・年末年始までの帰国


これらを繋ぎつつ、東カナダ、ニューヨークのブロードウェイ、グアテマラ、リオデジャネイロを組み込み、その道すがらも旅してみたという感じ。

大体当初に思い描いていた通りかな。予想外だったのはキューバとウルグアイに行かなかったことと、ブラジルは結局リオデジャネイロしか行く時間がなくなったこと。ブラジルは北部のアマゾン地帯に行こうかなと考えていた。

「その謎を解明すべく、我々はアマゾンの奥地へ向かった─」

って言いたかっただけ。ここで言ったからもういいや。特に解明したい謎もない。

今回の旅記録はルート予告なしでお送りしてみた。私自身、先の見えない物語が好きなので。ネタバレなしを意識して書くのが面白かったです。


ビザなどが必要だった国

アメリカESTA・カナダeTA

他ビザ不要。他国の旅人がビザ取得に苦心しているのを見て、日本のパスポートの強さをこれまで以上に感じた。ビザの要不要を調べ忘れるレベル。


費用

総額284万円

内訳

   交通費82万円

   食費29万円

   宿泊費26万円

   観光費120万円

   雑費27万円


交通費が意外とかかっているな。航空券や公共交通機関のほか、レンタカーやそのガソリン代、Uber、細かいところではICカード代なども含む。どんどん飛んで行きたい場所をポンポン巡った感じなのでそれ相応か。治安の問題をお金で解決した場所もある。



200ペソ全額チャージ事件のことまだ忘れてない。


食費はこれ完全に使いすぎである。前の1年2ヶ月の世界一周旅と同額じゃないか。旅しながらも、やべーな…これはやべーぞ…とは思っていた。北米ではファストフードですら一食3000円ぐらいしてしまうし、自炊するにしてもまあまあかかる。中米に入って物価が安くなるのかと思えばそれほどでもなく、日本と同じ、なんなら日本より高いんじゃないかってぐらい。それでいて美味しいものだらけ(特にメキシコ)で押さえておかなければならないご当地グルメが次々に現れる。えらいこっちゃ。

余談だがカロリーの味がするご当地グルメを満喫しまくった結果、アメリカJMTスルーハイクで目に見えて引き締まった身体は最終的にボテロさん好みのふっくらボディに仕上がってしまった。またスルーハイクせなあかんか。それでもメキシコ料理は美味かった。



宿泊費はこんなもんかな。って前も書いてるな。私の宿選びの基準はブッキングドットコムで評価8.0以上、安い順に見ていってベッドが揺れない良さげなところ。二段ベッドで寝返りを打つとベッドがガタガタ揺れるようなところは許せん。

北米の宿代はずば抜けているが、1ヶ月間は山の中でテント泊だったし車中泊や空港泊も駆使してどうにか乗り切った。中米は1泊1500円前後。ブラジルやアルゼンチンへ行くと物価が上がるとともに宿代も高くなり、平均して3000円前後だったかな。旅の終盤は快適性を求めて宿代を惜しまなかったところもあった。

中米は水シャワー率が高かった気がする。ホットシャワーだとツイてる!と思うほど。暑いところだと水シャワーでも妥協できるけどやっぱり安らぐホットがいいに決まっている。



宿に泊まれなかったJMT完走後。でもこのキャンプも悪くなかった。


観光費は入場料やツアー、舞台鑑賞など。南極ツアーもここに含めている。それを除けば15万円ってことかー。まあ…、まあやね!



雑費は分類がよく分からないものをぶっ込んだ枠。JMTパーミット抽選代や予防接種、保険に始まり、消耗品購入など色々。

海外旅行保険は最初の3ヶ月間はクレジットカード付帯保険+グローブパートナー(医療費激高なアメリカへ行くので補強)、繋ぎの4週間にSafety Wing、そのあと決めた南極行きをカバーする21日間のHeymondoで合計約58,000円となった。グローブパートナーを中途半端に3ヶ月間にしていたのは南極に行くかどうかまだ決めていなかったからだ。結果的に保険は全く使わずに済んで何より何より。


284万円かー。

使ったねぇ〜〜〜〜〜〜

4ヶ月でこれはやっちまってるよねぇ。とはいえ最初から北米や南極に行くことを想定していたのでかなり大きな出費になることは覚悟していた。行きたいとこ行ってやりたいことやったので悔いなし。お金をかけたかいあってアメリカ大陸に思い残すことはもうないなって感じです。

円安はマジでバカにならない。1ドル=157円の時代にアメリカ大陸を旅して南極も行くとこんな感じであったことを後々懐かしむために記録しておいた。何もそんな時に旅せんでもよかったのにね(笑)と言える時代が来るのを願う。


総括

今回の旅は、そうだな、ぶっちゃけー、

ちょっと疲れた。

笑。一番の要因はやっぱり治安だ。どの場所がどんなふうに危なくて、どこに滞在するのが良いのかを調べ、常にいろんな事態を想定して考えうる最善の方法で行動していた。その考えるのがしんどいし、ずっと気を張っているのも疲れる。たぶん必要以上に警戒して勝手に疲れていた場所もあったと思う。でも結果的に無事に帰ってこられたからいいかな。そしてやっぱり今回もただただ運がよかったなという結論に至って終わる。


前回旅の危機管理記録


スペイン語が分からないのも積もり積もると結構なストレス。ちょっとしたことも分からないし、調べようにもいちいち手間取る。勉強しろよって話なんだけども。そして物価高、円安も全てにおいてちょっと高いな…あれ思ったより安くないな…が続いたので疲れた。ガクンと減った貯金残高を見てだいぶ心がザワザワする。働こっかな。


と文句ばかり書き並べて、なんでそんなしんどいのにわざわざ旅に出るのか思われるところだ。自分でもそう思う。割とずっと日本が恋しかったし、旅人向いてないなと思ったことも多々ある。それでもやっぱり旅に出なければよかったと思うことはない。

なんといってもずっと気になっていた場所を全部見て回れたから。このブログでも度々書いているような気がする。アメリカ大陸の「いつか行ってみたい」を全て晴らせた。この「いつか」は自分でその機会を作らないと永遠に来ない。アメリカ大陸は日本から遠いのでそう何度も行き来できないし、全部まとめて晴らすことにしたら結果的に物価の高い場所や治安の悪い場所で、4ヶ月という長旅になってしまったという感じだ。大変だったけど全部見れて満足満足。全部見て回れた自分の力にも満足。しれっと。大丈夫、私、まだやれる。



一個一個のエピソードを語り出したらキリがないので過去記録を読んで思い出に浸るとする。その最中はとにかく必死でちょっと疲れた旅だったけど、今こうしてぬくぬくと日本の自宅で読み返しているとどれも珠玉の思い出。あんなことこんなことあったね〜。ああ、旅してよかった。


以上、アメリカ大陸旅のまとめでした。


……つづく!