紅葉登山第4弾は神奈川県丹沢山1567m。
旅人友達のCさんが今度は神奈川県に住むことになり丹沢を歩きまくるというので、ご一緒させてくれいとお願いした。丹沢って聞いたことあるけど神奈川県だったのか〜。関東圏の土地勘はさっぱりだったがだんだんと解像度が上がってきている。
Googleマップによると松本から高速道路で3時間ほど。ふむ、前日仕事が終わり次第出発しても22時頃には着くし、前泊+1日休みで行けるということか。よくそういうことしてる登山ブロガーいるし私もそれでいこう。
11月8日(水)
19:30ごろ松本発
0:10 大倉登山口駐車場
市営駐車場(有料)は8:00〜21:00しか空いていないが、道を挟んだコインパーキングなら24時間オープン。平日は最大500円のはずだったが私は600円だった。日付跨ぐと違うのか、ちゃんと見なかったけど値上がりしていたのか…。綺麗なトイレあり。
11月9日(木)
7:00 登山口
9:00 堀山の家
10:40 塔の岳
12:10 丹沢山着
12:55 丹沢山発
13:40 塔の岳
16:00 下山
20時台帰宅
というわけでね、前日はクソ忙しくて当然のように残業が発生し、ご飯食べたりしていたら出発が遅れ、さらには仕事の疲れで途中仮眠を取らずにはいられず、挙げ句の果てに最後の最後で高速道路を下りそこねて、駐車場に到着した時には日付が変わっていた。もうね、目的のインターを通り過ぎた瞬間「ああああ〜〜ww」って情けない声出たわ。あと、いっそのこと0時超えてから高速を下りれば深夜割引が使えたのに、ということをこの度学びました。今後に遠征に活かしたいと思います。
しかしすでに学んでいて今回活かせたこともある。登山口にトイレがあっても綺麗じゃない可能性があるので、綺麗な高速道路のSAでトイレや洗面などを済ませてきたのだ。過去の失敗を糧に成長。ポジティブポジティブ。もっともここ大蔵登山口は住宅街に位置しており登山口までも普通に整った道路だしトイレもきれいだった。
疲れ果てて到着し、車中泊装備を整えるやいなや寝落ち。お疲れ様でした。
翌朝6時起床。朝日が眩しい。
駐車場は昨夜はガラガラだったが、この時点で8割ほど埋まっていた。ど平日なのに。休日はもっとすごいことになるのだろう。これは前泊必須。
7時過ぎ、公共バスの始発がやってきて続々と登山者が降りてくる。Cさんもやってきて合流。久しぶり〜!
早速おしゃべりに花を咲かせながら歩き始める。
まもなく山道へ。
本日は往復8時間以上という長丁場の気合登山だ。ここんとこ休みのたびに山に登っていたのはこの丹沢登山に備えて鍛えるためでもあった。頑張るで。
初めはよかったが、そのうちガンガン登る道になる。これがまた階段なので精神的にもきつい。階段は一段一段単調にただひたすらに歩みを進める感じで思考が停止し、面白みに欠ける。土や岩の道だと次の一歩をどこに置こうかひたすら考えを巡らせており、うまく進んでは小さな達成感を得る連続である。そこが山歩きの面白いところの一つだと思っているのだが、これを共感されたことはあまりない。
階段が多くて堪えるが、このルートでは山小屋や茶屋がいくつもあって程よく休憩ポイントが設置されている。ただし今日はど平日なので閉まっている店も多かった。
眺望はあまりよくないが、途中で開けると富士山が見えた。どこから見ても誰が見ても富士山だと分かる富士山。
旅人Cさんがカナダのお土産でイチオシのトレイルミックスバーをくれた。ありがとう!程よいボリュームと甘さ。確かに美味しい!
カナダ…カナダ行きてー…。世界一周旅から帰って早くも4年になろうとしていて、そろそろ海外行きたい気持ちはある。でもコロナはどうにかなってきたかもだけど、この世界情勢と物価高と円安。今は海外じゃなくて国内旅行に目を向ける時かも。せっかく移住したことだしここにいる間に行けるところ行きまくるターンかな。何なら地元から遠く離れて文化もイントネーションもちがって
実質外国に住んでいるようなもんだし。
という気持ちで日々を生きている。
どんどん景色がひらけてくる。山全体を染める紅葉ピークは過ぎているがまだところどころに鮮やかな色が目に留まる。
登山口から3時間半、通過点の塔の岳1491mに到着。ひらけた山頂で富士山もよく見える。ここまでほとんど階段の登りで大変だったが、Cさんとおしゃべりに夢中であっという間に感じた。逆に一人だったら心が折れていたかもしれない。
腰をおろして休憩。ここでおしまいにしたいところだが、本日の目的地はさらに進んだ丹沢山。
少し下ってまた登って40分ほどで丹沢山に到着。お疲れ様でした。
見晴らし的には塔の岳の方が良い。
みやま山荘を覗いてみる。
夕食が美味しいと評判なのだそう。
カレーがメニューにあったのでつい注文。山小屋カレーを食べるのが私のささやかな楽しみなのだ。
なんとルーがグレイビーボート(名前今調べた)に盛られて出てきたではないか。これに入っているだけで気持ちが高まるのはなぜなんだろう。家でも使おうかな。
うまうま。ペロリと平らげる。
一息ついたら来た道を戻って下山。塔の岳までまた下って登る。
塔の岳に戻ってくる頃にはガスが出てきて辺り一面真っ白になってしまった。さっき富士山を見られてよかった。
またおしゃべりしながら下山し、16時に下山口に到着した。最寄駅でCさんとバイバイして帰路。帰りは意外と元気に運転して帰れた。行きは疲れ果てて私はいったいいつまでこんな若気の至りみたいなスケジュールに挑んでしまうんだろうと思ったが、喉元過ぎれば熱さ忘れる。また時間を有効活用してフットワーク軽く遠征しようと思う。
以上が丹沢山登山の記録。これで神奈川県の山も登れた。全都道府県の山に登れたおもしろいな〜とふんわり思う今日この頃である。
まだまだ秋登山計画が待ち構えていたが、次の休みは天気がイマイチで、ついに下界にも初雪がちらつき始め、いよいよ冬が到来したらしい。となればこれにて今年の秋登山終了。お疲れ様でした。
それでは冬山も楽しんでいきましょう。