法政大学通信教育部(卒業しました)　きなこのブログ

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16Mar
- アプリ更新後にログインできなくなる件と最後のご挨拶の件
  お久しぶりです。タイトルにもあるとおり、アプリ更新後にログインできなくなりました。一度は復活したのですが、再度アプリを更新したらまたログインできなくなりました。何回かログインを試みた後、諦めて放置。そしてアプリを削除しました。今はネットからアップしています。法政大学通教のブログをつらつらと綴っていくことが目的で始めたものだったし、既に卒業して数年経っているし、アプリにログインできなくなるし。これはもう潮時なのかもしれない、と思えて仕方ありません。ちょっと寂しいけれど。通学生とは違い、卒業アルバムもなく法政に所属していた証のようなものがない中、通教で頑張っていた時代を思い出すために閉鎖はせずに置いておこうとは思っています。ですが、ここら辺でお暇いたします。みなさま。このような駄ブログにお付き合いいただき本当にありがとうございました。そして素敵な通教ライフを！😊
16May
- Amebaアプリの更新
  先先日、Amebaアプリの更新をしてからログインできなくなり、原因がわからないため放置していました。で、先日にアプリの更新が再びあったので「ログインできなくなったアプリだけどなー」と思いながらとりあえずやってみました。すると、ログインできるではないですか！本当に何が原因だったんでしょう。よくわからないけどまたポツリポツリと更新していきまーす。
09Apr
- 『街と、その不確かな壁』
  1980年『文學界』に発表された、村上春樹『街と、その不確かな壁』は『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』へ発展する作品として位置付けされているらしい。その作品名とそっくりな『街とその不確かな街』が4/13に発売されます。内容はどうなんだろう。壁、夢、影…予約は済ませたし、あとは届くのを待つだけ。楽しみです
19Mar
- 奈義町現代美術館
  岡山県奈義町現代美術館へ行ってきました。コンパクトな美術館ですがインパクトは大きな美術館。↓エントランス↓「大地」↓「太陽」の入口↓「太陽」の内部「太陽」という作品によって四次元の世界を体現したのかもしれない。↓「月」↑夏の強い日差しだったらコントラストが大きくなってさらに印象深い写真になりそう。「月」という作品は「光」と「音」も作品の一部のだと思う。美術館を体験した後は、すぐ近くにある「PIZZERIA La gita 」でランチをしました。開店と同時に行ったにもかかわらず、1時間近く待つことにマルゲリータをオーダーしたのですが、生地の焼き具合やトマトソース、チーズのバランスなど最高。食後はエスプレッソ。普段はブラックだけど、砂糖を入れてスプーンをクルクルクルクル。WBCのイタリアを思い出す🇮🇹待つだけのことはある納得のおいしさでした。後から知ったのですが、ミシュランガイド掲載店だったそうです。次は予約して行くことにしよう。食べるのに集中して写真はありませーん
12Mar
- 井戸川射子『この世の喜びよ』
  この雑誌『文藝春秋』一冊で芥川賞の二作品を読むことができる。「今年は芥川賞と直木賞の受賞作品を読んでみよう」という小さな目標を立てたのだけれど、上期に四作品も受賞したので読むのが大変です。でも、とにかく読むことに。ちなみに直木賞は『オール読物』ね。井戸川射子『この世の喜びよ』から。主人公の意識の流れが二人称で語られていく。一人称でもよいのに、この二人称のせいで読み手は主人公から引き離されてしまう。主人公から読み手を引き離す理由があるのだろうか。主人公は時間軸と空間軸の説明なく日常を語り続け、読み手側のことを考えていない。この不親切さは主人公の自閉性を浮かび上がらせる。そして語り手の言う「あなた」と主人公の言う「あなた」が読み手を困惑させる。さらに主人公が言う「私」も困惑を上乗せする。主人公の私（穂賀）が少女に向けた「あなた」と語り手が主人公の私（穂賀）に向けた「あなた」は最後のセンテンスで転化する。それは穂賀と少女が同一人物になったとも言い変えられる。穂賀は「胸を体いっぱいの水が圧」し、少女は穂賀から「伝えられ」て「何か」を引き継ぐ。「水」とは若さであり、心の充実である。ただ、そこには穂賀の自閉性が潜んでいる。捕えられ、繋がれ、免れない、閉鎖的な将来を約束された「何か」を少女は引き継いだ。穂賀は「何かを伝え」て「喜び」を感じ、若さの喪から明けた。主人公の穂賀は若かった自分がもう若くなくなった、つまり若さからの喪中で、本来の自分ではなかったため二人称で語られていたのだ。ここで、若くない本来の穂賀の姿になれた。ところで、穂賀から「何かを伝えられた」少女は喜びに満たされるのだろうか。10代半ばの少女が閉鎖的な将来を伝えられて決定づけられた。そこにネグレクトやヤングケアラーが見え隠れする。読後にはすっきりしない「何か」が残る。それは虚無なのかもしれない。全国のどこにでもあるショッピングセンターが舞台であり、どこにでも主人公や少女が存在する可能性をはらんでいる。日常の中にある虚無とは、エブリデイマジックならぬエブリデイホラーとでもいうのか。はたまた、二人称で日常が語られる新私小説とでもいうのか。ならば純文学ということになる。全体的にはアイロニーに満ちている作品である。人称に困惑して読むのに時間と神経を使った。
26Jul
- 卒業して4年目の今
  卒業してから4年がたちました。通教時代は「卒業できるんだろうか」と不安に思いながら勉強していました。地方で通教仲間もいなかったし、周囲の理解を得ることもなかなか難しくて孤独だったなー。社会人になって大学で勉強する、ということ自体が否定的とか、バカにする、とかではなく、はっ？なにそれ？おいしいの？みたいな。で、ふーーーん。よくわかんないけど、がんばってね。てリアクションで終わる。勉強につまずいて苦しんでいても理解されず、辛い時もありました。…孤独だったなー。（2回目）価値観は人それぞれ。その人その人が信じる道を進み、私は私が信じる道を進めばいい。と思うことにしていました。今もかな。一歩一歩、ゆっくりでも一単位一単位、ゆっくりでも東京にいる多くの通教仲間と地方に分散した通教仲間と夏スクや地方スクで集合するのが楽しかった！卒業してからもコロナ禍前は定期的に集まってたんだけどね…卒業した今、劇的に人生が変わったということはありません。それでも、知らないことを知る、という楽しさを知ることができました。この世の中は知らないことだらけ。知るという楽しさを知ったならば、人生楽しいことがゴロゴロ転がってる。ということに。コロナ禍の今、通教生だったらどう乗り切ろうとするだろう。やっぱり同じように乗り切ろうとするかな。楽しさを見つけながら。
03Apr
- お花見
  岡山県の後楽園に行ってきました。お城はリフォーム中で、幕に覆われていてちょっと残念。まずは後楽園に入る前、旭川という天然のお堀からの桜並木。ここでもう充分美しいです。後楽園に入ってすぐ、藩主が後楽園を訪れた時の居間として利用された延養亭。格式が高く、滅多に開放されないそうです。下の写真は入れるギリギリのところから見た園内。右手のこんもりとした山は唯心山。園の外は高い建物が建てられていないため、元禄時代とほぼ同じ景観らしいです。私のカメラの腕だと美しさが伝わらない…（芝生を半分隠して見てください）右にターン。園内にはお茶畑もあります。ほんと、贅沢です。桜林。特別に中に入れるようになっていました。なぜだか、蘇轍畑。蘇轍と桜の不思議な空間。ぐるりと回って能舞台側から延養亭越しの後楽園。右にターン。すこし離れて。曲水の水が美しい。オマケ。亀の甲羅干し。ワビサビのゼイタクなお殿様のお庭。ホッとできる落ち着いた美しさで、癒されました。
02Apr
- 天気の良い休日の午前
  今日は天気が良いので、外出したくてウズウズ。何か外出する用事でもないかなーと考えていたら、いつも利用しているクリーニング店が35%オフキャンペーンをしてたのを思い出した。これで外出の目標ができた🌟そのあとに運動公園でジョギングして帰ることに。歩いているのか走っているのかわからない、自称ジョギングなんだけど。その運動公園で、「〇〇地区大学野球大会」が行われていて、メインスタジオとセカンドスタジオが、まーまー盛り上がってる。特にメインスタジオは、プロ野球戦も行われるくらい立派なスタジオなので、プレーする選手たちも応援する人たちも気分があがるだろうな。〇〇地区大学野球って、どこの学校たちなんだろう？やっぱり野球は人気のあるスポーツだね。なんて考えながら2周走って帰ろうとしたら、車のガソリンが少ないことや黄砂でかなり汚れていることに気がついた。よっし、ガソリンスタンドだ。給油の後、洗車機に並ぶこと30分。暇なところへボボボボボボ　ボウンッ❗️と派手なエンジン音の車が給油に入ってきたので、思わず振り返ってしまった。フェラーリ🐴だった。なんとかダーレ。こんなの⬇︎画像はタカラトミーさんHPより拝借。乗り降りするのに腹筋がいるんだろうなー、なんて考えながら見ていたら、オーナーと目が合ってしまった。（ヤバい、とりあえず車ほめとこ。）オーナーは気を良くしたのか、バナナをくれた。🍌私が猿に見えたか？🐒フェラーリからバナナって。プププちなみに、フェラーリはリッター3キロだって。私の国産大衆車はリッター30キロよ？ケタが違う。フェラーリのエコ運転を勧めといたわ。以上、今日の午前中でしたーーー。
26Mar
- 組織と個人の絶対存続
  世界全体が物騒になってる。こんなに物騒になったことってなかったように思う。そう思って現代史を調べてみたら、そんなことはなかった。アチコチで紛争やテロやジェノサイドやそんな物騒な出来事が起きている。つまりは、情報を得られるかどうか、得た情報を認識するかどうか、だった。こうした自分自身の問題に直面してしまった。この問題は、また別の機会に考えることにする。物騒なことの発端のだいたいは認識のぶつかりあいだったりする。そのぶつかりあいの中で組織と個人の存続のバランスが問題になっていたりする。そして、時間軸と空間軸が絡み合いながら広がり、ある一点のどこかの座標でボンッボンッと物騒なことが起きる。昔は我々の国の一部だった。ルーツは同じ部族だ。右か左か。赤か青か。神様のこととか。そんなような理由だったり、いろいろ。社会における大きな組織の代表としては「国」をあげられるだろうし、小さな組織ならば「家族」をあげられるだろう。「国」という大きな組織を考えるにいたると大きすぎて実感がサッパリわかない。だから「家族」で考えてみることにする。家父長制を推奨したのは明治政府だった。父親を代表とした家族。父親が働き、母親が家庭を守る。できる人がやればいいのだが。でも、そんな役割分担がいつのまにか浸透した毎日を過ごしていたら、母親が自立したいと申し出た。離婚だ。許さん。家族とは便宜的に父親を代表とした「組織」である。そして「組織」は「個人」の集合体でもある。代表者も「個人」であって、「組織」を構成している「個人」の一部にすぎない。その1人が欠けることを恐れた父親が母親が欠けることを阻止しようとする。ここでドメスティックバイオレンスという物騒なことが起きてしまう。代表者たる父親全員がそれを選択するわけではないが、そのような行動を選択する代表者は、「個人」を所有物と認識しているからなのだろうか。本当のことはわからないがこんな性質を持った認識の違いが物騒なことの発端のような気がする。時間軸と空間軸が絡み合いながら広がる中でほどけなくなったら　パツン　と切ってリセットできないものだろうか。価値観をリセットするのだ。自然へ戻る。エゴを捨てる。足るを知るよう努力する。違いを受け入れるよう努力する。ユーモアも必要だ。大きな組織の代表者が認識の違いに気づいていないのか。裸の王様みたいに滑稽だ。でも、笑えない。ぜんぜん。恐ろしく心が痛い。
28Feb
- お久しぶりです
  久しぶりの更新になります。実は、なぜか急に突然、ブログにログインできなくなったのです。で、久しぶりにログインを試みるとログインできました。そのため、久しぶりのブログアップです。突然ログインできなくなったのと、突然ログインできたのと。その理由はわかりません。このブログをフェードアウトしたわけではありません。ただ、不具合に対処する術を持っていなかった、というわけです。アクセス解析で空白の一年をたどってみました。ある一定の時期に、卒論のテーマにアクセスが多かったのですが少しは役に立ったのかしら。それとも、検索ヒットしたからアクセスしたけど、有益な情報ではなくてがっかりさせちゃったのかしら。もしそうなら、ごめんなさい。この時期に、すること（提出するとか、面接するとか、支払うとか）がわかればいいかな、という気持ちです。知っていれば、早めに準備できますからね。でも、一番参考にするのは『法政通信』です。それは絶対です。コロナ禍に大変だと思いますが、卒論にまでたどりついた通教生のみなさまが無事に卒業できることをお祈りしています。
30May
- 谷崎潤一郎『陰翳礼讃』
  美に対して妥協を許さない谷崎の、こだわりの随筆。谷崎潤一郎　1886(明治19)年～1965(昭和40)年私の場合ですが、随筆を読むなら、作者が生きていた時代を見ることから始めたいところです。谷崎が生まれた頃の日本は、西欧文化を取り入れることが近代化であると突き進んでいた時代でした。やがて、方向を見失って膨張したあげくに破裂し、その後に新たな再生を始め、本当の意味での国際社会に出発したところで生涯を終えます。史実としては、関東大震災、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦。…戦争が多いなぁ。では、この随筆が書かれた頃の日本はどんな時代だった？1933(昭和8)年。谷崎47歳。『春琴抄』出版と同年。作家小林多喜二が治安維持法違反容疑で逮捕。東京・築地署に留置され特別高等警察の拷問により虐殺。国際連盟が日本軍の満州撤退勧告案を42対1で可決。1は日本。フランクリン・ルーズベルト米大統領就任。ニューディール政策。…方向を見失って膨張してた時だ。この作品の中で、美に対して妥協を許さない谷崎は、西欧の美と日本の美を分析し続けます。そして、日本人である我々は我々に見合う美を作りあげ、西欧の美にはない日本独自の美があると説いていきます。空間の美、無の美、それらを「陰翳の美」として「賞賛(礼讃)」しています。そんな彼の随筆からは、本質や原点に戻った究極的な美学を感じることができます。1933年の「新しいモノ」も、2020年の現在ならば既に古くなっています。そして現在の私たちは、この時代の「新しいモノ」に対する谷崎の感想を同調しながら読むことができるのです。例えば。Windows95が発売された時は衝撃的で、ブラウン管のパソコンがカッコ良くみえてた時代に、作業の効率化を人情が稀薄になったと少し残念がったり、ブラウン管の野暮ったさを谷崎節で一刀両断しているようなイメージかな？今なら、Windows95は使えないし、ブラウン管は野暮ったさしか感じない。谷崎に同調できてしまう。つまりそれは、時代を超えた谷崎美学の普遍性を証明することにつながり、そこに驚きを感じるのです。この方法をとらなければ、検閲にかかっていたのかもしれない、とも思えます。
24May
- 行っとけば良かった
  神戸市立博物館で2020年3月28日～6月21日に開催予定だった『コートールド美術館展　魅惑の印象派』。HP→🐤コロナ禍で延期から中止になってしまいました。残念。東京から名古屋へ巡回後、神戸の開催時期までを待っていたらタイミング悪く、こんなことになってしまいました。2019年9月10日～12月15日に東京で開催されていた時、すぐに行けば良かった東京まで行かなかった理由は「新幹線と宿泊費がかかる」から。法政までスクやらなんやらで通ってた時期もあって、知らない土地ではないのに。エドゥアール・マネ作『フォリー・ベルジェールのバー』を鑑賞したかったのよね。論文一本を書ける気がする。(気がするだけ)人生一度きり。やって失敗するよりも、やらない方が絶対に後悔する。ホント、その通り。コートールド美術館はイギリスにあるよ。イギリスまで？
22May
- エジプトのネコ
  岡山県倉敷市の大原美術館に所蔵されているネコ。画像は大原美術館のHPからお借りしました。作者不明第26王朝サイス期(A.C.663-525)高さ　17cm1923年(大正12年)児島虎次郎収集古代エジプト人のこのセンス。大正時代にエジプトに渡航し、この小さな美術品を収集した児島虎次郎のセンス。虎次郎の学費から渡航費、さらに美術品の購入費までのすべてを請け負った大富豪の大原孫三郎のセンス。シュッとしたこのネコから、時空を超えた普遍的なものを感じてしまうのですかわいらしくも凛々しいたたずまいのエジプトネコを思いつつ、外出を控えてHPを鑑賞中。パソコンが届いたからね
16May
- パソコンの納品
  ちょっと前の話だけど、2月10日にパソコンが壊れました立ち上がっては落ちる。立ち上がっては落ちる。のエンドレス。そんなわけで、スマホから新しいパソコンをポチッ。通常なら3日程度で納品されるのに、在庫が少ないため2週間遅れるとのこと。支払う前に教えてほしかった。だいたい3月上旬になるのね。しかし、コロナ禍でプチ鎖国が始まった。納期は4月中旬以降になると。そんでもって、4月中旬になると自粛ムード。運送会社などの関連から納期は5月以降と。納期ドミノ倒し。さすがに不安の暗雲がたれこめてくる　コロナのバカーーー納期3日のところ3ケ月以上かかるとは。キャンセルも考えたけど、いまさらその手続きも面倒。面倒の数式キャンセル＜手続き&別のパソコン探し待つことにしたそして。画像はHPのHPよりお借りしました。昨日やっと納品！今日１日を設定に費やし、なんとか使えるようになりましたただ、壊れたパソコンは法政通教時代の相棒だったので寂しい気持ちが残っていたりもします。クスン
08May
- 宮尾登美子『天障院篤姫』
  リモートワーク。在宅勤務。ステイホーム。そんな今日この頃。働き方だけではなく、生活の在り方や意識が変化するであろう時代の瞬間に遭遇している。江戸から明治へと大きく変化した時代の中を生き抜いた女性を思い出し、彼女を題材にした小説を読むことにした。宮尾登美子『天障院篤姫』だ。このような時代小説は大衆文学として、純文学とは隔てられている節があるにはある。時代考証の諸説ある中から、作者の考証を読み進めさせられる苦痛が伴うのは確かだ。だが、女性の視点で描かれているためか、柔らかく読み進むことができた。大奥は隔離され、情報もコントロールされているので、篤姫は少ない情報の中から時事をよんでいた。継嗣問題や武家と公家との問題(嫁姑問題なんて簡単なものではない)などはリアルであったりもする。大奥3000人をまとめ上げ、表方(男性)にも一目置かれた篤姫。大奥事務方の滝山は10万石の大名にも匹敵するほどのキャリアウーマン。いやいや、江戸は明治よりも女性が活躍できる場が与えられていた模様。御台所としての視点から、この時代の数々の出来事や人、組織などがサラリと流れていく。薩摩藩、長州藩、生麦事件、蛤御門、奇兵隊、新撰組、安政の大獄と桜田門外の変、大政奉還、戊辰戦争。勝海舟、西郷吉之助、井伊直弼、紀伊、尾張、水戸。外交問題、攘夷派、開国派、王政復古に尊王派。などなど。さて、現代に当てはまるものはあるだろうか？そこから学べることはあるだろうか？宮尾登美子は作品中の篤姫に言わしている。『どちらかが先に折れねば、恥を天下にさらすことになる。当家の方から折れましょう。万事目をつぶることじゃ、時節を待とう。』『あいだにあまりに多くの人が挟まり過ぎ、お互いの気持ちがまっすぐに通らぬうらみがある。』本当に篤姫が言ったのかは知らない。
- 久しぶりのアクセス
  思うことがあって、久しぶりに自分のブログにアクセスしてみたら、訪問してくださっている方がいらっしゃった。ありがたいことです。感謝します。また、後ほど。
14Nov
- 科学の進歩
  地球から遠く離れた星に到着したロケットが、その星に人工的にクレーターを作ったという。それらがすべて、ほぼ予定どおりということだ。科学の進歩はすばらしい。だからこそ、自然破壊を伴うことも考えなければならない。もしも、その星に生命体がいたならば。もしも、その人工的クレーターの場所にいたならば。地球外の生命体は、地球内の生命体と同じ姿や現し方をしているとは限らない。子どもの頃に、ヨーロッパ某国の核実験のドキュメンタリーを観たことがある。昔のことなので記憶はおぼろげなのだが、モクモクとあがるキノコ雲を前にして科学者が「計算通りのキノコ雲だっ！芸術的だと思わないか？」と喜んでいるのを観てゾッとしたことを覚えている。そこには実験のために確か500m、1km、3km、5km、10kmと檻のような箱に入れられたブタが置かれ、木々も植えられていた。近くのブタや木々は一瞬にして跡形もなく消えてしまったが、5kmや10kmのブタは苦しみもがき悲鳴をあげていた。子どもだった私は、芸術的と喜ぶ科学者はキチガイだと思った。心は失いたくない。
12Nov
- ざっくり経過
  お久しぶりのブログ投稿です。6月に母が亡くなりました。6年前に病気が発覚し、3年前に完全介護になりながらも病気と闘った母は頑張りやさんでした。土日を含めて忌引き休みを6日とり、その休み明けに人事異動を言い渡され、それを断ったため退職を余儀なくされました。「お母さんも亡くなったことだし、ここは心機一転、新しい部署で頑張ってくれたまえ」こんなことを言われてまでここで働きたくない、と思ったからです。この言葉は一生忘れない。こんな発言をする人間には絶対にならない。離れるべくして離れたワケです。今になって思えば。そして真夏にスーツを着て転職活動。いい会社、そうでもない会社。いろいろな出会いがありました。内定をいただいた会社から好条件を提示され、配属予定部署を見学した時、おそらくは私の先輩になる人に「人事に気に入られたみたいだけど、何したの？」と言われて内定を断った会社もあります。😃書類選考で落とされる会社もたくさんありました。なんやかんやありましたが、それでもなんとか転職できました。法政大学で学んだ理論的思考と発言方法は転職活動にとても役にたったように思います。と言っても、まだまだ未熟者。母を亡くし、職を無くし、人生グラフで一番の底値をついた夏でしたが、これからは上がっていくだけと思って、頑張ります。
17Apr
- 大聖堂
  ノートルダム大聖堂が火災にあった映像を観てショックを受けました。パリだけでなく、世界にとって大きな悲しみです。なぜ、こんな事故が起きたの？物理的ななぜ？　に対しては、今のところ原因は不明だけれど、大規模な改修工事中の失火を疑っています。大きな戦争を二度もくぐり抜けた大聖堂が、この時期になぜ？　という、精神的ななぜ？　です。世界史的に観れば、世界をリードしている国の１つのフランス。歴史をつくるのに宗教が重要な役割を担っていることを、歴史に詳しくない私も理解しています。フランスだけでなくその近隣の国も大切にしている宗教の、しかも象徴的な大聖堂から失火が起きることは考えにくいのです。でも、現実に火災は起きてしまった。世界中が悲しみにつつまれ、大聖堂に思いを寄せています。無宗教(多宗教？)ですが、私もそのうちの１人です。炎に包まれる大聖堂の姿に悲鳴をあげ、崩れ落ちる瞬間には賛美歌が歌われ、人々の思いが１つに集まっているように見えました。最近、バラバラになりつつある世界が結束する歴史的瞬間を見たように思います。世界を、歴史を、リードしている国の１つのフランスで。私たちは今、新たな価値観の黎明期に立ち会っているのかもしれません。
14Apr
- こんぴら歌舞伎
  こんぴらふねふねおふねにほかけてシュラシュシューこんぴら歌舞伎を観劇してきました。雨の中。お昼の讃岐うどんと夜の骨付鶏は絶品。

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