ノートルダム大聖堂が火災にあった映像を観てショックを受けました。

パリだけでなく、世界にとって大きな悲しみです。

なぜ、こんな事故が起きたの?

物理的ななぜ? に対しては、今のところ原因は不明だけれど、大規模な改修工事中の失火を疑っています。

大きな戦争を二度もくぐり抜けた大聖堂が、この時期になぜ? という、精神的ななぜ? です。


世界史的に観れば、世界をリードしている国の1つのフランス。
歴史をつくるのに宗教が重要な役割を担っていることを、歴史に詳しくない私も理解しています。

フランスだけでなくその近隣の国も大切にしている宗教の、しかも象徴的な大聖堂から失火が起きることは考えにくいのです。

でも、現実に火災は起きてしまった。

世界中が悲しみにつつまれ、大聖堂に思いを寄せています。
無宗教(多宗教?)ですが、私もそのうちの1人です。

炎に包まれる大聖堂の姿に悲鳴をあげ、崩れ落ちる瞬間には賛美歌が歌われ、人々の思いが1つに集まっているように見えました。

最近、バラバラになりつつある世界が結束する歴史的瞬間を見たように思います。

世界を、歴史を、リードしている国の1つのフランスで。

私たちは今、新たな価値観の黎明期に立ち会っているのかもしれません。