H29.26 「庭園」 銀閣寺・本堂前の庭園に「円錐台形の向月台」と共にあり、
白砂を段形に盛り上げて造られたものは何か?銀閣寺は室町幕府8代将軍・足利義政の山荘・東山殿であり、死後に寺院となった。義政の法号「慈照院殿喜山造慶大禅定門(ジショウインデンキザンゾウケイダイゼンジョウモン)」に因む「慈照寺」が正式名称である。文明14年に造営を始めた東山殿の庭は西芳寺庭園を模したと云われている。方丈前に広がる「銀沙灘(ギンシャダン)」は、月光を反射させる為の造形との解釈がある他、中国西湖に擬えて、段形に盛り上げた砂紋で波を表したとの説もあるが定かではない。円錐台形の「向月台(コウゲツダイ)」共々幾何学的で不思議な意匠は謎である。