背中に翼を持ち、横笛を吹く仏像は何?

 

 

 

 

千手観音に付き従う二十八部衆の中で、

鎧を着けた鳥頭人身の武神の姿で現わされ、

背には翼を付け、右のつま先を浮かせて

横笛を吹く異形を示す像は「迦楼羅王立像」である。

 

古代インド神話に登場する

羽根が金色の巨鳥・ガルーダに由来し

金翅鳥(コンジチョウ)とも呼ばれ、龍や毒蛇を喰うとされる。

 

仏教に取り入れられ仏法を守護する神となった。

 

特異な形相の迦楼羅王は風雨を止める修法の本尊とされる。