フィンランド旅記録8
どうしてフィンランドの友人達はそろいもそろって朝寝坊なんだろうか。
朝の空気は本当にすがすがしくて光は美しいのに。
Mちゃんは私がYOGAのリトリートなどで6時からクラスがあるというと
「人の活動する時間ではない。ご愁傷様。」
などという。
フィンランド滞在中も、
「誕生日プレゼントはいらないからどうか10時まで寝ててくれ。」とMちゃん。
「9時半くらいまで寝てるから朝ご飯でもなんでも自由にしてて。」とPekka。
--二人はとても対照的で、同じことを言うにもチョイスする言葉がまったく違うのが面白い--
あとで2人の起床時間について話に出たときMちゃんが
「ほら見ろ、フィンランドではそれが普通なんだ。
フィンランドの秋の朝なんか真っ暗だし、健康のためには寝てた方がいいんだよ。」
などという。
そんなわけで朝散歩はいつも一人で行く。
ブルーベリーの森にて
目の前がもう森なので、近所の人達は
犬の散歩をしたり、普通に通勤通学の通り道として森を歩いている。
なんともうらやましい限りだ。
YouTubeのための動画を録ろうとマットを持って家を出る。
それが地面がふかふかで、マットを敷ける場所がなかなかみつからない。
一面ブルーベリー。
もう季節柄そんなに実は残っていないけどそれでもところどころに
きれいな濃い藍色の実が。
ここでヨガをしたのがこちら
朝一番で寒い時に良い、軽く動くタイプの朝YOGA。
といっても筋力もそんなに使わない楽な感じのものです。
準備体操がわりに良かったらどうぞ。
朝のおかゆ
森から帰ったらPekkaが起きていておかゆを作ってあるけど食べるかと聞いてくれた。
わーい。
森で摘んで来たブルーベリーとプオルッカを見せて
Pekkaもおかゆに乗せる?と聞いたら
ちょっと歯切れ悪く
「いや、遠慮しておく。」
そして小さな声で「あそこは犬を散歩させている人がいるから」
あ、そういうことか。
洗えばいいじゃん。
奥の方のヤツ摘んだし。
自分だけ摘みたてベリーをおかゆにのせる。
Pekkaは前に自分で摘んで冷凍しておいたものを乗せる。
「いただきま~す」と食べようとしたら色々のせるものを
次々に出してきた。
もう何をのせたか忘れてしまったけど、
くるみとか、ココナッツとか・・・
さあ食べようと思ったら更に
苺のジャムのトッピング。
このジャムが美味しいんだって。
うん、本当だ。
日本のおかゆのイメージは塩だけど、甘い風味のおかゆもいける。
Pekkaは食べ物は色々気を遣っていて
グルテンフリーだし、ラクトースフリー。
前に私が日本食を作ってあげようにもラーメンもお好み焼きも
うどんも、天ぷらも全滅で、さあどうしたもんやら
米粉やイモを使って工夫したのを思い出す。
あの風景がもう一度
おかゆを食べた後、少し離れたところの森に行く。
「リスの巣があるんだよ」とPekka。
さっそくみつける。
冬用のふわふわの毛に衣替えしているらしい。
Pekkaはネイチャーフォトグラファーでもあるので
いろいろな知識も深い。
レンズも超望遠。たぶん私では持ち上げられない重さだろう。
私が今回持って来たのは、EOS R5、レンズは日常用のと、オーロラ用の広角レンズの二つ。
それでも結構持って歩くには重い。
フィンランドのいいところは、柵なども
自然の素材をできるだけ使っていること。
木はすぐに朽ちるかもしれないけど、地に還る。
この森は、3年前にやっぱり一人で朝散歩していてみつけた場所がある。
その時このオウル川は凍っていたんだ。
すごく寒いのに楽しかった。
それが、今はこんな風に色が付いた景色。
またここに来られるとは思わなかったよ。
やっぱり無理矢理にでも寄って良かった。
嬉しい嬉しい。
ありがとう!また出会えたことに。
帰り道は反対側の森を通って。
キノコもたくさん。
でも食べられるかどうかわからないから撮るだけ。
メンズクッキング再び
家に帰って今度はブルーベリーパイを作る。
といっても私は横で見ているだけ。
この様子とレシピはYouTubeで見られるように作りましたよ。
グルテンフリーで作ったのでお腹にやさしい感じ。
日本でも手に入る食材なので良かったら作ってみてね。
ラップランドへ
楽しかったオウルの日々もあっという間に終わる。
さあ、いよいよラップランド入りだ。
オウルの駅。
駅の色も形もなんだかお菓子の家みたいでいいね。
ヨガマットかついで、いざ!
私が次に乗る電車はこれ。
2時間22分でロヴァニエミに着くよ。
3 stops だから途中、3つしかとまらない。
せっかくの再会、名残惜しいけど、
暗くなってから着くのは不安なので2:45に着くやつにした。
足元には花柄の長靴。
ちゃんと持って来た。
スーツケースはギシギシ音がしてキャスターが壊れそうなので
Mちゃんちに預かってもらって置いてきた。
車内にはこんなモニターがあって今どこを走っていて、
どこの駅にとまるかもわかるのでとてもありがたい。
自分の降りる駅が近づいたら荷物を上の棚から下ろしておけるから安心。
アナウンスはフィンランド語、スウェーデン語、英語の3カ国語で言ってくれる。
でもアナウンス聞いてからコート着たり帽子被ったり、
荷物を出したりするのは慌ててしまうから早めの準備をする。
そんな車内アナウンスが聞ける動画はこちら
オウルからロヴァニエミまでの電車の感じと、
ロヴァニエミでさっそく迷子になるところのdaily編。
とにかく景色が美しいので良かったら観てね。
脚の長い人達に合わせて作ってあるので、フットレストに足が届かない。
続きもお楽しみに♡
#6Jyväskylä家庭料理と花柄の長靴