小刻みに書いています。

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さて、ヘルシンキに着いた!!

 

予定では5時着だったはずだけど、

 

パイロットPekkaが健闘してくれて(そういうことではない)

 

3時半過ぎに着いた。

 

まず、トイレに行く。

 

飛行機を降りると、ほとんど人がいないので本当にこっちの道でいいのかな?と思うけど

 

一本道なので間違うはずもなく。

 

 

シンプル イズ 時に困る

 

とにかくフィンランドはシンプルだ。

 

だから洗練されていると感じるし、日本のようにごちゃごちゃ書いてあると

 

どれが一番大切なのかがわからなくなる。

 

親切すぎるのは余計なお節介と一緒だなと思う。

 

目にうるさいというか。

 

 

トイレの表示もしかり。

 

特別に?写真載せちゃおう。

 

ね?

 

シンプルでしょう?

 

なんの表示もない。

 

でも、見ればわかるし。

 

大のときは大きい○を押せばいいんだな、

 

小のときは小さい方を。

 

あとはもう何もいらないではないか。

 

「紙は最後まで使いましょう」

「水流す代わりに音」

「このペーパーは再生紙です」

「業者様へ 修理のときは・・・」

「きれいに使って下さってありがとうございます」

 

もう、いいから。

 

なんてなことを思いながら外で手を洗う。

 

ついでに歯磨きもする。

 

なんせ、まだ3時半。時間はたっぷりある。

 

歯ブラシを口に入れて数分、さて、口をすすごうと思ったら、

 

水が出ない・・・

 

え?なんで?

 

時々赤外線かなにか、センサーがにぶいことがあるから

 

何度か手をかざして動かしてみるけど、出ない。

 

もう歯磨きしちゃったけど~

 

場所を変えてみても出ない。

 

故障でもなさそうだ。

 

水道の蛇口の所に黒い部分があるのでそこを試しに押してみる。

 

じゃーダウン

 

水が出た。

 

シンプルもいいけど、水がどうしたら出るか書いて欲しいとちょっとだけ思った。

 

せめて”push”とかなんとか小さくていいから。

 

勝手なもんだ。

 

 

ちなみにこんなトイレも見た。

車椅子のマークの下、ご存知だろうか?

 

男、女、のくくりがない。

 

何のためかはもちろんみなさんおわかりかと思う。

 

こういうところもフィンランドは進んでいる。

 

 

アナログばんざい

 

 

私は意外かもしれないけど、(電脳舞踏団とかやってたから)アナログが好きだ。

 

紙でプリントしてあると助かるタイプ。

 

今回は「パスポートチェックイン」と言って、なんとeチケットがいらないという。

 

これまで、overseas tripと言えばパスポートとeチケットさえ持ってくればOK!

 

みたいなところがあったのに、eチケットすらいらないなんて。

 

もちろんQRコードもない。

 

でも、なんか何時に出発とか到着とか、どの便に乗るとか書いてないと不安。

 

eチケットをプリントアウトすることもできたので、家であらかじめプリントして

 

持って来ていた。

 

 

さて、イミグレーション。

 

ガラガラすぎて、誰もいないと言ってもいいくらい。

 

どの審査官のところに行こうかな~

 

ふだんそういうことをまったく気に掛けない私だけど、

 

この時は一番イケメン審査官のところにいってパスポートを出した。

 

何聞かれるかな?

 

 

・旅行の目的は? 

What's your purpose?
・友達はどこに住んでいる? 

Where dose your friend living?

・帰国日はいつか?

 What date will you leave?

・帰りのチケットを見せて 

Show me your return ticket  

 

こんなことを聞かれたよ。

 

目的は何でも良かったんだけど、「友達に会いに」と言ったから

住所を聞かれた。

最後の質問、「帰りのチケットを」というのを言われたときに、

 

「ほーら、やっぱりアナログはこういうときにいいよね」

 

と内心思った。

 

話が早いから。

 

最後にポンと入国スタンプを押してくれて・・・

 

 

    

フィンランド好きポイント

 

パスポートの出入国のスタンプの押し方

最高にきちんとしている!

 

最後のページにページの頭に、丁寧に。

そして帰るときはその隣にきちんと

押されるので、パスポートのページを無駄にしないし、探しやすい。


他の国は結構むちゃくちゃです。

(ドイツとかはちゃんとしてそうだけど)

 

パスポートのビザページ残り2枚以上ないと入れない国とかあるので、

 

1ページたりとも無駄にしたくないのです。

 

 

”kiitos”と言ったら”Arigato”と言ってくれた。

 

日本人が多いのだろうなあ。

 

なんか、やっぱり嬉しいものですね。

 

 

 

 

絶対に言いたかったフィンランド語

 

すべてのチェックも審査も終わり、無罪放免。

 

さあ、ここからは自由です。

 

今!この時!

 

この時のために覚えた言葉があります。

 

「俺は今、モーレツに感動しているっ!」

 

 

で、空港で一人で言ってみた。

 

これをPくんに教えてもらったときは、まだほんの少しの挨拶しか知らなかったんだ。

 

 

 

Vihdoinkin=ついに!

 

 

これを言うときが来た!

 

 

ヘルシンキ空港のスーパー

 

 

そんな感動シーンを一人動画で撮りつつ、とりあえず電車の方へ向かう。

 

やっているカフェもあるけど、日本でもあまりカフェとか入らないタイプ。

 

それにこれからの旅を考えると少しでも倹約したい。

 

フィンランドの外食はとてもコストがかかる。

 

スーパーの入り口だけのぞいてみた。

 

普通の水が2.59€(290円)

 

ふーん。これにたぶんtaxもかかると思う。

 

健康そうなスムージーが並ぶ。

 

今はやっぱりプオルッカ(コケモモ:右の赤いの)がシーズンなんだな。

 

左側のオレンジのはLakka(クラウドベリー)か。

 

買いたい気持ちを抑えつつ、これから私は電車に乗るという大変な使命があるのだ。

 

「フィンランドに来たんだな」と実感するために、さわりだけ楽しんで

 

掲示板の所に行ってみる。

 

 

 

わかりやすい乗り物案内

 

これは電車の案内。

 

Juna=Train(Junatは複数形)

 

隣のかわいい文字はスウェーデン語。

 

私はスウェーデン語は勉強していないのでまったくわからないけど、

 

かつてフィンランドはスウェーデンに統治されていたことがあるので

 

一応学校でスウェーデン語を習うらしいし、国用語として必ず二カ国語で表記がある。

 

(でも友達たちは誰もスウェーデン語を話さないし、もう忘れてしまったと言っていた)

 

 

隣はバス。

 

Bussi=bus

 

そして隣にはタクシー。

 

身長以上ある大きな掲示板が並んでいる。

 

この時点で私はまだこの掲示板になれていなくて、ただの文字にしか思えない。

 

とりあえず記録として写真にだけ残す。

 

 

 

VRアプリ大活躍

 

序章のところでも書いたけれども、フィンランドの鉄道を利用するには

 

このVRアプリがとても便利だ。

 

VRは日本で言えばJRみたいなもの。

 

サイトはこちら

 

 

これで切符を買ってみる。

 

クレジットカードは日本でもう既に連携させてある。

 

 

 

行きたい駅を入れて検索する。

 

 

”NETがどうのこうので別の方法で”とかいったメッセージが出てきたけど

 

一旦無視して、(ここで無視できるところが私たるもの)切符を買った。

 

1枚目はヘルシンキ空港から乗換駅のTikkurillaまで。

 

2枚目はTikkurillaから目的地のLappeennrantaまで。

 

 

QRコードを電車に乗ってからまわってくるコンダクター(車掌さん?)

 

に見せて、ピッとしてもらう。

 

”Show inspection side(通常は ticketと書いてあった記憶が)”というところを押すと

 

ちなみにTikkurillaまではすぐだし、みんな座らずに立っていると聞いたので

 

このチケットを選ぶ。

 

自転車も乗せていいやつだ。

 

電車に乗る前は真ん中の絵がオレンジ色だけど、乗っているときは緑色になって

 

更にうねうねとこのストライプ部分が動く。

 

生きた切符。

 

そして便利なことに、こんな表示も。

 

あと43分で着くよ。と言うふうに教えてくれる。

 

(私はこの機能を忘れていてその後、

 

あまり活用できなかったけど写真見て思いだした)

 

最初の予定では5時にヘルシンキ空港に着くはずだったので

 

7時台の電車に乗る予定だった。

 

いろいろ入国審査とか時間かかるのかな?と思ったのだが

 

拍子抜けするほど何もなく、しかも空いていたので

 

なんかわからないけど5:54発のを買ってしまった。

 

まあ、いいか。

 

 

空港を出るとすぐに右側に電車乗り場。(地下に降りて行く)

 

「絶対に簡単だからわかるから」と再三言われていた通り、

 

本当に私でも迷わないくらい簡単だった。

 

でもなんかコワイ。

 

シンプルってときにコワイ。

 

いつもよりも70%くらいビビりになっている私。

 

スーツケースは相変わらずギシギシ音がしてるし。

 

この長いエスカレーターを2つ降りて行くとホームがある。

 

 

アプリじゃなくてホームで切符を買うときはこれ。

 

でも、初心者にとって、自動販売機よりもアプリの方がわかりやすいのは確か。

 

それはアプリが優秀に出来てるから。

 

電車に乗る前に切符を買っておくシステム。(ここ、重要)

 

路線図。 この時は見てもちんぷんかんぷん。

 

地名が頭に入っていないとただの記号だ。

 

これも記録用。

 

旅ってそういうことなんだよね、行けばわかるんだ。

 

一回行ったところって、全然違う感覚になる。

 

 

 

ホームは1番と2番があるので、どっちに来るのか近くにいたお姉さんに聞いてみる。

(絶対私より年下だと思うけど、もう今の私は7歳くらいの感覚なんだ)

 

すると、反対側で待っていればTikkurilla方面の電車が来ます

と親切に教えてくれた。

 

ドキドキしながら待っていると

 

 

来た来た~

 

荷物がやたら多いので早めの行動。

 

でも、写真撮っておこう。

 

 

    

フィンランドの電車のドアは

自分でボタンを押して開ける

 

中からも外からも、自分で開ける。

 

相模線方式。

 

寒い地方はドア開くだけで冷えるから、自分で開ける。

 

 

 

さあ、Tikkurillaに着いた。

 

降りた後にご夫婦のうち、

おばさんに(たぶん私より年上)一応ここはTikkurillaかどうか聞いた。

 

※その後、私は更に2回も同じ人達に尋ねることになる

 

5:54の電車を買ってしまったので、ここで2時間近く待つことになる。

 

今思えば空港で時間を潰した方が良かったんだけど。

 

 

ホームからエスカレーターで2階へ。

 

次のLappeennrantaに行く電車は何番線なのかをチェックしようとモニターを見る。

 

しかし、Lappeennrantaという文字が出てないので、どれかわからない。

 

 

またあのご夫婦が目の前にいたので聞いてみる。

 

フィンランド語と英語、どちらを話すかと聞かれて・・・

 

ここで「日本語」などという選択肢はない。

 

『英語もあやしいんですけどね』笑い泣き

 

心の中で素早く一人ツッコミをして

 

英語、と答える。

 

ここは堅実に行かないと。

 

LappeennrantaにいくにはJoensuu行きに乗ればいいらしい。

 

ホームは「2」

 

”Kaksi”と言ってみる。

 

”Joo,kaksi” おじさんは言った。

 

 

Mちゃんに「My second Finnnish is "kaksi"」とメッセージを送る。

 

こどもか?

 

 

またもやトイレ事情

 

そういえばトイレに行っておこうかな?

 

でも鍵がかかっている。

 

有料?

 

このドアを開けるには電話するか、QRコードを読むかするらしい。

 

防犯のためかな?

 

この時はビビり度80%だったので、余計なことはするまい、

 

電車の中のトイレに入ればいいさ、と我慢した。

 

 

 

夜明けのバーレッスン

 

 

時間があるときに何をするか。

 

こういうとき、元ダンサーが顔を出す。

 

窓のところにちょうどいい柵がある。

 

これは、バーレッスンするのにちょうど良いではないか。

 

どうせそんなに人もいない。

 

掃除の人と、職員らしき人達数人と、乗客十数人だ。

 

心静かにバーレッスンを始めた。

 

飛行機で降りたたまっていたので気持ちがいい。

 

調子に乗ってセンターまでちょっとやって、ふと気付くと朝日が昇り始めていた。

 

 

感動・・・

 

フィンランドに来て初めての朝日だ。

 

Tikkurillaのホームの2階でバーレッスンをする変なAsianの女、

 

一人朝日に感動の図。

 

 

そうこうするうちに、時間が近づいてきた。

 

ホームに降りる。

 

 

二番線。

 

案内板もとてもわかりやすい。

 

次に来る電車が一番上。

 

現在の時刻もアナログで隣にあるし。

 

もう一度スマホでチケットをチェックする。

 

Coach 2 は二号車のこと

Seat 37 が私の座席だ。

 

だから二号車の付近で待った方がいい。

 

 

 

電車の中の様子

 

たまたま二号車の入り口に荷物置き場があったのでさっそく

 

スーツケースとバッグを入れる。

 

すでに荷物が置いてあったので、ここが置き場だとすぐにわかって良かった。

 

 

やれやれ、これで座席にこの大荷物を持っていかずに済む。

 

 

extraで支払って個室のような座席を指定できる。

 

こども連れの方が利用しているのを見た。

 

ここから更に2時間半。

 

もうすぐLappeennranta。

 

 

Mちゃんが駅に迎えに来てくれているはず!

 

今日はここまで。

 

次回はLappeennranta編。

 

YouTubeチャンネルではLappeennrantaでのYOGA動画を

 

あげているので良かったらチェックしてみてくださいね。

 

 

 

 

読んで下さりありがとう!

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Kasumi