Finlandの旅の記録です

 

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フィンランドの電車に初めて乗ってみる

 

ここからはLappeennranta ラッペーンランタという街と

 

フィンランドといえばサウナ!ムーミン、などのこと。

 

 

 

Lappeennranta駅

さあ、駅に着いたよ。

 

なんか昔の駅みたいだ。

 

ホームがあって、そのホームは普通に道路と繋がっていて

(木が数本植わっていて仕切りはあるものの)

 

改札がないというのがなんかすごく不思議な感じ。

 

駅舎というのか、この中に切符の販売機があって、

 

座って電車が来るのを待てるというだけの感じ。

 

 

昔はコーヒーが飲めたり、トイレも使えたんだけど、

 

今はアプリでみんな買うので、そんなに機能していないらしい。

 

私が利用しようと思った時は、昼間だったけどトイレは鍵がかかっていた。

 

 

ハーブのヤロウがあちこちに咲いている。

 

これはなんだっけな、見たことあるけど。

 

紅葉がきれいで、走り出したくなる。

 

 

Mちゃんにダメだしをくらう

 

私の言語パートナーでもあり、仲良しの相棒。

 

今回の旅はMちゃんがいなければ出来なかったと思う。

 

イレギュラーな問題にもいつも「任せて!」と言っていろいろ相談に乗ってくれた。

 

週末はMちゃんの誕生日なので、私は日本からお好み焼きセット(粉、揚げ玉、ソースなどなど)

 

行ったら私が作るから置いといて!と送りつけておいた。

 

Mちゃんは日本語を勉強していて、わかる言葉も結構あるけれど、

 

『カルチャーの違い』が意外にも多くて、ちゃんと説明しないと

 

それはそういう意味ではないんだよなあということも多々。

 

言語を学ぶというのは、その国の文化も学ぶということだよなあとしみじみ。

 

 

逆に一番最初に私が言われたのは

 

「USE YOUR VOICE!」 声を出せ!

 

私は元々声量がない。

 

ダンスのクラスなどではもちろん声を大きく出すけど、

 

YOGAでは大声出すシーンはまずないし、

 

ふだんはそもそも声が小さい。

 

ましてや、英語もフィンランド語も自信がないのでより小さめになる。

 

 

更に!

 

フィンランド人は背が高いので(男性は標準180くらいらしい)

 

耳と口の位置が離れすぎているということを今回更に実感した。

 

 

「日本ではどうなんだ?

 

怒ったときとか、どんな風に話すんだ?」とMちゃん。

 

 

うーん、私、あまり怒らないしなあ・・・

 

怒鳴ることもないし。

 

怒ったら一回黙るし。

 

 

 

サウナ王国のサウナグッズ

 

 

日常で必要なものをホームセンターみたいなところに買いに行く。

 

saunaコーナー!

 

Löyly(焼けた石に水をじゅわーっとかけること)のためのバケツやらヒシャクやら。

 

一番下の段の左端にあるのはVihita(ヴィヒタ)といって


乾燥させてあるので、束ごとあらかじめ水につけておいて柔らかくする。

 

サウナの中でこれで体をバシバシと叩く。

 


ヴィヒタはもちろん香りも良いし、

 

殺菌効果があるだけではなく、何か特別な禊ぎみたいな感じがする。

 

 

『サウナはただ単に体を温める場所ではない。

 

聖なる場所で、身も心も清める意味もあるのだ。』

 

 

というのは前から聞いていたし、そういう映画も観た。

 

私自身も友達とサマーハウスの伝統的スモークサウナに入ったときに、

 

そういったことは肌で感じた。

 

サウナの中で本音を話すとも聞く。

 

 

Löylyのときの水に入れる香り付けのエッセンスもたくさん売っていた。

 

あとでお土産に買おうと思っていたのに、結局かいそびれて最後はヘルシンキ空港を

 

ほぼ全力で走るというバタバタになり(この様子はたぶん最終章でお届けできると思う)

 

買わずに帰って来た。

 

 

サウナ帽子については、日本で時々どこかで売っていたり写真など見かけるのだけど、

 

??なんとなく疑問に思っていた。

 

本場フィンランドのサウナの場所で被っている人を私はまだ見たことがなかったから。

 

(外にあるジャグージでニットのビニーを被っている人は見たことはある)

 

 

被る人もいるかもしれないと思うけど、私にはその理由がまだわからない。

 

それでMちゃんに前から思っていた疑問を聞いてみた。

 

 

「ねえ、サウナの帽子ってかぶる?」

 

すると、そんなのは俺たちは被らない、と一蹴。

 

そうか、やっぱり。

 

地域によって違うのかもしれないけど。

 

 

 

 

アラビアのムーミンマグ

 

 

 

私専用のマグカップを買う。

 

これはkeepしてもらって、ここでだけ使うやつにする。

 

アラビアのムーミンマグのシリーズの中から「ニンニ」を見つけてこれにする。

 

ニンニは育った環境のせいで姿形が見えなくなってしまった女の子だ。

 

ムーミンママの温かな愛情に触れて、まずは脚が見え始める。

 

そして、誰かの為に本気で怒った時に、大きな声を出したら顔が現れた。

 

 

そんなお話。

 

 

あ・・・ちょっとここまで書いて、なんか、自分とかぶる?ものが実はあったのかなと気付く。

 

色もピンクだし、出会えて嬉しい。

 

 

アラビアのムーミンマグはたくさんの種類が出ていて、

 

日本でも買えるけれど、フィンランドのスーパーでは普通に売っていて、

 

そんなに高くないのも嬉しい。

 

 

計画停電があるかもしれないということでキャンドルもいくつか買う。

 

(結局私がいる間はなかったので普通にムードを楽しむためにつけた)

 

 

 

 

コーヒーの国なのに!

 

フィンランドといえば、コーヒー。

 

消費量世界一が自慢でもあるように友達たちは話す。

 

以前一度「コーヒーはカフェインあるし、三回に一回はハーブティーにしてみれば?」

 

とフィンランド人に言ったら、ものすごい勢いで反撃された。

 

いや、具合が悪いというから提案してみただけなんだけど。

 

「フィンのコーヒーカップに触れてみろ、指が飛ぶぞ」

 

くらいの言われようだった。ガーン

 

それ以来、控えたら?とか一切言うのをやめた。

 

 

私自身はコーヒーは嫌いではないのだけど体に合わなくて、

 

以前一日3杯いただいたことがあった時、お腹が痛くなってしまった。

 

普段は本当に美味しいコーヒーを一年に一回くらいの感じで飲む程度。

 

 

あらかじめコーヒーを飲まないことは伝えてある。

 

コーヒーを断って気を悪くされたら申し訳ないし、私は大の紅茶党なのだ。

 

Mä en juo kahvia,mun maha ei kestä.

(お腹が受け付けないのでコーヒーは飲みません)

 

(好きとか嫌いではなく)ストレートにこう言えばいいと教わった。

 

でも別に嫌いではないし、香りはいいな~と思うこともある。

 

せっかくなので、まず初日に少しだけいただく。

 

 

 

コップに10センチくらい。

 

振り返って見るとこれが最初で最後であった。

 

紅茶が好きと言ってあったので、紅茶を買っておいてくれていたのだ。

 

自分でも持ってきたし。

 

「コーヒー飲んだし」とあとで言ったら

 

「すぐさまミルクを入れたけどな」と返された。

 

彼らにとってブラックで無ければコーヒーではないらしい・・・

 

 

 

歴史をみる

 

 

その土地に住むように旅をするというのが私の好きなスタイルで

 

どこの国でもできる限りそうしている。

 

縁あってこのラッペーンランタに滞在することが出来て、

 

歴史的なときに訪れたので、いろんなものを目にする。

 

ここに書くと引っかかってしまうワードがあるようなので面倒くさいから書かないけど、

 

ラッペーンランタはかの国との国境に近い。

 

そのため、他のフィンランドの地域よりもより、感じたものがある。

 

例えばこれ。

 

 

ハーバーの何か電気的なものがしまわれている箱。

 

このカラーとひまわりで、一目瞭然である。

 

他にもこんな絵も見かけたけど。

 

殺風景な鉄の箱にならないように、たいてい何か絵が描いてある。

 

そういう所はとてもいいよね、心のゆとりがある。

 

シンプルがいいのか、ゆとりがいいのか、ちゃんと使い分けている気がする。

 

 

話は戻るけど、青と黄色の二色の旗を持って(抗議の意志)ゆっくり街を歩いている人も

 

何人か見かけた。デモというスタイルではない。

 

 

双方からたくさんの人達が避難してきている。

 

 

Mちゃんともこの話は時々してきた。

 

私はこの件に関してあまり意見を言わないでいたので、

 

Mちゃんは私が政治に興味が無いのだと思ったらしい。

 

いやいや、私は日本では逆に政治のことをとても考えていると思うし、

 

真実をいつも知りたいと思って調べているし、

 

反対すべきことにはきちんと意思を持って反対したり、

 

応援が必要だと思えば自分がどうすべきかもいつも考えを持っている。

 

だけど、人の国のことはよく知りもしないのに、なかなか言えない。

 

知らないのに言えない。

 

知ったら言える。

 

その国の歴史を知らないと、物事の本質はなかなか見えてこないものだと思っている。

 

 

自分の目で見て知ること。

 

噂ではなく、自分の耳で聞いたことを信じる。

 

それもとても大切にしている。

 

2011年からそれは特にそうしている。

 

だから、この時にここに滞在したことは私の中で真実の記録として残るのだ。

 

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Lappeennrantaでの想い出はまだまだ続きます。

 

フィンランドで一番大きな湖サイマー湖の美しい夕焼けで今日のところはおしまい。

 

 

読んで下さりありがとうございます♡

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Kasumi