Tu-154B2(NATO軍コードネーム ケアレス) | 西洋料理店「山猫軒」 ☆RESTAURANT WILDCAT HOUSE☆

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双極性障害(躁うつ病)患者本人です。







【Tu-154B2(NATO軍コードネーム ケアレス)】
(Phoenix  1/400 高麗航空塗装)
初飛行:1968年10月4日
乗員:3名~4名
座席数:158-167席 ......

最高速度:975km/h
航続距離:5280km

旧ソビエトを代表する航空機メーカー ツポレフ設計局が生産した、3発エンジンの中型ジェット旅客機である。
Tu-134(初飛行:1963年7月29日)の発展形として設計された。
特に海外市場への輸出を念頭に設計された。
機体尾部及び、T字垂直尾翼根元に3基のクズネツォーフNK-8系ジェットエンジンを装備している。
この方式を尾部集中装備方式といい、アメリカのボーイング727など西側各国のメーカーのデザインを踏襲している。一方で、ジェットエンジンの推力は、西側の中型ジェット旅客機を上回るハイパワーのものが搭載された。
これは、整備の遅れたソビエトの地方空港での運営を念頭に置いたものである。短距離での離着陸が可能だった。
旧式化しているが、アビオニクス(電子機器)や、エンジンを換装する事で、旧東側諸国や発展途上国で、現在も多くの機体が運用中である。
最新のM型は、エンジンをより騒音の少ないソロヴィヨーフ D-30に交換している。
しかし、それ以外の機体は、西側の騒音基準をクリアしていない。
騒音問題から西側先進国の空港に着陸を断られる場合がある。
かつて、東側諸国の航空会社は、半ば強制的に購入を義務つけられていた。
生産機数は、935機。ツポレフ設計局で最も売れた旅客機といえる。
中国空軍は、軍用機に改造。空軍34師電子情報収集機として配備している。現在、尖閣周辺の、日本の防空識別圏に、空軍34師電子情報収集機による領空侵犯が絶えない。

高麗航空は、北朝鮮の事実上の国営航空会社。東側社会主義国が資本主義国に転換した為、現在では、中国北京向けなど数か国にしか就航していない。
機材も12機程度(旅客機・輸送機)と小さな航空会社である。
かつて、日本の名古屋空港にも、年2回程度はチャーター便を乗り入れていた。
主に、北朝鮮からの松茸貨物の輸送。在日朝鮮人の北朝鮮渡航などに利用された。
しかし、現在は、保有機体のエンジンの騒音基準が、日本の規定に合わない為に乗り入れていない。
EU域内に乗り入れ禁止になっている他、中国へも安全基準違反から便数を大幅に減らされている。