【ボーイングB777-200ERトリプルセブン】 | 西洋料理店「山猫軒」 ☆RESTAURANT WILDCAT HOUSE☆

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【ボーイングB777-200ERトリプルセブン】
…Apollo Models(アポロモデル)製 1/400 マレーシア航空 9M-MRF



初飛行:1994年6月12日
乗員:2名...

座席数:300~ 440席
最大速度:マッハ0.84
航続距離:14,316 km

1990年、ユナイテッド航空は、ボーイング社に中型ジェット旅客機の開発を要請した。
ボーイング社では、自社が開発した小型機B767と、超大型機B747の間を埋める中型機として開発を始めた。
ライバルのエアバス社や、トライスター社のワイドボディ機に対抗できる、中型旅客機というコンセプトが決定された。
当初は、B767の派生機「767-X」として、開発がスタートした。
ボーイング社では、広く各航空会社の意見を聴く事とした。
航空会社は、ワイドボディの中型旅客機をとの声が大きかった。
数年以内に、マクドネル・ダグラス社の DC-10や、
ロッキード社の L-1011 トライスターといった、
代表的なワイドボディ機が退役してこうとしていた。
ワイドボディ機とは、客室を横に幅広く大きく取り、
一度の飛行で、大量の乗客を輸送できる旅客機の事である。

ボーイング社は、B767の改良案を放棄した。
機体名は、「B777」と命名された。
設計は、ボーイング社で初めて、コンピュータ技術で設計された。
機体設計にはCATIAが用いられた。

客室は、横幅が広い、ワイドボディ機にする案が採用された。
客室内は、2本の通路に区切られている。比較的小型の胴体で、より多くの乗客が搭乗可能となった。

胴体を幅広にした分、乗員や客室乗務員の休憩室のスペースも確保できた。
この為、交代要員を準備して、より遠距離の飛行が可能となった。
貨物室も大きく取る事が出来た。旅客だけでなく、貨物運輸からも利益を上げる事が可能となった。

操縦系統は、フライバイワイヤ方式を採用した。
コンピューターを介して、
電気信号でフラップ、方向梶などを操縦するものである。
従来機よりも、操縦性と旋回性が大幅に向上している。
フライバイワイヤは、エアバス社でもエアバスA320で採用していた。
それは、操縦桿とは別のジョイスティクで操作する方式だった。
しかし、B777では、従来の操縦桿を利用して、機体操縦をする方式が開発された。より簡易な操舵が可能となった。

コクピットの計器や、表示装置は、液晶画面で表示された。
これをグラスコクピットという。
グラスコクピット化で、より大量の情報を、
操縦士に伝える事ができた。
さらに、最新型では、ヘッドアップディスプレイも採用された。
重要情報を操縦室前面のガラス板に投影して表示する。

日本のメーカーも開発に参加している。21%の開発部分を担当した。三菱重工業、川崎重工業、富士重工業、日本飛行機、新明和工業の5社が開発と生産で参加した。

B777は、標準型の200型の他、機体を延長した300型もラインナップした。
燃料タンクの容量増加。エンジンの推力を増加した、ER型が、それぞれに開発された。
B777は、世界最大の双発ジェットエンジン旅客機として完成した。
B777-300は、2発ジェットエンジンの旅客機としては、異例の550人の乗客を搭乗させる事も可能である。

日本では、全日空と日本航空などが導入している。
世界各国の多くの航空会社が、主力ワイドボディ旅客機として採用した。
その納品機数は、既に979機に達している。