南米・鳥獣虫魚・探遊 -109ページ目

某日のGノート・3

クラフトの8.某日のGノート・3(タライロン)


今日もノート類は出てこない(笑)。なぜか、ジョークも枯れている(笑)。やっぱり、オレはマジメな性格なんだ(ウソだぁ~!)。



南米・鳥獣虫魚・探遊
シングー河のタライロン


カショーロに続き検体は、タライロンの頭骨部品である。素材は9月、Fパパイ&フィーリョス隊が来たときにグランデ・オガワが釣ったもの。



南米・鳥獣虫魚・探遊
タライロンの頭蓋骨素材


参考のために前に載せたピラニアとカショーロの写真も添える。



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ピラニア素材



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カショーロ素材


いつものように、骨相を検証してみよう。前ブログ(ピラニア骨相&カショーロ骨相)の解説も参考にしてちょうだい。


前頭骨⇒タライロンでは、上部が平ったい。これは、前に図示した古代魚アミア・カルヴァ(北米産)に似ている。タライロンが古代魚っぽい風貌なのは、ここにも要因がありそうだ。頭頂の骨は、板状で多孔質、けっこうもろくて、黄ばみやすい。

鼻骨⇒タライロンで菱形。先端が尖っている。

涙骨⇒やはり丸い穴が開いている。

前上顎骨⇒前歯の歯は、不気味。

歯骨⇒ここの歯も不気味に格好いい。

角骨⇒ここも黄ばみやすいなぁ。

方形骨⇒カショーロより頑丈にできてる。

舌顎骨⇒ここも頑丈。

前鰓蓋骨⇒ピラニアよりやや小さめ。

内鰓蓋骨⇒ヘラ状で厚い。

⑪⇒後眼窩骨

⑫⇒頬骨。薄い骨板。

上後頭骨部の突起⇒カショーロと同様にピラニアに比べてカワイイ。

上顎骨⇒よく発達して、たくさんの歯が生えている。


タライロンの頭の骨って、丈夫な部分もあるけど、案外とスカスカ。多孔質の骨には難点があって、骨の中から油脂が抜きにくい。脂抜き薬品に液漬けしすぎると、もろくなって崩れやすくなる。


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失われた魚族・5

アマゾンの地質


なんどかブログでも書いたような気がするけど、その昔のオレは、東京の科学博物館の古生物研究室で補佐員をやっていた。室長の博士たちは、各分野に於ける日本最高峰の頭脳群だったけど、彼らに共通した特徴があるのに気がついた。それは、言葉は悪いけど、いわゆる「専門バカ」である(笑)。自分の分野に関しては、たしかにバケモノのように詳しい。しかし、意外に常識的と思えることを、しばしば知らなかったりした(笑)。


オレの専科は、地学系である。しかし、グランデ教授の提唱した「ネオ・サイソシオロジー」、すなわち新機軸の「総合雑学」にも傾倒している(笑)。これは、自然科学&社会学のすべて、その他なんでもをフュージョンしたオールラウンド。基本理念は、「もっと広く、もっと深く」。ジョークとパクリも、おおいに容認されている(笑)。


冗談はさておき、今日はアマゾン地方の地質概要について、マジメに簡単に講義してみよう。地底大河ハムザ河にも、おおいに関係があると思われる。



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ブラジル・アマゾン堆積物の分布図


南アメリカ大陸の中央部には、ブラジル高原という広大な台地がある。そして大陸の北部には、テーブル・マウンテンで知られたギアナ高地がある。両方ともに岩盤は太古のもの(地質図の①)。太古ってのは、あいまいだから、先カンブリア代(35億~6億年くらい前)の結晶質の岩石と言い直そう。主に花崗岩と変成岩から構成されている。アマゾン河ってのは、ブラジル高原とギアナ高地の間を流れているけど、本流に沿った東西方向に分布する堆積物がある。その堆積物がたまっている窪みのことを、アマゾン盆と呼ぶ。この堆積盆の下では、ブラジル高原とギアナ高地の先カンブリア代の岩盤が繋がっていることが、ボーリングで証明されている。地殻変動による逆転でもなければ、堆積物ってのは下のほうが古いに決まっている。アマゾン盆は、変動をあまり受けていない。


アマゾン堆積物(②~⑥)は、東西方向に細長いが、上流に向かって扇状に広がっている。下流部では南北の外縁が古く、現在の本流に向かって新しい堆積物となる。まず古生代(地質図の②)。アマゾン盆で最も古い地層は、古生代の始めころのもの。古生代シルル紀(4億年くらい前)は、化石で証明されているけど、最下部はもっと古いと考えられている。シルル紀に続くデボン紀、石炭紀、ペルム紀(古生代の終わり)の地層があって、それぞれ三葉虫化石などが産する。古生代の終わりまでアマゾン地域は、海底だった訳ね。



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アマゾンのデボン紀、三葉虫化石(エレレ層)


次に中生代(地質図の③)。三畳紀、ジュラ紀の地層は発見されていない。そして白亜紀の陸上性の堆積物が現れる。ここから前述した恐竜化石も見つかっている。


白亜紀(中生代の終わり)から新生代に継続した陸上堆積物が見いだされる。新生代の第三紀の古い地層(地質図の④)は、上流方面に広く分布し、これをソリモンエス累層と呼ぶ。全長20メートルの巨大ワニ化石が見つかっている。新生代の第三紀の新しい地層(地質図の⑤)の堆積もある。



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1.3メートルのプルースサウルス頭骨(後ろは数メートルのクロカイマン)


新生代の第四紀(地質図の⑥)の層は、現在も堆積中で、本流に沿って氾濫原を作っている。


また脱線しちゃうと、謎が大好きな諸賢の「アマゾンは、昔は広大な海だった!」、「チベットから出土した粘土板の地図に、アマゾン海が描かれている!」、「その証拠に、海の魚が淡水にいる!」という、もっともらしい(?)説がある。しかし、残念ながら約1億年前(白亜紀)以降に海の堆積物は、まったく発見されていない(笑)。


話しをまたマジに戻して。堆積物ってのは、厚くたまってくると、その重みで沈む。アマゾンの堆積物は、古生代初期以降、4キロほどの深さに沈降したと考えられている。こりゃ、まったく地下大河ハムザ河の深さと同じじゃないか! 話しをまたジョークに戻して。小説「シングー・ザ・ロスト・ワールド」に、眼のないシーラカンスを登場させないといかんかなぁ…… (笑)


地質図の★が、グランデ・オガワのアジトのあるアルタミラ。シングー河の下流側に古生代~中生代白亜紀の地層があるね。報告はないけど、化石がでる可能性も……


アマゾン堆積物のお話しは、もっともっと複雑なんですが、簡略しました。どっかに化石掘りに行きたい、今日この頃のグランデ・オガワです。


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7.某日のGノート・2

7.某日のGノート・2(ペッシ・カショーロ)


今日の副題は、Gノートだけど、ノート類は出てこない(笑)。んま、前の続き系のお話しだから。



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シングー河のカショーロ


次なる検体は、ペッシ・カショーロの頭骨パーツである。素材は先日、スパロウ&マエストラ隊が釣ったもの。やはり、部品は主なものだけ。



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カショーロの頭蓋骨素材


参考のために前に載せたピラニアの写真も添える。



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ピラニアの頭蓋骨素材


それでは、カショーロの骨相を検証してみよう。比較しやすいように、両者を番号を通しにしてある。前ブログ(ピラニア骨相)の解説も参考にしてちょうだい。だぶってる解説もあるけど。


前頭骨⇒ピラニアに比べると、魚体の大きさの割りにやや小型

鼻骨⇒カショーロは先っちょに、丸い突起がある。

涙骨⇒この骨には、必ず丸い穴が開いている。

前上顎骨⇒上顎前歯の部分。ちょっと湾曲した牙の大きいめが両端に2本(写真では1本抜けてる)。その間に細かい牙がある。

歯骨⇒下顎の歯のある骨。先端の大牙がスゴいのは、もちろん。

角骨⇒顎関節部の下顎側。

方形骨⇒顎の関節部の上顎側。

舌顎骨⇒前頭部と下顎部をつなぐ骨。

前鰓蓋骨⇒⑧をささえている。

内鰓蓋骨⇒鰓蓋前の骨。


ここで注釈だ。実はカショーロ骨写真を撮るとき、頬部分の部品を入れるのを忘れた(笑)。今でもあるんかも知んないけど昔、卒業写真を撮る日に登校してないヤツ(オレもそうだったっけ)が必ずいたね。アルバムで別枠になってた感じで貼りつけた(笑)。


~⑫⇒後眼窩骨~頬骨など。いずれも薄い骨の板。

上後頭骨部の突起⇒ピラニアに比べてカワイイ。


ここでまた注釈だ。実は前のピラニア骨部品写真を撮るとき、上顎骨を忘れた(笑)。だもんで、番号が予期せず飛んでしまった。


(黄色)上顎骨⇒カショーロでよく発達して、たくさんの歯が生えている。



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カショーロの上顎部の拡大


A⇒前上顎骨、B⇒上顎骨。


フッキングしたカショーロは、豪快に暴れる。だから、フックした部分の歯が少し破損して欠けちゃうけど、これは仕方ない。また個体には生え変わり途上の歯が必ずあって、基部が軟らかいため除肉処理中に抜けてしまう。これも仕方ない。同じサイズの魚体のパーツで、少々の修理はする。



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メートル・カショーロ頭骨


最近、大型個体のシングー・ペッシ・カショーロのヘッド・アートを完成させた。歯骨先端から内鰓蓋骨端まで、約23センチ。頭高は、約18.5センチ。生きてるときの長さは、1メートル弱、重さ約9キロ。たいへんに格好いい! この大物のアート、販売予定です。興味がある方は、ご連絡ください。

注:この標本は、売約済みとなりました。


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ビッグ・カショーロの三面観(側面、上面、前面)


おぉ、しまっ~たぁぁぁ。今日は、ジョーク書くのを忘れてた(笑)。アマゾン・ボケ・シンドローム。


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11月のサルバテーハ・4

11月のカメさん


今回のロッジ前で、またモロコシ釣りをやってみた。2回ほど大アタリがでて、のべ竿ライン3号をブチ切られた。居残っていたパクー・クルピテだろう。ピアウ(レポリヌス類)がいくつか釣れたけど、満水の時期よりアタリが少ない。


水面に漂うウキを見つめていると、そのそばにポコンと亀頭が現れる。左右を見回している仕草をして、オレのほうに目線が会うと、あわてたように潜っていく。



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日光浴のカメさん


ロッジ辺りに多いのは、モンキヨコクビガメである。ブラジルでは、トラカジャと呼ぶ。アマゾン全域に広く分布してる種類だけど、シングー河のこの辺、すなわちベロ・モンチ急峻より上流~ブラジル高原の麓辺りまでの個体群には、特徴がある。それは、甲長50センチを超えるような大型がいないこと。アマゾン本流すじの氾濫原のモンキの大型は、60センチのもいる。シングー河上流のマット・グロッソのヤツも大きいのがいた。この地域で大型にならない理由は、何だろう?


まず考えられるのは、急流である。そのせいで大きくなれないのか? そればかりじゃないかも?   

大きくならない亜種である可能性もある。オレには外観からは、違いが判らないけど。


シングー河には、独特のモンキヨコクビガメの捕獲法がある。発動機つきの船で航行していると、視界内に亀頭がでるのが見える。頭がでたとこ辺りで船を旋回させて回る。すると渦巻き水流にクラクラッときた亀さんが、ふぅ~っと浮いてくる。すかさず船の頭で構えていたヤツが、それをめがけて飛びこむ。ヤツはフラついてるから、ほぼ確実に手掴みにできる。これは、水がきれいだからできる手法だ。漁師たちは、♂だったら、惜しげもなくポイっと捨てる。ジモピーは、甲中の卵が大好きだからだ。カメ料理は、精力モリモリ、亀頭ムクムク、あそこベチョベチョ。ポルトガル語のアフロジジアコ(アフロディテ効果)=ヴィーナス(愛の女神)効果⇒すなわち媚薬効果があると信じられている。


さて、ロッジ前のモンキ。生意気に茹でたモロコシを食う。特に夕方によく掛かってくる。アタリは、ウキをモズモズ動かす。アワセるとゴミを掛けたみたいな感じだから、すぐ判る。今回のロッジでは、3頭の小さな亀が釣れた。ダジャレとしても、ド低級だけど、これがホントのカメさん。ああぁ、恥ずかしい(笑)。



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ロッジ前で釣れた亀さん


残念(?)、カメ料理は出てこない(笑)。もちろんリリースです。


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失われた魚族・4

シングー・ザ・ロスト・ワールド



南米・鳥獣虫魚・探遊


今日はまるっきり、イメージだけのお話し(笑)。


あらすじ


20xx年某日。ネオ・サイソシオロジストのグランデは、リオ・デ・ジャネイロ国立図書館の裏庭に捨てられていた朽ちた古文書の山を乞食のように漁っていた。そしてブラジル皇室時代に記されたらしい、面白い記述に出会う。


『ブラジル東北地方沿岸から内陸深く入ると、そこにはパラウパーバという広大な湖があって、湖底は金色の石で輝いている…… 17世紀、このインディオ伝説を聞いたマノアという男が、黄金を求め案内のインディオを集め奥地にわけいった。数ヶ月の難行、食料もなくなり、ほとんどのインディオも倒れ、精魂尽き果てた末、彼は奇妙な湖のほとりにたどり着いた。そこには、朽ち果てた古代都市の廃墟があった。彼はそこで、象形文字が描かれた石板を拾った。熱病に冒されていたマノアは、とても街まで帰れない。彼は石板から文字を写し取り、顛末を手記にして、最後に生き残ったインディオのメレレに渡し、街に戻るように命じた。メレレは、当時の首都だったバイアに息も絶え絶え帰還した……』


こんな内容だった。


その後、グランデが国立図書館で独立の英雄ドン・ペドロが残したらしいノートをめくっていると、1枚の古びた紙がハラリと床に落ちた。そこには不思議な象形文字が描かれていた。かすれたサインがあった。それは、マノアと読めた!


グランデは、その象形文字がシングー河畔の崖に描かれている古代インディオの岩絵に似ているのに気がつく。そして、ある偶然から文字の解読に成功したのだった。「大きな澄水の河のそばにある洞窟から下ると、輝く地下河川に降りる・・・」と書かれてあった。シングー流域の山中から下降したグランデが地下の大河で見たものは、凶暴な眼のない古代ビーストとアトランティスの末裔、白いハムザ人だったのだ…… !



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襲いかかる古代ビースト


以上のお話しは、もちろんグランデ・オガワのパックリ創作である(笑)。このところマジメなブログしてたんで、息抜きね。ちょっと間抜けな部下、可愛いヒロイン、もちろんムチムチ美女たちも登場する。伏線あり、謎解きあり、敵グループあり、黄金&宝石あり、ロマンスあり、ベッド・シーンあり、インディオ襲撃あり、古代魚類との死闘あり、最後の最後の逆転あり、洞窟の脱出はド派手あり、だけど、ブログ長くなるから今日は、書かない(笑)。


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11月のサルバテーハ・3

旬のプレコ・レシピ


プレコ肉は、魚頭作製アイテムの剪定ハザミで摘出した(笑)。20尾の摘出手術に2時間もかかってしまった。でも、しかたない。アジトにいるよりロッジのほうが時間余裕があるしね。


アジト晩餐は、小骨や骨板などない魚肉を材料に使うようにしている。酒を飲むんで、メンドウな小骨抜きを食卓でしたくない。また、楽しい夜宴なのに喉に骨など引っかけたくもない。生きてるときは5キロあったオレンジフィン・カイザーは、たったの500グラムほどになってしまった(笑)。100グラムくらいずつパックして冷凍にする。



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骨なし身にすると、こんなに少量


知ってるヒトは知ってるけど、プレコの甲板ってのはヤスリ状とかトゲトゲ。オレンジフィン・カイザーは、それほど鋭いほうでないけど、産卵期にはややキツくなる。とうぜん、摘出作業で指はザラザラだ。



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オペ終了後の指


5キロが1/10、そして2時間のメンドウな労働。こりゃ、輸入モノ・チリ産サーモン(冷凍をアルタミラでも売ってる)より高くついてるぞ。しかし、その価値は十分にあるね。このプレコ肉、最高に美味いんだよぉ。プリプリした身は、ちょっとエビやカニに似ている。副産物のプレコ・イクラもあるしね。



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から揚げにする


今宵は、プレコ・フリットのシングー風、グランデ・オリジナル。軽く塩胡椒しておいて、コーンスターチまぶして、から揚げにする。特製サルサ(ソース)を添える。できあがり。



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シングー風プレコ・フリット


お味ですか? もちろんエクセレント!


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失われた魚族・3

地下大河・ハムザ河


今日も全文、かなりマジメなお話し。冗談はちょっとだけ(笑)。70年~80年代、ブラジル・ペトロブラス(石油公社)は、アマゾン地区で盛んにボーリングを行った。同国は太古の岩盤が多いので、堆積起源の化石燃料は、それほど多くないけど、アマゾンには可能性がかなりあったからだ。結果として天然ガスはまあまあ見つかった。


副産物もあった。アマゾナス州マナウスの南東にあるノーヴァ・オリンダ・ド・ノルチのボーリングでは、肉食恐竜の歯化石がでたりした。



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ハムザ河イメージ


さらに、同ボーリング・データからアマゾン河の数キロほどの地底に巨大な地下水流が流れていることが確認された。この研究を行ったのは、インド生まれでブラジル帰化した地球物理学者ハムザ(Valiya Mannathal Hamza)博士であるね。2011年、博士の弟子、アマゾナス連邦大学のエリザベッチが地下河川の名前をハムザ河(Rio Hamza)とするように提唱した。このニュースは、日本のサイトでも取り上げられている。



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ドクター・ハムザ


ハムザ博士はこのように語っている。「流程は、源流からほぼアマゾン河と同じ。しかし、ペルーのクスコ付近にある源流はそれほど深くない。先住民族(インカ族)たちは、この地下水流のことを知っていて、そこを掘って水を汲んで農業用水にしていた」 グランデ・オガワがイメージするに、おそらくアトランティスの末裔、あるいは宇宙人がインカに教えたんだね(笑)。


ハムザ河の流れは、クスコ辺りから南に下って、ブラジルのアクレ州に入り、マデイラ河に沿って北東に進み、アマゾンの地下に入るらしい。ハムザの河幅は、アマゾンより広くて最大約400キロ。ただし流速は遅く、最大で1年に100メートル(アマゾンは、最大で1秒に2メートル)。水温は、最低5℃を記録しているが、平均的に24℃。


ハムザ博士はこのようにも語っている。「地下水流は、アマゾン河口の150キロほど沖で大西洋に吐きだしている。アマゾン沖には、棲めないはずの淡水魚が多いことが知られていたが、この水流があったためなんだ」 グランデ・オガワがイメージするに、アマゾン河には海水魚が遡上して淡水化したものが多いけど、ハムザ河にも遡ったかも知れない。地下水流には、眼のない巨大な淡水シャークがいる、かも(笑)!


ハムザ河に地底魚いないかなぁ。この河川は研究途中だから、もっと調査が進むと……


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11月のサルバテーハ・2

プレコ・イクラの季節


もうすぐ本格的な雨期が始まる。シングー河の上流部であるマット・グロッソ方面は、もうかなり降っているに違いない。だもんで、ここ下流の水位が急に昇ったわけね。


季節の移りを感じる今日このごろ。岩場で釣りをしてると、足元の岸辺の浅場からプレコがわらわらと逃げていく。乾期にはあまり岸辺にいないのにね。これは、産卵場所を探してるに違いない。


もうすぐ水位が上がって、プレコも捕りにくくなるんで、漁師のカピシャーバの息子たちに、20匹ほど採ってくるように頼んだ。アジトでの酒肴用だ。もちろん種類は、プレコ味の逸品オレンジフィン・カイザー。思っていた通り、♀の腹の中は、オレンジの卵が満杯である。



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プレコ卵が満杯


いかにも美味そうだよね。プレコのタマゴって、大きさはアキアジ(鮭)よりちょっと小さいくらい。火を通すと、それほど美味しくない。卵の入ったプレコを鬼殻焼きで食べたことあるけど、案外と変哲のない茹で卵味。



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卵を抽出


これは、ウニにも言える。昔むかし、福島(まだ原発はなかった)のいわき地方で中生代白亜紀の化石掘りをやってたとき、宿屋で当地名物だというハマグリの殻に盛ったウニ卵焼きを食した。豪華に見えるけど、それほどのお味でなかった。


ベレンにある某日本食レストランでも、似たような経験がある。オヤジがカラスミ(アマゾン河口部は抱卵したボラが捕れる)がありまっせ、って言うから頼んだら、焼いて持ってきた。塩辛いだけで、不味かった(笑)。魚卵は、火を通すと本来の珍味が消えちゃうんだよ、味覚音痴のオヤジ。


ということで、プレコ・イクラに軽く塩して冷蔵にした。アジトで肴にしたら美味いこと。



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プレコのイクラは逸品


これは、困った。また酒を飲みすぎる(笑)。次にロッジに遡って、まだプレコが卵シーズンだったら、たくさん作っておきたいなぁ。


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I'M SLAVE 4 U

その9.I'M SLAVE 4 U


シングー河畔アルタミラの街の港の近くにFUNAI(フナイ=インディオ保護局)の施設がある。ここには、奥地からやってきたインディオたちの宿泊所(自炊部屋)、病院(看護施設)があって、付属で小さなインディオ博物館もある。博物館で働くインディオのオバちゃんは、オレの顔見知りで、母村のインディオ語はもちろん、ポルトガル語はオレよりずっと堪能、さらに英語も喋るというトライリンガルだ。


この施設、今では一般人は許可なく内部に入れない決まりになったけど、昔は気軽に入れてくれた。住居部屋を見学したとき、床に生きたジャボチ(陸亀)が歩いていたのに笑った。もちろん利用者の食用だ。別の部屋では、2歳くらいの男の子が床に尻をつけて遊んでいた。そのガキの頭髪がパッキンだ。染めてるとは思えないので、こりゃどっかのサクソン系の人類学者が研究とか称して、インディオ娘のナニゴトかを調査した結果に違いない(笑)。カヤポー族(マクロ・ゲ言語族の一つ)のパジェ(シャーマン)爺さんとも会った。カヤポーは、あの下唇にお皿を入れるので有名な連中。爺さんは皿を外してたけど、唇を引っ張ってみせてくれた。ゴムのようにびよぉ~んと延ばしてニヤっと笑った。なかなかの役者だった(笑)。



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カヤポーさん


この施設で最も可笑しかったのは、あるインディオ部屋からラジカセらしい大音響が聞こえてきたとき。USAの路上ニイちゃんみたいに肩には乗っけてなかったけど、曲は何だったと思う? それは、ブリトニー・スピアーズのアイム・ア・セイブ・4・ユー(大笑)。これは、ホントのお話しです。


さあミーハー・オガワのBGMシリーズ。今日は、ブリトニーだ。某インディオさんと同様に、オレのライブラリーにもアイム・セイブ・4・Uが入っているね(笑)。ビヨンセ、クリスチーナと同様にデビュー当時は可愛かった。「私は処女よ」というキメ・セリフを持ってたけど、いつのまにかシングル・マザーになってた。今のおっぱいは、よくできたシリコンだろう。



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ユーチューブの
I'M SLAVE 4 U

http://www.youtube.com/watch?v=I4a8DY7SiMU


ちなみに、同曲で繰り返される「get it」というフレーズ、わざと舌たらずで歌うもんだから、まるでポルトガル語の「quem quer」(だれが、欲しいの?)に聞こえる。そう思ってるブラジル人もけっこういる(笑)。


インディオだってセレブ生活に憧れるに決まってる。今じゃ居留区に衛星TVもあるんだぜ。ブリトニーを聞くのも別に悪いことじゃない。


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11月のサルバテーハ・1

ロッジから帰還しました。


昔むかし、「11月のギムナジウム」って漫画があった。このフレーズを使いたくて、うずうずと待ってたけど、やっとこシーズンがやってきた(笑)。「11月のギムナジウム」は、萩尾作品。幼年期からアンテナを広くし始めたオレは、「あしたのジョー」の他に、少女マンガもよく読んだ。ベルバラも全巻制覇した(笑)。自然科学的な観察から、少女マンガには、鼻の穴がないことに気がついたけど、そのうち穴開きモノも現れた。当時は、ギムナジウムというのは、サナトリウムの親戚かと思っていたけど(笑)、ブラジルの学校制度で、小学校と中学校が続いていて、後期をジナージオ(ギムナジウム)と呼ぶことを知るようになった。



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11月始めの水位


余談の前置きは、ここまでかな? さて、11月始めのシングー河。水位が急に上がったなぁ。最低だった9月~10月前半から、1.5メートル上昇くらいだろうか? 魚群も敏感に察知している。ロッジ前のパクー・クルピテたちも、ほとんど(たまに午後に現れる)移動したようだ。崖上のカジューの実も、もうシーズンが終わる。魚種の入れ替えも始まっている。乾期に多くなかったマトリンシャン(シルバー・ドラド)の群れもやってきた。


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豪快なファイトのマトリンシャン


朝起きると、部屋に香水の匂いが漂っている。昨日の彼女の残り香ではない(笑)。前に紹介したことがあるキャビン前のレモン樹が花盛りなんであるね。そうそう、思いだした。このレモン樹で卵を採集して飼育してたマエモンジャコウアゲハの幼虫たち。グランデ・オガワの手抜きで、エサ葉が不足して、あわれ全滅してしまいました、合掌。



南米・鳥獣虫魚・探遊
花盛りのレモン樹に徳利型のハチの巣が


今月は、久しぶりにジャングルに入ってみた。。昆虫は、それほど量は増えていないけど、いくつかの蝶写真を撮った。



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きれいなマエモンジャコウアゲハの一種


今回の密林歩きでは、コアッチー(アカハナグマ)を2匹、マカコ・バヒグード(ウーリーモンキー)2匹に会うことができた。両方とも素早いんで、写真なしね。


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