南米・鳥獣虫魚・探遊 -107ページ目

14.カリブの女の子


Umbrella


カリブ海にアンティル諸島群がある。キューバからヴェネズエラにかけて連続するように小島がある。ドミニカとか、トリニダードなんかが有名だね。今はサンゴ礁で、カワイ子ちゃんをかたわらにトロピカル・ドリンク飲みながら釣りをしたいけど、昔は全島の昆虫採集を制覇するのが、オレの夢の一つにあった。


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ホメロスアゲハ


カリブ海の島には、ジャマイカのホメロスアゲハ、キューバのベニオオキチョウなんて希少なビッグ・ネームがいる。島ってのは隔離されてるから、独自の蝶が進化する。諸島ってのは近隣だから、各島に似たのがいるけど、ちょっとずつ違うって面白さがあるんだ。しかし、この夢はスポンサーがつかなくて頓挫した(笑)。


小アンティル諸島の東の外れにバルバドスがある。語源はポルトガル語だね。ヒゲ面(づら)って意味だ。昔は地衣植物が繁茂してて、それがヒゲに見えたらしい。ギアナから移住したアラワック語幹族が住んでたけど、ここも人食い人種カリビ族の標的だった。ロビンソン・クルーソーもこの辺りに住んでいた。ちなみにロビンソンくんは、ブラジルにも住んでいて(ホントのお話し)、サトウキビで一発当てて金持ちになっているんだよね。


さてグランデ・オガワのBGM。今日は前に「ヒバロ族の干し首」で登場していただいたリアーナだ。バルバドスの出身。ライブラリにUmbrellaが入っている。アラワックの血が入ってるのかなぁ。彼女は、独特のフェースを持ってる。スタイルはいいね。


ユーチューブのUmbrella

http://www.youtube.com/watch?v=-JchxJuK-CE


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クリップのワンカット


セリフのアンダー・マイ・アンブレラって、何か別のイヤらしい意味(笑)があるんじゃないかと思うけど、よく判らない。


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5.シングーのエルドラド

フォーセット大佐


パーシー・ハリソン・フォーセットは、1867年にイギリスの生まれ。は、ボリヴィア、ブラジル国境地域の踏査中、いまだ人知れない密林の奥に、古代人の都市があるという伝説に出会い興味を抱いた。ある日のこと、フォーセットはブラジルのリオ・デ・ジャネイロ国立図書館で、内陸で消息を絶ったポルトガル人探検家が残したという古文書に出会う。512号書類と呼ばれる古文書は、奥地探検中に記されたもので、部下のインディオに託されて中央に届いたものだったとされている。「われわれは奥地の山岳で、古代の廃墟に出会った。それはまるでブラジル王宮のように壮大だったが、すべては静寂の中に眠っていた。都市の入り口のアーチには、解読不能の文字が刻まれていた。われわれは廃墟の傍を流れる川で、大量の砂金を発見した……」

 フォーセットは、この古文書の記述を真実と信じた。そして、この謎の都市に、ゼット(Z)という名称をつけた。


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死馬のポイントの
フォ-セット


古文書から類推してゼット地点は、シングー河源流からアラグァイア河にかけてに違いない、と彼は考えた。フォーセットは、1920年からゼットの探索を開始した。マット・グロッソ地方のクイアバから北上し、現在のバカイリ族インディオ保護地区の方向に進んだ。行軍は騎馬だったが、頼りの馬が死んだポイントで1回目の探索を終えている。彼は不屈の闘志で2回目の探検に望んだ。1925年、前回の死馬のポイントを通過し、さらに奥へ進み、そして永遠に消息を絶った。


以上は、一応ホント(笑)とされる史実だね。西洋では、フォ-セット大佐って言えば探険家のビッグ・ネームである。大佐をモデルにしたノンフィクションに「ロスト・シティ・オブ・Z」というのがある。作者は、デヴィッド・グラン(グランデではない・笑)。ブラッド・ピットが映画化権を買った。そろそろ映画が公開されるらしいですよ。もちろん、ブラピが大佐。


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フライ・キャスティングで代役を使った、リバー・ランズ・スルー・イットの若いブラピ


おそらく大佐は、シングーのカリビ族のインディオに襲われて、スープになって食われたに違いない(笑)。


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5.ミレウス属

ミレウス属(Myleus spp.


3属のコモン・パクー(ミロソマ、ミレウス、メティニス)の中で、もっとも大きくなるのが、ミレウスだ。色彩は、けっこうカラフルなものが多い。10数種がいるようだ。パクー御三家の中のミレウスの特徴は、①(背鰭基部の幅)が広いけど、②(脂鰭基部の幅)が狭いこと。シングー河では、ミレウス類が優先パクー族である。流水が好きなようだ。ロッジ近辺には、少なくとも数種類がいる。


パクー・デ・セリンガ(学名未詳)


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セリンガってのは、ゴム樹の実のこと。すなわち「ゴムの実のパクー」。ゴムの実を好んで食う。ゴムの結実は、雨期である。増水でゴム樹が岸辺近くになっていたら、その下に大挙して居着くようになる。夕方になると、ゴム実を摂るライズ・リングが盛んになる。その樹上では、やはりゴムの実が好物のコンゴウインコがギャーギャー騒いでいる。アルタミラの釣り人は、この魚が大好きで、釣り大会もあるほど。エサは、もちろんゴムの実。殻を剥いてハリに刺す。乾期にゴムの実がないときは、エサは河カニを使うことが多い。IGFA(世界釣り協会)の現在記録は、たったの1.5キロだけど、最大で3キロになり、ファイトはたいへん強引。


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ゴムの実


硬い殻を持った果実を砕き割って食っているので、たいへん頑丈な顎と臼型の歯を持っている。


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パクー・デ・セリンガの上下顎骨


パクー・ブランカ(学名未詳)


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ブランカってのは、「白い」こと。読んで字のごとく白っぽいパクーだ。体重は、1キロを超える。シングー・ジモピーが面白いメソッドを使って、本種を狙っていたのを観たことがある。急流の上手の岩場に乗って、まずザックからオレンジを一つとナイフを取りだす。そしてオレンジの皮を細かく(2センチ片くらい)、すばやく剥いていく。それをポイポイと流れにほかす。皮片は、流れに乗って下っていく。これは伏線のセーバ(寄せ餌)だ。全部の皮が剥けたら、フックのついたラインをザックから出す。もちろん、ロッド&リールなどない。剥けたオレンジ中身をザクザク切る。その小片をフックにつける。仕掛けはノーシンカー。流れに乗せて10メートルくらいラインを出して待つ。オレが観てたときには、釣れなかったけど(笑)。


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パクー・ブランカのオーブン焼き


その他のミレウスには、熱帯魚界でルナと呼ばれる色彩がカラフルなものがいる。バンデッド・ミレウス(パクー・カデッチ)もいる。


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レッドフック・ミレウス(水中)


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レッドフック・ミレウスの背ビレ(基部広い)と脂ビレ(基部狭い)


熱帯魚界で、しばしばレッドフック・メティニスと呼ばれるものの一部は、明らかにミレウスである。アブラビレの基部幅が狭いとこを良く観よう(上写真)。このレッドフック・ミレウス、おそらくパクー・デ・セリンガ、あるいはルナの幼魚だ。


シングー河畔でのミレウス類の食味には、多大な評価がある。ゴムの実も脂っぽいけど、併せて食ってるヤシ類の実も油脂が濃厚。だもんで、よく肉身に脂が乗る。実際にたいへん美味しい。グランデ・オガワも好んで食う。


パクー・デ・セリンガが食うのは、ゴムゴムの実じゃないから、身体がびよぉ~んと延びたりしないよ(笑)。


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13.コロンビア美人

シャキーラちゃん


コロンビアのカリブ海の沿岸にバランキーヤって都市がある。南米の不思議河川マグダレナの川畔にある。この付近から黄金ジェットってオーパーツのビッグ・ネームが出土している。


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黄金ジェット


A.D.500~800くらいのシヌー文化の遺跡から出土したんだけど、古代シヌー人は航空シャトルを知ってたんだぁ~! と、UMAファンに喜ばれている。前にミクシィに書いたけど、残念ながら、ネオ・サイソシオロジーを駆使したグランデ理論では、明らかにプレコがモチーフである(笑)。


バランキーヤには行ったことないけど、将来必ず訪れるぞ。黄金ジェットの密掘にも、おおいに興味があるけど、カリブ海でターポンやボーン、マグダレナ川でアフィニス・ドラードやグァポテ(大型シクリッド)を釣るんだ。それに美人がたいへん多いと聞く(笑)。


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アフィニス・ドラード


バランキーヤが世界に誇れること、それはミュージシャンのシャキーラの出身地だってこと。シャキーラ語録に、「ムネはないけど、ケツはある」というのがある(ホントのお話し)。「おケツは、嘘をつかない」(Hips don't lie)って曲も録音している。今はオバちゃんになったけど、ホントウの美人だったね。さて彼女のBGMだ。


ユーチューブのHips don't lie

http://www.youtube.com/watch?v=DUT5rEU6pqM&feature=relmfu


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クリップのワンカット


以下などもライブラリに入っている。


ユーチューブのLa Tortura

http://www.youtube.com/watch?v=Dsp_8Lm1eSk&ob=av3e


スペインの有名歌手アレハンドロ・サンツのフューチャーだね。


ユーチューブのLoba

http://www.youtube.com/watch?v=C7ssrLSheg4&ob=av3e


ロバは、「王様の耳のロバ」じゃなく、♀のオオカミのことだね。


ブラジルのTVバラエティ番組で、お笑いオバさんコメンターが、ビヨンセやブリトニーなんかの歌姫ギャルたちの評価をしてたのを観たことがある。オバちゃんいわく、シャキーラが一番だとしてた。その理由は、「唯一、彼女のムネがシリコンじゃないから」(笑)だった。


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4.アクノドン属

アクノドン属(Acnodon spp.


これもパクー類の一つ。吻部がやや突出している。種類は、数種以下。菱形の体型をしていて、ミロソマ、ミレウス、メティニスの3者パクーより、やや長細い。なので、サイズの割りに頭部が小さい。トカンチンス河、シングー河、タパジョース河などの流れのあるところに分布し、現地でパクー・クルピテと呼ばれている。各河川での、形態的な種類の違いなど、オガワにはまだ判別できない。大きいものは、50センチくらい。2キロになる。


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アクノドンの若魚(アルタミラ付近)


グランデ・オガワは、アクノドンをしばしば「ジャンピング・パクー」と呼ぶ。なぜかと言うと、ヒットすると、かなり派手なジャンプを見せるからである。一般に他のパクー類は、ハリに掛かったとき、それほど跳ねない。アクノドンが跳ねると、まるでUFOに見える(笑)。食性は、果物大好き。でも、緑藻系のコケみたいのも食う。小魚も食っているので、けっこう大きなルアーも襲ってくる。


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ルアーで釣ったアクノドン(ロッジ付近)


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アクノドンの上下顎骨の形状


歯は、縁の鋭利なヘラ状でミレウスのような臼状でない。上顎は、2列。下顎は、1列。


シングー河のロッジでは、前に解説したけど、乾期には浅いプールの果樹の下に大型が居着く。しかし、それを釣るのは至難の技だ。味は、おおむね後述のミレウスに似ているね。


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4.フィッシュ・ボーン

フィッシュ・ボーン


グランデ・オガワが作製する頭骨アートのことではない(笑)。トランスアマゾニカから直角の枝道路(トラヴェッソンと呼ぶ)が延びて、衛星から見ると、まるで食べた後の鯛の姿焼き(ピラニアでもいいけど)、残骸状態の景観のこと。これは世界的にフィッシュ・ボーンと呼ばれている。グーグル・アースで手軽に自宅で見れる。


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フィッシュ・ボーン(脊椎がトランスアマゾニカ)


世界中の環境保護側のヒトたちが、この魚骨状況をヤリだまにしている。この枝道路は、農業や牧場の開発のために増築された。ブラジル政府は、トランスアマゾニカの完成式の後、内国移民(ミグレーション)を奨励したのである。メチャ安く土地を分譲して、さらに融資も行い、入植者を募った。


入植者の多くは、ブラジルのビンボウ地区のノルデスチーノ(東北ブラジルのヒトたち)だった。彼らは、辛い労働に強く、暑さにも強い。グランデ・オガワがよく利用するロッジのオーナーのファッチマおばさんのオヤジさんも家族を連れてリオ・グランデ・ド・ノルテ州からやって来た。


日系人農家もベレン近郊などから何家族かがやってきた。ちょうど日系コロニアのトメアスなどで主幹作物だったピメンタ・ド・ヘイノ(胡椒)にネマトーダ(根腐れ病のもと)が猛威をふるっていて、病原のない新しい土地を模索してたヒトたちがいた。「アルタミラ周辺は、テラ・ロッシャだ」(ホントかどうか不明)、というのが誘い文句だった。作物はできたけど、始めのころは、トランスアマゾニカのメンテ不足で陸路が悪く、販路に苦労した。


現在は、トランスアマゾニカもまあまあ整備されるようになって、農作物もかなり大々的に売れるようになっている。今景気がいいのは、カカオであるね。この地方ではよく結実する。世界のチョコレート消費ってデカいんだよね。カカオ豆の集積地として発展したメジシランディアって街が街道沿いにある。


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シングー地域のカカオの実


環境保護派は、フィッシュ・ボーンを大非難してるけど、地域農家は喜んでいる。保護側のヒトたちは、もちろんチョコレートなど食ってはいけない(笑)。


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3.ミロソマ属

3.ミロソマ属(Mylossoma spp.


同属は、数種程度が知られている。一般にブラジルのアマゾン地方では、このミロソマ、以下に述べるミレウス、メティニスを総括してパクーと呼ぶ。互いによく似ている。ラプラタ地方では、前述したようにパクー・パーバだ。スペイン語圏では、おおむねパロメッタと呼んでいる。


ミロソマ、ミレウス、メティニス、3者は、①背鰭(せびれ)基部の幅、②脂鰭(あぶらびれ)基部の幅、この2つで区別する。メティニスは、けっこう簡単に判別できるけど、ミロソマとミレウスの違いは、やや微妙。ミロソマ属の特徴は、①が狭く、②も狭いこと。


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ミロソマの一種


よく似ている3属は共に、前述のコロソマ属やピアラクトゥス属ほどには大きくはならない。ミロソマは、おそらく1キロにならない。しかし、食材としては、かなり定評がある。一般にアマゾンのジモピーは、小骨はあってもカラシン類の味、大好きの風潮がある。これは、上流に遡るほど、顕著になる傾向があって、イキトス辺りのペルー人は、カラシン超大好き人種だ。


ミロソマ、ミレウス、メティニス類は、フリットにされることが多いが、アッサード(炭火焼き)もビールのツマミに悪くない。


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パクー・アッサード


アマゾン本流やパンタナルの河川を夜にボートで航行していると、ミロソマやメティニスの大きな群れに出会うことがある。夜なのに、何で判るかって? 驚いた魚が跳ねて、ボートの中にぴょんぴょん飛び込んでくるからである。背中や頭にポコポコっと当たってくる。しかし、労せずしてオカズをゲットできる(笑)。


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ブラック・アイド・ピーズ

12.黒豆(BEP)


またちょっと幻想植物アヤワスカのお話し。ブラジルの西端のほうのアマゾン地方にアクレ州がある。ここで発生したと言われる怪しい宗教にサント・ダイミがある。ダイミ茶ってのを調合して、飲んでラリる。このダイミ茶の主原料もアヤワスカである。


アヤワスカってのは、ペルー・アマゾンからインカ地域の呼び名だね。ブラジル・アマゾンのほうのインディオたちは、これをカアアピって呼んでいた。学名のバニステリオプシス・カアアピは、博物学者ウォレスの友人のスプルースが記載した。どちらかと言えば、ペルーに近い上流の種族が使うことが多かったみたいだ。下流部のアマゾンでは、別の幻覚植物、例えばある種の豆(黒豆じゃないけど・笑)を削って粉にして鼻に吸引するパリカなどを使っていた。


アヤワスカ使いの本場は、イキトスから遡ったプカルパってところにある。ここにシピーボ族って先住民が住んでいる。彼らはしょっちゅう、あっちの世界に行っては、こっちの世界に戻ってくる(笑)。こっちでは、せっせと幻想アートを製作している。


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シピーボの女の子


シピーボがアートによく使うモチーフは、中華ドンブリの模様をつなげた(笑)ような模様だ。何でかって言うと、あっちの世界にいる神様、おそらく森の精霊は、そういう模様をしているかららしい。シピーボは、泥人形や布地にその神様模様を描く。


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シピーボ族の人形


前のBGMで元野生蘭のファーギーが出てきたから、今日は現在彼女のいるブラック・アイド・ピーズにしよう。まずは、Boom Boom Paw。このクリップにでてくるイメージ人みたいなヤツら、なんでかシピーボの精霊によく似ている。だれがデザインしたか知らないけど、どっかでアヤワスカを一発やったヤツじゃないかと推理したくなるね(笑)。


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クリップのワンカット


ユーチューブの Boom Boom Paw

http://www.youtube.com/watch?v=4m48GqaOz90


ライブラリには、次の曲も入っている。


ユーチューブの Pump It

http://www.youtube.com/watch?v=ZaI2IlHwmgQ&feature=relmfu

ユーチューブの I Gotta Feeling

http://www.youtube.com/watch?v=uSD4vsh1zDA&feature=relmfu


10月にシングー河に釣りに来たスパロウ&マエストラ隊員に聞いたんだけど、黒豆のI Gotta Feelingは、日本人のカバー(ブラジルでもあるけど)があって、釣り具屋さんで、しょっちゅう流れているとのこと(笑)。


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アマゾン横断道路

3.トランスアマゾニカ


インディオ話しくらいしか話題のなかった辺境の田舎アルタミラが経済的な成長を始めたのは、トランスアマゾニカ(アマゾン横断道路)以降である。巨大工事の基点となったのが、この町である。


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工事中のトランスアマゾニカ


トランスアマゾニカは、ブラジル経済成長をアマゾンに求めたメジシ大統領(在任1969-1974)が、音頭を取った。東北ブラジルのパライーバ州の大西洋沿岸からセアラ州、ピアウイ州、マラニョン州、パラ州、アマゾナス州を東西に貫き、将来はペルー、エクアドルまで繋げて、南アメリカ大陸東端から西端までという大構想である。「グランデなことは、いいことだぁ~!」は、ブラジル人の大好きな語録。


工事の開始に当たって、大統領みずからアルタミラにやってきて、斧を巨木に振るった…… というパフォーマンスが(形式上)行われた。その樹には、工事開始記念のプレートが打ちつけられた。1972年8月に予定部分の工事が終了し、完成式を挙げた。


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大統領が斧を振るった(らしい)記念樹とプレート(グラサンが大統領)


10年ほど前に、オレが記念公園(アルタミラ郊外)を訪れたとき、このプレートは確かにあった。しか~し、やっぱブラジルだ(笑)。最近行ったら、この金属板は消えていた(大笑)。もちろん、ダレかが剥がして潰して、スカッタ(くず鉄)屋に売って、ピンガを一杯ひっかけたに違いない。


トランスアマゾニカは、ベレンからサンタレンまで2回走破したことある。まだ整備がよくない時期だったんで、けっこうタイヘンだった。


トランスアマゾニカが完成式を挙げたとき、お調子者のブラジルたちは、「人工衛星から見える人造建築物は、万里の長城とトランスアマゾニカだけだぁ~!」と気炎を上げた。しかし、今ではグーグル・アースで世界中のヒトが手軽に自宅で見れる(笑)。


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2.ピアラクトゥス属

2.ピアラクトゥス属( Piaractus spp.


コロソマ属に近縁で、体型も似た感じの魚族。以前は、コロソマ属とされていたけど、細分化の好きな(最近の学会の風潮)学者さんに分離された。同属には、主に2つが知られている。イエロー・コロソマとレッド・コロソマだ。本属もコロソマ同様に主食は果実で、歯の構造もそれ砕きの仕様になっているが、魚食いもする。


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ピアラクトゥスの上下顎骨(ペルー・アマゾン産)


イエロー・コロソマ


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イエロー・コロソマ(ピアラクトゥス・メソポタミクス:Piaractus mesopotamicus )は、ラ・プラタ水系に分布する。腹部は黄色~ミカン色。一般に背部は、銀色の明色だが、巨大化すると暗色化する。パンタナルを含む分布地域では、これを単にパクーと呼ぶ。後述するメティニスやミロソマたちは、その地域ではパクー・パーバと呼んで区別している。最大で10キロを超えるが、そんなサイズは稀。パンタナル地方では、主に茹でたトウモロコシで狙われる。タンバキーと子孫を作らないF1ができる。これを、タンバクーと呼んでいる。


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スピナベで釣れたイエロー・コロソマ(ピキリ川チーム隊員)


レッド・コロソマ


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レッド・コロソマ(ピアラクトゥス・ブラキポムス:Piaractus brachypomus )は、アマゾンとオリノコに分布する。腹部はオレンジ色~緋色。これも大型化すると暗色化する。ブラジルでは、ピラピチンガあるいは、パクー・カラーニャと呼ばれている。スペイン語圏では、パッコと呼ぶこともある。本種の若魚もタンバキーと同様に湖沼のピラニアの群れの中で観察できる。群れにルアーを投げると、三者が競ってワラワラと追いかけてくる。これも擬態でないだろう。最大で15キロを超えるが、そんなサイズは稀。


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このくらいのレッド・コロソマは、ピラニアと一緒にいる(ペルーのパカヤ国立公園)


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大型ピアラクトゥス類は、黒くなる。


釣りでのファイトは、強力系である。以前のこと、タパジョース水系の源流部に近いアリノス川の支流でルアーを投げていたとき、真っ黒いレッド・コロソマの巨大なヤツが追いかけてきてギョっとしたことがある。楽勝で80センチはあったろう。ヒットしなかったけど、掛ってもミディアムライト級タックルだったから、とても太刀打ちできなかっただろう。本種もタンバキーと子孫を作らないF1ができる。これを、タンバチンガと呼んで、養殖が盛んになった。


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レッド・コロソマもスピナベで釣れる(ツクルイ湖チーム隊員)


成魚のイエローもレッドは、タンバキー以上にルアーをけっこう襲う。オガワの経験では、なぜかスピナベでのヒットが多かった。2種ともに野生モノは各地で賞賛される美味魚だ。パンタナル地方では、クステイラ(スペアリブ)のフリット(揚げもの)に人気がある。しつこく追記するけど、食べるのは野生ものに限る!


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野生コロソマのクステイラ・フリットは美味


ピアラクトゥス類は、食い物大好き華僑さんたちに食用として東南アジア方面に移入された。ところが、タンバキーのとこで書いたけど、止水の池で集約飼育すると、泥臭くなる傾向の強い魚種だって見抜いてなかったんだろう。けっこう大々的に増やしていたけど、不味いんで不人気。養殖屋も見切りをつけて、ほったらかしにしてたのが野生に逃げた。そして、増えてしまった国も熱帯アジアにかなりある。


東南アジアばかりじゃないぜ。実は日本の河川でも自然繁殖してるとこがある。オレの知ってる範囲で、利根川水系、多摩川水系だ。外観がちょっとピラニアに似てるんで、ときどき無知ジャーナリストが、「アマゾンの猛魚が…… !」 って、ニュースにする(笑)。


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