レジンに封入した花が、時間の経過とともにどのように変化していくのかを、1年後、3年後、13年後と、それぞれに画像を比較して見ていただきましょう。
今回の記事は、2017年10月23日に書きました記事の追記、のようなものです。
エポキシレジンに封入した花、つまりレジンフラワーは、時間とともに少しずつ変化していきます。
中に閉じ込めた花も変化していきますし、レジンも変化していきます。
その経過と変化を見ていただきますね。
2017年2月制作
2018年2月撮影
撮影の条件が違いますから、少し色が変わって見えるかもしれませんが、1年経ちましたがまだ変化は表れていません、封入した時のままです。
ガクの緑色もまだあざやかです。
2015年2月制作
2018年2月撮影
3年経っても花の色にはまだ変化は見られませんが、ガクの緑色がだいぶ褪色し、部分的に傷んできています。
2005年9月制作
2018年2月撮影
レジン全体が薄い茶色に変化し、花もガクの緑色がほとんど褪色して、花びらの色もシブい色合いになっています。
完全にレジンに閉じ込められている花がなぜ変化するのか?
それに関しましては、化・科学的な根拠に基づいて、レジンフラワーテキスト(25~31ページ)でくわしく解説しています。
その理由をよく理解した上でレジンに封入すれば、永く美しい状態で楽しむことができるのですね。
私はこうした花の変化、レジンの変化を、「劣化」とは考えていません。
時代をまとったインテリアや家具、食器などが、アンティークとして愛されるのと同様に、レジンやレジンフラワーの変化も、時間を経過することによって得られる「味わい」だと思っています。
アンティーク風仕上げされた商品がとても多く売られているのも、人がそうした「味わい」を好むためでしょう。
レジンの変色を問題視する記事がネット上には以前から多く見られますが、問題にすべきはむしろ仕上げが丁寧かどうかの方ではないでしょうか?
美しい作品に仕上がっていれば、変化は気にならないと思います。
ちなみに、レジンの変色の原因は紫外線ではありませんよ。
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