ピースフルドライフラワー | アメージング ドライフラワー & レジンフラワー

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まず最初に、アメージングスタイルドライフラワーのホームページに、「作り方と製法の特徴」と「製法特許について」 というページをあらたに作成しました。

 

作り方がわからないと、お始めになるにしてもためらってしまいますし、教室などでこの製法をお教えしていいものかどうか、と疑問にお感じになる方もきっと多いと思いますので、技術の権利はだれにもなく、自由にお使いいただける理由について、特許庁のデータベースを引用して

ご説明しています。

 

よろしければご確認くださいね。

 

 

 

 

さて、今回は講座の講師を辞任して、自分でネットスクールを展開をして、そこでドライフラワー製法をお教えするに至った経緯と、その結果についてお話ししましょう。

製法誕生のお話は、今回で最後です。

 


講師を辞任してから、自分でドライフラワー製法をネットでお教えしようと思い立ったわけですが、これは元々ネットで公開しようとしていたくらいですから、とくに突飛な発想ではなくて、「最初からこうすればよかった」 と思ったほど自然な発想でした。

 

 

「自分ならこうやってスクールを運営する」というのを示したいという気持ちもありましたし、もちろん辞任した講座に対する対抗心もありましたが、一番大きかったのは、受講された方、これから受講を検討されていた方からの

 

「熊﨑先生がいなくなったら私たちはどうしたらいいんですか?」

 

「わからないことがあったらだれに聞けばいいんですか?」

 

という声でした。

 

辞任した時点で、すでに100名近い方にお教えしていましたから、そうした方のアフターフォローということを考えますと、「講師を辞めたから、あとは知りません」とは、私の性格からして言えません。

 

実際に、私のあとに主任講師となった方は社長のお気に入りの方でしたが、受講された方から

 

「○○先生に質問をしたんですけど、要領を得なくて、結局あの先生は

 この製法のことをくわしく理解されていないんじゃないでしょうか?

 熊﨑先生、教えていただけませんか?」

 

そういうメールや電話でのお問い合わせが多々あり、また、時には、次第に横暴になる社長の講座の運営方法についていけずに

 

「私たちは○○社長につぶされてしまいます。

 先生、助けてください・・・(涙)」

 

と、文字通り電話で泣きつかれたこともありました。

結果から言いますと、辞任してから2年ほどの間は、受講された方からのご質問やお悩みにお答えしていました、もちろん無償で。

 

 

 

ネットスクールという形で製法をお教えするに際して、正直に言いまして、妨害や抗議などのなんらかのリスクはあるだろうと想定していました。

もちろん出願した特許の問題もありましたからね。

でもやらなければいけない状態でした。

 

「ネットスクールでお教えします」

 

と、HPで公開した時の反響はすごかったです。

自分でもおどろきました。

 

「習いたいとは思っていましたけど、あの評判の悪い講座を受講するのはイヤだと思っていたのでホントにうれしいです!」

 

なんてメールをけっこういただきましたね。

経営トップの考え方は、良くも悪くも大きく影響するものですよね。

 

 

 

ネットスクールを展開するためには、まずテキスト本を作成する必要があり、2名の生徒さんに協力をしていただいて、わざわざ拙宅までお越しいただいてテキストのための撮影をしました。

 

 

製法の名称を

 

「ピースフルドライフラワー」

 

と決めて、商標登録をしました。

 

 

とにかく、このドライフラワーを楽しんで豊かな気持ちになっていただきたい、そんな想いが強かったのです。

 

ちなみに商標は、提出する書類の書式などを勉強して自分で出願しました。

書式にミスがありますと、数万円分の印紙がパァーになりますから緊張しましたよ。

ちゃんと取得できた時はうれしかったです。

 

 

 

こうしてネット上で開校したピースフルドライフラワースクールですが、スクールと言いましても、実際にはテキストと資材を購入していただくだけで、あとは 「ご自由にどうぞ」 というスタイルで、認定とかそういうシステムは採用しませんでしたし、私はメンバーからのご質問にお答えをし、そしてさらなる研究を続けて、その結果を追加テキストとしてネット上に公開し、自分で言うのもなんですが、かなり充実したスクールの内容になっていたと思います。

 

 

しかしその間にもイヤなことはありました。

ネット上では匿名に隠れられますから、いろんないやがらせができます。

少しくらいなら無視できますが、徐々に私もストレスが溜まっていって、最終的には脅迫めいたメールが来て、それを見た瞬間に、花の世界に心底うんざりして、その日のうちにスクールを閉鎖してしまいました。

 

「花はこんなに美しいのに、それを扱う人間はどうしてこうも醜いのか。

 人をおとしめるよりも、自分も努力してより良いものを作ればいいじゃないか」

 

そんな想いでした。

 

 

今ならもっとうまく対処できたと思いますが、その時の精神状態では無理はなかったかな、と今でもそう思います。

 

物心ついたころから花が大好きでしたが、このことがあってからは、花屋を見るのもイヤだと思うほど花から距離を取り、レジンの世界に戻りました。

 

 

バラに対して不快感を感じなくなったのはここ2年くらいです。

そしてこの製法を多くの人に楽しんでいただきたい、またそう思うようになりました。

 

ふと調べてみたところ、その講座を運営していた会社は、数年前にM&Aによって他社に吸収されて消滅しており、講座は吸収した会社によって継続されていますが、当時の経営陣はすべて講座運営から退いており、私にとってあの忌まわしいつながりはすべて消え去っていました。

 

製法特許についても調べてみましたが、結局途中で取得をあきらめていましたので、結果的には私が最初にのぞんでいたように、だれでも自由に使える技術となりました。

言葉は悪いですが、「ざまぁーみろ!」 と思いましたよ。

 

 

 

この製法を思いついたのが2003年の秋。

それから12年余りの時を経て、また私の元に戻ってきてくれた、そんな想いがしています。

 

この製法はだれにも権利はありません。

自由に使うことができます。

もちろん教室やスクールでお教えすることも自由ですし、作品として販売することも自由です。

 

ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいと思います。

 

 

 

認定スクールではありません。

オリジナルのアメージングスタイルドライフラワー製法の

制作キット(テキスト付)の販売のみ行っております。

 

◆新製法制作キットの詳細◆

 

 

新製法ドライフラワーの作り方

 

新しいドライフラワー製法を考案したわけ

 

製法特許出願と講座講師就任

 

講座運営会社との決別(この製法がだれでも自由に使えるわけ)

 

ネットスクールの開講と閉鎖したわけ