CNETより。
日本代表も首の皮一枚でつながっており、なんとか盛り上がりを保っているワールドカップですが、
って書こうと思っていたわけでしたが、惨敗しましたね。
4年後に向けて、良い教訓だったのでは、と思います。
ところで、ワールドカップにおいて、日本戦でも誤審?とか言われるシーンがありました。
あいまいな判定で疑惑の種を残すのであれば、ハイテクを駆使していこうという試みが出てきています。
ボールに位置情報を発信するチップを埋め込み、フィールド内に受信装置を配する。
その上でボールがゴールラインを超えたかどうか把握させるというものであり、現在テストを行なって
いるが、精度に問題があるという状況です。
疑惑の判定が無くなり、負けたチームからの不満の声がなくなるだろう、という容認派の意見と
人間の判定することだから、間違いがなくなることは無い、その間違いも含めてサッカーなのだ、という
否定派に意見は分かれている、というのが記事の内容でした。
ここで思いついたのは、サッカーのことではなく、野球のことでした。
このあたりが日本人なのでしょうか?
サッカーの誤審判定を100%無くすためには非常に困難が予想されます。たとえば
・ゴールラインを超えたかどうかの判定はcm単位での誤差が命取り
・ラフプレーによるファウルでフリーキック→そもそも機械判定は無理では?
(ただ、こういうプレーからの失点や、もらえるべきPKがもらえなかった、ということで
良くモメますよね?)
・それら情報をリアルタイムに判定できないと、試合自体が止まってしまい、ゲーム自体が
面白くなくなる危険性がある。
ということです。
それでも、まずはゴールラインを割ったかどうかについて、検討を始めつつあるサッカー業界は
評価できると思います。
ところが、です。
プロ野球界はまったくそういう気持ちも無さそうですね。たとえば
・ストライクとボールの判定があいまいだったり、
・ポールに当った飛球をホームランと判定しなかったり、
・タッチアップしたのに、しなかったといってアウトにしてみたり。
先ほどのサッカーの様に、ボールの中に発信機を仕込んで、ホームランかファールか
位置情報を特定するとか、シューズやグラブの中にセンサーを入れ、ランナーにタッチを
したか、ベースをちゃんと踏んだかを確認しなければならない、とは言いません。
どうして問題がある場合に、いったん試合を止めてビデオ映像を確認、間違っていれば
判定を覆す、ということをしないんでしょうか?
サッカーの場合は、現実的に考えてビデオ確認のためにゲームを止めることは困難です。
でも、野球の場合は、もめたときはどっちにしろ長時間試合が止まるんですから、そのくらいの
ことはできるはずです。(しかも超低コストで。)
WBCの日本の優勝による感動も、記憶に新しいですが、例の審判の誤審も、それ以上に
記憶に新しいものです。
思うのですが、プロ野球の審判業界(?)に判定に対する一般的な常識部分が欠落しているのでは
ないでしょうか?
・お客様はたとえば阪神とか、応援するチームのゲームを見に来ているが、「判定」はそのゲームの
重要なファクターの一つであるということ。
・野球というスポーツ自体、ルールにのっとってプレーされることに面白さがあり、また、審判の判定を
選手もファンも信頼しているからこそ、成り立っているという認識。
・野球のゲームを構成するメンバーの一員として、一つ一つの判定に本当に責任を持っているか?
(選手の場合は、ミスばかりしたばあいは試合出場も出来なくなるでしょうし、年俸にも影響します。
当然、熱狂的なファンからは、非常に厳しい言葉を投げられることでしょう。)
・プロ野球の人気を上げるためのファンサービスが行なわれており、球団も選手も頑張っているが、
審判としてはこれまでと何ら変わりは無い、と思っていないか?
(ちなみに、審判個人個人のスキルに文句を言っているのではありません。念のため。)
私もプロ野球のTV中継とか見ますが、際どいコースの投球を的確に判定されたり、
クロスプレーをしっかりと判定されたとき、結構盛り上がったりします。
なぜなら、TV中継の場合、そういう場合、リプレイが流れ、セーフかアウトか、ボールかストライクなのか
明確になります。その時に明確になるのは先ほどのプレイの結果だけではなく、審判のジャッジの
正しさも明確になるのです。
「際どいプレーも的確にジャッジをするのが今日の審判だ」、という、一種の安心感が生まれるからこそ、
試合自体に面白さが際立つということもあるのではないでしょうか?
・問題となるプレーは、どう考えても違うだろう、と思う内容の場合が多い。
(際どいプレーは、そんなに問題になりませんよね?言われるのは明らかに違うだろ!と
いう時だと思います)
・選手/監督の抗議を受けた際に審判4人集まって協議しても、ファンも納得できない。
(全試合テレビカメラが入っているわけですし、ビデオ判定するほうが明確。
要は、問題が起こっているのに、問題解決のために動こうとしていないと見えます。
企業に置き換えると、「クレーム管理体制」が出来ていない状態だと思います。)
・いったん出した判定は、覆らなさすぎる。
(ビデオ判定ができれば、判定の正誤は明確です。その上で判定の変更は問題とならないでしょう。
特に、今は試合終了後、各局のスポーツニュースで繰り返し映像が流れるので、判定をかたくなに
変更しなかったとしても、ミスがあったことは明らかです。そういう映像が流れれば流れるほど、
審判に対する信頼は失われていき、プロ野球に対しても悪影響を及ぼしかねません。
また、判定のミスを自ら認めるからこそ、審判としての技術が向上するものではありませんか?)
今回は非常に長くなりましたが、
・判定は人間がするもの → 判定ミスを100%無くすことは無理。また、それを期待していない。
・誤審が起こったとき、審判はどのように対応するのか → 対応次第で審判の信頼は大きく変わる。
・誤審をできるだけ起こさないよう、また起きたときに明確に判定できるようにするため、
テクノロジーを使っていけば良い。(サッカーの様に試合を止めづらいスポーツならば、リアルタイムで
状況確認ができるようにするとか、そのスポーツの特性に合った新規技術の開発)
「良い審判」→的確な判定を下すことは当然ながら、その判定に問題があった場合は、即座に
問題のプレーを調査、自分が間違っていた場合にはその過ちを認め、きちんとした
説明を選手・観客に対して行なえる人
だと思っています。
非常に長文になりましたが、最後までありがとうございました。