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un piquillo de amarillo

リーガ・エスパニョーラのサッカークラブ、ビジャレアルCFの歩みの記録

ロッチ会長のカタール訪問
(LFPの古い記事の抄訳)

アラブサッカー界との関係を強化するため、ビジャレアルのホセ・マヌエル・ジャネサ副会長とフェルナンド・ロッチ会長はカタールを訪れている。ビジャレアルは国際的な関心の構築を進めているところである。

訪問の議題の一部として、ビジャレアルの代表団はアル・ラーヤンとアスパイアー・フットボールアカデミーの施設を訪れた。この訪問の目的は、アラブサッカー界との関係を構築し、訪れた組織とのつながりを維持することである。まず、アル・ラーヤン(ニウマールが移籍したクラブ)とビジャレアルは密接な関係を持っている。次に、名門アスパイアー・アカデミーは15ヶ国以上で運営されており、世界でもっとも重要なアカデミーのひとつと認識されている。


ロッチ会長


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セグンダ(2部)降格決定後の2012年7月、ビジャレアルはニウマールをアル・ラーヤンに売却した。ニウマールは加入時に5年の長期契約を結んでおり、4年目が終了した時点でセグンダに降格してしまったから移籍は仕方ないと思っていた。

でも、移籍の第一候補は母国ブラジル復帰だと思っていたので中東移籍は驚いた。まだ28歳だったし。この際の移籍金は明らかにされていないが、ブラジルよりも有利なオファーが届いたのだろう。

ビジャレアルとアル・ラーヤンとの関係はニウマールの売却のみだと思っていたが、コネクションを作っていたとは。他にも中東に売却した事例がないか検索したら、2004年にエースのアンデルソンを売った先もアル・ラーヤンだった。この時は移籍金200万ユーロで売却している。10年前からアル・ラーヤンとつながりを持っていたのだろうか。


LFP、2013年10月3日
Villarreal breaking boundaries
http://www.lfp.es/en/noticias/el-villarreal-traspasa-fronteras
カナリア諸島の2クラブとリーガ・アデランテ

CDテネリフェとUDラス・パルマスは勝ち点1差に位置し、ともにプリメーラ昇格プレーオフ出場権を争っている。

2013-14シーズンのリーガ・アデランテ(2部)も27節が過ぎたが、過去数シーズンでもっとも接戦のシーズンのひとつであることは間違いなく、上位3クラブが勝ち点1差にひしめいている。しかし、今シーズンは2つの歴史あるクラブが復活したシーズンでもあり、ともに昇格プレーオフ出場を争っている。UDラス・パルマスとCDテネリフェである。

2年前にはテネリフェがセグンダB(3部)からセグンダに昇格し、両クラブはリーガ・アデランテで合わせて62シーズンを戦っている。テネリフェは9位に付け、ローカルライバルに勝ち点1差に迫っている。勝ち点38を稼いでいるラス・パルマスは自動昇格圏から勝ち点8差の6位に付け、両クラブにとってリーガBBVA(1部)昇格は現実的な目標である。

カナリア諸島ダービー
カナリア諸島ダービー(白青=テネリフェ、黄色=ラス・パルマス)


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歴史的にはラス・パスマスが格上で、ラ・リーガ通算順位表ではラス・パルマスが19位、テネリフェが24位ですが、1990年代以降の成績は同じくらい。両クラブ揃ってプリメーラに昇格したら面白いですね。その場合、両クラブが揃ってプリメーラに在籍するのは2001-02シーズン以来となります。シーズン終了後には揃ってセグンダに降格しています。

同一州のクラブが揃って昇格するケースは結構あるようで、2013年のエルチェとビジャレアル(バレンシア州)、2012年のデポルティーボとセルタ(ガリシア州)、2011年のベティスとグラナダ(アンダルシア州)、2010年のエルクレスとレバンテ(バレンシア州)と、4年連続で同一州から2クラブが昇格しています。

カナリア諸島の植物

LFP、2014年2月25日
A Liga Adelante with a Canary twist
http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=3&ved=0CDgQFjAC&url=http%3A%2F%2Fwww.lfp.es%2Fen%2Fnoticias%2Funa-liga-adelante-con-sabor-canario&ei=opMNU5naD8jakAW77YHoDg&usg=AFQjCNHPgW1rZ_RWSa7DOX_9k49pEi-OAg&bvm=bv.61965928,d.dGI

国際色豊かなリーガ・アデランテ

リーガ・アデランテ(2部)は得点数の多さのためだけに知られているわけではない。他の大きな魅力に、30ヶ国以上から供給された文化・風味・形式のブレンドがある。典型例としてRCDマヨルカとデポルティーボ・ラ・コルーニャがある。両クラブには8人ずつの外国人選手が在籍しており、スカッド中の比率が30%を超えている。この尺度の逆端にはジローナFCとCDテネリフェがあり、両クラブは自家製(スペイン人)の選手のみでスカッドを構成するリーガ・アデランテで唯一のクラブである。

リーガ・アデランテの22クラブには33の国籍の選手が在籍している。スペイン人以外でもっとも多いのはアルゼンチン人選手(8人)であり、次いでポルトガル人選手(7人)である。主に文化的な類似性や両国間のコネクションの存在が選手の適応を容易にしている。

同様の理由で、ラテンアメリカの国はリーガ・アデランテに多くの選手を供給している。南米からは9ヶ国の選手がリーガ・アデランテでプレーしており、ウルグアイは4人、ベネズエラは2人の選手がプレーしている。彼らに続くのはアフリカやアジアの国々であり、驚きだがこれらの国々は高い順位にいる。

赤道ギニア人、カメルーン人、イスラエル人は4人ずつがプレーしており、日本人は2人がプレーしている。マルティニーク、ポーランド、アルジェリア、コートジボワール、ベルギー、イタリアは1人ずつである。

多くの選手が二重国籍を持っており、二ヶ国のどちらかでプレー可能である。例えば、レアル・マドリード・カスティージャのオマール・マルカレルはスペインと赤道ギニアを選択することができ、CDルーゴのビンセンソ・レネージャはメキシコとイタリアを選択することができる。46人の選手が異なる国のパスポートを保持しており、大会に独自色をもたらしている。

セグンダの国際色

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日本人ふたりとは、CEサバデイの田邉草民とエルクレスの杉田祐希也のこと。スペイン国籍を取得しやすい南米国やEU枠内国以外では、日本はカメルーンに次いで第2位なのではないだろうか。

マルティニーク代表はマルティニーク・リーグ所属選手が中心だが、フランス本土で生まれ育った選手を何人かスカッドに組み込んでいて、ADアルコルコンのジャン=シルヴァン・バビンもそのひとりである。


エルクレス杉田
杉田(エルクレス)

サバデイ田邉
田邉(サバデイ)


LFP、2014年2月18日
Around the world with the Liga Adelante
http://www.lfp.es/en/noticias/la-vuelta-al-mundo-de-la-liga-adelante

スペインで近年に新スタジアムを建設した事例
①エスパニョールの場合
エスタディ・ムンジュイックを使用していた2008-09シーズンは24,913人だったが、コルネリャ=エル・プラットに移転した2009-10シーズンには29,183人と観客数が大幅に増加した。

借り物のスタジアムから自前のスタジアムとなり、陸上トラック付から球技専用となり、収容人数が減少して一体感が増加したが、1年目をピークに観客数は年々減少し、2012-13シーズンは21,264人と旧スタジアム以前の水準に低下している。今シーズンは現時点で20,000人を下回っており、収容率は50%を切っている。


コルネリャ=エル・プラット


②レアル・ムルシアの場合
セグンダ(2部)に在籍していた2006年、ラ・コンドミーナから収容人数33,045人のヌエバ・コンドミーナに移転。2007-08シーズンには1シーズンだけプリメーラ(1部)に在籍し、リーグ第9位の22,977人を集めたが、セグンダでも低迷した2012-13シーズンの平均観客数は7,487人で全盛期の1/3。収容率は22%。


ヌエバ・コンドミーナ


2000年以降に完成したスペインの主なスタジアム
コルネリャ=エル・プラット
(所在都市バルセロナ、収容人数40,500人、2009年完成)

ヌエバ・コンドミーナ
(所在都市ムルシア、収容人数33,045人、2006年完成)

メディテラネオス
(所在都市アルメリア、収容人数21,350人、2004年完成、陸上トラック付)

グラン・カナリア
(所在都市ラス・パルマス、収容人数32,520人、2003年完成、陸上トラック付)

ラス・グアナス
(所在都市ログローニョ、収容人数16,000人、2002年完成)

ヌエボ・コンドミーノ
(所在都市ウエルバ、収容人数21,670人、2001年完成)

カルロス・タルティエーレ
(所在都市オビエド、収容人数30,500人、2000年完成)


2014年以降に完成予定の主なスタジアム
ノウ・メスタージャ
(所在都市バレンシア、収容人数61,500人、完成予定不明)
(度重なる計画変更のネタスタジアム。クラブが買収されたとして本当に建設されるのだろうか)


下の画像はノウ・メスタージャ(2013年11月版デザイン)
ノウ・メスタージャ1


ノウ・メスタージャ2

オリンピコ・デ・マドリード
(所在都市マドリード、収容人数67,500人、完成2016年予定)
(完成予定が大きくずれ、収容人数も削減)


アトレティコ新スタジアム1


アトレティコ新スタジアム2


ヌエボ・エスタディオ・デ・サン・ホセ
(所在都市サラゴサ、収容人数43,000人、完成予定不明)
(ラ・ロマレーダに代わる新スタジアムだが計画自体が中断している)

ノウ・リュイス・シトゥハル
(所在都市パルマ、収容人数32,000人、完成2016年?予定)
(旧リュイス・シトゥハルを2011年から解体し、新スタジアムを建設中?)
新サン・マメスの概要
The Stdium Guide.com「Estadio San Mames」の抄訳

アスレティック・ビルバオに新スタジアムの建設計画が持ち上がったのは2004年。2006年までには最初の契約が交わされ、2009年にはクラブがまとまった建設計画を示し、2010年後半に新サン・マメスの建設が開始された。2013年9月16日、ラ・リーガのセルタ戦で公式にオープンした。

現時点で完成しているのは客席の3/4のみである。新サン・マメスは旧サン・マメスと隣接しており、メインスタンドから見て右側は客席ではなく「壁」がある。旧サン・マメスの解体工事と並行して客席の建設工事が進められ、2014年夏には完成する。竣工の暁には54,000人を収容する予定である。

新サン・マメス(と旧サン・マメス)はビルバオ市中心部にあり、旧都心から東に約2kmの距離にある。ビルバオ市の主要な商業地区に近く、有名なグッゲンハイム美術館からは徒歩で15分の位置にある。ビルバオ市にある2つの鉄道駅から徒歩で30分とかからず、メトロでアクセスすることも可能である。ビルバオ市を走る2本のメトロ線は新サン・マメスに通じている。


サンマメス1


サンマメス2


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ヨーロッパには市街地の中心部に近いスタジアムが多いのは羨ましい。でもビルバオ市のような中規模都市の場合、陸上トラック付きのスタジアムが他所に存在するのだろうか。


新サン・マメスの名称
Wikipedia英語版は新旧スタジアムの記事名を「San Mames Studium (1913)」と「San Mames Studium (2013)」として区別し、スペイン語版も同様である。日本語版でも昨年12月頃に改名提案を出す準備をしていたが、その前に去ることになってしまったのは残念。日本でもサン・マメス・バリアという表記はやがて少なくなり、新旧スタジアムを比較する際に使用する程度になっていくと思う。

FCバルセロナの旧スタジアムであるカム・ダ・ラス・コルツ(ラス・コルツ地区のスタジアム)は所在地区名をそのまま使用した味気ない名称であり、後継スタジアムのカム・ノウ(新スタジアム、カンプ・ノウ)がカム・ノウ・ダ・ラス・コルツ(ラス・コルツ地区の新スタジアム)と呼ばれ続けずに地区名が取れたのは自然なことだと思う。

逆にアスレティックの場合は旧スタジアム名称に地区名を使用していないため、後継スタジアムのサン・マメス・バリア(新サン・マメス)がやがてただのサン・マメスになるのが自然だろう。


新サン・マメスの平均観客数
旧サン・マメスの収容人数は40,000人、2012-13シーズンの平均観客数は34,876人であり、収容率は87%である。現時点での新サン・マメスの収容人数は35,686人、2013-14シーズンの平均観客数(現時点)の平均観客数は33,665人であり、収容率は94%である。

シーズン最初のホームゲーム(8月23日のオサスナ戦)はラ・レアルの本拠地アノエタで開催して20,000人しか集めていないから、オサスナ戦を除外すれば33,665人よりも最大収容人数に近づき、今シーズンの実質的な収容率は100%だろう。

収容率が80%を超えるクラブは、アスレティックの他にはレアル・マドリード(86%)とアトレティコ・マドリード(85%)のみ。バルセロナの観客数減少が話題になっている今、スペインでも稀有なクラブ/スタジアムであることがわかる。


2014年夏に新サン・マメスが竣工して54,000人となれば、大幅な観客数増加が見込める。ビルバオの人口はわずか35万人であり、ユヴェントスのように新スタジアムが満員となるかはわからないが。

スペインでは1990年代にも2000年代にも一定数のスタジアムが新設されているが、2009年からエスパニョール、アスレティック、アトレティコ、バレンシアとビッグクラブのスタジアム新設ラッシュが続いている。バスク地域以外からの収益を期待できないアスレティックの場合、新スタジアム建設による入場料収入の増加がクラブ経営にもたらす力は大きそう。2014-15シーズンのアスレティックの成績、観客動員数には期待している。


参考サイト
新サン・マメスの収容人数 - The Stdium Guide.com
http://www.stadiumguide.com/sanmames/
平均観客数 - World Football.net


2013年には結局1試合もJ1・J2の試合を観に行きませんでした。西京極陸上競技場まで自転車かバスで30分程度の場所に住んでいますが、観戦しにくい西京極に数千円もお金を出すのがつらい。キンチョウスタジアムやノエビアスタジアムが京都に会ったらよかったのですが...。

関西社会人サッカーリーグ、京都府社会人サッカーリーグの試合は何試合か観に行きました。アクアパルコ洛西、下鳥羽公園、宝が池球技場と、地域リーグ・県リーグレベルの試合に手頃な人工芝ピッチが揃っているのはさすが大都市だと思います。


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地元のFC刈谷は、東海社会人リーグ(4部相当)降格後4年目となった2013年シーズンもJFL復帰を果たせずじまい。東海社会人リーグでは3位、全社は東海地区予選敗退、天皇杯は愛知県予選敗退でした。全国大会本戦に出場できなかったのは2010年以来3年ぶり。

近年のFC刈谷の成績


J3が発足してJFL所属クラブが少なくなったため、12月にはJFL加盟申請を行いましたが落選。同じ東海地区からはマルヤス工業とアスルクラロ沼津がJFLに加盟しています。FC刈谷は「JFL復帰」を目標に掲げていましたが、アスルクラロ沼津は「Jリーグ」を目標に掲げる百年構想クラブです。成績ではFC刈谷が上回っていましたが、将来性や財力・下部組織などの基盤で負けていたので仕方ない。藤枝MY FC(2012年末)、アスルクラロ沼津(2013年末)が抜けたため、東海社会人リーグでJリーグ入りを目指すクラブはFC鈴鹿ランポーレだけになりました。


2014年のFC刈谷のスケジュール
2013年と同じならこんな感じ。FC刈谷サポーターズブログ参考。


2014年のFC刈谷


2013年シーズンの登録選手のうち、2014年シーズンもFC刈谷でプレーするのはたった7人。デンソー時代の2002年に加入し、選手、選手権コーチ、監督として12年間在籍した加藤知弘監督が藤枝MY FCのコーチに転任しました。Jリーグに昇格した地元のクラブにコーチとして招かれるのは栄転といえます。後任には前デッツォーラ島根監督の石田学監督がやってきました。選手も監督もがらりと変わってしまいましたが、これが地域リーグ・県リーグクラブの宿命でしょう。

エースの大石治寿がJ3(3部)の藤枝MY FCに移籍し、2カテゴリーのステップアップ。東間勇気・中島清登がJFL(実質4部)のアスルクラロ沼津に移籍し、1カテゴリーのステップアップ。大石は東海社会人1部で2度得点王を獲得し、4シーズン通算で50試合出場45得点を挙げた絶対的なエースでした。

戦力的には非常に痛いですが、3人が上位カテゴリーへのステップアップを果たしました。「個人の育成型クラブ」として、「選手をJリーグなどのプロチームに輩出する」「東海地区の選手が活躍する場を作る」ことを目標にしているクラブとしては、それなりの成果なのだと思います。

新加入選手は大学からが中心で、関東・北信越・関西の大学サッカーリーグから加入しています。社会人サッカー経験者では新しくJ3(3部)に加盟したグルージャ盛岡からひとり、中国社会人リーグ1部(5部相当)のデッツォーラ島根からふたり。これらの選手が数年後にJFL・J3などの上位カテゴリーに栄転できれば、クラブとして成功なのでしょう。

所属リーグは実質的に1カテゴリー下がったといえますが、戦力的にも大きくダウンしているといえます。2014年シーズンは全社や天皇杯の本選に出場できれば大成功です。


FC刈谷公式
2012年に新調したユニフォームは赤線が緩やかにカーブしているのがタスキっぽくていい。

加入選手
2月25日時点で以下の大学・クラブから選手が加入。

専修大学(関東学生1部)・・・・・愛知県半田市出身
青山学院大学(関東学生2部)・・・神奈川県出身
北陸大学(北信越学生1部)・・・・東京都出身
北陸大学(北信越学生1部)・・・・京都府出身
びわこ成蹊スポーツ大学(関西学生1部)・・滋賀県出身
立命館大学(関西学生1部)・・・・愛知県尾張旭市出身
京都学園大学(関西学生2部A)・・大阪府出身

グルージャ盛岡(J3)・・・・・・・群馬県出身
デッツォーラ島根(中国1部)・・・熊本県出身
デッツォーラ島根(中国1部)・・・静岡県出身

エスパニョール 1-2 ビジャレアル
エスパニョール得点者 : 77分コルドバ、(91分セルヒオ・ガルシアPK失敗)
ビジャレアル得点者 : 37分モイ・ゴメス、51分ペルベ


出場選手
GK : アセンホ
DF : マリオ、ムサッキオ(55分ドラード)、ガブリエウ、ヨキッチ
CH : ピナ、ブルーノ
SH : モイ・ゴメス(74分トリゲロス)、ナウエル
FW : ペルベ(71分ウチェ)、ジオバニ

控え選手
GK : フアン・カルロス
DF : ドラード、ハウメ・コスタ
MF : ジョアン・ロマン、トリゲロス
FW : ウチェ、ジョナタン


試合前
コルネリャ=エル・プラットでのエスパニョール戦。前半戦のエル・マドリガルでの試合は2-1で勝利している。エスパニョールは10位だが2連勝中。パブロ・イニゲスはまだ離脱中であり、ハビエル・アキーノ、カニ、オリベル・トーレスは負傷からの回復途中。ナウエル・レイバは再びメンバー入りし、エドゥ・ラモスはBチーム(親子クラブ=filial)に戻った。キーパーにはセルヒオ・アセンホが復帰し、控えにはアイトールではなくフアン・カルロスが入っている。控え右サイドバックのアレクサンダル・パンティッチは行方不明。

セグンダB(3部)のビジャレアルBもトップチームと同じく5位に位置し、セグンダ昇格プレーオフ出場を狙っている。23日の日曜日、奇しくもトップチームと同じ相手(エスパニョールB)と対戦し、ホームのシウダ・デポルティーボ・デル・ビジャレアルに迎えたが、0-1で敗れて順位を7位に落とした。ビジャレアルBはナウエルとモイ・ゴメスをたびたびトップチームに取られている。


ビジャレアルB
ビジャレアルB対エスパニョールB

試合
前半はエスパニョールがセルヒオ・ガルシアのパスから次々とチャンスを作る。しかし36分、ナウエル・レイバのアシストからモイ・ゴメスが先制点を挙げる。キーパーがキャッチできないスピードのあるスルーパスを通したナウエルが見事だった。

50分にはジェレミー・ペルベが追加点。中央のモイ・ゴメスがいったん右サイドのマリオにパスを出し、マリオのクロスにゴール前でペルベがつめた。しかし54分にはマテオ・ムサッキオ(→チェチュ・ドラード)、74分にはモイ・ゴメス(→マヌ・トリゲロス)と、交代枠2つが負傷者に当てられる。

77分にはセルヒオ・ガルシアのパスからジョン・コルドバに1点を返される。ロングボールをポストに入ったセルヒオ・ガルシアが斜めに走りこんだコルドバに落とし、コルドバはドラードとマリオに挟まれながらもニアサイドを抜いた。91分にはガブリエウがエリア内でハンドを犯してPKを取られたが、左隅に蹴られたセルヒオ・ガルシアのキックをアセンホがセーブし、勝ち点2を拾った。


試合後
ボール支配率はエスパニョールが55%、ビジャレアルが45%。シュート数はエスパニョールが13本(枠内6本)、ビジャレアルが10本(4本)。セルヒオ・ガルシアに多くのチャンスを作られた。観客数は12,650人と低調だった。

左サイドバックは2試合連続でヨキッチ。ただのローテーションなのか、ハウメ・コスタがレギュラーから外されたのか。モイ・ゴメスやナウエルに出場機会が回るのはよいことだけど、カニはまだ復帰しない。それに加えて、ムサッキオとモイ・ゴメスが負傷交代してしまった。ドラードは足が遅く、ガブリエウは経験値が足りない。

勝ち点3を積み上げたビジャレアルは、日曜日の試合で勝利していたレアル・ソシエダを得失点差で上回り、5位の座をキープした。


ジオバニ


懲戒委員会はあきれる決定を覆す

スペインサッカー連盟(REFE)の懲戒委員会(Appeals Committee)は、レアル・ハエンのFWジョナタン・メヒア・ルイス(ジョナ/ホナ)に対して下していた2,000ユーロの罰金の決定を覆した。

ホナはセグンダ(2部)の試合で、小児がんの子どもを支援するTシャツを見せたことで、懲戒委員会に処分を科されていた。ホナはVIPボックス席で観戦していた子どもたちに向けて、「国際小児がんデー」のハッシュタグが添えられた「Stay Strong Little Ones」というメッセージを見せていた。


ホナ
ペン書きされたメッセージを見せるホナ

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ホナの行動には観客から拍手が贈られ、連盟の処分には怒りの声が上がっていたという。しかし、スペインサッカー連盟の規則91条1項に、「広告、スローガン、政治的・宗教的メッセージを含めた言葉の書かれた文言をスタジアムで見せることは禁止」とある。

心情的にはホナの行動を応援したいが、自己満足に近い行為だと思う。政治的かどうか判断するのは難しいが、連盟は(いったんは)政治的だと捉えたのだろう。規則に従って罰金が科されるのは当然のことだと思うし、一度出した罰金処分を撤回してしまった連盟の判断は間違っていると思う。

かつてイスラーム教徒のフレデリック・カヌーテが「Palestina」と書かれたTシャツを見せたことがあり、3,000ユーロの罰金を下された。(この当時のリーガにはイスラエル代表のドゥドゥ・アワットがおり、カヌーテの行為に影響を受けたファンからアワットが無用なバッシングを受けることも考えられた)

スペイン生まれのホナが、「Tシャツを見せたら処罰される」という規則を知らなかったとは思えない。ホナは「罰金に驚いた」と発言しているけど、独りよがりな行動で誤った前例を作ってしまったホナの罪は重いと思う。

※政治的主張が強いメッセージではないので、罰金を覚悟しての行動なら反対はしません。


カヌーテのパレスチナTシャツ
カヌーテ(2009年1月のコパ・デル・レイにて)

イニエスタのハルケTシャツ
イニエスタ(2010 FIFAワールドカップ決勝にて)


Marca.com、2014年2月22日
Appeals Committee overturns outrageous decision
日本にサッカー専門誌/専門サイトは数あれど、解散するクラブのことはなかなか伝えてくれない。


アラニア・ウラジカフカス(ロシア2部)
この2014年2月、ロシア・ファーストディヴィジョン(2部)のFCアラニア・ウラジカフカスが財政的な理由でリーグから除外され、クラブも解散となった。わずか2シーズン前にはUEFAヨーロッパリーグに出場していたクラブで、ロシア・プレミアリーグ優勝経験もある北オセチアの名門クラブだそう。『服部倫卓のロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪』によると、スポンサーとなった国営エネルギー関連企業からの支援が途絶えたことが理由らしい。

タタールスタン共和国のFCルビン・カザン、ダゲスタン共和国のアンジ・マハチカラ、チェチェン共和国のテレク・グロズヌイと同じで、アラニアは北オセチア共和国を代表するクラブだという。スペインだとアスレティック・ビルバオとかFCバルセロナとかセビージャとかが財政難で解散するようなものだろうか。


アラニア・ウラジカフカス

北オセチア
北オセチアはチェチェンの西隣、ロシアの最南端にある


アルセナル・キエフ(ウクライナ1部)
2013年末にはウクライナ・プレミアリーグ(1部)のFCアルセナル・キエフが破産して解散した。キエフ・ダービーでディナモ・キエフと対戦していたクラブで、『フニャムニャua?のウクライナ』でuaさんは、この2年間でウクライナ・プレミアリーグのクラブがふたつも解散してしまったことを嘆かれている。

ポーランドとEUROを共催してからまだ2年だというのに、首都キエフにある複数のクラブが解散した。2014年2月には内戦の影響で、FCディナモ・キエフがUEFA主催大会ホームゲームを国内で開催できなかった。


アルセナル・キエフ
アルセナル・キエフ

ベールスホット、フェーンダム、ラネリー
東欧からヨーロッパに目を向けると、2012-13シーズン終了後にはKベールスホットAC(ベルギー1部)、SCフェーンダム(オランダ2部)、ラネリーAFC(ウェールズ1部)などが主に財政的な理由で解散している。

ベールスホットは前身のKベールスホットVACがベルギーリーグで7回優勝している古豪で、解散後に名称を引き継いだクラブの微笑ましいエピソードがQoly.jpで記事になっている。ラネリーについてはググっても、クラブ解散について言及した日本語記事は(ブログレベルでも)ヒットしなかった。フェーンダムについては「本拠地として使用していたスタジアムを自転車競技場に改修する」(『MAPIRO MAHAMA DIROMAT』)というブログ記事が見つかった。


KベールスホットAC
ベールスホットの熱いファン

リェイダ、エストレマドゥーラ、サラマンカ
スペインでは、セグンダB(3部)以上のクラブに絞っても2011年以降に以下の12クラブが解散している。プリメーラ(1部)所属経験があるクラブではUEリェイダ(解散時テルセーラ)、CFエストレマドゥーラ(解散時テルセーラ)の2クラブが2010年以降に解散している。

2014年・・・今のところなし?
2013年・・・UDサラマンカ
2012年・・・CDバダホス、ADセウタ、SDレモーナ、CFラ・ウニオン、ポリ・エヒド
2011年・・・ベニドルムCF、UEリェイダ、CDラ・ムエラ、フミージャCF
2010年・・・アギラスCF、CFアトレティコ・シウダ


国内法としてコンクルサル法があるスペインでは、破産しても即解散とはならないことが多く、プリメーラ(1部)やセグンダ(2部)のクラブが解散することは稀だが、セグンダBやテルセーラ(4部)では多くのクラブが解散を選んでいる。シーズン終盤からシーズン終了後にかけて、2014年もいくつかのクラブが解散するだろう。でもデポルティーボ解散のニュースはまだ聞きたくない。


デポルティーボ
デポルにも熱いファンがいる

参考サイト
勝手に参考にさせていただきました

*『服部倫卓のロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪』
: 2014年1月9日付エントリー「ルスギドロの支援切れ路頭に迷うアラニア・ウラジカフカス」http://blog.livedoor.jp/httrmchtk/archives/35542320.html

*『フニャムニャua?のウクライナ』
: 2013年12月3日付エントリー「アルセナル・キエフの運命は・・・」http://blogs.yahoo.co.jp/japan_off/32391115.html?from=relatedCat

*『MAPIRO MAHAMA DIROMAT』
: 2014年1月27日付エントリー「Cycle* メンショフさんが見えました」http://lalanyunyu.jugem.jp/?eid=673

* Qoly.jp「ベルギー5部で8000人!生まれ変わったベールスホット」2013年12月16日http://qoly.jp/index.php/special/20492-20131216-shevkengo-column
: アメブロで『rcsc.blog』を書いている方がQoly.jpで執筆された記事
セナの記事ついでに北米サッカーリーグの紹介。

北米サッカーリーグ
北米サッカーリーグ(NASL、実質2部)は2011年に開始された。2013年シーズンまでは8クラブ(アメリカ東部と中部が中心)で競われたが、クラブの移り変わりが激しく、2013年シーズンは7クラブで始まって秋季シーズンからニューヨーク・コスモスが参戦する不規則さ。

2014年シーズンには10クラブに増え、2015年シーズンには13クラブに増える。2011年以降の平均観客数は3,000人台後半から4,000人台で推移している。

春季シーズンの優勝クラブと秋季シーズンの優勝クラブがサッカーボウルと呼ばれるプレーオフを戦って年間王者を決定する。2013年のサッカーボウルは11月9日にアトランタのシルバーバックス・パークで行なわれ、ニューヨーク・コスモスがアトランタ・シルバーバックスを1-0で下して優勝した。観客数は7,211人であり、マン・オブ・ザ・マッチにはマルコス・セナが選ばれた。

ニューヨークから見て南東、ニューヨーク州・ヘンプステッドにあるホフストラ大学のシュアート・スタジアムをホームスタジアムとしているようです。球技専用グラウンドだけど、地図を見るとジョン・F・ケネディ空港よりさらに東の郊外にあるようで、マンハッタンからのアクセスはよくない。


シュアート・スタジアム
シュアート・スタジアム


ホフストラ大学
ホフストラ大学