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un piquillo de amarillo

リーガ・エスパニョーラのサッカークラブ、ビジャレアルCFの歩みの記録

アトレティコの胸スポンサー
2010-11シーズンまでのアトレティコは韓国の起亜自動車と契約し、「KIA」というロゴを付けていました。しかし、2011-12シーズンは新スポンサーを見つけるのに苦労しました。

マドリード・ダービー限定で中国の通信機器会社ファーウェイ(華為技術、Huawei)と胸スポンサー契約を交わしたり、8試合限定でリクソス・ホテル(Rixos Hotels)と契約したり、チェルシーとのUEFAスーパーカップでファーウェイが再登場したりと、安定した胸スポンサーを見つけるのに苦労していたようです。


アトレティコKIA

アトレティコファーウェイ

アトレティコリクソス


起亜との契約終了から1年半後の2012年11月、アゼルバイジャン政府とスポンサー契約を交わし、「Land of Fire Azerbaijan」という文字を胸に入れました。政府自体がスポンサーといっても、バックには官営の石油会社がいるようで、Sports Business Daily.comの記事によるとスポンサー料は年間1,200万ユーロだそうです。


アトレティコアゼルバイジャン


2013年11月13日にアトレティコ公式サイトにアップされた記事では、「アゼルバイジャンのイメージ向上のため」に様々な施策を計画しているようで、アトレティコがアゼルバイジャン選抜との親善試合を行ったり、バクーで合宿を行ったりするらしいです。

2013-14シーズン末に切れる予定だったアゼルバイジャン政府との契約は、この3月に2015年6月末まで延長されたようです。契約延長自体は既定路線だったようですが。


州政府・自治体が胸スポンサーとなっているクラブ
ソシエダは今シーズンの序盤戦で、胸に「バスク自治州政府」という文字を付けていたような気がします。アノエタでのバルセロナ戦では胸に縦縞しか見えませんでしたが...。

何シーズンか前のセグンダでは、数多くのクラブが胸に自治体の名前を記していた記憶があります。スポンサーが見つからない時に州政府や自治体の名前を入れるのはお手軽ですが、財政的な苦しさが目に見えてしまって痛々しいです。

ソシエダ
↑確かにこういうの付けてた

エスパニョールの胸スポンサーは2011年夏頃からメキシコのキンタナ・ロー州で、胸には「Cancun」のロゴが入っています。

セグンダ・ディビシオン(2部)のデポルティーボ・ラ・コルーニャは「エストレーリャ・ガリシア」(直訳するとガリシアの星)のロゴを入れていて、ガリシア州政府がスポンサーをしているのだと勘違いしていたのですが、これは地元のビールブランドの名前らしい。

エスパニョール

ガリシアの星


何が言いたいのかというと・・
アトレティコとエスパニョール、スペインには2クラブも他国政府/他国州政府を胸スポンサーとするクラブがあります。アトレティコのファンには不評のようですが。

Jリーグでも「シンガポール政府」とか「タイ王国」を胸スポンサーとするクラブは現れないでしょうか。積極的に売り込んだら成功しそうな気がします。Jリーグの規約上可能かどうかは知りませんが。


参考サイト
Azernews、2014年1月23日
Azerbaijan’s sponsorship agreement with Atletico Madrid extended

ビジャレアルのナウエル・レイバがU-19スペイン代表に選出されました。スペインサッカー連盟(RFEF)のサイトが全然使い物にならないので情報集めが難しいのですが、3月5日にU-19オランダ代表と対戦して前半のみ出場したようです。

世代別スペイン代表については疎いのですが、U-19 欧州選手権の予選ラウンドとエリートラウンドの間にある親善試合のようです。U-19欧州選手権は毎年開催されている大会で、2014年大会の参加資格は1995年1月1日以降に生まれた選手。


ナウエル

ナウエル・レイバ



2014 UEFA U-19欧州選手権の流れ
①予選ラウンド(Qualifying Round)
2013年10月開催(52ヶ国→27ヶ国)
ハンガリー(本大会開催国)とスペイン(参加国中ポイント最上位)を除いた52ヶ国を27ヶ国に絞る。4ヶ国ずつ13グループに分かれ、各グループの上位2ヶ国と3位国中最上位がエリートラウンドに進出する。

②エリートラウンド(Elite Round)
2014年5月・6月開催(28ヶ国→7ヶ国)
予選ラウンドを突破した27ヶ国にスペインが加わり、28ヶ国を7ヶ国に絞る。4ヶ国ずつ7グループに分かれ、各グループの上位1ヶ国が本大会に進出する。

③本大会
2014年7月頃(8ヶ国)
エリートラウンドを突破した7ヶ国にハンガリーが加わる。4ヶ国ずつ2グループに分かれ、各グループ上位2ヶ国が決勝トーナメントに進出する。


U-19 EUROロゴ


前回大会、2013年のU-19欧州選手権本大会の出場国はリトアニア(開催国)、セルビア(優勝)、フランス(準優勝)、スペイン(ベスト4)、ポルトガル(ベスト4)、オランダ、トルコ、グルジアの8ヶ国。列強ではドイツ(オランダの組)、イタリア(トルコの組)、イングランド(グルジアの組)などがエリートラウンドで敗退しています。

2014年5月・6月に行なわれるエリートラウンドで、スペインはドイツ、デンマーク、リトアニアと同組となっています。

ドイツは5年続けて本大会出場を逃していますが、ポットBの最上位国なのでスペインにとっては外れくじです。ドイツにとってもポットA最上位国のスペインは外れくじですけどね。

ドイツは2012年のU-17欧州選手権で準優勝した世代が主力だと思うので、厳しい相手なのは間違いないですね。この大会ではマックス・マイヤー(シャルケ)が得点王と最優秀選手をダブル受賞し、レオン・ゴレツカ(シャルケ)が得点ランキング2位となっています。一方のスペインは、エリートラウンドで敗退しています。

2013年のU-19欧州選手権にはビジャレアルからパブロ・イニゲスとモイ・ゴメスが出場しています。そうそうたる顔触れのU-21スペイン代表にはビジャレアル勢がいなくて(ローン移籍中のオリベルは選出されていますが)退屈なので、ナウエルも今回のお試し招集でアピールして、エリートラウンドでも引き続き声がかかることを期待しています。

ビジャレアルは催涙ガスの悪夢から学んだ

セルタ・デ・ビーゴ戦中に起こった催涙ガス事件の処分として、エル・マドリガルから観客が締め出されることはないだろう。

しかし、ビジャレアルは6,000ユーロの罰金処分と、「今後の深刻な事件は無期限の無観客試合につながる」との警告を受けた。クラブは書面での警告を受けたが、秩序だった観客の避難方法は称えられた。





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ひとまず無観客試合は免れたわけですが、犯人は捕まっていない。事件を起こした動機は謎のままでは、いつ次の事件が起こっても不思議ではないのが怖いです。

クラブやフェルナンド・ロッチ会長への個人的な怨恨が理由だとすれば、今後も似たような事件を起こす可能性がある。

Football Espana、2014年3月1日
Villarreal learn tear gas fate


壊れた防犯カメラが容疑者の探索を妨げる

2014年2月15日のセルタ戦で催涙ガス缶が投げ込まれた事件について。エル・マドリガルの防犯カメラは犯人特定に重要な情報が含まれている可能性があるが、Sportyouによると試合日まで20日間壊れた状態だった



アセンホ : ビジャレアルに留まりたい、でもそれはアトレティコ次第

ビジャレアルのセルヒオ・アセンホは、恒久的にビジャレアルにとどまりたいという意思を明らかにした。しかし彼はアトレティコ・マドリードからのローン移籍中である。

アセンホはビジャレアルでの将来について尋ねられると、ローン契約を超えてビジャレアルにとどまることに興味があると示唆したが、もしアトレティコが復帰を望む場合はビジャレアル残留が難しいことを認めた。

「それはアトレティコが決める問題なので、僕が言えることは少ない。キーパー獲得に500万ユーロは大金であり、僕は何もできない。うまくいけばビジャレアルに残留できる。素晴らしいシーズンを過ごしており、ここにとどまってプレーを楽しみたいよ」


アセンホ青ユニ

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ローン移籍時には「ビジャレアルが移籍金400万ユーロ(約5億3000万円)に難色を示したため、両者は最終的に500万ユーロ(約5億9000万円)の買取オプション付のローン移籍で合意した」という記事がありました。

9ヶ月前のビジャレアルにとっての400万ユーロはかなりの大金でした。でも3ヶ月後のビジャレアルにとって、500万ユーロは400万ユーロよりも安くなっているはずです。


Inside Spanish Football、2014年3月3日
Asenjo: I’d like to stay at Villarreal, but it’s up to Atlético




サラゴサのモビージャは解雇をウェブサイトで知る

レアル・サラゴサのホセ・マリア・モビージャは、自身とチームメイトのハビエル・パレデスが解雇されたことをクラブのウェブサイトを見て知った。

39歳のベテランMFは、1月中旬にTwitterでゼネラル・ディレクターのヘスス・ガルシア・ピタルチを批判し、クラブから出場停止処分を受けていた。出場停止中は練習参加やクラブハウスへの立ち入りを許されず、2月からはテルセーラ(4部)のラージョ・マハダオンダの練習に参加していた。

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セグンダのサラゴサは10勝8分10敗の8位。昇格プレーオフ圏と勝ち点1差に付けてはいますが、クラブの規模を考えると満足いく成績ではないはず。モビージャやパレデスの他に、レオ・フランコ、ルイス・ガルシアなどの有名な選手がいるのに。

給料不払いを発端とする内紛が起こるようでは、1シーズンでのプリメーラ復帰は厳しいです。アラゴン州にはウエスカ(昨シーズン終了後にセグンダB降格)もありますが、当分の間はアラゴン州のクラブをプリメーラで観ることはできなさそうです。

もはや1週間前の試合ですが、このブログではこれが標準です。すみません(笑)


ビジャレアル 1-1 ベティス

得点者
70分ブルーノ(PK)、85分ルベン・カストロ

出場選手
GK : アセンホ
DF : マリオ、ガブリエウ、パンティッチ(67分トリゲロス)、ヨキッチ
CH : ピナ、ブルーノ
SH : モイ・ゴメス、ナウエル(46分オリベル)
FW :ペルベ(46分ウチェ80分退場)、ジオバニ

控え選手
GK : フアン・カルロス
DF : ハウメ・コスタ
MF : トリゲロス、オリベル、ジョアン・ロマン
FW : ウチェ、ジョナタン


試合前(主にVillarreal USAより)
リーグ戦では最下位に低迷、しかしUEFAヨーロッパリーグではベスト16を決めたベティスとの対戦。アウェーでは敗れ、今シーズンの初黒星を喫した相手です。ビジャレアルでは飛躍できなかったマティージャが、ベティスでは信頼されるピボーテとなっているようです。

木曜日の練習でチェチュ・ドラードとジオバニ・ドス・サントスが揉め、ドラードは招集外。カニとオリベル・トーレスは負傷から回復し、マテオ・ムサッキオも大丈夫らしい。2試合欠場したハビエル・アキーノも復帰できるらしい。

催涙ガス缶が投げ込まれたセルタ・デ・ビーゴ戦後初めてエル・マドリガルで開催された試合ということもあり、LFP会長のハビエル・テバス、CSD(スペイン・スポーツ審議会)ゼネラル・ディレクターのアナ・ムニョスが観戦したそう。

26節ベティス戦1



試合
最終ラインは右からマリオ、ガブリエウ、パンティッチ、ヨキッチという珍しい布陣。パンティッチが先発出場。カニとハビエル・アキーノがいないサイドハーフは、右がモイ・ゴメスで左がナウエル・レイバ。

マルセリーノ監督はハーフタイムに2枚替えを敢行し、ナウエルとペルベの代わりにオリベル・トーレスとイケチュク・ウチェを入れます。肩の負傷から復帰したオリベルはビジャレアルでのデビュー戦となりましたが、サイドハーフの控え1番手に昇格しそうな勢いです。

67分にはマヌ・トリゲロスをセンターバックのパンティッチとの交代で投入し、ブルーノ・ソリアーノをセンターバックに下げる実験的な布陣。70分にイケチュク・ウチェが右サイドバックのハビエル・チカに倒されて得たPKを、ブルーノがキーパーとは反対方向に決めて先制。

ブルーノはパラディーニャっぽいPKの仕方が好きみたいですね。止められそうな気がするから個人的には好きじゃないのですが。





ベティスのアントニオ・アダンは途中加入なのに背番号1なのかと思ったら、前半戦で正ゴールキーパーだったステファン・アナセン(ステファン・アンデルセン)が冬にローン放出されてたんですね。

Andersenのdの音が抜けてアナセンと発音するらしいですが、デンマーク語の発音はスウェーデン語よりよっぽど難解です。アナセンはデンマーク代表の正ゴールキーパーですが、ローン先のゴー・アヘッド・イーグルスではレギュラーとして起用されています。

80分にウチェが退場処分を受けると、84分には左サイドからのクロスにルベン・カストロが頭で合わせて1-1。ブルーノのポジション取りが中途半端で、ヨキッチが競り損ねましたね。カストロは今シーズン6得点目で、ヘディングでのゴールは今シーズン初らしい。





26節ベティス戦後順位表

試合後
観客数は18,693人。asの採点(最高3・最低1)ではアセンホとオリベルが3、ガブリエウとブルーノとウチェが2。その他は1。

ミッドウィークにロシア遠征していた最下位クラブに勝ち点を落としたのは痛いです。ここまでのベティスの勝ち点15のうち、ビジャレアルだけで4も献上しちゃってます。

ウチェが退場処分を受けたから言うのではないですが、ウチェよりもペルベのほうがずっと好きです。ペルベのゴール前での落ち着きとシュートの巧さは一流だと思います。控えでありながらもペレグリーニ監督に重宝されたギジェ・フランコのように、長く在籍してほしい選手です。


ペルベ
この引き締まった顔立ちが好き

ペルベモンス時代
モンス時代のペルベ

アスレティック 4-0 グラナダ

得点者
アドゥリス3(うちPK1)、グルペギ

出場選手
アスレティック・ビルバオ
イライソス、イラオラ、グルペギ、ラポルテ、バレンシアガ(82分サボリト)、イトゥラスペ、ミケル・リコ、スサエタ、アンデル・エレーラ(79分デ・マルコス)、ムニアイン、アドゥリス(84分ギジェルモ)

グラナダ
ロベルト、ニョム(51分リキ)、クフ、マインス、アングロ、イトゥーラ、ペレイラ(75分ボアテング)、ファタウ(25分フルキエ)、レシオ、ブライミ、エル・アラビ


試合
6分にアリツ・アドゥリアスがヘディングシュートを決め、ホームのアスレティック・ビルバオが先制。キーパーのロベルト・フェルナンデスはほぼ反応せずに見送ってます。サン・マメスのゴール裏の壁は何度見ても笑える。

18分にはマルケル・スサエタのルーズボール奪取&ドリブル突破から、アドゥリスがゴラッソで追加点。エリア外からセンセーショナルなシュートを決め、2-0とする。アスレティックは試合を完全に支配し、グラナダに攻撃チャンスを与えない。





74分にはセンターバックのディエゴ・マインスがアドゥリスを押し倒して退場処分を受け、PKをアドゥリスが決めてハットトリックを達成。パネンカではないですが、インサイドキックで中央に流し込まれるとキーパーはいらっとするでしょうね~。

アドゥリスは84分にギジェルモ・フェルナンデスとの交代でベンチに退いています。ギジェルモって誰?と思いましたが、ビルバオ・アスレティック所属の20歳のフォワードで、前週のベティス戦でプリメーラ初得点を決めた選手なんですね。

ベンチにキケ・ソラはいないのかと思ったら、前日土曜日の練習で左足ハムストリングを痛めて離脱中だとか。イバイ・ゴメスも負傷中。ベテランが離脱してもすぐリザーブチームから代役が出てくるのがアスレティックのすごい所です。

80分にはキーパーのロベルトのミスに乗じ、カルロス・グルペギが駄目押しの4-0。『アンデルとムニの小さいおうち』さんに、「グルペギとアドゥリスは若手時代にルームシェアしていた」、と書いてありました。グルペギとアドゥリスは同学年(1980年-1981年)で、今シーズン開幕時点でのプリメーラ出場試合数まで同じ(248試合)なんですね~。辿ってきた経歴は全然違うのに、なんて偶然。





試合後
雨が降る寒い夜でしたが、アスレティックがサン・マメスに集った33,000人の観客の前で快勝。勝ち点を50に乗せ、これから今週末の試合に臨む5位ビジャレアルと6位レアル・ソシエダに7差を付けました。

勝ち点25のグラナダは降格圏がわずか5差と迫っており、ルーカス・アルカラス監督は綱渡りのシーズンを続けています。グラナダは年間予算額こそ2200万ユーロ(リーグ18位 : 2012-13シーズン)と少ないですが、各国代表クラスが多くて、選手の質ではリーグ中位だと思う。

しかし、アルカラスのサッカーは選手の個人能力に任せた攻守分断サッカーにしか見えず、「アルカラスのサッカーが今面白い」と書いた木村浩嗣編集長の言葉(footballista、2014年2月号)が皮肉にしか聞こえません。


アルカラス監督

ジブラルタル代表の歩み


ジブラルタル代表試合日程


UEFA加盟、初の親善試合、初のホームゲーム
サッカージブラルタル代表は2013年5月に欧州サッカー連盟(UEFA)加盟が認められました。11月19日にはスロバキアとUEFA加盟後初の親善試合を行い、驚くことに引き分けました。

スロバキアのUEFAランクは54ヶ国中25位、UEFA EURO 2016の組み分け抽選ではポット3に入れられており、明らかな格上です。

この試合はホーム扱いでしたが、ポルトガル・ファーロのエスタディオ・アルガルヴェ(30,002人収容)で試合を行いました。EURO予選でもポルトガルで試合を行うため、予行演習だったのでしょう。


ジブラルタル代表対スロバキア(白)
スロバキア選手(白)と競るジブラルタルの選手


そしてこの2014年3月1日、本来のホームスタジアムであるヴィクトリア・スタジアム(5,000人収容)で初のホームゲームが開催されました。

相手はフェロー諸島。UEFAランクは54ヶ国中50位、EUROの組み分け抽選ではジブラルタルと同じポット6に入れられた国であり、ジブラルタルの実力を測るのにふさわしい相手でした。

試合は1-4で敗れましたが、5,000枚のチケットは完売し、キャプテンのロイ・チポリーナが先制点を決めたようです


ジブラルタル(赤)対フェロー諸島(青)
フェロー諸島選手(青)との空中戦


国際Aマッチデーである3月5日にはエストニアと対戦しました。エストニアとはワールドカップ本大会前の5月26日にも対戦し、今度はタリンまで飛んで初のアウェーゲームを行います。

エストニアのUEFAランクは54ヶ国中36位、EUROの組み分け抽選でポット4に入れられた国であり、胸を借りて経験を積むのに格好の相手です。


ジブラルタル(赤)対エストニア(青)
試合前の整列。右の赤色がジブラルタル

UEFA EURO 2016予選の組み分け


EURO 2016 グループD


2014 FIFAワールドカップ予選でいずれも6ヶ国中4位だったアイルランド・ポーランド・スコットランドは、実力が伯仲していると言ってよさそうです。

ジブラルタルがグルジア以外の国から勝ち点を奪うのは考えにくいですが、そのグルジアも直近の2大会は予選最下位を免れており、UEFA順位よりはやや上の実力があるのかもしれません。

アイルランドとポーランドは第2・3ポット最下位の国であるため、グルジアも虎視眈々とアップセットを狙っていると思います。ジブラルタルはほぼ間違いなく最下位になるでしょうし、勝ち点は多く見積もっても1、おそらく勝ち点なしで予選を終えると思います。


ジブラルタルサッカー協会の努力
冒頭に挙げた試合日程を見ただけで、ジブラルタルサッカー協会の努力が透けて見えるようです。

UEFA EURO 2016予選で少しでも良い結果が得られるよう、自分たちの力量を測るのに最適な相手と親善試合を組み、またEURO予選で当たる強敵と同レベルの相手とも親善試合を組んでいます。

代表遠征を滞りなく行なえ、公式戦を円滑に進められるよう、ホーム(ジブラルタルとポルトガル)とアウェーすべてで試合を開催しています。また、非国際Aマッチデーにも試合を組んで経験値を増やそうとしています。

UEFA EURO ‘92予選で国際大会にデビューしたフェロー諸島代表とサンマリノ代表、UEFA EURO 2000予選で国際大会にデビューしたアンドラ代表はゆるゆると成長を続けています。フェロー諸島はともかく、サンマリノとアンドラは停滞気味ですが。ジブラルタル代表の歩みを陰ながら応援しています。



ジブラルタル代表集合写真
ワインレッドのお洒落なユニフォーム

ジブラルタル代表サポーター
ジブラルタル代表のサポーター

参考サイト
Scotzine
Football Gibraltar
Gibraltar Soccer.com
スペイン : ラ・ロハの歴史的トレブルの裏話
(The Guardianの古い記事の抄訳)

ヒネス・メレンデスについて
かつてアルバセテ・バロンピエで下部組織のコーディネーターとして働いた。2003年頃から世代別スペイン代表に関わるようになり、2003年と2007年にはU-20スペイン代表監督、2004年から2012年にはU-19スペイン代表監督を務めた。


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アンドレスイニエスタはFCバルセロナのラ・マシアに加入する前、アルバセテでヒネス・メレンデス(Gines Melendez)の下でプレーしていた。

その後、2010年にイニエスタが南アフリカで歴史的な得点を決めるまでに、メレンデスは10年間もスペインサッカー連盟(REFE)のユースカテゴリーで指揮していた。

2010年7月、スペインはU-17欧州選手権でイングランドに次いで準優勝した。メレンデスが世代別代表に携わるようになってから、スペインはU-19欧州選手権で2度、U-21欧州選手権で2度、年齢制限なしの欧州選手権で1度優勝している。

2010年のスペイン代表


イタリアと戦ったEURO 2012の決勝戦で、先発した11人が世代別代表で記録していたキャップ数の合計は332試合だった。

世代別代表54キャップのダビド・シルバが先制点を決め、38キャップのセスク・ファブレガスがアシストした。世代別代表キャップが少ないのはセルヒオ・ブスケツ(3キャップ)、アルバロ・アルベロア(7キャップ)、シャビ・アロンソ(10キャップ)だった。

スペインの世代別代表チームは選手がA代表に達する前から、反論できない優れた成績を提示している。2001年以来、スペインはU-19世代のトロフィーを6個、U-17世代のトロフィーを3個、U-21世代のトロフィーを2個獲得している。U-20ワールドカップでは1度準優勝し、U-17ワールドカップでは2度準優勝している。


スペインサッカー界の発展のためのマジックナンバーは「55」である。毎年7月、メレンデスと彼のスタッフ、自主的に働いている19の地域スカウトが集い、14-15歳の世代で各ポジション5人ずつ、計55人のリストを作成する。

この過程はU-16、U-17、U-18世代にも引き継がれ、U-19とU-21世代は33-40人の選手が集められる。

A代表の選手を選出する過程でも、ビセンテ・デル・ボスケ監督はスタッフとともに55選手をピックアップすることからシーズンを始める。選手は徐々に絞り込まれるが、過去10年間にスペインがサッカー界を支配してきた理由のひとつには、14-15歳世代での選手選考がある。


メレンデスは語る。「スペインでは粒よりの才能を発見する時、代表はクラブの垣根を超えている。U-12、U-16、U-18の各世代で19地域の最高のチームが集まる大会がある。2013年のU-12世代の全国大会は数週間前にログローニョで開催され、我々は24人の優秀選手を選びだした」

「我々のために、57人のスカウトが自主的に働いている。彼らはアンダルシア、カタルーニャ、アストゥリアス、バスクの各地域連盟から選出された。我々は毎年12月に集まり、私は探し求める選手の内容を正確に伝える」

「私は2001年に職務に付いた時から、毎週入ってくる情報をデータベース化している。例を挙げると、テオドーロ・ニエトはテネリフェ島で行なわれた地域大会で、カタルーニャ代表として出場していたシャビを発見した。ニエトは55選手の中に彼を入れたが、当時のシャビはまだバルセロナでプレーしていなかった」

「7月には55人の長いリストが最終決定され、9月以降に選手が接収されることがクラブに通知される。55人は2グループに分割され、9月から翌年1月までの間、選抜された選手は1ヶ月に3日間所属クラブを離れ、マドリード郊外のラス・ロサスに集まって練習する」


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ヒネス・メレンデス
「私は時間厳守、他者を敬うこと、友情などに焦点を当て、選手に提示する10のルールを一覧にまとめている」

「試合後、ドレッシングルームは完全な状態にして去らねばならない。ホテルの部屋は丁重に扱うべきだ。ホペイロ、マッサージ師、対戦相手、審判には敬意を示さねばならない。ルールは重要であり、常に従わせる。ある時、部屋で休まねばならないのに廊下でしゃべっていた2人の選手を自宅に送り返した」

55人のリストは1月までに33人(1ポジション3人)に減らされ、夏までは1ヶ月平均3試合を行ない続ける。

ヒネス・メレンデス


シャビ
「16歳の時に初めて世代別代表のトレーニングキャンプに参加した。バルセロナからマドリードに向かい、フェルナンド・トーレス、イケル・カシージャス、ダニエル・アランスビア、パブロ・オルバイスたちと活動した」

「我々は皆、この3日間の活動のすべてが今後のキャリアに影響すると感じていた。ユース世代の選手はA代表の選手より親しく付き合う傾向がある。この時に素晴らしい友人ができた。カードゲームをした時、イケルが机の下から勝利手を教えてくれたことを覚えている」


フェルナンド・トーレス
フェルナンド・トーレスは2001年のU-16 EURO決勝と2002年のU-17 EURO決勝で試合唯一の得点を決めた。彼は世代別代表での団結の重要性を明らかにしている。

「私が世代別代表でプレーしていた時は、少し映画のようだと感じていた。当初は熱い心を知らず、『僕はここで何をしているのだろう』と自分に語りかけていた。徐々に友人ができた。電話番号を交換し、次のスペイン代表合宿で会う前に何回か電話で話した。それが友情をはぐくんだ」



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ヒネス・メレンデスの名前は、UEFA.comやGoal.comでスペイン代表関連の記事を読んでいるとたまに登場する。

特別なことをしているわけではないが、スペイン全土にスカウトを網の目のように張り巡らして発掘漏れを防ぎ、1学年55人を毎月3日間拘束して指導するというのが興味深かった。

The Guardian、2013年11月15日
Spain : the inside story of La Roja’s historic treble
http://www.theguardian.com/football/2013/nov/15/spain-the-inside-story-of-la-rojas-historic-treble-book-extract

ジエゴ・アウヴェス、最高のPKストッパー
(LFPの記事の抄訳)

バレンシアCFのGKジエゴ・アウヴェスが特に優れているのはPKストップである。アウヴェスはスペインに渡ってから28回中12回のPKを止めており、現役選手ではアンドレス・パロップ(現バイエル・レバークーゼン)と並んで、12ヤードの距離から放たれるキックをもっとも多く止めたキーパーである。

アウヴェスは28回中14回しか得点を許していない。28回中1回はバーに当たって跳ね返り、28回中1回は枠を捉えなかった。今シーズンもPKストッパーとしての腕前を見せ、5回中2回のPKを止めている。直近ではセビージャFC戦でイヴァン・ラキティッチのキックを止め、スコアレスドローに導いている。

アウヴェスはリーガBBVA(1部)で7シーズン目を迎えたが、メスタージャでは13回中4回のPKを止めており、PKストップ率は30.76%である。過去にはリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ディエゴ・コスタ、フェルナンド・ジョレンテなどが彼の「犠牲者」となった。

ジエゴ・アウヴェス
ジエゴ・アウヴェス

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WOWOWリーガニュースによると2010-11シーズン途中時点でのPKストップ率は63%(19本中12本)、本記事によるとPKストップ率は50%(28本中14本)である。2011-12シーズンと2012-13シーズンはPKストップを記録していないようである。

それでも、通常のPKストップ率は20-25%程度であり、半分以上のPKを止めてしまうジエゴ・アウヴェスは傑出したPKストッパーといえる。

2013-14シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ・グループリーグで2本のPKを止めたオリンピアコスのロベルトもすごい。


ロベルト・ヒメネス
ロベルト・ヒメネス(オリンピアコス)

Diego Alves, the best at 12 paces
LFP、2月18日

ブルーノ・ソリアーノ、リーガ・アデランテの最優秀ミッドフィールダー
(LFPの古い記事を抄訳)


リーガ・アデランテ(2部)の最優秀セントラルミッドフィールダーは、ビジャレアルをリーガBBVA(1部)昇格に導いた。ブルーノ・ソリアーノは8シーズン以上もビジャレアルに在籍し、ビジャレアルの心臓となっている。2012-13シーズンのリーガ・アデランテでのプレーにより、ミゲル・アンヘル・コロナ(アルメリア)やアルベルト・リベラ(エルチェ)を差し置いて最優秀ミッドフィールダー賞を受賞した。

ブルーノはビジャレアルの下部組織で育ち、2006年10月1日のRCDマヨルカ戦でトップチームデビューした。ビジャレアルの下部組織入団までにプレーしたクラブは地元のアルタナCFのみである。10年以上に渡って同じシャツを着用し、ブルーノはビジャレアルで常に重要な存在となっている。

足元にボールを置くポゼッション技術、絶妙なビジョン、チームをまとめる能力などで、ブルーノはマルセリーノ監督のチームのキープレーヤーである。スペイン代表としては4試合に出場した。


ブルーノ・ソリアーノ2


ブルーノ・ソリアーノ3


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ふむふむ。ビジャレアル加入前にアルタナCFというクラブでプレーしていたことは知らなかった。


ブルーノのトップチームデビューは22歳と遅かったし、2007-08シーズン頃には「なんでこんなに不器用でパスが下手くそなピボーテを起用するんだろう」と思っていた。マルコス・セナ、ホシコ、セバスティアン・エグレンがいたため、レギュラーに定着したのも遅かった。

完全に定着したのは25歳となった2009-10シーズンである。2010年にはバルセロナ移籍の噂もあったが、ビジャレアルと契約延長した。2010年にはスペイン代表デビューしたが、2012年にビジャレアルがセグンダに降格しても進んでチームに残った。今シーズンはすべてのリーガファンに称賛されるプレーを見せている。

ブルーノが若手選手だった頃を思い出すと感慨深いです。部屋にはいつも、セナ、カプデビラのユニフォームとともに背番号21のユニフォームを飾っています。


LFP、2013年12月2日
Bruno Soriano, Best Central Midfielder in Liga Adelante
http://www.lfp.es/en/noticias/bruno-mejor-mediocentro-de-la-liga-adelante

ブルーノ・ソリアーノ、ビジャレアルの模範的存在
(LFPの古い記事を抄訳)


地元のカステリョー県出身であり、ビジャレアルのキャプテンである29歳のブルーノ・ソリアーノは、リーガBBVA(1部)で夢のようなシーズンを過ごしている。ブルーノはビラ=レアルから20km離れたアルタナに生まれ、ボールを蹴り始めた頃からビジャレアルのユニフォームを着ることを夢見ていた。

驚きではないが、彼は幼い頃から黄色いチームと恋に落ちていた。「私は幼い頃から、シーズンチケットホルダーの兄とともにエル・マドリガルを訪れていた。ビジャレアルの下部組織でプレーしはじめると、アルタナとビラ=レアルはとても近く、家のように感じていた」

ブルーノはビジャレアルのトップチームで274試合に出場し、クラブの歴史上4番目に多い試合に出場した選手となった。現在のチームは好調だが、リーガ・アデランテ(2部)降格が決定した2011-12シーズン終了後には、ブルーノに多くの責任がのしかかった。

「トラウマになる経験だったが、降格決定から数週間後にはトップディビジョン復帰のための挑戦を開始していた」「マルセリーノ監督は僕らに明確なメッセージを送り、僕らが見失っていたかもしれない本当の競争を始めた」

2013年12月、ブルーノは2012-13シーズンのリーガ・アデランテの最優秀ミッドフィールダーに選出された。今シーズンのビジャレアルは夢のようなシーズンを楽しんでいる。ビジャレアルは若く野心的なチームであり、ブルーノはドレッシングルームで敬われる選手のひとりとなった。彼は多くのチームメイトにとって模範的な存在である。


ブルーノ

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ふむふむ、お兄さんがいるのか。ブルーノの出身地アルタナはヴァレンシア州カステリョー県ブラーナ・バイシャ郡(バレンシア州カステリョン県プラーナ・バハ郡)にある自治体である。ビラ=レアルが「小都市」あるいは「町」といった感じなのに対して、写真を見る限りアルタナは盆地上の「村」という表現が合う。

(この項ではComunidadを「州」と、Provinciaを「県」と、Comarcaを「郡」と置き換えています。)


LFP、2014年1月23日
Bruno Soriano, the Yellow role model
http://www.lfp.es/en/noticias/bruno-soriano-el-espejo-amarillo