2014年のFC刈谷 | un piquillo de amarillo

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リーガ・エスパニョーラのサッカークラブ、ビジャレアルCFの歩みの記録

2013年には結局1試合もJ1・J2の試合を観に行きませんでした。西京極陸上競技場まで自転車かバスで30分程度の場所に住んでいますが、観戦しにくい西京極に数千円もお金を出すのがつらい。キンチョウスタジアムやノエビアスタジアムが京都に会ったらよかったのですが...。

関西社会人サッカーリーグ、京都府社会人サッカーリーグの試合は何試合か観に行きました。アクアパルコ洛西、下鳥羽公園、宝が池球技場と、地域リーグ・県リーグレベルの試合に手頃な人工芝ピッチが揃っているのはさすが大都市だと思います。


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地元のFC刈谷は、東海社会人リーグ(4部相当)降格後4年目となった2013年シーズンもJFL復帰を果たせずじまい。東海社会人リーグでは3位、全社は東海地区予選敗退、天皇杯は愛知県予選敗退でした。全国大会本戦に出場できなかったのは2010年以来3年ぶり。

近年のFC刈谷の成績


J3が発足してJFL所属クラブが少なくなったため、12月にはJFL加盟申請を行いましたが落選。同じ東海地区からはマルヤス工業とアスルクラロ沼津がJFLに加盟しています。FC刈谷は「JFL復帰」を目標に掲げていましたが、アスルクラロ沼津は「Jリーグ」を目標に掲げる百年構想クラブです。成績ではFC刈谷が上回っていましたが、将来性や財力・下部組織などの基盤で負けていたので仕方ない。藤枝MY FC(2012年末)、アスルクラロ沼津(2013年末)が抜けたため、東海社会人リーグでJリーグ入りを目指すクラブはFC鈴鹿ランポーレだけになりました。


2014年のFC刈谷のスケジュール
2013年と同じならこんな感じ。FC刈谷サポーターズブログ参考。


2014年のFC刈谷


2013年シーズンの登録選手のうち、2014年シーズンもFC刈谷でプレーするのはたった7人。デンソー時代の2002年に加入し、選手、選手権コーチ、監督として12年間在籍した加藤知弘監督が藤枝MY FCのコーチに転任しました。Jリーグに昇格した地元のクラブにコーチとして招かれるのは栄転といえます。後任には前デッツォーラ島根監督の石田学監督がやってきました。選手も監督もがらりと変わってしまいましたが、これが地域リーグ・県リーグクラブの宿命でしょう。

エースの大石治寿がJ3(3部)の藤枝MY FCに移籍し、2カテゴリーのステップアップ。東間勇気・中島清登がJFL(実質4部)のアスルクラロ沼津に移籍し、1カテゴリーのステップアップ。大石は東海社会人1部で2度得点王を獲得し、4シーズン通算で50試合出場45得点を挙げた絶対的なエースでした。

戦力的には非常に痛いですが、3人が上位カテゴリーへのステップアップを果たしました。「個人の育成型クラブ」として、「選手をJリーグなどのプロチームに輩出する」「東海地区の選手が活躍する場を作る」ことを目標にしているクラブとしては、それなりの成果なのだと思います。

新加入選手は大学からが中心で、関東・北信越・関西の大学サッカーリーグから加入しています。社会人サッカー経験者では新しくJ3(3部)に加盟したグルージャ盛岡からひとり、中国社会人リーグ1部(5部相当)のデッツォーラ島根からふたり。これらの選手が数年後にJFL・J3などの上位カテゴリーに栄転できれば、クラブとして成功なのでしょう。

所属リーグは実質的に1カテゴリー下がったといえますが、戦力的にも大きくダウンしているといえます。2014年シーズンは全社や天皇杯の本選に出場できれば大成功です。


FC刈谷公式
2012年に新調したユニフォームは赤線が緩やかにカーブしているのがタスキっぽくていい。

加入選手
2月25日時点で以下の大学・クラブから選手が加入。

専修大学(関東学生1部)・・・・・愛知県半田市出身
青山学院大学(関東学生2部)・・・神奈川県出身
北陸大学(北信越学生1部)・・・・東京都出身
北陸大学(北信越学生1部)・・・・京都府出身
びわこ成蹊スポーツ大学(関西学生1部)・・滋賀県出身
立命館大学(関西学生1部)・・・・愛知県尾張旭市出身
京都学園大学(関西学生2部A)・・大阪府出身

グルージャ盛岡(J3)・・・・・・・群馬県出身
デッツォーラ島根(中国1部)・・・熊本県出身
デッツォーラ島根(中国1部)・・・静岡県出身