レストラン経営も家族3人で暮らしていくのには、順調になってきていました。
田舎暮らしも、息子が保育園に通い始めたことで、家族付き合いができるお友達も増えていきました。
日々の暮らしは順調でしたし、楽しかったですね。
しかし、ある問題が・・・。
それは、息子が3歳ぐらいになった頃からのことです。
話をするみなさんが、異口同音に、「二人目はまだなの?」って聞いてくるようになってきたんですよね。
もちろん、僕たち夫婦も、もう一人子供は欲しいと思っていました。
そんな風に言われ始めた頃って、そろそろ二人目ができたら良いよね、って話もしていました。
でも焦ってはいなかった
ただ、僕たち夫婦は、二人でレストランを経営していましたし、今の生活に満足もしていたので、焦るような気持ちってなかったんですね。
そして、変な話ですが、仮に子供を授かることができるなら、出来れば出産は繁忙期を避けたいと言う気持ちもありました。
年の離れたお友達のご夫婦は、僕たちが、二人目はまだって言われることが、面倒だし、キツイと言う相談をしたら、夫婦の形はたくさんあるんだから、何も気にする必要はないよって言ってくれていたのも、救いででしたね。
そんな時に、二人目不妊という言葉を知るんです。
ネットで検索をしてみると
ネットなどで検索をしてみると、二人目不妊で悩んでいるご夫婦は、想像以上にいることがわかりました。
やはり、血縁もない第三者が発する、二人目はまだという言葉に、傷ついている。
僕たちも傷つくほどではないにしても、僕たち夫婦のことに、土足で入ってくるような感じがして、夫婦共々言われたくないってずっと思っていました。
親や兄弟たちは、そんなことは一言も言わないんですよ。
それでも、赤の他人は、土足で入ってくる。
辛いというよりも怒りに近い感情が、僕には、ありましたね。
諦めかけていた
息子が4歳になり、5歳になってきた頃には、子供が欲しいけど、一人も授かっていないご夫婦に比べれば、僕たちは、恵まれているよね、って話をしていました。
そして、息子が6歳になっても、二人目を授かることができないなら、家族3人でやっていこうよとも話をしました。
ほぼ諦めかけていたという感じですかね。
夏前に、息子を連れて、静岡のサファリパークに遊びに行ったんです。
車で往復したんですが、帰りに奥さんが体調を崩ししてしまったんですね。
家族3人の日帰りお楽しみ旅行だったんですが、体調不良の奥さんを連れ回すことってできませんよね。
なので、息子と二人でサファリパークのバスに乗って、すぐに帰ってきたんです。
二人目待望の妊娠
レストランでの仕事もありますが、奥さんの体調が何より一番じゃないですか?
本人も熱があるわけでもないし、ただただ体調不良って言うんです。
僕は、大きな病気だったら大変なことになるから、大きな病院へ行こうと言ったのですが、なんと、奥さん、
「もしかしたら、二人目、できたかも・・・」
って言うんですよね。
マジか、息子の時は、そんなじゃなかったよね、って心の中で思いながらも、とりあえず、隣の隣の市にある産婦人科まで、一緒に行ったんです。
すると、待望の二人目の妊娠がわかったんです。
嬉しいしほっとしたけど
本当に嬉しかったし、散々二人目まだって言われていたので、見返してやったような気持ちにもなりましたね。
でも、夏のハイシーズン直前なんですよ。
繁忙期のレストランの仕事は、どうしようかって言うのが、一番最初に浮かんでくる。
いやいや、奥さんの体調が一番なんだから、レストランの経営とかどうしようとか悩みなって話なんですが、現実問題としては、悩むわけです。
そこで、数年前にお願いしたアルバイトさんに電話したんです。
奥さん、二人目ができたので、夏のシーズンだけで良いから、手伝いに来て欲しいって。
電話すると、二つ返事で、行きます!って、言ってくれたので、助かりました。
彼女は、息子とも慣れているし、もちろん、仕事も慣れている。
奥さんの様子は
妊娠がわかってしばらくすると、奥さん、体調が戻ってきたんです。
食欲も旺盛で、ガンガン普通に仕事もこなしてしまうんですよね。
バイトの子がいるから任せれば?って言っても、動けるうちは、動きたいし、お医者さんも普段通りにしましょうね、って言ってるって言うんです。
僕は、男なので、妊娠による体調の変化とか、って全くわからないんですよね。
息子の時は、流産の恐れもあるから入院しましょうって言われていたのに、本当に順調でした。
あっという間に夏が終わり
妊娠がわかった時に、予定日もわかりました。
翌年の3月の下旬ということだったんですね。
予定日を聞いた時、不謹慎ですが、レストランが暇でよかったって思っちゃいましたね。
奥さんは、相変わらず普段通りで、食欲もある。
そして、こんなこと言うんです。
「私絶対に女の子産むからね。」
って。
いやいや、こればかりは生まれてみないとわからないじゃんと思ったんですが、奥さんは、女の子とが欲しいってずっと言っていたので、そうなるといいねと思ってはいましたよ。
うう、生まれる
3月の中旬になって、そろそろ予定日だし、うちの母に来てもらっていたんです。
と言うのも、田舎ですから病院まで距離があるんですよね。
そして、まだ5歳の息子もいるので、おばあちゃんがいれば安心だよねって言うことで呼んでいたんです。
定期検診が終わって帰ってきた時に、奥さん、ひょっとしたら、今日明日かもしれないって先生に言われたよって言うんです。
たまたま、その日と次の日をお休みにしていたんですよ。
夕食に、チキンカツを用意して、みんなで楽しく食事をしていたら、陣痛が始まったんです。
奥さん、お腹が空いていたのか、これを食べてから病院に行くって聞かないです。
痛い痛いって言いながら、チキンカツを食べるんです。
ハラハラドキドキですよね。
そして、チキンカツを無事食べ終わって、車で病院まで急いだんですが、病院に着くまで、ずっと痛いって言っているんです。
息子の時は、病院まで車で5分ぐらいでしたが、田舎なので、50分ぐらいかかるんです。
ようやく病院に着いたのが、21時ぐらい。
そして、先生が、ご主人、早くても明け方ですから、一旦自宅に戻ってくださいと言うので、すぐに帰りました。
家に戻ると、息子が寂しかったんでしょうね。
お母さんは大丈夫なの?僕も一緒に病院に行くって言うんですが、産婦人科に小さい子供って連れて行けないので、説明していたら、電話が・・・。
電話を取ると、「おめでとうございます!女の子です。」って、看護師さんから。
息子は、泣いていましたが、母に任せて、急いで病院まで行きました。
二人とも立ち会えず
息子の時も立ち会いとか、病院の廊下で産声を聞くとか、そんなシチュエーションではなかったので、二人目は、最低限、廊下にいたいと思ったんですが、再び超安産。
そして、奥さん待望の女の子。
息子の時も嬉しかったですが、娘の時は、女の子なので、親バカかもしれないですが、こんなに可愛い子を嫁には出せないってすぐに思ってしまったんですよね。
さらに、奥さん、娘が生まれたことで、名前まで決めていたんですよ。
僕もしっかりと考えていましたが、奥さんの強い希望というか、子供のことからの夢だったそうなんです。
名前は、ももこ。
3月生まれですし、可愛い響きだし、最高だって、一瞬で僕も思いました。
追記
奥さんが妊娠してから、奥さん、どんどんキレイになっていくんです。
柔和な顔が醸し出す、雰囲気は、まるで観音様のようで、神秘的に感じていました。
僕は、二人も子供を産んでくれた奥さんをずっとずっと大切にしようと、強く思ったものでした。
プロフィール〜10へ続く
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