僕たちは、息子が生まれてからは、本当に幸せを感じていました。

奥さんは、息子の面倒を愛情を持ってやってくれていましたし、僕も息子が寝る前には、帰りたいと思って、毎日仕事をしていました。

 

息子の将来を考えるようになる


僕は、息子の将来のことをずっと考えていました。

と言うのも、学業にしても、スポーツにしても、何か自信をつけさせたいと思っていたからなんです。

奥さんも同じように考えていましたが、一つだけ、大きく違ったかん考えを持っていたんですよね。

それは、自然豊かな土地で子育てをしたい、と言うことです。

息子が生後半年を過ぎた頃、奥さんと二人で真剣に話し合いをしました。

 

自然豊かな土地に住もう


自然豊かな土地で、子供を育てると言うのは、夫婦二人の間では共通認識として、持つことができました。

しかし、自然豊かな土地と言うことは、田舎暮らしを始めると言うことです。

 

 

仕事はどうする?


これが大問題でした。

山梨に遊びに行った時に

家族3人で山梨のとある町に行ったんです。

目の前に、富士山があり、その並びには、南アルプス連邦が連なる。そして、背後には、雄大な八ヶ岳。

牧歌的で、空気が美味しくて、素晴らしいなあと思ったんです。

本当は、2泊の予定だったんですが、もう1泊して、どんな町なのか?そして、どんな仕事ならできるのか?と情報を集めました。

 

住居兼住宅が・・・


一番賑わう場所から少しだけ外れた場所に、住居権店舗の空き家があったんです。

元々、レストランだったようですが、空いていたんですよね。

さらに、購入を前提にするなら、5年間は賃貸でも良いと言う、ありがたい物件。

まさか、僕のコックとしての腕がここで生きるのか?と思いましたが、住居兼住宅って言うことは、子供と一緒にいられるってことじゃんと興奮したことを覚えています。

 

現実は甘くはなかった


今から振り返れば、僕たち夫婦は若かったんですよね。

仕事もヨットも全て辞めて、山梨に引っ越しました。

その時、義母から数百万円の借金をしたんですよね。僕たちだけの預貯金では、心配だったからなんですが、これがなかったら餓死していたかもしれないです。

住居は、ともかく、店舗の方は、リフォームをしないと難しい。

リフォーム代って高いし、事細かくお願いすると、どんどん経費が加算でいく。

 

コンセプトは


コンセプトとしては、田舎に佇む居心地の良いレストランでした。

薪ストーブがあったので、大草原の小さな家を思い出して、カントリースタイルの店が出来上がりました。

GW直前にオープンしたのですが、オープン初日は、なんとお客様ゼロ・・・。

え?マジか?って思いましたが、走り始めてしまったので、今更、後には戻れません。

 

 

試行錯誤の末なんとか


メニューの中身や価格などは、何度も何度も見直しました。

営業時間も見直していき、なんとか売上も上がっていったんです。

そして、夏の観光シーズン突入。

初めての夏です。ここが書き入れ時だと思って、8月は、休日をゼロにしたんです。

毎日、仕込みに追われてしまい、ランチ営業は、メニュー数を減らして対応したほどなんですが、夕食メニューは頑張ってそのままやったんですよ。

 

子供とずっと一緒にいられるはずなのに


夫婦二人で切り盛りしていましたから、忙しい時は、息子をプライベートルームに押し込むんです。

息子が泣き始めても、店内の音楽の音量を上げて誤魔化しながら、やっていました。

8月の中旬ぐらいだったかな?その日の最後のお客様をお送りして、すぐに、夫婦で息子のところに行きました。

すると、息子は、倒れたように、寝ているんですよ。

オムツはびしょ濡れで、それがパンツにまで滲みている。

その姿を見た時に、夫婦で泣きました。

僕たちは、子供とずっと一緒にいられると思って、このレストランを始めたはずなのに・・・。

親に甘えたい盛りなのに、寂しい思いをさせている。

今でも、その光景を思い出すと涙が溢れますし、こうして、ブログを書いていても、涙が溢れてきてしまいます。

 

プロフィール8へ続く

 

 

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