間違った敬語の使い方 | 司法書士事務所尼崎リーガルオフィスのブログ

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司法書士として多くの方の相談を受けることはあります。ただ、当事務所も含めて事務所の人数としては少数なことが多く、大企業のようなマナー研修の機会がありません(当方が以前に所属していた旅行会社では新卒入社時に1週間程度入社研修合宿してマナー研修も行った記憶がありますが、かなーり昔のことです)。


ということで、あるインターネット調査で特に多かった敬語の間違いを自戒を込めて紹介します。


1.(来客時に)『○○様でございますね』 → 『いらっしゃいますね』 が正解

 「ございます」は「ある」の丁寧語です。「資料」「かばん」「かさ」など物に対して使う言葉で、敬意を示す相手には本来使いません。


2.『おっしゃられる』 → 『おっしゃる』、『言われる』 が正解

「言う」の尊敬語「おっしゃる」+尊敬語の「られる」が組み合わさった二重敬語となる間違った言い方になります。


3.『了解しました』 → 『承知しました』、『かしこまりました』 が正解

「了解」は本来「事情を理解して承認する」という意味なので、目上の人に対しては失礼な表現になります。


4.『会議に来られますか』 → 『いらっしゃいますか』 が正解

不自然な使い方です。また、「れる」「られる」は【尊敬】のほかに【可能】【受け身】として使われるので、紛らわしくもあります、


5.(商談で)『上司に申し上げておきます』 → 『申し伝えておきます』 が正解

社外の人の前で上司に敬語を使うのは不適切です。


案外認識せずに使っていそうな・・気がします。適切な言葉を使うよう心掛けいきます。 

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