今までの時代が偽物だったと思います。
今のままでは年金問題がヤバイ点を池田氏が分かり易くしてきしています。そういえば数年前の岩上安身のHPに興味深いものがあるのでそれもあわせて紹介します。
日本人が消滅する日
日本の年金が詐欺でありこのままでは破綻、終焉の時が来るのはもう大分昔から分っていたはずなのに昨今の年金行政の右往左往にはつくづく嫌気がします。そもそも政治の中心にいる人物はいつも高齢者ばかりで、将来を担う若者の意見が取り入れ難い仕組みにも問題があるかと思います。精々10~20年以内だけ何とか収まればあとは野となれ山となれ・・式の無責任な政治や経済の仕組みに胡坐をかいていた罪は重いはずです。
今後の日本は昭和の日本とは別の国だと割りきるくらいの認識が必要なのかも知れません。 「成長」と言う二文字は消え、「衰退」「停滞」が当たり前になる世の中が到来する。その時に私たちが持つべき考え方は今のうちに用意して置かなければならないはずです。今までの時代が嘘、虚構に満ち溢れたまやかしだった・・と気が付く事がまず最初かな・・と思いますが、皆様はどうでしょうか。
経済成長というゲームの終わり - 池田信夫
日本人が消滅する日 第5回
インフルエンザ対策にサージカルマスク
日本人が消滅する日
日本の年金が詐欺でありこのままでは破綻、終焉の時が来るのはもう大分昔から分っていたはずなのに昨今の年金行政の右往左往にはつくづく嫌気がします。そもそも政治の中心にいる人物はいつも高齢者ばかりで、将来を担う若者の意見が取り入れ難い仕組みにも問題があるかと思います。精々10~20年以内だけ何とか収まればあとは野となれ山となれ・・式の無責任な政治や経済の仕組みに胡坐をかいていた罪は重いはずです。
今後の日本は昭和の日本とは別の国だと割りきるくらいの認識が必要なのかも知れません。 「成長」と言う二文字は消え、「衰退」「停滞」が当たり前になる世の中が到来する。その時に私たちが持つべき考え方は今のうちに用意して置かなければならないはずです。今までの時代が嘘、虚構に満ち溢れたまやかしだった・・と気が付く事がまず最初かな・・と思いますが、皆様はどうでしょうか。
経済成長というゲームの終わり - 池田信夫
日本的経営を支える「和の精神」が美しい伝統だなどと称賛する向きもあるが、それは成長が永遠に続くという期待にもとづく長期的関係である。まもなく人生が終わり、これが最後のゲームだと知った老人が合理的行動をとるのは、GMを破綻に追い込んだアメリカ人と変わらない。企業がつぶれようが国家財政が破綻しようが、そのとき自分は死んでいるのだから。これがバラマキ財政の止まらない原因でもある。
こうした老人の合理的行動に対抗するには、企業の場合には破綻処理して年金債務を清算するしかない。公的年金の場合も、現在の賦課方式の年金制度が行き詰まるのは時間の問題なので、どこかで清算して積立方式に移行するしかない。この移行は非常に大きな所得移転をともなうので、政治的には困難だが、先送りすればするほど問題は大きくなる。「日本型福祉システム」という繰り返しゲームにも、終わりの時が近づいているのである。
日本人が消滅する日 第5回
約30年前、人口増加による過剰人口問題がクローズアップされた際、サブカルチャーは敏感に反応した。たとえばマンガ家の永井豪は「赤いチャンチャンコ」という短編を発表している。子供や孫に囲まれて幸せに暮らしている初老の男性が、還暦を迎えた日の朝。枕元にどす黒いチャンチャンコが置かれていることに気づき、逃げ出そうとするが、家族につかまってしまう。無理矢理そのチャンチャンコを着せられ、町内の「お祝い」の場に引きずりだされて、男は焼き殺される。チャンチャンコには、ガソリンが染み込まされていたのだ。エンディングのコマには、こう記されている。
「人口増加、老人対策のゆきづまり、食糧事情の悪化に追いつめられた政府は、60歳停命を立法化した。黒いチャンチャンコが、赤い炎を発するとき! ひとつの人生がおわりをつげる」
マンガに描かれたような、わかりやすい「積極的清算主義」政策を政府がとることは現実にはありえない。だが、「不作為」による「消極的清算主義」政策をとることがないとはいえない。少子化対策を怠り、硬直した予算配分のまま、赤字国債を乱発して、採算を度外視した公共事業を続け、財政が破綻するまで構造改革を先送りする。それだけでいい。ひとつだけ、年金の物価スライド制だけは廃止する。これだけやっておけば十分である。いずれ国債は暴落し、長期金利は暴騰し、ハイパーインフレに見舞われ、政府の債務はチャラになる。他方、国民の預貯金は紙クズとなり、年金は雀の涙ほどしか出ない。年金と預貯金だけが頼りの高齢者の生計は成り立たなくなる。そうなれば黙っていても、抵抗もできず、自活する力もない後期高齢者から順に息をひきとっていく。
空想上の話ではない。90年代にロシアで起こったことは、そういう事態だった。ソ連崩壊後、ハイパーインフレに見舞われたロシアでは、年金や医療制度の崩壊だけでなく、アル中の増加や犯罪の激増など、社会的荒廃も手伝い、男性の平均寿命は「平時」であるにもかかわらず、一気に7年も縮まった。2000年時点で、58・9歳。多くの男達が、年金受給年齢に達する前に、この世を去ってゆく。89年から94年にかけて、取材のためにロシアをたびたび訪れた私は、老人達の悲痛な叫びを、幾度となく耳にした。
「エリツィン政権の政策は、年金生活者に対するジェノサイド(虐殺)だ!」
日本政府が、このまま問題の先送りを続けていけば、日本は90年代以降のロシアがたどった道を追うことになる。不作為であれ、ジェノサイドはジェノサイドである。その罪は万死に値する。
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