【翻訳】火星の逆行


ジェフリーさんの進化占星術スクールのサイトを翻訳してもらえたものを、あれこれ考えながら読んでいくコーナーです。

これを読む人にはこれはまだ清書ではない段階というのを念頭に置きつつ、決して鵜呑みにしない気持ちで読んでほしいです。→ 経緯
そして私が見逃している「ここは…？」というのがあれば、教えてほしいです。

かなり膨大なのでちょっとずついきます。
文章の途中、私は赤い字や青い字でコメントします。


［このページの話だよ］
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・前回：金星の逆行


［今日見ていく原文］

MARS RETROGRADE

The very nature of Mars is yang, the male principle, to project outwards. And here, again, we have a retrograde principle that wants to introvert, and to internalize. Mars, of itself, wants no limitations. It is an utterly instinctual process which reflects the actual desires emanating from the Soul.

These desires, in themselves, reflect .the evolutionary journey of the Soul and, thus, the instinctual need to assert or act upon any experience deemed necessary with a minimum of restriction in order to discover the reactions to the experience. It is the reactions to the initiated experience that produces knowledge. There is no forethought within Mars, of itself, no conscious intent. It is an utterly instinctual process that reflects the desires from the Soul.

The linkage of Mars and Pluto, by the way, is the archetype behind the Indian idea of maya: the illusion of separateness, the subjective ego of the Soul that is only identified with itself at a personality level, and thus the illusion of separateness. Mars also embodies the sexual instinct. So, if you turn this impulse retrograde, it can induce frustration because you certainly have a consciousness that is monitoring the nature of desires, and the intent behind any given action, or the desire behind any given experience. It is interrupting the natural instinctual flow. This can create problems.

Evolutionarily speaking, the intent is to only manifest experiences which are essential to the evolutionary purpose of the Soul, and thus not to waste time. Mars is analogous to the pinball machine: you pull the lever, the thing flies around, and it takes a while for the thing to find the final slot. Action-reaction. Action-reaction. Mars retrograde, however, only wants to initiate experiences that are essential.

So, if you put such an archetype in a culture which is now putting a premium on freedom, and the person witnesses all around people who are operating antithetical to itself, what happens by way of comparison? What happens to the sexualized external instinct? What happens to sexual rhythm relative to this instinct? Is it constant, or does it fluctuate? What happens to the consciously acknowledged desire behind any given sexual attraction?

It creates an automatic check or filter that allows for a conscious awareness of an archetype that is not normally conscious. That can be highly frustrating to the Mars.

Audience: Does it create sexual dysfunction or just reflection?

Jeffrey: In certain cases, it can lead into sexual dysfunction, in other cases, by way of compensation it can lead to the rabbit syndrome.

Audience: It sounds like these people have something on an instinctual level or process, and are working with it consciously which is implying responsibility in this case: a lot of responsibility. Would you say that Mars direct normally doesn’t have that kind of responsibility?

Jeffrey: In and of itself, yes. Of course this can be conditioned by way of connections to other planets and/ or signs. For example Mars in aspect to Saturn can create that.

Audience: So, a more individual sense of right and wrong, rather than cultural, but the right and wrong of the Soul is the point.

Jeffrey: Right. That is the point. It is also obviously going to place a premium on the right to be an individual. It is going to place a premium on the need for freedom. From a spiritual point of view, it attempts to align the personal will at an egocentric level. Mars, with a higher will.

Audience: Even more so if it is in aspect to Pluto.

Jeffrey: Yes. It can lead to potential collisions, now emphasized, between its will and the will of other people that can make the person highly susceptible to the impact of other people’s will. Mars rules the naval chakra with Pluto. This is where all of us take in the will, through the environment, of others.

So, with Mars retrograde, i.e. its natural action of Mars is to project outward, and therefore we have a natural repelling force that can thwart other people’s wills. So when Mars is retrograde the person is now taking it right back into itself. This can perpetually or cyclically weaken the constitution. It can lead to digestion problems because of the linkage with the chakra that is now emanating the nerves leading to digestion: the stomach, pancreas, duodenum, liver, etc.

Audience: Would that be accentuated if the Mars is retrograde in the 1st or 6th house?

Jeffrey: That would be accentuated with Mars retrograde in the 4th or 8th houses, or in Scorpio or Cancer.

Audience: What if the Mars is in a mental sign in a mental house?

Jeffrey: There would be all kinds of verbal arguments relative to the collision of wills.

Audience: Like Mars in Gemini in the 7th house?

Jeffrey: Yes.

So the key in understanding Mars retrograde is that inverts the consciousness of the Soul so that it can determine the cause, the why, of any given desire that the Soul has. As a result, the Soul, when Mars is retrograde, is desiring to eliminate all unnecessary desires that have nothing to do with what the Soul needs by way of its ongoing evolutionary journey. And this includes inverting the natural sexual energy of the Soul: to determine the reason, or the why, of any given sexual desire that is perceived as a need. When Mars goes retrograde by way of a transit or progression this same need to determine these reasons, the why, of any given desire that has lead to the creation of its life to date, including sexual desires, occurs.

As a result, the Soul will desire to eliminate or change anything in its life that no longer has anything to do with what the Soul actually needs to continue on its evolutionary journey. In the process of eliminating anything that has lead to the Soul’s current state of reality the Soul will reflect on exactly what it does need, what it does desire, to move forwards on that journey. Thus, this can be a time of creating new and intensified desires to that end. And the Soul, via its will, Mars, will demand the freedom to so actualize those desires. In many, many ways when Mars goes retrograde through transit or progression it correlates to a time of Soul renewal because of this. When Mars is retrograde it points back to the Soul itself: Pluto.



［ここから］

火星の逆行

火星に生まれつき備わった性質は、陽であり、男性の原理であり、外向きに投影されるものだ。

そしてここでも、内向的また内省的であろうとする逆行の原理が見られる。


火星は本来、制限されることを望んでいない。

火星は、魂から発せられる実際の欲望を反映している全く本能的なプロセスだ。

こういった欲求そのものは、魂の進化の旅路を反映している。


それゆえ、自分の意見を主張し、あらゆる経験に従うという本能的な必要性が、最小値の制限で必要とされている。

自分の意見の主張が最小限で、
経験に基づいて考えたり行動したりするというのも最小限。

意見を主張するとか 経験に基づいて…というのは
魂の進化の面では本能的なことなんだけど
火星逆行さんは その逆をいくぞ ということか。


そして、そういった本能の必要性によって、魂がどう反応するかを発見できるようになる。

また、この経験に対する反応が、知識を生み出すのだ。

火星は前もって何かを考えたり、何かに用心したりすることはない。

それ自体に意識的な意図はないのだ。

それは魂からの欲求を反映した完全に本能的なプロセスなのだ。

これは順行の火星のありようの説明ということでいいのかな。



ところで、火星と冥王星のつながりは、分離の錯覚というインドのマヤの思想が背景となるアーキタイプである。
それは、人格レベルにおいてのみ識別が可能となる魂の主観的なエゴ、つまり、分離の錯覚である。

「インドのマヤ思想」ってなんだろう。
お釈迦さまのお母さんも マヤと呼ばれるみたい。
ドラゴンヘッド(ラーフ)の仲間のアスラにマヤという者がいたらしい。
マヤ暦の「マヤ」は違うよな。アメリカ大陸方面だったはず。
ちょっとここは、よく分からないので保留。

2021年追記：
インド思想の「マーヤ」のことでした！


火星はまた、性的本能も体現している。
この衝動が逆行すると、欲求不満を引き起こす可能性がある。

なぜなら、欲求の性質や、あらゆる行動の動機となる意図、またあらゆる経験の動機となる欲求、そういったものを監視している意識が、我々の中に確実にあるからだ。

この意識は、生まれつき備わった本能的な流れを妨げている。
そして問題を引き起こす可能性がある。



進化論的に言えば、その魂の唯一の意図は、魂の進化の目的に不可欠な経験を具現化していくことにある。
それゆえ、ぐずぐずしている暇はない。

火星はピンボールマシンと似ている。
レバーを引くと、ボールが飛び回り、時間をかけてやっと最後のスロットを見つける。
作用・反作用。作用・反作用。

火星逆行の人が唯一望むのは、本質的な経験をするということだ。



では、そのようなアーキタイプの人が自由を重視する文化にいたら、そして自分と正反対の役割を演じるような周囲の人々を目の当たりにしたら、その比較から何が起きるだろう？

外的な性的本能に対して何が起きるだろう？

その本能と関連した性的リズムはどうなるだろう？

それは一定だろうか、それとも変動するだろうか？

あらゆる性的魅力の背後にある意識的に認識された欲求に対して、どんな影響があるだろう？


このことは、自動チェックあるいはフィルター機能を生み出し、それにより、普段は無意識であるアーキタイプが、意識的な気づきを得ることにつながる。

それは火星を非常にイライラさせる可能性がある。

ちょっと詳しいところが頭に入ってこないのだけど(すまんね！)、ひとまず火星逆行さんは不完全燃焼感が強そうな感じだ。



生徒：それは性的機能不全を作り出しますか、それとも単なる反応で終わりますか？

ジェフ：場合によっては、性的機能不全を引き起こす可能性があり、また場合によっては、埋め合わせ行為として、ラビット症候群（注：精神神経症の一種。舌の痙攣や口腔内の筋肉の機能不全）を引き起こす可能性がある。



生徒：これらの人々は、本能的なレベルやプロセスで何かを持っているように見えますし、またそれを意識的に利用してもいるようですね。

つまりこの場合、それは責任感、多大な責任感を意味しているようです。

逆に、火星が順行している人は、通常、そのような責任感を持ち合わせていない、と思われますか？


ジェフ：それ自体、持ち合わせているよ。もちろん、これは他の惑星や星座との関係によって条件づけられるだろう。たとえば、土星にアスペクトを形成する火星はそういった責任感を生み出すだろう。


生徒：つまり、文化的というよりはむしろ、正しいか正しくないかという個人的な感覚だということですね。

しかし、大事なポイントは、それが「魂にとって」正しいか正しくないかということでしょうか。


ジェフ：その通りだ。それがポイントだ。
 
火星はまた、明らかに、個人として存在する権利を重要視するだろう。
そして自由の必要性に重きを置くだろう。
精神的な観点から見ると、火星は、個人的意志を、自己中心的なレベルに揃えようとする。
火星は、より高い意志を持っている。


生徒：火星が冥王星とアスペクトを形成していたら、尚更ですね。


ジェフ：そうだ。そのアスペクトは衝突に発展しかねない。
自分の意志と他人との意志との狭間で強調されるので、他人の意志の影響を非常に受けやすくなるのだ。

火星は、冥王星と一緒にネーブルチャクラ(※)を支配している。
ネーブルチャクラとは、環境を通して、他人の意志を取り込む場所である。

※ ネーブルチャクラは、下から３番目のおへそのところのチャクラのようです。
チャクラについて


でも、違う名前のチャクラを「３番目」と言っているサイトもあるので よく分かりませんね。

私はチャクラのことはほとんど分かっていないから、ジェフリーさんの話を解説できる方はコメントプリーズです。
翻訳してもらえているジェフリーさんの『医学占星術』に何か書いてあったかも？

2021年 追記：
ジェフリーさんの『医学占星術』『冥王星』を調べたところ、ネーブルは「ヘソ」でした！
ヘソの少し下の丹田のあたりにあるチャクラです。


そして、火星の逆行によって、つまり、魂が自然にとる火星的行動とは、外向きに投影することにあるので、我々には他者の意志を妨げるような自然な反発力が存在している。

そのため、火星が逆行すると、火星逆行の人は、今度はその外向きに投影したものを自分自身の内部に戻そうとするのだ。

このことは、ずっと繰り返し、体質を弱めていくことにつながるだろう。

また消化系の問題を引き起こすかもしれない。なぜなら、このチャクラから発した神経は、胃、膵臓、十二指腸、肝臓といった消化につながるからだ。



生徒：火星が1室または6室で逆行している場合、その影響は強まりますか？

ジェフ：その影響が強まるのは、4室や8室、または蠍座や蟹座で火星が逆行している場合だ。


生徒：火星が精神的なハウスの精神的な星座に入っている場合はどうなりますか？

ジェフ：意志の衝突に関連して、あらゆる種類の口論が起きる可能性があるだろう。

生徒：7室の双子座の火星みたいに？

ジェフ：そうだ。


したがって、火星の逆行を理解する上で次のことが鍵となる。

魂の意識を反転することによって、魂は、あらゆる欲望の元となる原因や理由の決定づけが出来るようになる。

その結果、火星が逆行する時には、進化の旅路の途中にいる魂は、自分の必要性とは無関係もしくは不要とみなされる全ての欲求を取り除きたいと感じ始める。

へええ！
水星逆行さんが魂に不必要な情報を受け付けないのと似ているね。
火星逆行さんは自分に不要な欲求を取り除きたいのか…
「欲しがらない」「持たない」「最小限の暮らし」のような発信や実践をしている人の火星事情が気になりますな。


これには、魂が自然に有する性的エネルギーを反転しようとする作用も含まれている。

反転することによって、魂そのものが必要と感知した、あらゆる欲求の原因または理由を決定づけられるようになるからだ。



火星がトランジットまたはプログレスで逆行すると、同じ必要性、つまり、性的欲求も含んだあらゆる欲求の原因や理由を決定づける必要性が発生する。

そしてそういった欲求が、今日までに至る生命の創造へと結びついていくのだ。


その結果、魂は、進化の旅路を続けていく上で実際に必要なものとは無関係な全てのものを人生から取り除き、あるいは変更することを望むようになる。

こういった、魂のその時々の現実を作るに至った全てを排除する過程で、魂は、その旅路を続けるためには何が必要か、そして何を望むのかについてじっくり考えることになる。

したがって、火星逆行は、そういった目的のもと、魂が、新たに、そしてより一層強い欲望を生み出すことが出来る機会となるだろう。

火星は、その意志を心に留めて、欲望を実現するために、自由を要求するのだ。


こういった理由により、トランジットやプログレスにおける火星逆行は、様々な手段や方法において、魂が心機一転する時期と関連するのである。

火星が逆行すると、魂そのもの、つまり、冥王星に向かっていくのだ。


--- ここまで ---


「それ」や「彼ら」が 何のことを言っているのかはっきり分からず、
火星順行さんのことなのか 火星逆行さんのことなのか分からなかったところがポコポコありました。

あやふやなところはあんまりカッチリと頭に入れずに、ひとまず「火星が逆行の人は」のようにはっきり言葉にしているところを占いに活用していきたいと思います。



自分に本当に本当に必要なものってなんなのか。
自分が本当に本当にほしいものってなんなのか。
というのを知るのにオススメなワークとして



「欲しいもの」を思い浮かべてそれを手に入れようとするのが得意な人もいるけれど、
「欲しくないもの」「そこまで欲しい訳ではないもの」を思い浮かべて それをやめていく…という方がやりやすいケースもあります。

逆行にはそんな雰囲気が漂っているなぁと前に思ったけれど、私の予想もなかなかいい線いっていますな(笑)



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