ハロウィン肖像画49宇野紀和子 | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。



この絵はもはや「事件」である。

ハロウィン肖像画の売りである背景を消してしまったのである!
「画家が絵を描く」のではなく「絵が画家に描かせる」と思っている。
絵自身に意思があり、この世に誕生したい形を画家に求める。
はじめに背景はアマゾン最大のシャーマンであり画家のパブロ・アマリンゴさんの絵を描くことにした。



しかし紀和子の顔やターコイズなどがあまりに存在感のあるものになり、にぎやかな画面になる。
そこで悪魔(絵)の声が聞こえる。
「うしろの背景にぎやかすぎるやん、消してみれば?」
えー、せっかく描いたのに、しかもこのハロウィンシリーズは背景が重要なのに。
思い切って背景を消した瞬間、凍りついた。
これだ、これだ、この絵が求めているものは!
紀和子の存在感が圧倒的迫力で立ち上がり、深淵に引きずりこまれるような傑作になった。

紀和子の顔がこれだリアルに描けたのは、鮮明なアップ写真が送られてきたからである。
顔がアップでなかったり、画像が荒かったり、光で影を飛ばす加工がされていると、リアルな肖像画は描けない。


では年米旅行をきっかけに今年のネアリカフェスを主催する宇野紀和子が書いてくれたライフストーリーを紹介しよう。

幼少期。いつも人の後をついていってた。友達はいた。3歳の頃にはもう恥ずかしがりで外では無口だった。
男の子にいじめられたから、どの男の子とも喋れなかった。
でも、家は安心できる場所で、よく喋ったし、お風呂でよく歌ってた。家族の仲は良かった。2才の頃、結婚式でマイクを離さず、ずっと歌ってた写真がある。

小学生。通学中、授業中、一言も発しなかった。だから男の子にいじめられてた。ランドセルとか椅子とか投げられてたけど、あんまり感情がなくて、平気とは言わないけど、我慢してた。
数少ない友達とは、ちゃんと笑ったり喋ったりできた。ほぼ聞き役だったけど。学童では友達ができず、ずっと漫画や本を読んでた。
夏休みは一日中。家ではちゃんと感情があって、しゃべったり、笑ったり、歌ったりしてた。悩みごとは相談せず、明るく振る舞ってた。

小学高学年〜中学生。ボケたり、天然キャラで人に笑われることで、自分の居場所を守ってた。
いじられキャラをしてると、度を過ぎることも起きて、笑って我慢してた。ズボンを脱がされたり、容姿いじりとか、シネ、クサイとか毎日。あだ名は「うんこ」まぁこのくらいなら大丈夫、平気って感じで。
だけどストレスは溜まるし、反抗期だしで、家族に当たり散らかして、妹とも口を聞かなくなっちゃった。SOSに気づいてくれない家族にも愛想尽かしちゃって、喋らなくなっていったな。


高校生。友達の作り方がわからなくなった。
だけどひとりで堂々としている勇気もなくて、トイレでお弁当を食べたり、お弁当のときだけは近くの席の子たちと食べさせてもらいながら、喋ることもなかった。
強豪の部活に入ったものの付いていけず、やめるやめると言いながらも、仲間に「頑張らなくていいから、一緒に最後まで続けよう」と言ってもらえて、ただそこにいるだけの存在になってた。
喋ることもせず、練習も形だけ、母が毎朝作ってくれたお弁当も食べられず捨てて、家でも喋ることなくなった。
10キロ痩せた。心を壊していたのに、親に気づいてもらえず悲しかった。

3年の秋に部活を引退してから猛勉強して受験に合格した。
部活と受験からの解放。
夢も目標も、趣味もない。からっぽだった。
生まれて初めて大学の同級生と付き合ったけど、こんな性格だから、「私はブスやし、喋るのも苦手やし、明日にはフラれるかもしれない」と毎日思ってた。
正しい努力も分からず、高額なエステに通ったり、毎週美容院に通ったり、お金はなくなるのに、不安とと顔のニキビはどんどん増えていった。たった3ヶ月で、自分のことが嫌いになりすぎたことが原因で、自分から別れを告げた。



暇すぎて子どもと遊ぶボランティアを始めた。
子どもたちの前では、いやでも明るい顔をしなきゃいけないから、暗い私が唯一明るくいられる場所だった。
でも、けっきょく、もっと子どもたちに好かれて、もっと明るい大人たちと比べて、苦しくなってやめた。
けっきょく、動機が自分のためだったからね。本当に自分のことしか見えてなくて、弱い人間なのよね。
でもボランティアを通して、初めて広い世界を知った。フェアトレードという言葉を知った。チョコレートやコーヒーやコットンなど、購入者がフェアトレード商品を選ぶことで、農家さんがお金を搾取されないとか、危険な農法や児童労働から守るとか、素晴らしいことだと思った。フェアトレードに興味をもったことをきっかけに、あちこち出かけるようになった。
フェアトレード団体や大学生のサークルとかは、やっぱり超苦手で、ひとりで活動するようになった。
生まれて初めて、自分がやりたいことをやって、人が喜んでくれる、という感覚を知った。
フェアトレードを学ぶと、国際社会のこと、オーガニックや農業、健康や東洋医学、スピリチュアルや心理学と派生していき、自然と就活なんてしてる場合やない、と休学を選んだ。せっかく国立大学に入って、そんな選択をする人はいなくて、周りからはいろんなことを言われた。


休学して、すぐ出会ったAKIRAライブ。
一番初めの曲が当時の新曲hug yourself「きみの人生は最高だったー!きみの選んだことに何も間違いなんてなかった!」だったから、もう最初から最後まで涙ちょちょぎれだった。
picoさんの影響で、「私も自由に踊りたい!」アフリカンダンスを始めた。人と喋ることが大の苦手な私にとって、好きな歌が歌えて、踊ることで自分を解放できることが、とても救いになった。

それからは、直感を選ぶようになった。(日常的に直感が冴えるタイプじゃないけど)元々根暗で、好奇心も好きも弱いタイプだから、直感=ワクワクではなくって、怖い、やりたくないけどやってみよう、と始めることが多い。
3月、いよいよ大学卒業して就職のタイミングで、「バックパッカーになろう。」と就職をやめたり、
「ぼくらはキャベツだね〜」の歌が聞こえてきて1年かけて「きゃべつのものがたり」映像作品を作ったり、
「あ、メキシコに行かなきゃ」で去年の秋、半年間メキシコ⇄ペルーを旅をした。
ここには書けないような失敗もたくさんしたけど。AKIRAさんの影響で、創作や旅、お洒落や食事を通して、自分と向き合ったり、自分を楽しませることが徐々にできるようになった。

いまだに人間関係を築くこと、関わりを続けることが苦手で、路頭に迷ってる。たくさん気を使うから、色々気づいても逆に言えなかったり、暴走してしまったり。いまだに人に警戒して接してしまうし、家族との仲もまだ修復していない。

私の家族はみんな恥ずかしがりで、表面的な会話しかできない。
海外に行ったのは、家族と離れたい気持ちも大きかった。
ペルーやメキシコでいろんなセレモニーを受けたけど、ずっと家族のことを思ってた。だけど、いくら思っても、伝えなきゃ伝わらないと学んだ。
勇気を出して、手紙を書いた。全員から好意的な返事も返ってきた。
だけど、直接喋ったわけじゃないから、けっきょく日本で再会すると、何も変わらないように見えた。
心が通じ合えない会話は寂しい。妹と16年間も口を聞いていないなんて悲しい。
ペルーやメキシコの植物の精霊は、問題解決のビジョンは見せてくれなかった。でも本当は、もう自分自身が知っている。

ペルーのセレモニーはハプニングだらけで、トラウマものだった。ただただ現実的な恐ろしさだった。一瞬だけ、羽の生えた大きな猫さんが現れてくれた。また本を執筆するときに詳しく書こう。

ウイチョルさんのお土産は素晴らしかった。
ウイチョル族にとって、サボテンはとても神聖で、かつ、とても成長が遅い。観光客がむやみに自分の私利私欲のために摂るなんて、最初私にはその選択肢はなかった。
だけど、ウイチョルさんに話を聞いていると、意外な答えが返ってきた。「サボテンは私たちのものではない、この地球のもの。だから私たちの許可などいらないよ」「ウイチョルのことを学んでいるなら、知るべきだよ」「サボテンを見つけることができたなら、OKということだよ」と言われて、その機会を得ることができた。
ウイチョル族のセレモニーではないから、たった一人で観光客もいない町に行くのは、とても怖かった。(また本に書くね)だけど、そのお土産はとても素晴らしい体験だった。
木の根元に寝ていると、鹿の神様が歩いてきて、鹿が大きな木になって私を包み、そのままアギラになって空を飛んだ!それは、一瞬だったけど、美しくて幸せな経験だったなぁ。

AKIRAさんの本「オラ!メヒコ」をもって、シャーマンのイネスのもとを訪ねたのも良い思い出です。
あと、メキシコの死者の日!AKIRAさんのハロウィンシリーズが私をメキシコに向かわせたと言っても過言ではない。
お墓を蝋燭とマリーゴールドがオレンジに彩り、生前好きだったものをこれでもかと積み上げたり、ド派手に飾り付け、ギターを弾き、メスカル(テキーラ)を片手にみんなで一晩中歌い、踊ってた。
亡くなった人もこの日を楽しみにして、みんな町中を歩いたり、歌い踊ってるんだなぁと見えてくるほど、街は陽気で、喜びに溢れてた。
私たちもカトリーナメイク(骸骨メイク)をして一緒に楽しんだ。
メキシコ着いて早々、価値観がぶっ壊れた体験だった。メキシコ風景のAKIRA絵画は、メキシコ人も大盛り上がりで喜んで見てた!

メキシコ〜ペルーまで半年間で10カ国を旅して、日本に帰国した。
水圧の強い熱々のシャワー、砂埃のたたない道路、え、まだマスクしてるの?!(花粉の時期だからかな)ラーメン美味しいよ〜( ;  ; )神社ってこんなに落ち着くんだ〜と感動もつかの間、意外と、日本に馴染むのが早くてびっくりしてる。
今は次の旅のためにもバイトを詰め込んでて、考えたり振り返ったりする暇はない。こんな働き方はもう辞めたいかも、と気づき始めているけど今日もまた、丁寧とは程遠い生活が始まろうとしてる。
貯金も全額使い果たし、進む道も見えないけど、一生懸命に生きていくよ。(以上紀和子筆)


背景のバッファローはウイチョル族のビーズアートだ。
神のメッセージである幻覚サボテン「ペヨーテ」(ヒクリ)が中心とまわりに6個ある。その下に紀和子が主催するネアリカフェスのシンボルであり知恵と守護の神様フクロウ(アイヌ語;コタン・コロ・カムイ)がいる。
ペンダントはアマゾンの王アヤワスカと女王チャクルーナの蛇が溶け合っている。
服のアイヌ紋様も「カムイ・シック」(神の目)である。
このフクロウが紀和子にインスピレーションと授け、守ってくれるだろう。



この絵がものすごく繊細なバランスで成り立っているので、ハロウィンメイクで悩んだ。

できるだけシンプルで、紀和子の未来を後押しするもの。
ウイチョル族が信じる神からのメッセンジャーは「カウマユリ」という鹿なので、ひたいに鹿を描くことにした。
たくさんのパターンをデッサンし、世界を見つめるひとつ目の鹿を描いた。
AKIRAサインはバッファローのビーズとピラミッド構図になるよう太陽と月を左右下にビーズで描いた。


ハロウィン肖像画49宇野紀和子油絵F 15号。(652×530mm 


2024年8月30日紀和子のライブペインティング


2024年 9月1日紀和子のハロウィンメイク
★2024年9月15日(日)
第16回ネアリカフェスin大阪
第1部11:00〜13:00(開場10:30〜)
ネアリカワークショップ×誘導瞑想
2000円(定員20名)
第2部13:00〜18:30(開場12:00〜)
音楽ライブと旅トーク3000円
ワークショップ&音楽ライブ
(通しの方がお得です)4500円

★人気ユーチューバー・コバシャールの「覚醒の学校」最新対談

インドの臨死体験



アマゾンの幻覚植物


★ 歌う画家 AKIRA「天邪鬼TV」

重大発表あり!心の準備ができていないと危険です。



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★2024年ライブスケジュール

★2024年9月15日(日)
第16回ネアリカフェスin大阪
第1部11:00〜13:00(開場10:30〜)
ネアリカワークショップ×誘導瞑想
2000円(定員20名)
第2部13:00〜18:30(開場12:00〜)
音楽ライブと旅トーク3000円
ワークショップ&音楽ライブ
(通しの方がお得です)4500円