
みよしソーランボンバーズ25周年と言っても、4分の1世紀である。
そこには美しい思い出も、苦しかった思い出も、綺羅星のように散らばっている。
今日の主催かをるは大阪で生まれ育った。
母は洋裁教室を開き、気が強く、情にもろい、美しいひとだった。
父は松下電器のエンジニア、頭が良く優しい人だった。
かをるは、病弱ながら、お転婆な子だった。
中学校の保健体育の先生になり、結婚して大阪から愛知へいき、特別支援教育の先生になる。
かをるが30才の冬、母は入浴中に心不全を起こし、亡くなる。
かをるが発見し全て処置するが、助けられなかったという無念を抱き続けた。
母の死後28年、不全で亡くなっている父の第一発見者となる。
かをるを救ってくれたのが障がいを持つ子供たちだ。
神様から特別な才能を贈られた「ギフテッド」、かをるは彼らを「ゆかい星人」と呼ぶ。
その頃「ダンスダイナミクス」の創始者ウォルフガング シュタンゲ(ドイツ生まれのイギリス人)のワークショップを受け、その人のもつ美しさを引き出して、即興で世界をつくっていくダンスダイナミクスに魅了される。
それはダンスだけでなく、生きること、在り方の既成概念がぶち壊された。
2001年、ゆかい星人の魅力を発信したくて、「三好ソーランボンバーズ」を結成する。
最初は並んで踊ることさえできなかった自由なメンバーたちが、制限や限界 既成概念を取っ払い、自分たちの「やりたいこと・ゆめ」に挑戦してきた。
それを支えてくれた家族や地域を巻き込み、特別支援学校の生徒、卒業生、保護者、教員の有志たちがステージに立ち、名古屋の「にっぽんど真ん中祭り」に24年連続で参加し、9回の自主事業ライブ、愛知万博市町村催事参加、全国障害者芸術文化祭出演・仙台被災支援公演参加という輝かしい実績を残してきた。
2020年新型コロナ感染症のパンデミックが起こってしまう。
20周年記念公演を計画していたが、コロナで中止になる。
思考停止になったチームのメンバーに語るが、無言無反応で、信頼ができなくなるほど追い詰められ、孤立したかをるはベランダから飛び降り自殺未遂を起こした。

旦那さんや仲間に支えられ、形を変えて、ボンバース、AKIRAオペラなどで20周年ライブをやり切る。
2022年活動再開。
AKIRA合宿、てんつくマン合宿を仙酔島で行う。
2023年3月に教師業を一旦終える。
スリランカで1ヶ月の生活、念願のイスラエルの旅、人生の旅を楽しんでいる。
2025年5月25日(日)愛知県三好市「カネヨシプレイス」(みよし市勤労文化会館)にて
三好ソーランボンバーズ 25周年記念パーティー
iー会い・相・愛… ありがとうの輪〇
200人を超える観客が全国から集まってくれた。
昨日につづいて高松のめぐ&ひろし、滋賀の中園慶子、愛知のコンちゃん、おりえ&ともやなど、たくさんの仲間たちに会えた。
1部 ありがとうの輪
三好ソーランボンバーズの25年を振り返る、映像・語り・ダンスパフォーマンスに歴史の重みを感じる。
AKIRA歌「彼岸桜」で、亡くなったウォルフガング師を追悼し、
「エビバディSHOWGAISHA」で子どもたちが元気に踊った。
年月とともに積み上げられた子供たちや家族のさまざまな思いとそれをまとめあげたかをるビッグママの苦労や愛情を感じると、涙が流れていた。
左からDAI、AKIRA、てんつくマン
2部 オペラ「虹の輪」 出演 AKIRA DAI てんつくマン
この脚本は20年くらい前に宮古島の養護学校のために書いたもので、かをるが今回のためにリニューアルした。
物語のあらすじ
主人公の少年イリス(DAI)は両親と共に虹の国で平和に暮らしていた。
そこに闇の国が襲いかかり、世界が闇で覆われてしまった。
太陽は暗雲に隠され、人の心に猜疑心や悪が生まれ、イリスの父親( AKIRA)は自殺、母親は行方不明になってしまう。
イリスは絶望のあまり海に海に沈んで死のうとする。
それを救ったのが海亀のティム(てんつくマン)だ。
虹の国を救い、母親を探し出す方法を海亀のティムがイリスに教える。
それは7つの島を巡り、7色の知恵を集めてくる旅だった。
イリスは7つの島でさまざまな困難に挑み、ひとつずつ知恵を学んでいく。
この旅によって大きく成長したイリスに最後の島で闇の王が襲いかかる。
イリスが選んだのは、「戦いによる勝利」ではなく、「共存による和解」だったのだ。
「闇がなければ、光の美しさは輝かない。光がなければ闇の安らぎで眠ることはできない」
イリスの歌声によって敵と味方をへだてる憎しみは溶けていき、感動した闇の王は和解に応じる。
昼の太陽と夜の闇によって、現在の昼と夜という1日ができあがったのだ。
イリスは幽閉されていた母親をとりもどし、敵と味方は肩を組み、喜びの宴がはじまる。
DAIとAKIRAが場面にあった歌を添え、てんつくマンが巨大看板に書き下ろしをしてフィナーレを飾った。
DAIのアカペラは全身の産毛が逆立つほど胸に迫り、AKIRA歌とオリジナルソングを熱唱してくれた。
その演技は神様にのりうつられたごとく観客を魅了した。
てんつくマンのセリフも老賢者のごとく深い知恵を秘めていて、インスピレーションによって書道する姿は踊るようで、現代シャーマンの姿を見た。
全体企画・演出のかをるは猛獣使いのように、3匹の獣をあやつり、ダンサーやスタッフを束ねた。
孫悟空のタブがすべてお釈迦さまの手のひらでころがされていたようなものだ。
2部はオレのむちゃぶりで、もと吉本興業お笑い芸人てんつくマンとAKIRAの漫才コンビである。
オレが1人落語ように書いた脚本「盲亀浮木」(もうきふぼく)をAKIRA(ブッダ役)とてんつくマン(一番弟子アーナンダ役)との掛け合い漫才で演じた。
もう観客は抱腹絶倒!!
DAIはボンバースのために作ったオリジナル曲でフィナーレを飾った。
出演者やスタッフ50名、観客200名を巻き込む大きなイベントだった。
それをまとめあげたかをるの力技とみんなからの信頼感は計り知れない。
出演者、スタッフ、観客、すべての仲間たちに心を込めて感謝を捧げたい!!
出演者
三好ソーランボンバーズ、AKIRA、DAI、てんつくマン、波多野むつみ、なーみー、あかあか、おりえ、他
スタッフ
舞台監督:鈴木寛史。照明:井上裕章。音響:鈴木寛史。映像:宮川豊和。写真:森太一。会場準備、物販、その他、
主催:三好ソーランボンバーズ
エントランス企画
「虹のマルシェ」開催。物販・書下ろし・展示コーナー
こういう心づかいに泣けるのよ。
みんな、みんな、最高だったよ。ありがとう!
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