ギリシアで撮った
パレルモ・シューティング
ヴィムヴェンダースのドイツ復帰第一弾はギリシアを舞台にデニスホッパーを死神に撮ったノワールミステリー。この主人公の死神との対話は虚無という漠然とした抽象論にも聞こえるけど我々映画人の実感としてはデジタル化で技術的にやり直しが効く事の弊害って所が実感だろう。この実感に対して直球な姿勢って奴は『エンドオブバイオレンス』や『ランドオブプレンティ』の時も如実だった。ありきたりの娯楽ノワールに散りばめられた言葉がイデオロギーのキーワードになる作品構造はいかにも政治の季節の世代。
単なる単館系ヒット
ベルリン・天使の詩
刑事コロンボ役のピーターフォークが彼自身の役で
出演した事で話題になったヴェンダース作品。
天使には色が見えないからモノクロで表現したりと
話題性はあったけど、いつものヴェンダース映画と比べて
面白いかと問われれば彼にしては駄作の部類に入ります。
むしろゴルビーも出てる続編の方がオススメ。
ほぼドキュメント手法
時の翼にのって/
ファラウェイ・ソー・クロース!
ヴェンダースの『ベルリン』の続編って事だが、
セミドキュメントってよりも半ドキュメント化している。
ゴルビーもピーターフォークも本人役として
天使への思い入れをガチで語っちゃってるから。
モノローグ風に加工する事でフィクションの体を保つ。
同じ敗戦国の発想
東京画
パチンコ屋を「戦後日本人の心を癒して来た」と紹介してるけど、
あの空間は頭の悪い下層労働者の貯蓄を絞り上げ副流煙で肺癌にして殺すガス室ですよ。
その意味で胴元たる在日朝鮮人ヤクザによる日本人への報復にも思えます。
ちなみに主流煙を吸う喫煙者より副流煙を吸う周囲の人間の方が発癌率は高いらしい。