「軍艦島は地獄島ではない」　保守団結の会で世界遺産の「産業遺産情報センター」を視察

保守団結の会の同志で「産業遺産情報センター」を視察

　(新宿区若松町の総務省統計局別館)

　「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を掲げて15年、「日々勉強！結果に責任！」を信条に活動する参議院議員赤池まさあき(自民党・比例代表全国区)です。

　7月豪雨で被災された方々には、心よりお見舞いを申し上げます。生活と生業支援に向けて、支援を始めています。詳細は以下のホームページをご覧下さい。

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/ooame202007/index.html

　中共武漢発の新型コロナウイルスの感染者が再流行を見せています。「GoToトラベル」支援事業について、8月末から7月22日開始と前倒しを7月10日に発表したのですが、批判を受けて、東京を除外する決定となり、キャンセル料は補償しないとしていたものが、補償する方針と二転三転してバタバタの状況です。感染者対策と経済活動の両立に向けて、引き続き十分注視していきたいと思います。

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html#shiensaku

●産業遺産情報センターとは

動画　世界文化遺産「明治日本産業革命遺産」23の構成文化財とは(約20分間)

先日「保守団結の会」の同志とともに、「産業遺産情報センター」(加藤康子センター長)を視察しました。

　平成27(2015)年に、「明治日本の産業革命遺産―製鉄・製鋼・造船・石炭産業」の23の構成文化財が世界文化遺産となりました。今年3月に、その情報発信、調査研究、人材育成の拠点として、「産業遺産情報センター」が開設されました。

　https://www.ihic.jp/

同遺産の普遍的な価値とは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、我が国は工業立国の土台を構築し、後に基幹産業となる製鉄・製鋼、造船、石炭産業といった重工業分野において、我が国の伝統文化と融合し、西洋から非西洋への産業化の移転を世界で初めて成功させ、急速な工業化を成し遂げ、その後世界の五大国へと発展しました。

・動画「明治日本の産業革命遺産とは」(約20分間)

　https://youtu.be/7nOj5UKkgQQ　

同情報センター設置の理由は、23の構成資産が全国の8県11市にまたがること、そして、韓国が旧朝鮮半島出身労働者が徴用令によって強制的に働かされたとして登録に猛反対したことから、日本政府として登録に当たり、情報戦略の拠点設置を約束しました。

そこで、今年3月に東京都新宿区の総務省統計局別館の統計資料館に隣接して「産業遺産情報センター」が設置されたのです。

●展示内容　我が国先人の叡智と努力　軍艦島(端島炭鉱)は地獄島ではない

動画「軍艦島は地獄島ではありません」

　同センターの展示内容は、3つに分かれていました。

⑴導入展示として、遺産の概要、登録までの経緯、普遍的な価値を解説。

⑵中心展示として、産業国家の軌跡が、①揺籃の時代、②造船、③製鉄・製鋼、④石炭産業、⑤産業国家の5つの展示で説明されていました。

⑶資料室となっており、軍艦島と呼ばれる端島炭鉱での旧朝鮮半島出身労働者や日本人の暮らしぶりが当時の島民の証言映像や給与袋(現在価値で20万円)等の証拠資料が展示されています。

　短い時間でしたが、加藤康子・センター長からの熱意ある説明によって、我が国の先人の並々ならない叡智と努力によって産業国家が実現できたことがよく分かりました。また、軍艦島と呼ばれた元端島炭鉱の島民の方々がセンターのガイドとなっており、直接話を聞くことができて、韓国の言い分「軍艦島は地獄島」だという主張がいかに間違っているかを確認しました。

　・動画「端島元島民　鈴木文雄さん(在日韓国人2世)」等

　https://youtu.be/B3u2lWgtDII　

●反日国家・韓国の政治宣伝工作　

　韓国外交部報道官は6月15日に声明を出しています。

「１　韓国政府は6月15日(月)、一般に公開された東京所在の日本産業遺産情報センターの展示内容に2015年7月、世界遺産委員会において日本近代産業施設の世界遺産登録当時、世界遺産委員会の勧告と日本が約束した後続措置が全く履行されなかったことに対して強く抗議する。

日本政府は、世界遺産委員会の勧告を履行するための具体的な後続措置として、日本自ら認めた数多くの韓国人などが本人の意思に反して動員され、過酷な条件の下で強制労働した事実を理解できるようにするとしたが、同センターではそのような約束に真っ向から反し、歴史的事実を完全に歪曲する内容を含んでいることについて，非常に遺憾である。

特に日本政府は、強制労働の犠牲者を称えるための措置として情報センターの設立を約束したが、今回開館したセンターの展示内容のどこにも犠牲者を追悼する努力を発見できないという点で，憂慮と失望を禁じえない。

２　政府は世界遺産登録当時、日本が韓国と国際社会に約束した内容を誠実に履行すると同時に、各施設の全体の歴史を理解できるように勧告した世界遺産委員会の決定を徹底的に遵守することを改めて厳重に促す。」

そして、韓国政府は、同日在韓の日本大使を呼び、強制徴用の「歴史歪曲」だと抗議しています。さらに、康京和（カン・ギョンファ）・韓国外交部長官は、6月23日にユネスコに「軍艦島の世界遺産登録取り消し検討」書簡発送しています。

反日国家・韓国の面目躍如といったところでしょうか。政治宣伝工作です。

　世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の「産業遺産情報センター」を訪問すれば、1次資料や証言によって、歴史の事実を知ることになり、いかに韓国の言い分が間違っているかが理解できると思います。

　韓国の自国に都合のよい反日史観と、それに対応した我が国の自虐史観を、「産業遺産情報センター」が、歴史の事実によって、払拭してくれるものと思います。

　ぜひ多くの方々に、訪問してほしいと思います。

●産業遺産情報センターの予約方法

　なお、コロナ禍によって、現在予約制となっていますので、事前に申込下さい。

　下記の情報とともに申込みください。　　　https://www.ihic.jp/

① 希望来館日の3営業日前の申込み（月曜日ならば、前週の水曜日中）

② 来館希望者の氏名、人数、　連絡先電話番号およびEメールアドレス