参議院文教科学委員会で質問に立つ (出所:参議院)

 

参議院インターネットTVで質疑の様子を観ることができます。

「参議院インターネットTV」→「文教科学委員会」→「5月21日」とクリックして下さい。

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php 

 

日々勉強!結果に責任!」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(自民党・比例代表全国区)です。

 

 我が国を繋ぎ、護り、発展させるために、中共武漢発の新型コロナウイルス感染症対策はまったなしです。

 

5月21日(木)午前10時から30分間、参議院文教科学委員会において、自由民主党を代表して、感染症対策について、以下6問の質問を行いました。

 

質問1.初等中等教育における感染症対策、「新しい生活様式・日常」とは?子供たちの学びは保証されるのか?高校入試はどうなるのか?学校及び保護者への支援策は?

 

質問2.ユネスコにおける感染症への取組みと我が国の対応は?

 

質問3) 大学・専門学校における感染症対策、「新しい生活様式・日常」とは?入試は?経済的に厳しい学生等への支援策は?

 

質問4) 研究機関での「新しい生活様式・日常」とは?研究環境の変化が研究自体へ影響しないか?学や研究機関のコロナ問題に関する社会貢献活動は?

 

質問5) 文化芸術団体やスポーツ団体等の「新しい生活様式・日常」とは?その支援策は?

 

質問6) コロナ危機に対して、萩生田文部科学大臣としての取組む決意は?

 

●「9月入学」は労力がかかり、子供の学びの保障とならず、国際化も1年遅れ

 

 その質疑の中で、9月入学について次のような発言を行いました。

 

 「感染症流行による休校が長引きにつれ、子供たちの学びの保障が問題となってきました。そこで、その解決の「選択肢の一つ」として「9月入学」が大きな議論となっています。そして、同時に国際化にも繋がると言われています。私は、「9月入学」の話を聞いたときに、今なぜと思いました。このコロナ対策で、学校現場が学校再開で忙殺されている中で、今ではないだろうということです。

 

移行に当たっては膨大な労力がかかり、さらに別の問題を引き起こすことになります。政府の検討では、法令改正は最低でも33本以上、費用は少なくとも5兆円を超え、その影響は全ての個人・企業等に関わってきます。入口の問題として、移行する100万人の子供たちの受け皿問題が発生します。1年で実施すれば、保育園か、学校で、待機児童問題が深刻化します。人員確保や場所、施設等の予算がかかってきます。予算を確保しても、都市部では場所の確保がままなりません。資格者の確保等は簡単ではありません。5年かけて移行すれば、学年を生まれ月で分断することになります。出口の問題として、高校や大学の入試、200近い国家資格試験、就職等を後ろ倒しに移行しなくてはならないし、それでなくとも問題になっている待機児童がさらに深刻化することになる。待機児童問題もそうだが、初等中等の教育行政は地方自治体が主となっており、コロナ対策の主体でもある自治体に、さらなる負担を同時期に求めることにもなる。

 

そして、「9月入学」は本当に学びの保障が繋がるのかということです。休校によって、子供たちの均学力は下がり、そして、子供間の学力格差が拡大していることが指摘されています。多くの識者が指摘するように、3か月の休校期間を「9月入学」によって、5か月間で補おうという試みは、学びの時間を確保したことにはなりますが、実際は全体の平均学力を上げることができても、勉強が得意な子も、不得意な子も同様に学ぶわけで、従来通りの教え方、学び方では、子供間にある相対的な学力格差を埋めることには繋がらないと言われています。要は、学びの「機会」の保障になっても、「結果」の保障にはならないということです。そして、その先にある入試や就職は、同学年の子供間の相対的な競争である以上、時間を延ばすという「9月入学」は、授業や学校行事を実施して「同じ機会」を与えたのだから、入試や就職という選抜結果は正当なものだという演出、パフォーマンスにしかならないというのです。今求められているのは、不利な家庭や地域へのデジタル機器の優先的配布や補習の実施など、実際に学習内容の修得という結果を出すための政策だと言われています。

 

また、「9月入学」は国際化に繋がるという議論は、もともと半年前倒しの議論であり、今回は後ろ倒しであり、国際的に我が国の子供たちは、個人の事情ではなく、制度的に1年遅れになるという不利な状態となっていまいます。また、欧米の主要国は9月入学と言われていますが、我が国に留学が多いチャイナは9月入学ですが、韓国は3月入学、これから留学生が増加すると見込まれるインドは6月入学、世界有数の留学生受け入れ国であるオーストラリア、ニュージーランド、ブラジルは2月入学です。9月入学にすれば国際化が進展するというのは早計であり、1年遅れでは何をか言わんです。

この度のような想定外の混乱期においては、混乱を乗り越えるために変革せざるを得ず、結果的に社会が変わることはありますが、あえて自分たちで新たな課題を追加し、さらなる混乱を招く必要があるのでしょうか。

 

 今すべきは、「9月入学」ではなく、コロナ危機における子供たちへの具体的で実効性の高い政策を議論し実行に移すことだと思います。この危機の中で、新たな課題を課すような「9月入学」を「今ここで」導入することではないと思います。コロナ危機終息後の平時に、半年前倒しをするために、議論をすればよいと思います。」

 

 

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●「9月入学」の是非 

 

私は「9月入学」については、以下4回ブログに書きました。

 

 ①4月29日「学校現場が混乱するだけ」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12593170711.html 

 ②5月11日「労多くして功少なし」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12596238872.html 

 ③5月16日「政府が考える課題は13点 待機児童問題が深刻化」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12597335884.html 

 ④5月19日「専門家で賛成する方なし」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12598076275.html

 

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●中共武漢発の新型コロナウイルス感染症対策 

 

中共武漢発の新型コロナウイルス感染症の国内外の感染拡大が依然続いています。政府与党では、一体となって対策に取り組んでいます。

 

 支援策一覧をまとめています。詳細は、リンクを貼ってありますので、ご確認ください。

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12591695637.html 

 

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●赤池ブログから(日々の活動報告) 

 

9月入学の是非 世論は賛成多数だが課題が多く「功なし」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12596238872.html 

 

文科省が「感染症予防」の指導資料公表 子供はもちろん国民の常識に

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12595968482.html

 

5.8一人一律10万円給付 開始自治体は郵送2割・電子申請6割強 

持続化給付金は50万件の申請殺到 初日に280億円支給

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12595726862.html 

 

中共へ損害賠償請求を 脱中共に向けて産業の国内回帰と国際連携を

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12595047543.html

 

海洋国家 海事振興タウンミーティングで14の決議

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12575499307.html

 

2.13日本遺産の日 第2回日本遺産推進フォーラム開催

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12574773960.html 

 

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●災害支援

 

災害ボランティアを募集については、感染症対策のため中止しています。

・詳細は https://www.saigaivc.com/

 

日本赤十字社では義援金を募集しています。

・詳細は http://www.jrc.or.jp/contribution/ 

 

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●自民党党員募集

 

 自民党では党員を募集しております。党員は、自民党総裁選挙での投票権を持つことができます。ぜひ事務所までご連絡下さい。

 

●赤池まさあき後援会入会案内

 

後援会入会希望の方はこちらへ

http://www.akaike.com/support%20club/sc_index.html 

 

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