(出所:静岡県)

 

 「日々勉強!結果に責任!」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(自民党・比例代表全国区)です。

 

 我が国を繋ぎ、護り、発展させるために、リニア中央新幹線の開通は重要です。

 

 6月26日(金)、リニア中央新幹線の工事主体である金子慎・JR東海社長と、川勝平太・静岡県知事が会談を行いました。しかしながら、静岡県工区(中央アルプストンネル25㎞中の8.9㎞)の工事開始に向けて、大井川に水を戻す導水トンネル準備的工事の同意さえも得られず、これにより2027年の東京と名古屋間(296㎞を40分間で繋ぐ)開通が困難になろうとしています。

 

東京と名古屋間の開通時期が延期されると、当然名古屋と新大阪間(142㎞20分間で繋ぐ)の工事も遅れ、財政投融資で支援して開業を早めて2037年に東京と大阪間(438㎞60分間で繋ぐ)ことも困難となります。これでは、防災・減災・国土強靭化や、国民・地域経済、独自技術開発に悪影響を及ぼしかねません。

 

●静岡県が工事に難色を示す理由は

 

 静岡県が工事に難色を示す理由は、大井川減水問題です。リニア中央新幹線のトンネル工事が、大井川の下を通過することにより、影響予測では毎秒2トンの水が工事によって失われてしまうとのことでした。大井川は、利水・治水のダム開発等が次々と行われて、水枯れとなり、30年以上も前にも、「命の水」「水返せ運動」が起こった歴史があるとのことです。

 

 JR東海と静岡県は、何度も協議を重ねて、リニアのトンネル工事で失われた大井川に水を戻すことで合意したはずでした。リニアのトンネルから大井川に水を戻す導水トンネルをつくり、大井川で失われるであろう毎秒2トンの水を戻すだけでなく、静岡県の主張にそって、トンネル工事で出た全量を大井川に戻すことで合意したはずでした。ところが、山梨県側と長野県側の東西両側から静岡県側にトンネル工事を進めていくのですが、両側から堀り進むと勾配があり、トンネルが繋げまでは大井川に水を戻すことができないことが分かり、協議は暗礁に乗り上げてしまいました。

 

 仲介役に立った国土交通省は、新たに有識者会議を立ち上げて、調整に乗り出してはいます。

 

●「命の水」か「地域エゴ」か

 

 自民党においても、昨年末の12月4日(水)に、自民党本部において、超電導リニア鉄道に関する特別委員会が開催され、議論しました。

 ・赤池ブログ令和元年12月5日号「リニア中央新幹線 工事進捗状況 大井川減水問題

 

 その議論の中で分かったことは、大井川は、沿川の60万人が水道や医療、産業等に活用した「命の水」であることは間違いありません。その一方で、利水・治水開発の歴史があり、例えば上流の田代ダムは東京電力の水力発電ダムで、毎秒5トン以上の水を山梨県側に常時流し続けています。その水を返せとは聞いたことがありません。今回のリニア中央新幹線工事によって、「命の水」が失われるわけではありません。それに、JR東海は、工事中は難しくても、開通後は大井川に水を戻すと言っているのです。

 

リニア中央新幹線の工事区間で、唯一静岡県だけが中央新幹線が山間地をトンネルで通過するだけで、防災や経済効果を得ることができません。逆に、通過するだけで利益はないと思われています。しかしながら、JR東海も静岡県側に説明していますが、リニア中央新幹線が通ることで、東海道新幹線の本数は減少しますが、静岡県に停車する新幹線の数は確実に増加します。静岡県にも経済上の利益はあるのです。河川法上、静岡県知事の同意がないと工事をすることができません。このままでは、静岡県は法律を盾にとった「地域エゴ」と言われてもしかたがないと思います。JR東海や国から何らかの支度金を期待しているとしたら、何をか言わんだと思いますが・・・。

 

●マスコミの偏向報道と沿線自治体は声を上げるべき

 

それにしても、今回のリニア中央新幹線工事に関する大井川減水問題について、マスコミの報道ぶりは、相変わらず、ホント一方に偏っていると感じざるを得ません。偏向報道の最たるものです。

 

そして、静岡県を除く他の沿線自治体は、東京と名古屋間の全体工事の296㎞のわずか8.9㎞の3%分で、全体工事が止まることに対して、もっと意見を表明すべきだと思います。ここまでくるまでに、どれだけの困難を乗り越えてきたかと思えばこそです。

 

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●自民党中堅若手議員で「保守団結の会」結成

 

 6月26日「設立総会と第1回勉強会・櫻井よしこ先生講演「今こそ憲法改正を」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12606923809.html 

 

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●「9月入学」見送りの顛末 

 

私は「9月入学」について、以下ブログに書きました。

 

①4月29日「学校現場が混乱するだけ」

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12593170711.html 

②5月11日「労多くして功少なし」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12596238872.html 

③5月16日「政府が考える課題は13点 待機児童問題が深刻化」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12597335884.html 

④5月19日「専門家で賛成する方なし」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12598076275.html 

⑤5月21日「参文教委で9月入学について発言」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12598608314.html 

⑥5月23日「教育・保育団体で賛成なし」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12598877020.html 

⑦5月26日「市区町村長は8割慎重・反対 自民党議員も」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12599680443.html 

⑧5月28日「政府提言案を議論 導入見送りへ」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12600242353.html 

⑨5月30日「導入困難と学びの保障は合意 是非論は再議論」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12600567750.html 

⑩6月2日「自民党の議論合意 導入見送り 政府へ提言」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12601246325.html 

⑪6月3日「安倍総理へ提言」

 https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12601471493.html 

 

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●中共武漢発の新型コロナウイルス感染症対策 

 

中共武漢発の新型コロナウイルス感染症の国内外での感染が依然続いています。お亡くなりになった方々の御霊の平安を祈念し、ご遺族にお悔やみを、感染した方々やご家族にお見舞いを申し上げます。

 

政府与党では、一体となって対策に取り組んでいます。

支援策は以下です。

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12603742852.html 

 

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●災害支援

 

災害ボランティアを募集については、感染症対策のため中止しています。

・詳細は https://www.saigaivc.com/ 

 

日本赤十字社では義援金を募集しています。

・詳細は http://www.jrc.or.jp/contribution/  

 

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●自民党党員募集

 

 自民党では党員を募集しております。党員は、自民党総裁選挙での投票権を持つことができます。ぜひ事務所までご連絡下さい。

 

●赤池まさあき後援会入会案内

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