MRJ,小型旅客機2強に殴り込み、燃費・環境性能に自信
Source/SankeiBiz 2月16日05:00
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110216/bsc1102160505008-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110216/bsc1102160505008-n2.htm
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110216/bsc1102160505008-n3.htm
三菱重工業の子会社、三菱航空機(名古屋市港区)が開発している国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が各国の航空会社の耳目を集めている。燃費性能などが評価され、昨年12月には米航空会社トランス・ステーツ・ホールディングスが100機の購入を正式決定。国土の広い欧米や島嶼(とうしょ)部の多い東南アジアでは地域間輸送のニーズが高く、引き合いは強まりそうだ。
ただ、まだ実機のない“ペーパープレーン”だけに、商談で機体性能や保守管理体制を具体的に提示できない部分もあり、競合他社に受注をさらわれたケースもある。今後いかにビジネスプランを具体化し、訴求力を向上させるかが課題となりそうだ。
★125機正式受注
「低燃費、低騒音、低排出ガスの革新的なジェット機。運航コストの低減に非常に期待している」。2月1日、名古屋市内のホテル。三菱航空機が主催したトランス社のリチャード・リーチ社長の歓迎パーティーで、同社長はMRJを手放しで絶賛し、「次にチャンスがあればまた買いたい」と“追加購入”まで示唆した。
三菱航空機は2010年6月、全日本空輸から25機(確定15機、オプション10機)、同12月にはトランス社から100機(確定50、オプション50)と計125機のMRJを正式受注。江川豪雄社長は「今後20年間で最低でも(世界需要の5分の1にあたる)1000機のシェアは取る」と意気込む。
現在、MRJのような地域のハブ(中核)空港同士を結ぶ小型旅客機(リージョナルジェット)では、カナダのボンバルディアと、ブラジルのエンブラエルが世界シェアを2分する。そこに“殴り込み”をかけるMRJの最大の武器は高い燃費性能、環境性能だ。
MRJは主翼にアルミ素材、エンジンには米プラット・アンド・ホイットニー製の次世代エンジンを使い、機体重量を大幅に軽量化。燃費は、エンブラエル製同型ジェットと比べ26%程度向上するといい、三菱航空機の試算では800キロのフライトを1日6回行った場合、年間で約1億8000万円の燃料代が節約できるという。
国際民間航空機関(ICAO)が定める最新の騒音基準もクリア。MRJの価格は、ボンバルディアなど競合機よりも3割程度割高になるが、江川社長は「今後の環境規制の強まりを考慮し、ランニングコストで見れば長期的にはお買い得。2大メーカーに互してゆく余地は十分にある」と強調する。
実機なきジレンマ
後発だけあって、競合メーカーに比べ、運用コストや環境性能面で優位に立つMRJ。ただ、その一方で新規参入ならではの弱点も否めない。
MRJは機体の組み立て開始を年内、初飛行は来年6月に予定しており、初号機の引き渡しは早くても14年。まだ実機は存在せず、現段階でいくら性能を訴えても「具体的な商談ベースには乗りにくい」(三菱重工幹部)のが現状だ。
実際に、全日空とトランス社の125機以降は、カタール航空などが購入に前向きな姿勢を示すが、正式契約には至っていない。
就航後のメンテナンス体制についても、定期点検や部品交換、資材調達を誰がどこで行うのか、不確定要素が多い。三菱航空機側は、欧、米に1カ所ずつ拠点を設け、アジア圏は日本の既存拠点を活用して対応する方針だが、「具体的な組織化はまだ先」(江川社長)という。
こうした不確実さも影響し、昨年の英ファーンボロ航空ショーでは、露「スホーイ」が受注を獲得したのに対し、MRJは受注ゼロ。
さらに、主要納入先に欧米を中心とした海外航空会社を見込むMRJにとっては、外国為替相場で続く円高基調も収益圧迫要因となるなど、先行きに課題は多い。
MRJは、プロペラ機「YS-11」以来、約40年ぶりの国産旅客機となり、日本政府が開発費の3分の1を助成する事実上の国家プロジェクトだ。
様々な不安材料を乗り越え、“日の丸ジェット”が世界の空を席巻できるか。機体の早期完成と、原発や鉄道並みの官民を上げた売り込み攻勢が期待される。(渡部一実)
▼関連リンク
三菱航空機
三菱航空機(ウィキペディア百科事典)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F
ボンバルディア(カナダ/プレスリリースのみ英字版)
http://www2.bombardier.com/jp/7_0/7_0.html
ボンバルディア(ウィキペディア百科事典)
エンブラエル(ブラジル/英字版)
http://www.embraer.com/en-US/Aeronaves/Pages/Home.aspx
エンブラエル(ウィキペディア百科事典)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB
スホーイ(ロシア/英字版)
http://www.sukhoi.org/eng/planes/
スホーイ・スーパージェット100(ウィキペディア百科事典)
中航商用飞机有限公司(中国/英字版)
http://www.acac.com.cn/enindex.asp
ARJ21(中航商用飞机有限公司製/ウィキペディア百科事典)
http://ja.wikipedia.org/wiki/ARJ21
中米ホンジュラスで政府要人らを乗せた小型機が着陸直前に墜落、搭乗者14人全員死亡
Souce/asahi.com 2月15日21:07 http://www.asahi.com/international/update/0215/TKY201102150564.html
Aviation Safety Network(英字版)
http://aviation-safety.net/database/record.php?id=20110214-0
【ロサンゼルス=堀内隆】中米ホンジュラスからの報道によると、同国の首都テグシガルパ近郊で2月14日午前8時(日本時間同日午後10時)過ぎ、小型機が墜落し、乗員乗客14人全員が死亡した。
乗客には公共事業副大臣や元経済相ら要人が含まれており、政府は3日間の服喪を宣言した。
墜落したのはホンジュラスの中央アメリカ航空プロペラ機。国内北部のサンペドロスラを離陸し、テグシガルパに着陸する直前、近くの山中に墜落した。
事故当時、一帯は霧に包まれていたというが、詳しい事故原因は不明だ。
テグシガルパ空港は周囲を山に囲まれ、事故の多さで知られる。
AP通信によると、1989年に131人が死亡する事故が起きて以来、同空港や周辺で、少なくとも10件の墜落事故が起きている。
墜落したのは、Central American Airways731便LET L-410UVP-E20型双発プロペラ機。1993年製。
事故当時の気象状況はにわか雨で、気温17度、風力9ノット(16.7km)、視程5000m。高度700フィート(約210m)から2000フィート(600m)にかけて雨雲が降下していた状態。
神戸市、2011年度当初予算案に神戸空港運営費として過去最多の22.6億円を計上
神戸新聞社 2月15日14:20 http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003805737.shtml
神戸市は2011年度当初予算案で、2月16日で開港5年を迎える神戸空港の管理運営に、過去最高の22億6100万円を計上した。空港本体の建設で発行した市債(借金)の償還費の増加が主な理由。
開港後3年間の黒字額を積み立てた財政調整基金を全額(2億700万円)取り崩しても収入不足となるため、企業会計「新都市整備事業会計」から3億8400万円を繰り入れる。別会計からの繰り入れは開港以来、初めて。
市は「一時的に借りた形」とするが、財政調整基金が底をつき、市債償還費も14年度のピークまで増え続けることから、今後も厳しいやりくりを強いられそうだ。
市債償還費は開港前の計画で決まっており、11年度は、10年度より約2億円多い16億900万円。管理経費などを含む支出全体の71%を占めた。
収入は、着陸料と停留料が計7億2700万円。昨年5月の日本航空(JAL)完全撤退後、スカイマークが増便しており、10年度当初比で1億800万円の増収を見込んだ。11年度に就航を予定するスカイの神戸‐成田線など3路線4便については、反映されていない。
一方、神戸空港島の造成のため発行した市債で、11年度に償還期限を迎える374億円のうち200億円は新たに市債を発行、借り換える。空港島は土地売却が進んでおらず、10年度も同額を借り換えて償還を先延ばししている。
静岡空港の雇用創出は1653人で「波及効果大」、県調査
Souce/静岡新聞社 2月15日http://www.shizushin.com/news/feature/airport/news/20110215000000000025.htm
川勝平太知事が2月14日明らかにした静岡空港の県内経済波及効果245億円は、空港利用客による消費や航空料金のうち県内の売り上げの増加分を積み上げた「直接効果」と、その直接効果が県内の生産に及ぼした「間接効果」を合算した。県は「県内経済に大きな波及効果があることが分かった」としている。
算出の対象は、2009年6月4日の開港から1年間に、空港が県内経済に及ぼした効果。内訳は直接効果が136億7900万円、間接効果が108億7100万円。直接効果が最終的に1・79倍にまで広がったことになる。雇用創出効果は1653人となった。
経済波及効果の分析は静岡大に委託して実施した。昨年9、10月に空港で、利用客や見学客ら3000人を対象に聴き取り調査を実施。利用客や見学客が消費した1人当たりの金額を算出し、さらに部門ごとの県内自給率を掛けて直接効果を割り出した。
静岡空港から出発する利用客が、県内で使った交通費や土産物代、旅行準備のための買い物代などのうち、売り上げ増加につながったのは1人当たり1537円。同様に、到着した利用者は宿泊代なども含め1万4234円、見学者は2452円と算出。これにそれぞれの人数を掛け直接効果をはじき出した。
間接効果は、県の2005年産業連関表に隣接県を加えた7地域間産業連関表を活用。「家計内生化」と呼ばれる経済波及効果の計算では最新の方法も取り入れ、計算したという。
県はこれまでに、経済波及効果とは別に開港後1年間で22億300万円の時間費用短縮効果があったと発表している。
ハワイアン航空、7月に関空-ホノルル線を開設
トラベルビジョン 2月15日 http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=47778
ハワイアン航空(HA)は7月、関空-ホノルル線に就航する計画だ。HAにとっては羽田とソウルに続いてアジアで3路線目となる。
使用機材はボーイング767-300ER型機で、座席数はビジネスクラス18席、エコノミークラス246席。年間では約10万席を運航することになり、さらに総座席数294席のエアバスA330-200型機への大型化も視野に入れている。
HAは、2010年11月に羽田、2011年1月にソウル仁川に就航したばかりだが、HA代表取締役兼CEOのマーク・タンガリー氏は、『羽田就航の反響は我々の当初の予想を遙かに超えるもの』であったとするコメントを発表。関空線については、関西だけでなく日本国内の各都市、中国や韓国などアジアからの乗り継ぎ需要にも期待。国内については、国内線との同日乗り継ぎも容易になる点をアピールしたい考えだ。
尚、HAの旅客総代理店であるグローバルサービスは関西圏に営業拠点を設置していないが、現在営業体制を検討しているところという。また、航空券の販売開始時期は近日中に発表予定だ。
▽HA 関空-ホノルル線運航スケジュール
HA449便 HNL 14時10分発/KIX 18時00分着※翌日
HA450便 KIX 21時30分発/HNL 10時50分着
※HA449便は7月12日から、HA450便は翌13日から
JAL最後のA300-600R型機、3月26日にラストフライト
スポーツニッポン新聞社 2月14日20:13 http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/02/14/kiji/K20110214000245690.html?feature=related
A300-600R
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%90%E3%82%B9A300-600R
会社更生手続き中の日本航空は2月14日、国内線で運航してきたエアバスの中型機A300―600R型の最終フライトを3月26日に実施することを明らかにした。最終便は、羽田発着の地方路線を軸に検討している。
A300―600R型は、燃費性能向上を目指した主翼先端のウイングチップが特色。旧日本エアシステムが1991年に就航させ、ピークには22機が主に羽田と地方を結ぶ路線で活躍した。だが、更生計画の一環で退役が決まった。
3月には引退を記念したツアーも実施する。
A&F Aviation、米GECASからA320型機10機をリース導入
エアバスJAPAN 2月14日 http://www.airbusjapan.com/press-release-details/detail/af-aviationa320/-b6e4e69970/
エアバスは2月14日、今月設立された低コスト航空会社(LCC)のA&FAviation(本社:東京、代表取締役CEO:井上慎一)がエアバスの単通路型機A320を同社の運航機材として選定したことを発表した。
A&F Aviationは、日本を代表する航空会社の全日本空輸株式会社(ANA)と香港を拠点とするファーストイースタン・インベストメントグループによって設立された低コスト航空会社。米航空機リース会社のGEキャピタル・アビエーション・サービス(GECAS)から10機のA320をリースで導入し、2011年度下半期中に関西国際空港を拠点とし運航を開始する。座席数は180席で、エンジンはCFMインターナショナル社製エンジンを搭載。
エアバスのジョン・リーヒー顧客担当最高業務責任者(COO)は、「このたびA&FAviationがA320を選定したことにより、エアバスは過去3ヶ月間で日本市場に大きな功績を2度残すことができました。A320の比類ない運航性能と信頼性が高く評価されてのことです」と語った。「日本で誕生したばかりの航空会社の運航をお手伝いできること、またA&F AviationがA320の新たなオペレーターとなられたことを非常に光栄に思います」と付け加えた。
日本ではANAが1987年に初めてA320を10機発注し、1991年から運航を開始している。
成田空港で中国人女性が出国審査後に乗機せず行方眩ます
asahi.com 2月13日19:07 http://www.asahi.com/national/update/0213/TKY201102130121.html
成田空港第2ターミナルで2月4日、出国審査を済ませた20代の中国人女性が中国・上海行きの航空機に搭乗せず、行方不明になっていることが2月13日、分かった。千葉県警成田空港署は女性を捜している。
同署などによると、女性は1~2年前に研修生として入国したが、受け入れ先の会社は「就業態度が悪い」として受け入れの継続をやめ、帰国させることを決めた。
会社は帰国便に乗せるため、警備員を雇い、出国審査をさせ、制限エリア内に入ったのを見届けたが、その後、搭乗は確認されていないという。
警備員が成田国際空港会社に通報するとともに、ターミナル内を探したが、見つからず、同署に届け出たという。
同署によると、同ターミナルのJR駅の防犯カメラで、よく似た女性が改札を通過する姿が確認されたという。
通常は身分証明書を持った空港関係者や従業員らしか、制限エリア内から戻ることは出来ない。同署などは、女性がどのようにして制限エリアから出たのかなどを調べている。
また中国人かいな!。中国人はホントにろくなことせんなあ。さっさと捕まえて、市中引き回しの刑じゃ!。見せしめにするのじゃ!
生意気な学生向け?、ライアン・エアが動画で「荷物の上手な詰め方」指南
AFP BBNews 2月11日16:48 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2785121/6799932
RYANAIR http://www.ryanair.com/en
問題の動画 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=klNLqDpdYLI
【2月11日AFP】前週、超過手荷物料金の支払いを拒んだベルギー人学生らを機内から追い出したことで話題となったアイルランドの格安航空会社ライアンエア(Ryanair)が10日、ユーチューブ(YouTube)上の、スーツケースの上手な詰め方を指南した動画を紹介した。
同社はホームページ上で、「ベルギー人学生たちへのオンライン・レッスン」なるニュースリリースを発表。「ベルギーの学生グループの危険で許しがたい行為に接した当社は、オンライン・チュートリアルを実施すると同時に、ベルギーの全大学に対し、履修科目に荷物の詰め方も含めるよう要請する」と皮肉たっぷりに述べ、動画へのリンクを掲載した。
動画では、1人の若者が、2週間の休暇に出かける設定で、大量の服などをキャリーバッグの中に手際よく詰め、10キロ内に収めている。
同社の言う「許しがたい行為」は2月5日に発生した。スペイン・カナリア諸島のランサローテ(Lanzarote)発、ベルギー・ブリュッセル(Brussels)行きの飛行機に搭乗しようとしていたベルギー人学生グループの一部が、搭乗ゲートで超過手荷物料金の支払いを求められてこれを拒否。学生と係員の怒鳴り合いに発展したため、警察が駆けつけ、学生約100人に機内から降りるよう命じた。この影響で、同機は3時間遅れで離陸した
どうやらライアンエアの上層部はベルギー人学生団体の行動に相当「お冠」(激怒)のようですね。
ホノルル西方約300Km上空で成田発JAL機が乱気流に遭遇
MSN産経ニュース 2月11日14:03 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110211/dst11021114040014-n1.htm
国土交通省に入った連絡によると、2月11日午前3時半頃(日本時間)、成田発ホノルル行きの日本航空74便ボーイング767-300型が同空港の西約300キロの上空約1万700メートルを飛行中に、突然機体が揺れた。
国交省や日本航空によると、乗客239人、乗員11人のうち、乗客1人が左足、客室乗務員1人が右肘をそれぞれ骨折したほか、乗客2人が軽傷を負った。乱気流に巻き込まれたとの情報もあり、情報収集を急いでいる。
運輸安全委員会は12日、航空事故調査官3人を成田空港に派遣することを決めた。