静岡空港の雇用創出は1653人で「波及効果大」、県調査 | Flight Blogger Nippon 2011 0fficial Blog

静岡空港の雇用創出は1653人で「波及効果大」、県調査

Flight Blogger Nippon 2011 0fficial Blog Flight Blogger Nippon 2011 0fficial Blog

Souce/静岡新聞社 2月15日http://www.shizushin.com/news/feature/airport/news/20110215000000000025.htm


川勝平太知事が2月14日明らかにした静岡空港の県内経済波及効果245億円は、空港利用客による消費や航空料金のうち県内の売り上げの増加分を積み上げた「直接効果」と、その直接効果が県内の生産に及ぼした「間接効果」を合算した。県は「県内経済に大きな波及効果があることが分かった」としている。
 

算出の対象は、2009年6月4日の開港から1年間に、空港が県内経済に及ぼした効果。内訳は直接効果が136億7900万円、間接効果が108億7100万円。直接効果が最終的に1・79倍にまで広がったことになる。雇用創出効果は1653人となった。
 

経済波及効果の分析は静岡大に委託して実施した。昨年9、10月に空港で、利用客や見学客ら3000人を対象に聴き取り調査を実施。利用客や見学客が消費した1人当たりの金額を算出し、さらに部門ごとの県内自給率を掛けて直接効果を割り出した。
 

静岡空港から出発する利用客が、県内で使った交通費や土産物代、旅行準備のための買い物代などのうち、売り上げ増加につながったのは1人当たり1537円。同様に、到着した利用者は宿泊代なども含め1万4234円、見学者は2452円と算出。これにそれぞれの人数を掛け直接効果をはじき出した。
 

間接効果は、県の2005年産業連関表に隣接県を加えた7地域間産業連関表を活用。「家計内生化」と呼ばれる経済波及効果の計算では最新の方法も取り入れ、計算したという。
 

県はこれまでに、経済波及効果とは別に開港後1年間で22億300万円の時間費用短縮効果があったと発表している。